韓流ドラマ『恋するジェネレーション』ドラマレビュー:原題『Who are you』のがしっくりくるね【ナム・ジュヒョク】【ユク・ソンジェ】キャスト情報・あらすじ・感想※ネタバレあり

2022年8月20日

ご訪問ありがとう、てこブログへようこそ。
 
今日は、韓流ドラマ『恋するジェネレーション』ドラマレビュー:原題『Who are you』のがしっくりくるね
を紹介するよ。
 
韓ドラである。
たまたまTLで流れてきて懐かしいなぁ、と思ってちろっと観るつもりが全部見ちゃったのでレビューしとく事にした。
 
このドラマは”学校シリーズ”(KBS)の一つでこの界隈じゃ有名である。
1999から始まり、本作は第6弾。
スター登竜門と言われるだけあって、このドラマで羽ばたいていくスターも多い。
 
男①は「麗〜」「ボクジュ」「ハベク」のナム・ジュヒョク。
男②はユク・ソンジェ(BTOB )。
応答せよ〜はめちゃ萌え作品であった。(もっと前だけど)
 
この2人の今よりおよそ7年前(2015)の初々しい姿を堪能したい。
 
ところで韓ドラ見てつくづく思うのは。
”やっぱおもろいな、韓流”である。
作りが丁寧だし無意味なこともしない。
当たり前のことなのだが、華流を見続けてるとこんな当たり前に感激してしまう羽目になる。
まぁ、華流には華流の良さもあるにはあるけどな。
 
ってな感じで始めるよ、最後までよろしく!

恋するジェネレーションってどんなドラマなん?

まずこのタイトルは釣りである。
 
このタイトルからして(恋するジェネレーション)
きらっきらの学園青春ラヴ物語だと思うでしょ。
違う。
ぃや、違わないのだが、結果もっすごく違う。
 
サムネからして、ふたりの男に熱烈に愛される女のトライアングル、と思うが。
違う。
終わってみれば
あなたはイアンorコンテどっち派?ドラマと言っていいかもしれない。
 
壮絶なる学校でのいじめから物語は始まるのだが。
サムネを見ているので
「ぁあ、イケメン男子にモテてるから嫉妬か」とか
「ぇ?あの男子2人が助けにくるんだろ?」とか
思ってるのだが。
・・・
なんか様子が違う。
ぇ?なんかかわいそうな事になってるんだが・・・
 
ほんとに中華なドラマ脳にはエッジが効きすぎで、正直戸惑いが隠せないてこである。
そう、愛されてたのは(存在も知らぬ双子の)姉のようだ。
ん?ということは姉は養子か。
ふむふむ。
ぇ?
身投げ?
ヒロイン死んだら終わりやん?
ん?姉がヒロインなん?
ぁ、姉か?助けたの?
・・・
ぇ?え?姉は?・・・
 
①双子姉妹入れ替わりなりすまし
②姉のほうのいじめ問題(1年前に女生徒が1人死亡の真相とは)
③妹のほうのいじめ問題(自殺未遂にまで追い込んだ女との対決)
 
という、わりとダークな背景で物語は進むが、途中に
④姉の学校で現在進行中のいじめ問題(序盤で解決)
⑤コンテとぱぱ(理事長)のあれこれ
⑥委員長のままが毒すぎで、委員長がいろいろと不穏
 
などもぶっ込み、恋物語も進んでいく。
恋物語といっても、ほっこりしたりきゅんとしたりとはいささか趣が違う。
 
トライアングルではなく
・姉を10年好きだったが途中から妹が好きだと気がついた男(イアン)
・最初から妹を好きになった男(コンテ)
・姉
・妹
のスクエアである。
しかも出会いが異常なので、複雑さは確定である。
 
ヒロインの双子の一人二役キム・ソヒョンの演技も素晴らしく見事に双子を演じ分けていたのだが。
なんといっても悪女いじめ女ソヨン役のチョ・スヒャンが秀逸の演技である。
どう見ても”いじめられ顔”なので(失礼・ぺこり)初登場時には
「この女がいじめられてるのか」
などと勘違いしてしまったほどだが、秒で陰湿ないじめ女へと豹変する。
韓ドラってこの手のタイプの女を見事に表現してくるよね。
容赦無く。
姑息で不穏で邪悪、を直実に積み上げてからの”ザマァ”なのであるが。
本作はそこまでザマァにはならなかったのが残念と言えば残念だが。
制作側としてはそこは重要でなかったのだろう。
カルマよりもより伝えたい主題があったのだろうとは理解できる。
 
進行的には、最後に一気にカタがつく方式ではなく。
少しづづ、こんがらがった糸が解れて行く方式を採用している。
最初の問題片付く
いじめ女投入
一部に身バレ
少し問題片付く
死んだと思ってた姉登場
1年前事件解決
なりすまし問題
すっかり問題が片付いたところで
妹”さぁ、どっちの男選ぶん?
エピローグ

恋するジェネレーションてこ監修”イケメン備忘録”

泳げる上にバスケまで♡な男子@ハン・イアン【ナム・ジュヒョク】

10年前からの幼なじみ。
以来ずーっとウンビョル(姉)のそばに張り付き思い続けてきた。
ウンビョルだと思っていた女が、記憶がちがったり性格や嗜好も変わっていて。
もしかしてちがう女か、とも思う。
でもそしたら・・・
そしたら本物のウンビョルは・・・
って悩む彼は水泳の選手であるから。
↑こんな姿も見ることができる。
で、ぐじぐじわりと拗らせるのだが。
韓流の立派なところは、なし崩しとか何気なく、ではなく。
立派に辻褄をあわせて納得できる理由をつけるところである。
拗らせも、”仕方がない、拗らせても”と思える理由をきちんと描いていることを評価したい。
1994年2月22日生まれの28歳、188cm、75kg
湖西芸術実用専門学校モデル学科卒業。
 
「麗~花萌ゆる8人の皇子たち~」
「恋のゴールドメダル」
「ハベクの新婦」
「まぶしくて」
「二十五、二十一」

愛が尊い男子@コン・デグァン【ユク・ソンジェ】

早々に”ウンビョルじゃねーな、こいつ”ってわかっちゃった男子である。
で、陰日向にウンビを見守り、こそっと助けてくれる。
望みたいけど望めない、欲しいけど欲しがらない、だって好きなんだもん、な尊い愛を持つ男である。
好きすぎるために、好きな女が何を考えてるかわかってしまうという。
自分ではない男を好きだと察してしまう。
でも”自分の愛が一番だから”などという理屈も捏ねたりしない。
愛する女の気持ちを一番尊重するという、出来過ぎな男なのである。
 
・・・
どーですか。
みなさん。
イアン派っているのだろうか。
100人いたら100人とも、ぃや1000人だろうと
オールコンテ派じゃなかろうか。
と言っても過言ではないほど、尊い愛を持つ男、それがコン・テグァンである。
みなも見てやってください。(懇願)
1995年5月2日生まれの26歳、179㎝、68㎏。

2012にCUBEエンターテイメントからデビューした、アイドルグループBTOBのメンバー。

「応答せよ1994」
「ナイン・ジンクス・ボーイズ~九厄少年~」
「アチアラの秘密」
「トッケビ」
2021に無事に兵役も終了した模様。

恋するジェネレーションてこが見た感想

キラッキラな感じの恋するジェネレーションになったのはエピローグのほんの5分間のみである。
 
それまでは途中
↑こんな胸くそバッドなシーンもあるにはあるが。
基本はディープで重苦しい流れなので、荒ぶるには至らない。
 
何よりも双子姉のウンビョルのこのセリフである。
「私は、そんなこと(恋愛)より
ままと不幸な妹と、どうにかして3人で暮らしたい、そればかり考えていた」
 
パチパチ拍手を贈りたい。
ほんとに男前な女なんだよね、双子姉。
 
制作側と意見の相違というか価値観が違うのだな、と感じたのはこーゆーとこ。
てこは双子姉が主役がよかった。
妹はいじめられてて、施設で育ってて、不幸で可哀想だけど。
 
強気で一見横暴だけど、一本筋が通ってる、そんな双子姉に好感が持てた。
そしてコンテが報われるべきだと言いたい。
なぜイアンが報われるのか、が納得できない。
そして双子妹に言いたい。
「なんでイアンなん?
なぁ?
コンテにこんなにも救われたやん?」
 
とは言うものの。
きっちりみんな幸せのハピエン。
それはそれで爽やかに終われていい気もする。
始まりと終わりの絵面のギャップがすごいけど。
 
〜〜〜
時は経ち。
いくつもの出来事が過ぎたとき。
双子姉はイアンを大いに求めていたことを悟る。
それでも、泣き言は言わない、ぃや言えないのだ。
自分から歩み寄ることなどできない。
妹が幸せなら、妹の幸せの方が自分にとっては重要なのだ。
 
イアンは苦悩していた。
ウンビョルへの片想いにはケリをつけたはずだ。
おれはウンビを愛すると誓ったのだ。
・・・
だけど、ウンビョルの苦しみは?
誰が救ってやれるというのだろう。
 
こんな風になる気がする。(注:てこの勝手な妄想エピローグ)