韓流ドラマ『哲仁王后』ドラマレビュー:本家『太子妃狂想曲』とどう違う?【キム・ジョンヒョン】【ナ・イヌ】キャスト情報・あらすじ・感想※ネタバレあり

2022年8月22日

ご訪問ありがとう、てこブログへようこそ。
 
今日は、韓流ドラマ『哲仁王后』ドラマレビュー:本家『太子妃狂想曲』とどう違う?
を紹介するよ。
 
このドラマは、中国ドラマ『太子妃狂想曲』をリメイクした物である。
どう違う?もなにも肝心の太子妃〜をレビューしておらんかった。(いつか書く・宣誓)
しかし、そこは置いといても最近、ぃや今までの韓流ドラマでもベスト5には間違いなく入るんじゃないだろうか、
と言うほどの面白さであった。
何度も声をあげて笑ったし、泣きもした。(1回だけだけども)
てことしては本家の太子妃よりも面白かった気がする。(小声)
 
ちなみにどこで見たかって言うと
RakutenVikiで見れるけど、VikiPassに入らないと3話以降は見れない。
600円くらいだったかなぁ。(たぶん)
ビール1杯分我慢すれば見れるね。(我慢しないけど)
 
ってな感じで始めるよ、最後までよろしく!

哲仁王后ってどんなドラマなん?

大筋は@太子妃〜と同じで、現代の男がプールに落ちて古代の女に魂だけ乗り移る。
 
太子妃では南夏という架空の時代だった。
しかも侍女が”中国”という国名さえ知らんかった気がするので随分前(唐時代624より前)と考えられる。
”齊晟”という皇帝の名前はどう調べてもいない、だから架空だ。
 
で、本作はもうばっちり”哲仁”(チョルイン)という皇帝の名前が出てきてるので時代背景は完璧に理解できるね。
・李氏朝鮮の第25代国王(在位1849-1863年)
・江華島で暮らす→宮廷へ→19歳で朝鮮国王に即位
・養母の純元王后が垂簾聴政・身内と婚姻させる(←哲仁王后イマココ)
という背景である。
 
哲仁王后すなわち@キム・ソヨンの中に乗り移るのは
@太子妃〜では女好きなチャラ男だったが、本作は
↑韓国の大統領府のシェフ、ボンファン(チェ・ジニョク)。
天才シェフだけど女好きの浮気男が時空を超えて古代の王妃に乗り移る。
 
てこはこのチェ・ジニョクという俳優がわりと好きなのだが。
最初と最後しか出てこない。
心の声はジニョクの声(たまらないイケボである・念の為)だが、その声さえ中盤からはシン・ヘソンの声に変わってしまう。
 
その寂しさを補ってくれる存在が居た。
それは、男主①の哲宗でもなく。
男主②のビョンインでもない。
それはビョンインのぱぱヴィランズキャプテンのキム・ジャグンである。
↑超不穏なキム・ジャグン(キム・テウ)なのだが。
なんでかな。
ほんとにてこは変態になってしまったのかもしれない。
今までもかなり変態気味ではあったが、いつかなるのでは、と思っていたが。
いよいよ恐れていたことが現実になってしまったのかもしれない。
ジャグンが出てくると心臓が”どぅくん”となってしまうのだ。
言葉は少なく、しかしそこはかとなく傲慢。
それなのに姉の純元王后に罵倒されてる時の”飼い犬”感。(大型犬)
どこをどう見ても、なにをどうされてもイケメンではないのに(失礼・ぺこり)
どこをどう見ても、なにをどうされても本ドラマの萌ポジはジャグンで決定である。
 
なんかぃやなことも発言するんですよ。
「女は王を産むただの製造機だ」的な。
モラハラ・パワハラ・セクハラ、とありとあらゆるハラスメントをする人間なのだ。
最後は自分の息子(養子)までその手にかける。
最後の下剋上に向けて着実に積み上げる理不尽さ、を一手に引き受けてくれたのがジャグン(とその姉)なのである。
ここまで鮮明に真摯に理不尽さを積み上げてくれないと、
・哲宗(男①)の運命に逆らう戦い
・ビョンイン(男②)の報われなさ
・中殿(ソヨン)の突き抜け
が際立たない。
なので、彼ら2人(男①&②)とソヨンをアゲるためにひたすらに理不尽を貫いてきた男なのである。
 
そう、過去にもてこが声高に言っていることだが、大事なことなのでもう一度言おう。(いらない?言うけど)
いいドラマ=イケ叔の存在、である。
これは最重要公式であると言えるので皆も覚えておくがいい。
 
といつまでも変態話を続けても誰も得しないので、もう少しまともにレビューしようか。
ドラマは現代のTV番組ネタや、ネイティブネタ(日本語におけるマジ、とかめちゃ、とか)を存分にパロディってるので、本場(韓国)の方はより一層楽しめる仕様だったのだと思う。
残念ながらてこはハングルの読み書きできないし、もちろんリスニングもできないし。
中華なドラマ脳になってしまっているのでそこいら辺は乾いた笑いで済ますしかない。
 
しかし、日本人でもわかる英語が元になっているのならだいじょぶである。
それが”ノータッチ”である。
 
このドラマが面白く見れる理由の一つとして。
小気味良い、であろう。
 
この時代の女は悲惨だ。
配偶者に帰属と犠牲を要求したひどい時代である。
特に相手が王様である。
だが、既存の境界線を崩し、相手が誰であろうと、たとえそれが王様であろうと言いたいことは忌憚なく言う。
それが非常に小気味良いのである。
 
その一つが”ノータッチ”である。
それぞれに幸せになる、という新しい愛情関係でもある。
こうも言っていた。
「自分が楽になるための謝罪は謝罪ではない」
という言葉に哲宗は
「わたしが偏見なく、あなたを1人の人間として理解する機会がほしい」
と言う。
 
「おう、王様ってえらいんだろ?
えらい人がさ、人の話聞いてる時に鼻つまむなよ」
とバシッと王様を叩いたりもする。
非常に小気味良い。
 
物おじしないし、何より己の力で物事を切り開いていく行動力。
だって中身は現代の男だもんね、しかも自信満々の。
しかし、相手の王様はマジモンの古(いにしえ)の王様である。
それなのに、その異星人みたいな人間を理解しようとするリヴェラルな思想をもつ王様であるし。
非常に柔軟な思考を持っていたと言える。
 
で、最初はノータッチな仮面夫婦であったのだが。
現代で心肺停止になってからは魂の共存で記憶も共有できるようになり。
見た目はロマンスだが、中身はブロマンスという、なかなか面白い状況になっていく。
 
クライマックスの肝は
・哲宗の屈辱的な運命を変えることがことはできるのか
・現代に帰ることはできるのか
の2点である。

哲仁王后てこ監修”イケメン備忘録”

はっはっはっーな男子@哲宗【キム・ジョンヒョン】

屈辱王@哲宗【キム・ジョンヒョン】である。
 
劇中で、今の王様って誰?で歌を歌うシーンがあるのだが。
韓国の子供たちはみんなあの歌で歴代の王様をおべんきょしてるのだろうか。
日本で化学式をすいへいりーべぼくのふね・・・で覚えるように?
でも名前がわかったからと言って、その王様の功績なんかも暗記してるのだろうか?
 
史実ではわりと屈辱的に書かれてる王様。
ようやく自ら親政をひいて政治権力を行使しようともしたが、上手くいかないと悟り酒色に耽って早世した王などと書かれてる。(享年33歳)
 
そんな前知識があれば尚のこと、ノータッチにしようとしたのもわかるよねぇ。
 
太子妃〜で男①はいー君(盛一倫ション・イールン)で、太子妃より好きだったのは趙王の妃だった。
恋敵は兄弟だった。
そして跡目争いもあった。
本作は王様狙いは兄弟ではなくてキム一族である。
表向きは無能なフリをしているが、仲間と共に王権強化のために暗躍中、と言うのが初期設定である。
 
見た目ルックもcoolで言動も穏やかなのに、キレッキレのアクション。
古(いにしえ)の男なのに
「好きです」
のド直球がなんともいえないかっこよさ。
好きなったら一途でロマンチスト。
さらに朝廷での激昂シーンでは長いセリフを大声でまさかのノーブレスか!?とてこを心配させた。
まさにギャップ萌えの宝庫である。
さらには幼き頃、パパが惨殺されるところを見て、乾いた井戸に隠れるという悲劇的なトラウマを持つ男でもある。
そのため、いつも悪夢に苛まれている男なのである。
・金持ち
・組織トップ
・ヒロインが初恋で一途
・トラウマ持ち
こう書き出してみるとよくわかる、
絵に描いたような韓ドラヒーローであると言うことに。
だからかっこよくて当たり前なのである。
 
ちなみに「はっはっはっーーーー」と笑う王様がツボだったてこである。
1990年4月5日生まれの32歳、183㎝。
韓国芸術総合学校卒業。
 
「夕食、一緒に食べませんか?」「愛の不時着」「時間」「恋するレモネード」「ウラチャチャ My Love」「ピング」「嫉妬の化身」「逆賊-民の英雄ホン・ギルドン- 」

いつも見つけてくれるオラボニな男子@キム・ビョンイン【ナ・イヌ】

ヴィランズキャプテンのキム・ジャグン(キム・テウ)の養子。
ソヨンの幼馴染で、いつもそばで助けてくれてたオラボニなビョンインである。
 
「私は酒は3杯しか飲まないと決めている」
って言ってたのに。
失恋で酔い潰れちゃってた。
彼の脳内は↑この時の幸せが詰まっていて、他を受け入れる容量が僅かしか残っていないのである。
わずかに残っていた容量も
↑を無理くりねじり込んでしまったためにもう残っていない。
しかも脳内でいいように記憶も改竄されている。
 
もう彼はソヨン以外に興味はないので、他のことはもっぱらテキトーである。
たとえ親友の家族がどうなろうとソヨンを助けられれば他はどーでもいーのである。
 
そんな彼は日々ソヨンの幸せを願っていて。
そうソヨンが幸せならよかったのだ。
しかし、王様はソヨンじゃない女を愛していて、俺の愛するソヨンが蔑ろにされてる、ってそりゃもう息巻いてる。
しかし、王様の事情も変わってきて。
段々とソヨンと王様が仲良しになっていく。
それは本来喜ばしいことなはずだが、いざ目にすると辛くて辛くて。
「中殿は、もう義禁府長のかわいい従姉妹ではないよ」(もう俺のもんだから)
って言われて
涙目である。
 
太子妃〜での男②はゆー君(于朦朧アラン・ユー)でいー君(齊晟)の弟の九王であった。
彼も報われず、しかも尊い愛を持つものであったが。
こっちのオラボニのほうが愛しすぎて愛が3周回ってねじれた感が出てたと思う。
おかげで(ねじれてしまったがために)着地点を見誤ってしまったオラボニ。
 
「お前の中にソヨンが居るのなら」
 
「10だぞ。
10数えるんだ。
振り返るなよ・・・」
 
「オラボニ・・・
また、いつものように私を見つけてくれたのね・・・」
 
あ゛ーーーーーー(てこの唯一の涙涙ポイント)
1994年9月17日生まれの27歳、188㎝。
檀国大学公演映画学部卒業。
 
「輝くか狂うか」「サンガプ屋台」
最新作は「月が浮かぶ川」(ジスの代役みたい・たぶん)

哲仁王后てこが見た感想

今まで一言もヒロインについての言及はしてこなかったが。
間違いなく彼女がこのドラマの主人公であり、彼女(シン・ヘソン)だからこそ演じ切れたヒロインである。
神演技と言って差し支えないレベルだったと思う。
 
見目麗しいお嬢様なのだが中身は30過ぎのおっさんで。
なぜだかほんとに憑依してるみたいだった。
それくらい自然に男みを出していた。
それなのに下品な感じはなく、あくまでも男性としての良さが魅力になっていたと思う。
 
そして中身がシェフという設定が何故か、というのが肝である。
胃袋を掴む”という、今時の人間からすると
「ほんと?」
なのだが、実はこれは真実である。
現にてこの姪もつい最近、まさに胃袋を掴み結婚に漕ぎ着けたという事実がある。
そしてそのスキルを男を落とすことに使わずデビママに行使しているところが好感度大である。
 
もしてこが男だとしたら間違いなくこんな女には興味が湧くであろうし。
魅力的に違いない。
だとすれば、今後王様は中身が変わったソヨンを愛し続けることができるのであろうか。
「私は何かを無くしたのか・・・」
と最後に王様も”違い”を早くも感じていたようだ。
 
しかし、歴史は明確に変わっていたようだし。
作品としては綺麗に終わっていた。
太子妃〜のラストは・・・
それまでが面白くてハマった分ラストは残念な感じである。
まぁ、中華な古装ドラマあるあるなのだが。
 
ラストで、てこの萌えポジとして貢献してくれたジャグンがう○こまみれになっていたのは悲しいが。
チェ尚宮はじめ、脇を固める俳優陣の力量もさることながら。
考え込まれた脚本が秀逸であったことは間違い無いだろう。
いちいちホン別監が面白かったし(随分と笑わせて頂きました)
その友人(ソヨンの従兄弟)とのやりとりも面白かった。
 
本家の太子妃〜は、今や当たり前になったが当時は格下のWebドラマであり。
予算も少ないかったせいか(たぶん)チープな感じが終始付き纏っていたが。
それが逆にいい味を醸し出してはいた。
 
しかし、本作は”さすがの韓流”と言わざるを得ないツッコミどころの見当たらない作品に仕上がっていると思う。
ここ最近では、イ・ジュンギの「悪の花」と肩を並べるほどに秀逸であった。