中国ドラマ『君、花海棠の紅にあらず〜WinterBegonia』(原題・鬓辺不是海棠紅/鬓边不是海棠红)ドラマレビュー:其の1プロローグ:まずは題名から紐解いていこうか?【黄暁明/黄晓明ホアン・シャオミン】【尹正イン・ジェン】キャスト情報・あらすじ・感想※ネタバレあり
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今日は「鬓边不是海棠红」(君、花海棠の紅にあらず)を紹介するよ。
大结局を終え、高ぶりが未だ落ち着かない今日この頃。
京劇をサーチしたり、流れで昔の映画を見たりとなかなか日常に戻れないてこである。
今日は其の1とし、今後しばらくシリーズでお届け予定。
其の1は「プロローグ編」とし、このドラマのタイトルやバッググラウンドを語ろうと思う。
わかるようでわからない、わからないようでわかる、のがてこブログであるが、シリーズ@ベゴニアは割と真面目路線で書きたいと思う。
ってな感じで始めるよ、最後までよろしく!
鬓边不是海棠红:制作陣をざっと紹介しようか?
監督は惠楷棟フイ・カイドン、プロデューサー于正ユー・ジョン。
『瓔珞<エイラク> 紫禁城に燃ゆる逆襲の王妃~延禧攻略』とおなじコンビである。
「チャラい」とか「パクリ」とか色々と不穏だったり不名誉なそしりを受けてきた于正ユー・ジョンPである。かの有名な『如慰伝』とほぼ同時期に制作・解禁になった『瓔珞』だが。
何か不具合でもあったのか『如慰伝』が公開をずるずると先延ばししてるうちに、サクッと『瓔珞』を公開し、于正Pの新ドラマということで、人々はハードルを下げていたのか、いざ配信が始まると、
(于正なのに)面白い!とか(于正にしては)本格的!みたいに褒められ話題になり結局、中華圏全土で大ヒットさせた歴史がある。
その”瓔珞コンビ”再びで満を持して2020年3月配信開始。
時代背景が壁になって日本には入ってこないと思ってたのだが。
この時代、日本軍は不可欠なので。
抗日が描かれてる名作もあるにはあるが、近頃は日本も右傾化が進んでおる故。
って心配はナッシング!でした。
またまた翻訳版がBSとかで放送されてるとも知らず、中文で(う○こ機械翻訳とかならない方がまだまし)苦労しちゃいました。
愚か者てこである。
鬓边不是海棠红:時代背景は?
30年代、民国の北平(現・北京)が舞台。(首都は28年に北京から南京にかわってる)
ざっとこのあたりの歴史を説明すると。
30年代、国共内戦、
31年満州事変、
37年日中戦争、
41年第二次世界大戦、
45年ポツダム宣言、
46年国共内戦勃発、
49年中華人民共和国建国
50年代、大躍進失敗、
60年代、紅衛兵、文化大革命、
、、、、やばない?中華。
悲惨、の一言に尽きるわい。
呟きで見かけたのはドラマスタート時は1936年晩秋というもの。
(ありがたいですねぇ、賢こクラスです、賢者。ほんとに感謝しかないですね)
だとすると、相当に不穏な時代突入時という事になるね。
34集から抗日タームが始まるが、それまでは不穏な動きはあるモノの、一貫してほんわかムードなんですね。
それもこれも、主役おふたりのすんばらしすぎる演技の賜なのだが。
だからこそ、その後の歴史の悲惨さを知る者は、この先の悲劇を否応なしに想像してしまう訳で。
妄想体質であるてこは、妄想が3巡して尹正が幸せそうに豚の肘肉食べてるるだけで泣きそうになってしまう。
日本人と冷たいおにぎり(お寿司)食べてるの見ただけで、紅衛兵とか浮かんできて泣きそうになってしまう。
けっこう泣いた、ってかかなりの涙量(歴代3位)
「酱肘子」うまほっ!
↑が一番よく出てきた食べ物、ぃやヒマワリの種が一番だけど。
作品の軸となっている京劇だが、まさにこの時代が全盛期だったらしい。
梅蘭芳メイランファンなどの名優が活躍していた時代である。
鬓边不是海棠红:題名の意味を考えようか?
「海棠」とは日本では「カイドウ」と呼ばれるバラ類の花らしい。
「ベゴニア」の仲間。
「花海棠」は海外からの品種で中国では古く牡丹と並び称されて人気の高い花であったらしい。
「鬓边」は「もみあげ」の事である。
花海棠は中華では美人の例えに使うらしく、もみあげに紅い海棠をつけるのが古代中国美人ファッションという事らしい。
京劇でもみあげに海棠をつけてたらそれは「美人」を演じてるという事だ。
ナルホドね。
↑まさしくコレだと思うのだが。
もみあげにベゴニア。
で「不是」は否定語であるからして、「もみあげに紅い海棠はない」という事は。
、、、。
なんだろう、悲しい結末しか見えてこないのだが。
もう京劇は演じられない、とかそーゆー事なのだろうか。
因みに英題は『Winter Begonia』冬のベゴニア。
冬のソナタはハッピーエンドだったけどなぁ、、、。
鬓边不是海棠红:于正Pのキャスティングの妙って?
撮影開始当初は、尹正と黄晓明というキャスティングが「この2人じゃない!」みたいな批判が相次いだようだが、始まってみれば「なんてかわいぃ2人なの♡」ってことで一転大好評に。
于正Pってなんだかんだいっていぃキャスティングする。
「瓔珞」のヒットも@傅恒(許凱 飾)というとんでもなく魅力的過ぎるキャラクターが一役買っているし。
何といっても一番の驚きは@皇貴妃(譚卓タン・ジュオ 飾)であった。
彼女こそ怪しいP于正の作品に出るようなお人ではないのだ。
ドラマを避け、プロジェクトの大小に関わらず、コダワリのある作品にしか出演してこなかった実力派。
劇中、崑曲「貴妃醉酒」も披露している。
因みに本人声である。
于正Pは彼女の声を聴いて、惚れこんでのオファーだったらしい。
のらりくらりの口調は見入り過ぎで、ふてぶてし過ぎで素晴らしく印象的である。
于正Pはこうゆう天性の勘がある。
京劇でなく崑曲にしているところも、于正Pのしっかりとした認識を感じるし。
いずれ、京劇を主題とした作品を作ろうと思ってたんだろうな、と@ベゴニアを見て思うのである。
よもや、@覇王別姫パクリ疑惑など物議を醸したりしてないだろうか?
っと、話を戻そう。
正直、黄晓明(于正作品はお初)は違う人だったら、、、って妄想するのはヒミツだけど、尹正はイィ、実に。
彼はほぼ無名。
『ペガサス 飛馳人生』2019年に出てたらしいけど、正直見逃してた。
見直したいけど、多重影分身、、、。
ポールダンスしたり、ライダースキルを見せつけたりしてたあの人かっ、って感じ。
驚くことに中国YAMAHAの現役のオートレーサーらしいねぇ。
人生を濃密に生きてる組の一員の様だ。
『オリジナルシン-原生之罪-』にも出てるらしいが未視聴である。
共演は@蘭陵王の高緯じゃね?
見てもいいかもしれない。
これを見る限りずいぶん太ったね、呟きでも何度も目にしたが10㎏は太ったはず。
役作りの一環であろうか?
自身でモッパンあげてるので、恐らく食べるのが基本的に好きなのね、きっと。
反面、キレッキレのダンスしなから歌ってるのも目にした。
多芸なイケメンである。
↓愛と容疑者に堕ちて
↑これにも出てるらしい。
未視聴だが王凯&霍建华だし見るべきか。
って悩んで2か月経過しとる。
よし、観よう。
山田孝之のファンなのはもう皆さんご存じだとは思うが。
一応書いておく。
To尹正つきのサインまでもろとるなぁ。
「全裸監督Ⅱ」ももうすぐネトフリで配信開始だけど、見るのかなぁ。(てこは見るよ!)
マダム祥子は佘詩曼カーメイン・シューで「瓔珞」続投組。
@娴妃も衝撃的なキャラクターだったが、今度は不快な事があるとすぐ口にするようなストレートな性格の東北女性を演じてる。
薬とか持ってくると「よもや、毒、、、」とか思ってしまうのが難だったが。
終わってみれば「ブラヴァーマダム」(絶賛中)なのでこれも于正Pの手腕であろう。
@燕雲台は45歳が少女役とか厳し過ぎである。
記事はなぁ、、、書かないな、たぶん。
女主①がなぁ、、、。
とは言え、歳など感じさせない上等な演技力がある女優さんであるからして、問題ナッシングだがね。
ドタバタの女主①よりよっぽどいい。
ほかも「瓔珞」続投組がたくさんいて、見ていて楽しい。
于正Pってすごない?
鬓边不是海棠红:其の2の展望って?
長くなってきたので、プロローグはこの辺で。
次回はOPについて語りたい。
そう重要な主題が表されてると考えられるOP。
てこは40集くらいから、OPで泣けるようになった。
絶体にスキップしてはいけないのである。
それと、てこ基準ピックアップ登場人物の紹介をしようかな。
@覇王別姫とか@琅琊榜とか@月花とかですかね。
ほかもいぶし銀系もたくさんおる故。
ってな感じで読んでくれてありがとう、次回もよろしく!アディオス!