中国ドラマレビュー『独狐加羅~皇后の願い~』(原題・独狐天下)愛のない婚姻から運命を変える愛へ~独鈷ぱぱ【黄文豪ホァン・ウェンハオ】のイケオジっぷりに一献捧げたい”てこ監修イケメン備忘録”は【独鈷ぱぱ&シュー・ジェンシー徐正溪】【鄒廷威ゾウ・ティンウェイ】【應昊茗イン・ハオミン】【張丹峰チャン・ダンフォン】キャスト情報・あらすじ・感想※ネタバレあり

2022年7月27日

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今日は『独鈷加羅~皇后の願い~』を紹介するよ。

ファースト男は楊堅よう・けん・・・チャン・ダンフォン[張丹峰]

「花千骨』に出てた時は若干野暮ったさを感じたが、一年であか抜けたのか?筋トレとかしたのか?しぼれた感じもあり、かなりイケメンに見える。
てこ好みじゃないけど。

セカンド男は宇文邕うぶん・よう・・・イン・ハオミン[應昊茗]
んー、微妙、、、笑

ヒロインは独孤伽羅どっこ・から・・・フー・ビンチン[胡冰卿]
「皇帝と私の秘密」でもかなりウザめだったけど、本作も前半のテンションがかなりウザい。
ストーリーが進むと共に落ち着いてくるあたり、ヒロインの内外の成長を感じさせる、実は演技派の彼女だという発見。

この3人が主軸、、、けっこうキツいメンバー構成。
辛いながらも見れたのは段宏さん、、、じゃなかった宇文護うぶん・ご・・・シュー・ジェンシー[徐正溪] 独鈷ぱぱのおかげ💖
この二人がいなくなってからはマジつらくて早送りぽちっとな。
曼陀ねえさんの出番もほんと多くて(主役級)萎えた。
まぁでもそこそこイケメンもいるけどね。

だが中国歴史好きのてこ、なかでもかなりドラマチックな南北朝時代、北魏→西魏→北周→隋→唐とわずか数十年で大きく揺れ動いた時代を描いてる訳で。
北周と言えば「蘭陵王」宇文邕ダニエル・チャンを思い出したり、
北周と戦ってた斉のクズの極み皇帝の高緯を陸貞「後宮の涙」が育てた、って言ってたな、
とか隋といえば「MULAN」「隋唐演義」を思い出し、伽羅がこんなんなっちゃった、
とか伽羅の息子が中国史上最悪の皇帝(煬帝・伽羅の次男)になっちゃうんだよね、
とか李淵(曼陀ねえさんの息子)って唐の初代だよな、
とかそういえば李世民役って孟珏(雲中歌)だったよな、
とか何かと繋がりがあってやめたくても止められない”かっぱえびせん効果”で最後までがんばった。

てな感じではじめるよ、最後までよろしく!

独鈷伽羅ってどんなドラマなん?

強く美しき独鈷3姉妹が独鈷の天下の要。
独鈷家の3姉妹それぞれが皇后に上り詰める様を描いた時代劇。

左から般若ねえさん・伽羅・曼陀ねえさん

般若ねえさん→北周王后(死後、559年に皇后に追尊)
伽羅→隋皇后
曼陀ねえさん→唐皇后(死後、息子の李淵が唐の初代皇帝となって亡き父李昞に帝号を贈り、母を皇后とした)

生きてるうちに皇后になったのは伽羅だけだけど、改めて書いてみると独鈷家最強だよね。
だからドラマタイトルは原題通りの「独孤天下」で良かったのでは?

大筋は
①伽羅は愛する男(セカンド宇文邕)とは結ばれず、曼陀ねえさんの許婚(ファースト楊堅)と愛のない結婚をするも、お互い歩み寄りながら愛を育んでゆく。

おてんばだった伽羅が夫を皇帝にしてゆく内助の功。
驚きが隋の時代にして一夫一妻を貫く鬼嫁。
楊堅が側室を持つことも、そして自分以外の女性に子どもを産ませることも禁じ、家臣にも同様の厳格さを求めたらしいよ(史実)。
おかげで楊堅、皇帝なのに家出とかしてたな。

②セカンド宇文邕の切ない一途な愛(楊堅も前半、曼陀ねえさんを一途に愛してるけど、楊堅が愚かすぎで全く切なくない件・笑)

③曼陀ねえさんの数々の悪だくみ

④悪人でありながら一途に般若を愛した宇文護の姿(般若は宇文毓と結婚)

とこんな感じのみどころ

断たれた縁・涙

宇文邕が伽羅を助けるために出家した様子↑
ズラはもう少しどうにかすべきでは?頭長くね?
病弱キャラで優男風に見えつつも、実は芯があって精神的に強い男設定。
そう、宇文邕はできる男なんだよ、強敵・宇文護をやっつけるんだから。

左からファースト楊堅・段宏さん宇文護♡・セカンド宇文邕

やっぱり段宏さん宇文護独り勝ち💖
伽羅のお相手ならもっと出番があっただろうけど、伽羅のこと好きになっちゃうサードなら、まず心穏やかに見れなかったはず。
宇文護をもっと見たいという渇望が活力になる反応。
この反応を”シュージェンシー・カタルシス効果”と呼ぶ。
般若ねえさんは、なかなかかっこよく嫌悪感なく見れた女優さんなので、宇文護のお相手としてまあまあ許せた。

このドラマ、いろんなカップリングがあるんだけど、
伽羅&楊堅、伽羅&宇文邕、般若&宇文護、般若&宇文毓、曼陀&楊堅 etc,,,
一番しっくりきたのが般若&宇文毓ってのが意外だが、逆にこのドラマの神髄であるやも。
一番ぶれない男=宇文毓だったから。(てこが一番応援してた、幸せになってほしかった人、懐も深かった)

独鈷伽羅イケメン備忘録

イケオジ💖独鈷パパ ホァン・ウェンハオ黄文豪

独孤ぱぱこと独孤信は、超イケメン!だったそう(史実)なので、ドラマに登場する3人のように、おそらく実在した3姉妹もきっと美人(のはず!)。
3姉妹とは言うが、般若が長女、曼陀が4女、伽羅は7女と、少し歳の離れた姉妹だったよう。
本作でもイケオジっぷりに💕

どや?かなりイケてるよね?
「宮廷の諍い女」もチェン・ジェンビンじゃなかったら、もっと楽しく見れたのに。
こんなイケオジ皇帝なら果郡王と浮気なぞせん!
「三国志Three Kingdoms」もチェン・ジェンビンじゃなかったら、もっとよかったのに。(いい役者ではあります、すんまそん・ぺこり)
ピーターホー(呂布役)亡き後、諸葛亮が出るまでけっこう辛かったしな。
唯一の萌えポジは若き日のニエ・ユエン(趙雲役)だった・笑

これから先見るドラマのおじさん枠は全て独鈷ぱぱが演じて欲しい(熱望)

独鈷パパ死ぬシーンは涙涙、号泣カタルシスゲット。
カッコ良すぎ。
てこより年上!おどろき

シュー・ジェンシー徐正溪

段宏さん(しつこい・笑)じゃなくて宇文護。

シュー・ジェンシー徐正溪

興奮して感情が高ぶると片眼が青くなるとかてこが喜ぶ設定まであり、段宏さんの時より更にイケメン度UP。もうもう、文句なしのイケメン💕

勝ち誇った時に腰に手を当てる宇文護。
中国では【叉腰大師】と呼ばれてイジられたとか。
徹底的な悪役なんだけど、愛した般若に対してはずっと一途で彼女の死後もその妹である伽羅に対しては配慮するという変に義理堅い魅力的なキャラ。

史実では邕の30歳年上、毓の21歳年上、堅の28歳年上。
あえてここに見目麗しい徐正溪をキャスティングしたことを大いに褒めたい!

どこをどう見てもイケメン💕
完璧なるイケメン💕

独鈷伽羅イケメンランキング

第4位
ファースト楊堅
張丹峰(チャン・ダンフォン)
1981年4月1日生まれ

第3位
セカンド宇文邕
應昊茗(イン・ハオミン)
1986年6月25日生まれ

第2位
般若の夫、宇文毓
鄒廷威(ゾウ・ティンウェイ)
1984年6月19日生まれ

第1位
般若の恋人
徐正溪(シュー・ジェンシー)
1985年5月5日生まれ

独鈷伽羅てこが見た感想

ずばり、このドラマの弱点は、曼陀ねえさんの出番の多さである。
キャラクターも濃ゆいので、胸やけする。
この先どんなキャラを演じても”曼陀ねえさん”から抜け出すことは不可能では?と思うほど濃ゆかった。
加えて、夫の李昞のキャラも濃ゆかった。
ある意味、似合いのメオト。
下手すりゃ”曼陀ねえさんストーリー”

そしてこのドラマで忘れてはいけないのが、陸貞。
「後宮の涙」では歴史上評判の良くない陸貞を真逆のイメージで描いてたが、それに対するアンサードラマとしての補足がある。
なぜ、「後宮の涙」ではあんなに健気で立派だったヒロインが歴史上は悪人として名を残しているのか・・・そのへんが良く分かったね、ふむふむ。