中国ドラマレビュー『蘭陵王』<全46話>キャスト・あらすじ・ネタバレあり・感想つきで紹介【馮紹峰/冯绍峰ウィリアム・フォン】
ご訪問ありがとう。
てこブログへようこそ。
本日は<蘭陵王>を紹介しよう。
わかりますね、みなさん。
はい、てこの好物のイケメンシリーズ😍
加えてこれまた好みの時代劇。
シンプルかつドラマティック👍
華流時代劇はバッドエンドが多いからそこは気になるとこだけど、フォン様が誰かのモノになるのもイヤだから、それはそれで👍
歴史上の実在した蘭陵王が主人公の本作品。
美しすぎて、うっかり目にすると気絶されたりするもんで、仮面をかぶってたっていう噂のお人、蘭陵王。
早速ネタバレだけど、5話で池に落ちた雪舞を「雪舞!」と呼んで池に飛び込むシーンなんて、何度も何度も見ては惚れ惚れ~&嫉妬の歯ぎしり、だった。
てな感じで今回も最後までよろしく!
1.蘭陵王-キャスト-
高長恭(蘭陵王):ウィリアム・フォン
見てくれ!
やばない?
美しすぎで、タメ息しか出ない💕
美しき顔を仮面に隠す不敗の軍神。
戦乱を生き抜くため、乱世を終わらせるため、心を鬼にして戦い続けている設定。
輝かしい戦功と人望が皇太子の嫉妬を買ってしまう。
他の妃には目もくれず雪舞のみを愛すが、嫉妬深い一面も。
ウィリアム・フォンのプロフィール
現代リアル写真もどーぞ💕
よきかな、よきかな😍
中国の俳優
1978年10月7日生まれ
中国・上海 出身
英文名:William Feng
本名:馮威
アイドルとして活動後、2012年に俳優デビュー。
たちまち人気に火がつき、ヒット作に連続出演するなど映画俳優へと変貌を遂げた。
日本でもドラマ「美人心計」「王の後宮」などで人気を博し、その活躍に注目が集まっている。
ちなみに、てこは<宮パレス>で虜に!
中国において男神と称され、中国のみならず香港、台湾などアジア圏にて活動。
楊雪舞:アリエル・リン
巫族と共に深山の村にひっそりと暮らす。
聡明で心優しい性格だが、奇抜な発想の持ち主で薬草や科学に関心が高い。
斉・周両国の戦乱に巻き込まれ、蘭陵王と恋に落ちた雪舞は、祖母が予言した蘭陵王の不吉な未来を変えることを決意する。
アリエル・リンのプロフィール
はい、いつもながら女優さんに関してはサラっと紹介するのみ。
キレイはキレイだけどね、はい、お綺麗です。
台湾を中心として香港などの中華圏芸能界で活動する女優、歌手。
中国語、台湾語、英語、朝鮮語を話す。
1982年10月29日生まれ
中華民国 台北市出身。
英文名:Ariel Lin
本名:林依晨(リン・イーチェン)
2001年、台北捷運新聞の第一回美少女コンテストで優勝し芸能界入り。
「イタズラなKiss〜惡作劇之吻〜」(05)がアジア各国で放送され大きな話題を呼んだ。
その続編(07)、「イタズラな恋愛白書〜In Time With You〜」(11)で台湾版のエミー賞にあたる電視金鐘奨最優秀主演女優賞を受賞。
2015年、実業家の林于超(リン・ユーチャオ)と結婚 。
宇文邕:ダニエル・チャン
まちがいないイケメン。
てこの好みではなかったはずが、いつのまにかかっこよく見えるマジック。
知勇兼備の覇者。
天下を統一に闘志を燃やし、その大きな壁となる蘭陵王と激しくぶつかり合う。
すべては周の繁栄のために利己的な行動をしてきた宇文邕だったが、雪舞と出会い、次第に心を動かされていく。
はい、きたよ、セオリーの三角関係、もとい、四角関係か。
主人公カップルはそれぞれモテモテ設定が多い。
横恋慕する女は嫉妬深くて欲深い設定。
で、最後に胸がすっとする下克上タイムをみんな楽しみに待っている。
ダニエル・チャンプロフィール
香港の歌手、俳優。
1975年9月3日生まれ
香港政庁出身
英文名:Daniel Chan Hiu-tung
本名:陳卓揚
愛称は東東(トントン)。
香港音楽界の超人気アイドルグループ「打開天空」を経て俳優活動をスタート。
端正なルックスで人気を呼び、歌手・俳優いずれの評価も高い。
近年は中国内地のドラマにも出演し、活動の場を広げている。
現在はユニセフ親善大使として支援活動も行っている。
2014年、結婚。
代表作
2007年 『聊齋奇女子』顧相如 役
2011年 『王子様の条件〜Queen Loves Diamonds〜』
イェン・カイミン(AGグループ総裁) 役
2013年 『愛情急整室〜Love SOS』韓天宇(診療所の代理院長) 役
韓暁冬 : ウェイ・チェンシャン
どう?なかなかじゃね?
今回のNewカマーなイケメンボーイ💕
貧しさゆえに、詐欺や盗みを働いて生計をたてていたが、雪舞の誠実さに触れ、雪舞を一心に見守り続けることを決める設定。
またまたネタバレだけど、本作でてこが一番号泣したシーン。
38話<悲しい別れ>はい、お分かりですね?
彼は密かに雪舞に淡い恋心を抱いてて、でも横恋慕する気など毛頭なくて、愚直に愛を貫くのだ。
そう、雪舞を守って死んじゃうのよね、雪舞の幸せを願って。
あ~切ない、切なすぎる。
ウェイ・チェンシャンのプロフィール
中国の俳優
1987年4月1日生まれ
上海出身
英文名:Shawn Wei
2009年俳優デビュー以降、映画やドラマなどへの出演が続く。
今後の活躍が期待される若手俳優の一人。
代表作
2013年 『愛のばんそうこう』鐘一凡(鐘可可の兄) 役
2014年 『愛的婦産科』陶騰(産婦人科の副主任) 役
2014年 『新濟公活佛』賽子都 役
2014年 『鹿鼎記 ロイヤル・トランプ』康熙 役
2015年 『美麗的秘密』程偉峰 役
2. 蘭陵王-あらすじ-
奥深い山村(白山村)で穏やかな毎日を過ごしていた楊雪舞(アリエル・リン)は、村一番の美女で朗らかな性格である一方、固定観念を打ち破る独特な発想力をフルに生かして薬草や科学の知識を取得する、という積極的な面を合わせ持つ。
とある日、湯気が立ち込めている美しい温泉で高長恭(ウィリアム・フォン)という名の男性と運命の出会いを果たし、仲を深めていく楊雪舞。
いくら美しすぎる美男子設定でも、「キレイなお姉さん」って間違うのはな…無茶な設定だと思う。(華流あるあるのひとつ)
だが、高長恭は白山村の老巫女が10数年前に予言した不吉な運命を呼び寄せる男性だった…。
高長恭の事を一途に愛したとしても、高長恭は1年以内に死亡する運命にある、という衝撃的な事実を突きつけられた楊雪舞。
しかし、人並み外れた発想力を持つ楊雪舞は、自身の力で悲劇的な運命を断ち切るため、故郷の白山村を飛び出し、高長恭と一緒に誰も予想できない未来を切り開いていく事を決意する…。
結構単純なイベントなのにも関わらず、あっさりと玉飾りを雪舞に預けた後は(これも華流時代劇あるあるのひとつ)もうひたすらに雪舞を愛し続ける設定。
で、女の方は男女関係に疎くて男の気持ちに気付かない鈍感設定(これも華流時代劇あるある)
悔しい…
斉と周が天下争いを繰り広げるなか、蘭陵王はその勇敢で柔和な人柄から、兵士や民のみならず皇帝からも厚い信頼を受けていた。
皇太子・高緯( ジャイ・ティエンリン )はそんな蘭陵王に嫉妬心を募らせ、彼を陥れる策略をたてていた。
主人公を最後まで困らせる役割の皇太子。
迫真の演技でクズの極みを熱演。
一方、斉の敵国・周では少主・宇文邕( ダニエル・チャン )が宿敵・蘭陵王を葬り、天女(雪舞)を得て天下を得ようともくろんでいた……。
クズの皇太子と対照的にかなり賢い斉の皇帝。
蘭陵王の恋敵だが、愛する女に命を賭ける男がここにもいた。
3.蘭陵王-見どころポイント-
その1: 蘭陵王とは誰か?
蘭陵王は実在する人物、名前は高長恭。(541年〜573年)
南北朝時代、神武帝 高歓の孫で,文襄帝 高澄の第四子。
一説には、中国四大美男子の一人と言われる。
あまりにも美男子だったので、兵達が見惚れて士気が上がらず、敵に侮られるのを恐れ、必ず仮面をかぶって出陣してたらしい。
作中では、心優しく人を殺したくない蘭陵王が、仮面をかぶることで戦争モードに入れる、と言ってた。
そう、本当に美しかった。
仮面姿も美しかった。
高殷が即位し蘭陵郡王となる。
564年、邙山の戦いでたった500の騎兵で、金墉を救ったことが有名になり、後に彼の邙山の戦いでの様子を表現した 『蘭陵王入陣曲』 という曲まで生まれた。
農民たちの苦悩を理解し、兵士たちを思いやる人で、人々から愛されていた。
573年,皇帝となった高緯に妬まれ、たった33歳という若さで自害させられる。
毒杯を飲むシーン、愚直な忠誠心、潔くて、しかも相変わらずかっこよくて、泣けた。
(でも、こんな浅い回であっさり死ぬワケないよな、とか思ったり)
その2:恋のゆくえ、そしてイケメンたち
『蘭陵王』は楊雪舞と高長恭の恋仲の行方を描く作品ではあるが、2人の関係に割って入ろうとする宇文邕(ダニエル・チャン)の活躍も本作の大きな見どころ。
ただひたすらに天下統一を目指していた宇文邕は、後の蘭陵王・高長恭をこの世から葬り去る事を計画してたのだが、穏やかな性格の美女・楊雪舞に一目惚れする事で、自身の生き方を見つめ直し、自分勝手な性格からの脱却を図ろうとするわけで。
宿敵・高長恭の命を狙う立場でありながら、高長恭と恋仲にある楊雪舞の事を好きになる、という複雑な状況に置かれてしまう宇文邕の気持ちが揺れ動く様子に注目してほしい。
はじめはタイプじゃなかったのに、強いだけじゃなくて賢いし、男気もあるしで、とにかく切なくて、あっさり惚れた(笑)。
しかも、結構早い段階で死亡フラグ立ってたから、死ぬんじゃないかってもう心配して見てた。
はい、ここからはイケメンシリーズ。
画像どんすか貼っちゃうよ!
高緯 ジャイ・ティェンリン[翟天臨]
楊士深 リー・ドンハン[李東翰]
韓暁冬 ウェイ・チェンシャン[魏千翔]
安徳王 ジョージ・フー[胡宇威]
どや?
見事なイケメンぶりやろ?
ささやかなマインドケアをお届けできたかな?
とにもかくにもイケメン揃い、あなたを心の底から癒してくれるはず…
4.蘭陵王-全46話あらすじ-
1話:巫女の予言
魏晋南北朝末期・戦乱の中、美しい白山村。ここに住む巫女・林̪氏は、天女の血を受け継ぐ孫の雪舞と、斉の蘭陵王との不吉な運命を予見する。10年後、美しい娘に成長した雪舞は、祖母の言いつけを破り村から抜け出す。そして湯気の立ちこめる美しい温泉で運命の男性・蘭陵王と出会う。
2話:芽生えた愛
温泉で出会った男、蘭陵王の馬の世話をするため彼を村へ連れて帰る。雪舞の優しさに触れた蘭陵王は、成人の儀で誰からも帯を受け取ってもらえず村人から嘲笑される雪舞をかばい帯を受け取る。しかしそれを見た祖母は激怒し、これ以上親密にならないよう雪舞の釘をさすのだが。
3話:仕組まれた罠
蘭陵王が忘れた軍神の仮面を届けるため村を出た雪舞は、韓暁冬に騙されて闇娼館に売られてしまう。一方、蘭陵王は周の罠にはまり捕えられた腹心の須達を救い出すため、雪舞のいる闇娼館に協力者を求めにやってきた。女を買いに来たと傷つく雪舞だったが。
4話:女媧廟の誓い
蘭陵王の「新婚行列」は周の尉遅迥に疑われるが、女媧廟で蘭陵王と雪舞が結婚の誓いを立て難を逃れる。別れ際に渡された玉飾りを見て彼が蘭陵王だと気づいた雪舞は、その危機を救うために引き返す。須達を処刑台から助けるも厳重な封鎖に追いつめられる蘭陵王。間一髪で脱出するが。
5話:別れの時
雪舞は 尉遅迥に捕えられ、河の上から落とされ溺れかけたその時、蘭陵王に救われる。蘭陵王と別れを惜しみながら斉の軍営を後にした雪舞は、一晩を過ごすために再び闇娼館を訪れる。そこには息絶えた闇娼館の夫婦と瀕死の青年が。せつぶ雪舞は追ってから逃れ青年を連れてとある村へ向かう。
6話:疫病の危機
蘭絽王率いる斉軍は、疫病が蔓延する雪舞の村を焼き払うと宣言。雪舞は非情な言動に傷つくが、知恵を絞って疫病を消し去ることに成功する。だが安心したのも束の間、蘭陵王は雪舞が救った阿怪を周の間謀と確信し処刑を決める。必死に阿怪を庇う雪舞だったが。
7話:雪舞の決意
周軍の毒矢を受けて衰弱する蘭陵王を見た斉の皇太子・高緯は、蘭陵王の努力を抑える好機と判断し、自ら洛陽防衛の指揮を執るべく兵を奪う。責任を感じた雪舞は解毒薬を手に入れるため暁冬と共に周に乗り込むことを決めるのだが。
8話:復活した周の皇子
周軍の厳重な警備で解毒薬を手にいれることが出来ない雪舞は、自ら毒草を服薬し宇文邕が口移しで飲ませた解毒薬を手巾に含ませることに成功。一方斉を攻める宇文邕は高緯率いる斉軍を打ち破り洛陽城に追い込む。
9話:洛陽城の奇跡
周の大軍は斉軍が立てこもった洛陽城を完全に包囲し、もはや周の勝利に見えた。洛陽城が攻め入れられようという時、軍神の面をかぶった蘭陵王が現れ、わずか500騎で10万の大軍を撃退する。なんとか周軍から逃げ出した雪舞は蘭陵王と再会を果たし、彼の幼少期の家で一晩を共にする。
10話:忘れ得ぬ夢
かけがえのないひと時を過ごした雪舞と蘭陵王。しかしその晩、雪舞は祖母の予言を夢に見る。蘭陵王の運命の相手は自分ではないと知った雪舞は、蘭陵王と距離をおいてしまう。一方高緯は屈辱と嫉妬の念をつのらせていた。
11話:各国の内紛
周の大宰相・宇文護の邪魔で勝利を逃した宇文邕は、宇文護を監視すべく女人を贈呈する計略を立てていた。宇文護もまた宇文邕に強い警戒心を抱く一方、斉では、蘭陵王と秘策を授けた雪舞が皇帝の称賛を浴びていた。
12話:蘭陵王の妃選び
皇帝の命には逆らえず、蘭陵王は妃選びを開始。雪舞は蘭陵王を想いながらも、蘭陵王の運命の相手・鄭児を意識し、これ以上傷つく前に白山村へ帰りたいと思うのだった。しかし、妃選びの場に本当の鄭児という娘が現れ、雪舞は動揺を隠しきれないまま妃選びの会に参加する。
13話:忍び寄る魔の手
蘭陵王を陥れようと企む皇后と祖挺は、蘭陵王の心を得たいと願う鄭児を利用し罠を賭ける。雪舞の危機を予知した祖母は帰村を命じ、雪舞は蘭陵王への想いを断ち切れぬまま宮廷を去ることを決心する。雪舞を守り切れないと悟った蘭陵王もまた別れを覚悟していた。
14話:運命の分かれ道
悲しみに暮れ宮廷を去った雪舞は祖母と再会し、共に白山村で暮らすことを決める。道中、蘭陵王が無実の罪で牢に入れられたことを知り、苦悩の末に祖母に永遠の別れを告げ蘭陵王の元に戻るのだった。雪舞の機転で蘭陵王の罪は晴れ、祖挺は厳しい処罰を受け胡皇后は皇后を廃される。
15話:再び周へ
蘭陵王の妃に決まった雪舞は、別れた祖母が気がかりで心から喜べずにいた。雪舞と蘭陵王は気晴らしのため外出するが、些細なことで口論になり別行動をとる。その際に雪舞は周兵に連れ去られてしまう。目を覚ました雪舞が観たのは、姪の宇文貞を助けて欲しいと懇願する宇文邕だった。
16話:天女の治療
周に来た雪舞は、奇病に苦しむ宇文貞の治療に励んでいた。そんな雪舞を密かに蘭陵王が見守っていた。宮中では、宇文護が謀反に向け動き出し、宇文邕の腹心、尉遅迥を死に至らしめる。ある晩、宇文邕の手先の玉兎は、宇文護が宇文邕に毒を盛る計略を知ってしまう。
17話:謀反の結末
宮中の異変を悟った蘭陵王は一刻も早く逃げようとするが、雪舞が逃げ遅れてしまう。宇文護の計略は成功したかに思えたが、すべては宇文邕の筋書き通り。謀反を起こした宇文護は逮捕される。宇文邕は雪舞を周に留めたいと願うが、雪舞を見て二人を開放。蘭陵王は斉との停戦を約束する。
18話:停戦と仏寺建立
斉に戻った蘭陵王は、周との停戦協議書を皇帝に献上し称賛を受ける。面白くない高緯は、貧困に苦しむ民を思い反対する蘭陵王を制し仏寺建立案を押し通す。宮中では蘭陵王と雪舞の婚礼準備が進む一方、追放され官奴となった鄭児は、地獄のような仏寺建立の現場で働かされ。
19話:二度目の婚礼
婚儀当日、親類のいない雪舞は皇太后の祝福の元、煩わしいしきたりを省いた愛に満ちた婚礼を挙げる。その前夜、何とか脱走した鄭児が蘭陵王府に保護されていた。幸せそうな蘭陵王と雪舞の婚儀の様子を陰から見つめる鄭児は、雪舞から蘭陵王を奪うことを心に誓う。
20話:招かれざる客
幸せな生活を送る雪舞と蘭陵王だったが、突然蘭陵王府にやってきた道士が「蘭陵王が妾を娶らないと災いが起こる」と予言し、不安にさせる。一方、城外では宇文邕の策で民が次々と周へ流れていた。
21話:鄭児の思惑
財政問題に頭を悩ませる蘭陵王と、傷兵村へ通う雪舞は会えない時間が増えていた。その隙を狙い蘭陵王の心を得ようとする鄭児は、雪舞に忠実な韓暁冬を邪魔に感じるように。ある日、鄭児は暁冬を陥れることに成功する。暁冬は雪舞を守るため蘭陵王府を去っていく。
22話:すれ違う心
雪舞を心配した皇太后は、鄭児を嫁がせて蘭陵王から離れさせようとするが、追いつめられた鄭児が手を加えた薬膳を飲み倒れてしまう。屋敷に戻った蘭陵王は、皇太后を粗略にしたとして雪舞を激しく叱責する。翌日、雪舞は謝罪の意を込めて手料理をふるまって待つのだが。
23話:皇太后の一計
蘭陵王が鄭児と共に夜遅く帰宅し、玉瑛を受け取るのを目撃した雪舞は蘭陵王と大喧嘩。事の深刻さを察知した皇太后は、雪舞に風邪を装い蘭陵王の心を掴むように勧める。蘭陵王は病の雪舞を心から心配し、鄭児を嫁に出すことを皇太后に約束する。
24話:馬賊討伐
蘭陵王は皇帝から残忍な略奪を繰り返す馬賊討伐を命じられる。雪舞は蘭陵王が鄭児を連れて行くことに傷つき、彼を追及してしまう。蘭陵王も自分を信じない雪舞に怒りをぶつけ旅立つ。落ち込む雪舞だったが、皇太子の企みで安徳王が援護に行けないことを知る。
25話:鄭児の罠
密かに鄭児から救出の協力を頼まれた雪舞は、不審に思いながらも馬賊のアジトに潜入した鄭児の合図をもとに火薬を爆破する。しかし、それにより馬賊を逃した蘭陵王は雪舞を責め、さらに馬賊に傷つけられた鄭児を娶ると宣言する。雪舞は絶望しその場を去っていく。
26話:暴かれる悪事
真相を確かめるため、蘭陵王は馬賊の名を使って鄭児を森の中へ呼び出し、鄭児の悪事と雪舞の潔白さを悟る。雪舞が馬賊に連れ去られたことを知った蘭陵王は、鄭児を許さず、雪舞の救出に向かう。同じ頃、闇市場で売られようとしている雪舞をすんでのところで宇文邕が救い出す。
27話:悲しい帰郷
宇文邕は衰弱した雪舞の為に薬草を採取し、彼女の命を救う。回復した雪舞は宇文邕と共に白山村へ帰るが、そこで見たのは荒れ果てた村に佇む祖母の墓だった。宇文邕は悲しみに打ちひしがれる雪舞を励まし、周へ連れて行こうとする。
28話:不吉な赤い星
雪舞と蘭陵王は互いの信頼を取り戻すが、馬賊たちを焼殺しようとする皇緯と揉め不和を深めてしまう。さらに皇帝が高緯の残忍な行為を叱責し、皇太子に与えるべき璋玉を蘭陵王に預けたことに高緯は激怒する。その夜、煌々と輝く不吉な赤い星にただならぬ不安を感じた雪舞は。
29話:祖挺の陰謀
蘭陵王を案ずる段韶や安徳王らの勧めもあり、蘭陵王は雪舞と共にしばらく生家で過ごすことを決める。しかし、その間にも宮廷では高緯の計らいで牢から出た祖挺の陰謀が動き始めていた。
30話:皇帝の死
皇帝は高緯が功を焦り官位を売っていたことに激怒し、蘭陵王を引き合いに高緯を叱責。皇帝が蘭陵王に譲位することを恐れた高緯は鄭児の皇帝暗殺の策に従う。高緯が毒酒を飲ませようとしていることにき気付いた皇帝は、「蘭陵王に譲位する」と叫ぶ。理性を失った高緯は。
31話:新皇帝の誕生
皇帝が高緯に譲位しようとしていたことを知った祖挺は、慌てて高緯のもととへ駆け入るが皇帝は息絶えた後だった。新皇帝となった高緯は、真相究明を避けるために皇太后を暗殺。皇帝と皇太后の崩御を知った蘭陵王と雪舞は悲痛の想いで宮廷に戻る。
32話:鄭児から小燐へ
高緯に助けられた鄭児は、罪人の為宮廷で隠れて暮らすしかないことに不満を募らせていた。そこで親友の宮女・小燐を毒殺する。小燐という新たな身分を手に入れ、高緯から妃に娶られた鄭児は体調不良を訴え、雪舞に看病させる。
33話:新皇帝の暴政
高緯は蘭陵王を孤立させるべく段韶と魁律光遠方に転任させる。さらに蘭陵王の忠告に反し皇后に冊立した小燐のために仙都苑建設を決める。建設が遅いと高緯は、蘭陵王に彼の軍隊を建設現場に差し出すことを決めるが、蘭陵王はそれに反対。高緯に人質を取られた兵士を守るため兵権を手放す。
34話:斉の悲劇
蘭陵王と雪舞を呼び出した小燐は、残忍な囚人遊びを見せる。蘭陵王が小燐を諫め立派な皇后になるよう進言すると、小燐は代わりに雪舞の命を要求。激怒する蘭陵王は雪舞を命懸けで守ると誓うが、小燐は2人を引き裂く策を用意していた。
35話:高緯の願い
小燐の企みで皇帝に娶られることになった雪舞が、婚儀の壇上で自決しようとしたその時、蘭陵王が放水を要求された水役人と共に入ってくる。恵みの雨も降りだし、民衆は蘭陵王こそ天子!と叫び蘭陵王を称える。蘭陵王と2人きりの高緯は、良い皇帝になるよう懇願する蘭陵王に。
36話:蘭陵王の死
死を覚悟した蘭陵王は、決意を打ち明けぬまま最後の時を雪舞と過ごす。彼女を守るため、眠り薬を飲ませ暁冬に護衛させる。皇帝と皇后がやってくると、蘭陵王は恐れる事なく潔く差し出された毒酒を賜り倒れる。雪舞が逃げたことを知った小燐は、蘭陵王の墓を築きおびき出そうとして。
37話:傷心
雪舞は祖挺に追われ崖から墜落するが、阿文母子に助けられる。目を覚まし蘭陵王の死を知った雪舞は悲しみに暮れ後を追おうとするが、妊娠していることを知り思いとどまる。一方、雪舞とはぐれた暁冬は蘭陵王から預かった手紙を宇文邕に届ける。
38話:悲しい別れ
見張り兵の目を逸らし蘭陵王の墓参りに来た雪舞は、蘭陵王への想いが溢れその場から立ち去れずにいた。そこへ小燐は雪舞を捕え殺そうとするが、間一髪のところで駆け付けた宇文邕が雪舞を救い出す。雪舞を執拗に追う小燐の前に暁冬が立ちはだかり、自らを盾に雪舞を守るのだが。
39話:隠された真実
雪舞は周の妃に冊立しようとする宇文邕に困惑するが、蘭陵王が宇文邕に託した手紙を見ると、涙を流して感謝し申し出を受け入れる。一方、小燐は高緯の目を盗み、宮中を抜け出しては穴蔵へ通っていた。そこには小燐が細工をした毒酒を飲んで仮死状態となった蘭陵王が幽閉されていた。
40話:小燐の悲劇
宇文邕は妃になった雪舞を寵愛し、朝廷にも彼女を伴い国政の意見を求めるようになっていた。それを面白く思わない阿史那皇后は雪舞に反感を募らせる。仮死状態から目覚めた蘭陵王は、宮廷を出て2人で暮らすという小燐の希望に答える素振りを見せるが。
41話:狙われた2つの命
小燐は蘭陵王を助けたことが高緯に発覚するのを恐れ仕方なく蘭陵王を見逃す。宮廷を出た蘭陵王はその身分を捨てて、周に潜伏し雪舞の状況を探り始める。その頃周では、嫉妬心にかられた皇后が、出産をまじかに控えた雪舞に刺客を手配していた。
42話:仮面の義士
朝廷の暴政に苦しむ斉では、民衆を助け官兵と戦う仮面の義士が頻出。皇帝の命で仮面の義士と戦った安徳王はそれが蘭陵王であると知り仲間に加わる。雪舞は宮中の争うを避け、小さな村で息子・平安と共に暮らし始める。
43話:白い帯の謎
雪舞は盗人から荷物を取り返してくれた仮面の義士に不思議な 親近感を覚える。更に彼が落とした白い帯をみた雪舞は。一方、斉では祖挺が仮面の義士を捕えようと大軍を率いていた。祖挺の罠に気付いた雪舞は仮面の義士に伝えようとするが、助けに来た宇文邕と共に捕えられてしまう。
44話:涙の再会
祖挺は雪舞を気絶させ、宇文邕に毒酒を飲ませる。そこへ駆けつけた仮面の義士が2人を救う。蘭陵王が生きていた事を知った宇文邕は彼に怒りをぶつける。揚士深を白状させて真実を知った雪舞は、仮面の義士に顔を見せてほしいと頼む。蘭陵王は仮面を取り雪舞と再会を果たす。
45話:滅びゆく斉
宇文邕率いる周軍が平陽に攻め入っても、高緯は臣下の言葉に耳を傾けず、小燐の化粧を待つ間に出兵の機会を逃してしまう。段韶たちは激昇。逆上した高緯は魁律光を弓で絞殺し、段韶を拘束する。段韶が公開処刑されることを知った蘭陵王は死を覚悟して助けに向かう。
46話:最後の決戦
民の為に蘭陵王を守ると誓った雪舞は、仮面の義士を装い小燐を捕える。駆け付けた蘭陵王が小燐を殺そうとしたその時、背後に高緯が現れ2本の矢を放ち、1本は雪舞に、1本は小燐に命中。高緯は小燐を抱きしめ、自ら毒を飲み自害する。雪舞は蘭陵王の腕の中で次第に弱っていくが。
5.蘭陵王-てこが見た感想-
まぁまぁ、いろいろとつっこみどころ満載だけど、結論として蘭陵王が圧倒的にかっこいいからすべて許される(てこ基準)
つっこみ、その1: 皇太后(蘭陵王の祖母)のことを雪舞が気軽に姥姥と呼ぶ? 問題( 皇帝のお母さまである皇太后におばあちゃんなんて言ったらそれだけで殺されるんじゃね?)
その2: 雪舞が賤民村で障害のある民が自分たちで農業ができるよう指導していた事実、結局蘭陵王知らないまま?問題 (夫のためにこんなに頑張っていたこと、蘭陵王は知らないままなんじゃね?と思ったらなんかやりきれねー)
その3: 皇太后は喧嘩している雪舞と蘭陵王の仲直りを計るが、結局それが原因でさらに喧嘩は悪化? 問題( 仮病がバレて、余計に蘭陵王は怒っちゃうんだけど。 この仲直り作戦失敗してしまう役、別に皇太后じゃなくても良かったんじゃないかと)
その他、 皇太后、あっけなく殺される… 問題
医術はないと言っていた雪舞が後半はすごい知識あった …問題
雪舞、硫黄多用しすぎ …問題
妊婦になった雪舞の異常な生命力 …問題
トドメ刺さなすぎ & もっとうまく殺せた …問題
雪舞、異常な生命力だったのに、矢一本で死んじゃう…問題
と、数え上げればきりがないほどのつっこみどころ。
でも、しつこいけど、蘭陵王がかっこ良すぎで最後は全て許せる
で、歴史上では短命だったけど作中では未来を感じさせる終わり方だったとこにセンスを感じた。
とにかくとにかく、「かっこよかった」これに尽きる!!!