中国ドラマレビュー『賢后 衛子夫』(原題・大漢賢后 衛子夫)ナイト属性:見守り男子”段宏さん”が胸熱 てこ監修”イケメン備忘録”は【シュー・ジェンシー徐正溪】キャスト情報・あらすじ・感想※ネタバレあり

2023年4月20日

東京倶樂部☆CLUB TOKYO : 中香合作ドラマ『賢后 衛子夫~衛子夫/大漢賢后衛子夫』

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今日は『賢后 衛子夫』(原題・大漢賢后 衛子夫)を紹介するよ。
平民から皇后へ~のサクセスストーリー&武帝とのメオトラブストーリー。
ヒロイン衛子夫を演ずるのはワン・ルオダン[王珞丹] 。
眼の離れ方とか、毒にやられた時の顔とか(ホラーでもいける勢い)、、、下手すりゃブス枠(失礼・ぺこり)なんだけど、見てるうちにそれなりに見えてくる不思議。
衛子夫のうんざりするほどの善良さに、てこのような悪人気質にはいささかキツいものはあるものの、嫌悪感はギリ抱かずに最後まで見れた奇跡(笑)
それはひとえにセカンド男”段宏さん効果”のおかげ💖
段宏さんことシュー・ジェンシー[徐正曦] ばなは後程じっくり・ねっちりと(笑)

ファースト男の武帝・劉徹はレイモンド・ラム[林峯]
間違いないイケメンではあるが残念ながらてこ好みではない。
そこはかとなくVシネ臭が漂い、軽薄そうなかんじは否めない(あくまでてこ基準・そこんとこよろしく)
同じ臭いをチャン・ティエンャン[張天陽/张天阳]からも感じるといったら皆も理解できるだろうか。(雲中歌にも出てるよ、雲歌お付きの宦官役で)
武帝をリウチャン(始皇帝・月下の誓いにでてるてこイチ推しメン)が演じてくれたりしたら、てこ鼻血出血多量・不整脈心不全で救急搬送であろう。
残念でならん。

大陸ドラマ不思議・その1~国民数がハンパない大陸なのに、子役がほとんどの確率で不細工な不思議。
今まで”かわいぃ”とか思える子役見たことないんですけど!
今回も子夫&段宏&衛青の幼少期は不細工山盛り。
どう成長すればこんな美男になるかわからんのに、再会した瞬間”まさか、段宏さん、、、?”とか秒で見破るし(笑)
因みに不思議その2~はバレバレの男装なのにばれない&面紗で正体がばれない不思議(今世界中マスクだらけだけど、誰だかほぼわかるよね?目は口ほどに~って言うしね?)本作で男装はないけどね。
因みに不思議その3~はOP&EDでネタばらしすぎの不思議。
本作も皇后なってメデタシメデタシ、、、じゃないのかよっ!!って突っ込みたい。

てな感じではじめるよ、最後までよろしく!

衛子夫ってどんなドラマなん?

時代背景は武帝・劉徹が第7代皇帝につく紀元前2世紀、前漢の中国。
「雲中歌~愛を奏でる」も同時代(チン・シャオ演じた宣帝は衛子夫の曾孫)
因みに「女王未央」でヒロインがおばあちゃんからもらった玉飾りは衛皇后のもの。
因みに衛子夫は「美人心計」のヒロイン(ルビー・リン)竇皇后の孫嫁。

衛子夫

失明している太皇太后と大きな杖を見て、あのドラマ(「美人心計」)の後半が、この『衛子夫』に繋がっていくのだと、ようやく察したてこである。
あの・・竇漪房(太皇太合)に認められるさすがの衛子夫。
できる女。
座右の銘は「不爭、不露、不顯(争わず、目立たず、ひけらかさず)」 ときたもんだ。
考えただけで萎えるわ(タメ息)
ぇえ、ぇえ、てこは自他ともに認める闘争民族であるからして。

基本は衛子夫という女性のサクセスストーリー。
あれよあれよと皇帝寵姫、皇太子生母、皇后となる訳だが、例によって皇宮の淑女たちに虐められる。

衛子夫

でも段宏さんがいるから平気💖

淑女たちだけじゃなくほかもいっぱい悪党がいて、子夫を虐める。
その他の悪党たち

衛子夫

でも段宏さんがいるから平気💖

武帝が子夫と段宏さんの仲に嫉妬して、”殺しちゃうぞ?”って虐められる。

賢后 衛子夫 第1話 仲睦まじい姉弟 | 韓流 | GYAO!ストア
子夫を刺そうとするとこ

でも段宏さんがいるから平気💖

いつでもどんな時でも守ってくれる最強のナイト・段宏😍
どや?惚れてまうやろ?

衛子夫 - Търсене в Twitter

最後は美しきメオト愛で終わってるけど、史実はかなり悲惨。
武帝は清の乾隆帝と似た感じで前代までの遺産を食いつぶして王朝最盛期を築いた苦労知らずのぼん。
豊かな国に皇子として生まれ、やりたい放題の一生を送る。
確かに武帝は最大版図を現出したという意味で偉人の一人でもあるが、なんせ在位が54年、長生きしすぎで老害と化す。
晩年、老害ふりまく暴走老人と化した武帝は奸臣にそそのかされて、太子・劉拠(子夫の息子)を殺し衛子夫もまた皇后を廃され、自害を強いられ命を落とす。
「巫蠱(ふこ)の乱」である。
本作で武帝が初めて子夫を見初めたときの興奮の仕方とか(見えそうで見えなくてイラついてテーブル、バンって叩く)、新しい女人に目をつけて口説く時とか、前皇后にそそのかされて麻薬に溺れてた時とか、段宏さんに嫉妬しまくってた時とか、後に暴走老人になるフラグのようでもある。
なるほど、だからあえてのホスト臭漂うレイモンド・ラム起用?!(笑)
そう考えるとはまり役かもしれん(失礼な事いってすんまそん・ぺこり)
史実通りでもかなりドラマチック話になるけど、長くなるし、バッドエンドになるからか?
その辺はなかったことにして無理やりのハッピーエンディング。

因みに乾隆帝(『瓔珞』『如慰伝』の時代)も、20代の若さで即位。
康熙帝が領土を大きく広げてたが、乾隆帝は更に拡大して、清朝最大版図を現出。
でも豊かな大帝国に生まれた苦労知らずのぼんは度重なる外征により国費を浪費。
更に15回に及ぶ巡幸も行うかなりの浪費家。
彼も暴走老人と化してしまい、老害で若い頃の善行が帳消しになった感が否めない。

話を戻すが、老害武帝によって廃されて自害させられたお気の毒な衛子夫はその後どうなったかというと、今でも「賢后」として語り継がれてることからわかるように、曾孫の劉詢が漢の第9代皇帝・宣帝に即位すると、皇后の位が回復され“思皇后”という諡號(おくりな)を贈られてる。
皇后在位38年!長っ!歴代2位らしい。

衛子夫『イケメン備忘録』は【シュー・ジェンシー徐正溪

“ナイトな見守り男子" 段宏さんはシュー・ジェンシー徐正溪
自分の気持ちは二の次、相手を温かく見守りながらその幸せをサポート。
これは本当に愛していなければできることではないのだ!
そんな"ナイトな見守り男子"こそ、中国時代劇ドラマのヒロインと英雄のハッピーエンドを支えてる功労者。

武帝の護衛となった段宏さんは、幼い頃から一途に想い続けてきた衛子夫と再会。
でも、彼女は武帝の妃。
決して愛してはいけない女性である。

それでも、衛子夫への想いを捨てきれない段宏さん。
許される恋ではないとわかっていても、一途に想い続けてしまうわけで。
クドいくらい登場する子夫との幼少期の思い出にいささかうんざりするが、もし平陽府で武帝より先に声をかけてたら運命は変わってたかも、とか思うと切ない。
そんな彼の気持ちが武帝の誤解を招けば、衛子夫をも危険にさらしてしまう。
そう考えて一度は彼女の元を離れた段宏さんだけど、再び宮廷に戻りその恐れは現実のものとなる。
衛子夫を守りたいのに、彼女への真摯な愛が逆に彼女を追いつめてしまうというジレンマ。

武帝と衛子夫のメオト愛に感動できるのも、その裏にある段宏さんの悲恋ストーリーがあってこそ。

段宏さんのシュー・ジェンシーは本作の後、「独孤伽羅~皇后の願い~」で更にイケメン度を増した要注目株である。

衛子夫てこが見た感想

終わってみれば…ずばり段宏さん(徐正溪)のイメージビデオ💕だった全47集!

武帝にイラっとした方も多いであろう、存在感空気だった。
段宏さんが本作では一番丁寧に描かれてた。
史実には実在しないっぽいので架空の人物のようだ。
架空だからこそ自由に描くことができたのか、とにかくステキ💖

常にこんな風↑に瞳がウルウル💕
これほどのアップに耐えうるイケメン。

ウルウル瞳

次から次へとレギュラー陣が死んでいく中、死亡フラグが一番強く立っていた段宏さんは
生き残り。
最終話で慕容鳳と戦う時の
「ファイ、ファイ、ファイ、ファイ、ファイ、ファイ、ファイ、、、、」
と叫びながらの手刀風で毒煙を散らす技?20連発はマジで胸熱案件。

展開早すぎてあっさりし過ぎな部分も無くはなかったけど、そんな中でも段宏さんの心情はこれでもかというぐらい時間をかけて描いたりして、バランス悪。
取ってつけたように最後に出てきた葉璇のくだりはいらんけど!

最後にチラっと「独孤伽羅~皇后の願い~」の宇文護をお見せしておこうか。
記事は気長に待ってほしい。

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