中国ドラマ『将軍の花嫁』(原題・将军家的小娘子)ドラマレビュー:鬼将軍の恋・・・【吳希澤/吴希泽ウー・シーザー】【楊万里/杨万里ヤン・ワンリー】キャスト情報・あらすじ・感想※ネタバレあり

2022年8月20日

ご訪問ありがとう、てこブログへようこそ。
 
今日は、中国ドラマ『将軍の花嫁』(原題・将军家的小娘子)ドラマレビュー:鬼将軍の恋・・・
を紹介するよ。
 
もうわかると思うけどツンデレ○○の溺愛系である。
目の中に入れても痛くないし、
甘やかすだけ甘やかし、
願われればなんでも叶えるし、
そりゃもう溺愛の限りを尽くす、それが”溺愛系”である。
 
てこはその魅力は1ミリくらいしか感じないが、世の中には一定数この溺愛系を熱望するものが居るようだ。
だからこそ、次から次へと、手を変え品を変え、
「これでもか、まだまだぁ〜」
と供給してくる大陸よ。
 
例えば普段は超coolなCEOや、
いつもドSな職場の先輩や、
ストイックな鬼将軍、
なんかが、段々と溺愛に変貌してゆく姿や。
外の冷静さとは裏腹な中のメロメロのギャップ萌えなどであろうか。
 
溺愛される女は@湯敏タン・ミン
松嶋菜々子(若い頃)を彷彿とさせるこの女は、やすす(秋元康)の門弟でSNH48の1期生である。
かわいいが、将軍とイチャコラが多いせいで顔アップシーンが多いのだが。
顎(えらあたり)に透明のテープ(小顔テープ)が貼ってあるのを見逃がさないてこである。
この女はうるさくて視聴意欲がだだ下がるのだが、そんな時は目線を変えてのアラ探しをおススメする。
 
鬼将軍はF4の西門(2018版)である。
割と最近レビューした『一閃一閃亮星星』(一闪一闪亮星星)で屈くんと共演しているイケメンである。
シーザーのことは後にじっくり語ることとする。
 
ってな感じで始めるよ、最後までよろしく!

将軍の花嫁ってどんなドラマなん?

鬼将軍と嫁のメオト愛を描いたひたすらに明るいドラマである。
 
なにが”明るいのか”というのは後に説明するとして。
そこまで行き着くには大きなハードルがこのドラマには存在する。
 
それはめんどくさいやすすの門弟の@元SNH48である。
これがうるさい。
まずは鬼将軍がSNHを溺愛しないことには物語は始まらんわけだが。
・・・
女は話も聞かないし、自分勝手だし、うるさい。
鬼将軍も
「ぃや、オレには敵討ちが・・・」
と煮え切らない。
まぁ、どっちもどっちだが。
・・・
実にめんどくさいCPである。
振り回される周りの人間が気の毒である。
 
この、好き同士なのに誤解したりすれ違ったりジェラシーなどで拗らせるのか?
これをずーーーーーっと見せられるのか?
そうなのか・・・?
と途中リタイヤが続出案件であろう。
 
しかし安心してほしい。
ぃや辛抱してほしい。
この苦しみは10集くらいまでで改善される。
この大きなハードルを乗り越えた時、そこにあるのは明るい世界だ。
 
相思相愛となった途端に、SNHは憑き物が落ちたように落ち着くし。
鬼将軍は溺愛モードに突入する。
もうこっからは安心である。
 
いちおー、鬼将軍はちーこの時に両親を惨殺されており、事件真相を探りリベンジに燃ゆ、という背景があるにはある。
そして、本来なら皇太子であったろう人物も仲間に居るには居る。
(要するに、今の皇帝が邪な方法で帝位についたのかも?という疑惑)
さらに、帝位を狙う一団がおり、鬼将軍を落とそうとなにかと不穏。
SNHも、実家関係で不穏な女ども(腹違いの姉妹など)居るには居るのだが。
 
総じてヴィランズがポンコツ仕様なので。
ちょろいのである。
企みもわかりやすいし。
こんな穴だらけの企みに騙されるわけがない。
不幸になる未来が見えない。
幸せになる未来しか想像できない、という仕様なのである。
なので、心配してヤキモキしたり、切なくなったりというシーンは皆無である。
全てがうまくいくのだから安心して楽しめばいいのである。
 
そして、溺愛モードは思ったほどウザくない。
途中ジェラシーモードのSNHはわりと安定にウザかったが、許容範囲である。
無駄にトライアングルといったベタな流れもなかった。
 
途中@萧粛という幼馴染が意味ありげに登場し、よもやトライアングルか、と心配したが。
彼は、SNHのお付きの@肉肉の恋人だった、というのも安心した。
 
鬼将軍をいたずらに好きな女もいそうでいなかった。
セオリーだと、横恋慕係の女は揃って黒化するのだが。
本作は鷹族の娘も実は鬼将軍とこの従者の男が恋人だった。
 
そして、実に細かい日常を描き出す。
実家の姉が辛い目に遭ってたら夫の力を傘に威張って助けたり。
実家のままが新しい側室にいじめられてたら、夫の力を借りていじめ返して追い出したり。
事あるごとに
「私の夫は鬼将軍なんだから!」
って威張るのはスネ夫とおんなじである。
軽蔑したい。
しかし、鬼将軍は絶賛”恋は盲目”中なので、嫁がぎゃふんと言わせどや顔をするのを全力で支えているのだ。
そう、回を追うごとにこのメオト愛は不動となっていき、終盤はもう野村監督夫婦みたいな貫禄さえ醸し出していた。
 
まぁ、しかし。
鬼将軍は戦では鬼と呼ばれるほどの強者だとしても、恋に関しては初心者のウヴボウイであるし。
嫁だって、おてんばで口達者だが所詮はおぼこ娘である。
ヤングなCPなのだから、やはり未熟で拙い。
大事なところでコミュニケーション不足による誤解。
ここは!ってとこで信じきれない。
などという、最大のピンチがクライマックスである。

将軍の花嫁てこ監修”イケメン備忘録”

俺ってばぜんっぜん鬼じゃなくね?な男子@楚修明【吳希澤/吴希泽ウー・シーザー】

鬼将軍の【吴希泽ウー・シーザー】です♡(以下シーザー呼び名)
 
ぃやぁ、彼のおかげで完走できたと言って過言ではない。
シーザープロモーションビデオだと思って見るがいい。
 
眉毛の角度がなんとも佳き。
若さゆえなのか、多忙でなのか、食生活の乱れ、なのかは知らんが。
ニキビをファンデ塗りまくりで隠したりしてるのが、妙にツボり。
「アレかな?
化粧落としたら、あのぽっちが赤いのかな?」
などともはや変態である。
 
「いかん、いかん。
色恋などにかまけてなどおれんのだーーーーー」
〜からの渾身の1人剣舞など、実に見応えがあった。
 
それなのに、嫁がいなくなったと思って草むら探しながら
「出てきてくれーーーーーーー」
って鼻水垂らして泣いてるとか。
・・・
どこが鬼なん?
なぁ?
 
んふっ、われらは両想い♡ニヤリ
 
とか。
・・・
もぅほんとやめてっ、ってなる。
なるのに、みるのをやめられなかった。
 
この時間を、明日の授業の準備、などに費やしたら、幸せになる人が増えたであろうに。
シーザーを見たい欲望、に勝てなかったのである・・・
 
でもさ、あの
「はおはおはお(好好好)〜〜〜」(わかったわかった〜はいはい)
は言われてみたいしなでなでされてみたい♡なー
1996年10月19日生まれの25歳、185㎝。
 
「流星花园」「长安少年行」「如梦令」「站住!花小姐」「一片冰心在玉壶」
@如梦令は108集もあるが2分くらいのショートである。
 
待播「幻乐森林」「无冤行者」
 
どちらかというと古装が多め。
古装の方がイケメン度が3割ほど増す気がする。
断然古装推しなNewカマーイケメンである。

わりと推しな男子@豹子頭【楊万里/杨万里ヤン・ワンリー】

ぜんぜん居なくていいキャラ@豹子頭【楊万里/杨万里ヤン・ワンリー】である。
 
ぇ?だれ?
って思ったあなた。
てこもです。
 
彼はてこの長い中華なドラマ視聴歴においてもお初です。
 
けっしてイケメンではないし(失礼・ぺこり)
当然きらきらのきの字もない。
しかしながら、味がある。
実にスルメなルックをしておる。
髭とかつけてるからムサそうに見えるけど、ヤングだと思うんだ。
しかもそこはかとなくださかわいい♡
 
最初の方こそ、SNHのお世話係で出番はあったが。
途中から存在が消えてしまう。
↑こんなの(曹峻祥)とか
↑こんなの(劉胤君)にとって変わられてしまう。
 
どうです、どっからみてもきらっきらなイケメンたちである。
しかし、てこの心は彼らでは動かなかった。
 
ださかわいいのにむさくるしい@豹子頭のギャップに萌え、
「俺のこと好きなんだな」
のとんでもないポジティブシンキングに萌え、
しかししっかり好きな女を口説き落としてた、という上級者ぶりに萌えた。
・・・
どや?
うちの塾にこんな子いるんだけど、みたいなフツーすぎる明星である。
ダサすぎちゃう?
百度さんにもこの1枚しか画像もないし。
極端に情報が少ない。
なんかとんでもない大穴を当てた気分だ。
 
過去出演作はドラマだと、本作と「山河令」「鹤唳华亭」「刺」
(!3作ともみてるのに1ミリも気がついてないという)
映画は「超能锦衣卫·藏龙秘术」
 
待播「我叫刘金凤」は@辣目洋子ちゃんのだろうか、楽しみだ。

将軍の花嫁てこが見た感想

終わってみて思うのは
???である。
 
まず序盤で、地下墓行ってからくり仕掛けをくぐり抜け〜
あれってなに。
どうみても玉璽っっぽいのに。
蓋がぱかっと。
ぇ、開くの?とか笑っちゃったんだが。
むりくり”謎ミステリー”要素を入れた感。
しかも、さくっと玉璽もどきを手に入れて(序盤に)その後の展開を心配したりしてたのだが。
その後は華麗なるスルーなのだよ。
 
結局SNHがなんであの首飾りを持ってたかもうやむやだしなぁ。
あんな一言説明で納得できる?
まぁ、してもいいけど。
 
中華な古装ドラマ脳になっているてことしては、皇帝の嫁ってのはふつーの人じゃなれないってのは常識だよね。
ところが、むかし放浪してた女が皇后とか言われてるのが。
・・・
まぁ、なってもいいけど。
 
極め付けがエピローグの唐突すぎる現代編。
(現代装の将軍は男ぶりが3割減)
まぁ、現代に転生しててもいいけど。
転生じゃなくて小説だった、でもいいけど。
 
それで考えてみたのだが。
話の流れがとても都合よく解決したり、
ぇ、いつの間に、な案件も多いし。
さらに毎回必ずおまけ映像がついてきて、色々と補足する仕様になっているように感じた。
なのでこれは播出する前に端折られちまってるんじゃないかと思う。
そのぶった斬られ削られた中に、上述の疑問などがこと細やかに描いていたのだろうか、などと考えるのである。
なんらかの規制を逃れるための改編だったのかもしれない、あの現代編は。
 
でもまぁ、シーザーの古装を堪能できるのと、大穴なNewカマーを見つけられたので良しとしたい。