台湾ドラマ『模仿犯』ドラマレビュー:宮部みゆき原作小説《模倣犯》ドラマ化【呉慷仁/吴慷仁ウー・カンレン】【姚淳耀ジャック・ヤオ】【範少勲/范少勋フェンディ・ファン】【夏騰宏/夏腾宏シア・トンファン】キャスト情報・あらすじ・感想※ネタバレあり

ご訪問ありがとう、てこブログへようこそ。
 
今日は、台湾ドラマ『模仿犯』ドラマレビュー:宮部みゆき原作小説《模倣犯》ドラマ化、
を紹介するよ。
 
【基本情報】
 
監督:張栄吉、張亨如
脚本:馬克明
P:曾瀚賢、湯升栄
原著:宮部みゆき《模倣犯》
出演:呉慷仁、柯佳嬿、庹宗華
プラットフォーム:Netflix2023年3月31日〜
55分✖️10集
 
宮部みゆきの「模倣犯」
読んだのは、20年くらい前だったか。
もう記憶も定かではないが、当時は文庫本で4巻くらいあった気がする。
 
日本でも相当売れて映画やドラマになっているが、台湾でも出版され人気だったらしい。
 
日本での映画化もドラマ化も見てはおらんが、中居くん(映画版)が悪者で”ニタァ”と不気味な笑みを浮かべてる映像(宣伝で見た記憶)はうっすらと覚えている。
本の内容は・・・
ほぼ覚えていない。
ただ、最後に”・・・だから模倣犯なのか”と感心した記憶はある。
ぁ、あと、悲しいおねいさんがいて、身投げとかだったと思うが自殺したような、しなかったような・・・
 
とにかく、もうほぼ覚えていないので原作と比べる事もできない。
(もう我の家にはなかった、処分したようだ)
なので普通のレビューだが、物語の性質上ネタバレしたらこれから観る方の喜びを奪う事に成りかねない。
つまりただの感想文となる。
右が宮部センセだ。
 
ってな感じで始めるよ、最後までよろしく!
 
※画像は全て公式Facebook「模仿犯 Copycat Killer」からです。

模仿犯ってどんなドラマなん?

90年代後半の台湾。
 
ひとりの検事が、一家皆殺し殺人犯として逮捕された少年を救う話から物語は始まる。
本編とは関連のない事件だが、つまりこの風変わりな”偏屈検事”の為人を説明するためのエピソードのようだ。
わかってても不覚にも第1集で涙すること確実だ。
要はこの検事が主人公だろう。
・・・
はて、原作の主人公は検事だったろうか、記憶にないが。
まぁ、いいだろう。
@郭暁其・グォ検事(ねとふりさんの字幕は名前がカタカナ表記だ)【呉慷仁/吴慷仁ウー・カンレン】
グォさんは、中学の時にぱぱ・まま・幼いめいめい(妹)が強盗に惨殺された過去がある男子だ。
どれほどの苦しみがあっただろうか。
彼は行き場のない思いを”悪を成敗する”という目標に変え、努力の末検事になったようだ。
・・・
暗いです。
がむしゃらに仕事してるみたいで、頭痛に悩まされてるようだし、友達もいないようだし。
無口だし、笑顔どころか怒る事もないようで、いつも”すんっ”って顔して鬱屈を人型にしたような男子だ。
 
ある日、公園で赤い箱に入れられた”手首”が発見される。
一連の事件の始まりだ。
 
その捜査をするデカ(刑事)二人組は、グォさんとは真逆のわかりやすい男子だ。
一人はたたき上げの古参デカ、それを親父さんと慕う部下。
親父さんは@林尚勇・リン刑事【庹宗華/庹宗华ツゥオ・フォンツァ】
台湾の古参大御所。
やんちゃな娘がおり、後に娘が誘拐されてしまう。
 
そこにハンディカムで取材に来てた二人組。
右が、@陳和平チェン・ホーピン【姚淳耀ジャック・ヤオ】
TV局TNBの深夜番組の司会者。 
左が、@胡建和フー・ジェンホー【夏騰宏/夏腾宏シア・トンファン】
ホーピンのアシスタントカメラマン。
ついでに、グォさんの元恋人の弟でもあり。
なぜかは知らんが、顔に大きな傷跡があり、こちらも暗くジメっとした男子だ。
 
全ての事件に、何らかの関わりがあるTV局だ。
このTV局だけじゃなく、ことあるごとに”速報です〜”とか報道合戦ムーブがぶっ込まれるのだが。
当時、台湾では1987年7月に戒厳令が解除されたことで、1988年に報道の規制が緩和。
さらに、1993年8月には地上波放送とケーブルテレビの全面自由化が実施され、台湾のテレビ局の数は急速に増え発展した、という背景があるらしい。
 
そんな当時の背景を上手に組み込んで、原作の”劇場型犯罪”というテエマを活かす仕様になっている。
 
発見された手首にある”親指の脱臼”から、過去にも同じような状態をもつ死体があった事に気付き。
その事件から、関連がありそうな”キンク”というクラブに目をつけたグォ検事。
ってか、台湾ではデカと一緒に検事も捜査するのか。
その”キンク”でDJやってるのが
@沈嘉文シェン・ジャウェン【範少勲/范少勋フェンディ・ファン】
とにかくイケメンな男子だが、明らか様子がおかしい、危険な香りのする男子だ。
 
手首の女子の身元もわからず、2年前の事件の真相もわからず、しかし新しい被害者女子はひどく拷問されている。
この様子が怖すぎる。
残虐で悲惨極まりない。
この時点で、女子をいたぶってる犯人の顔は隠されていて、僅かに口元で〇〇かなぁ、と想像する流れだ。
このね、新しい被害者のおじいさんがね、また悲しいんですわ。
登場人物のほとんどが、親しい人を殺されてたり病気だったり事故に遭ってたりネグレストだったり、と背景が悲惨なので、暗い。
もっすごく暗い。
 
結局、このおじいさんのお孫さんは遺体で発見されるのだが。
手首にも、この遺体にも結構なメッセージ(犯人からの)が隠されているのだが、気付かない。
例えば、ここにホッジ(クリミナルマインド)が居たら、わりとあっさり解決できそうでもある。
丹念な聞き込みとかしないから、このおじいさんが不審な赤のワゴン車を見た事も、捜査員たちには伝わってないのだ。
 
顔に傷跡のある、グォさんの元恋人の弟のジェンホーだが、見た目で明らかに疑わしいのだが。
明らか疑わしいのは、高確率で犯人ではないし、実は善良な男子なのだが。
過去に犯罪歴がありそれは傷害罪なのだが、どうやら誰かを庇っているようだ。
それが何か知った時(てこが)、心臓が”きゅうっっ”となる悲しさを感じた。
このふたり、幼馴染だったんっすねぇ・・・
 
そして、ほぼ何もわからないまま、とうとう親父さんデカの娘さんが攫われてしまうのだ。
この時に、犯人の顔がようやく映し出される。
・・・
まぁ想定内。
皆が想像した通りだろう。
 
グォさんたちも、もうこいつ犯人、ってわかってるのだが、証拠がない。
そこに〇〇議員みたいな人の横やりが入るのだが。
で、手も足も出なくなって・・・というタームは正直余計だし無意味な気がするが。
親父さんデカが壊れてしまう様子を描くには必要だった?ぃや、いらんだろう。
 
親父さんデカの代わりに、お手伝いデカが捜査班に入って来たのだが。
彼がわりと優秀。
ってか彼ってMVP、彼が影のMVP。
 
しかも、議員の財産やままの財産関係を洗えば、監禁場所は突き止められるのでは?
だって早く親父さんデカの娘さんを見つけなきゃならんのに。
ホッジが言うに、誘拐は最初の24時間が勝負だって・・・
その後の生存率は下がるらしいのにさ。
なんか悠長なのだ、グォ検事。
 
ところで、このタームで親父さんデカの娘さんのお友達が悲惨な事になってしまうのだが。
その原因というか、犯人を挑発してしまったTNB深夜番組の顔、メインキャスター女子が居るのだが。
それがるび姐さん(林心如ルビー・リン)だ。
最初はいけすかないキャリア重視の女子かと思ったが、実は思慮深く思いやりもあるツンデレ女子だった。
電話口の犯人に啖呵きったのはかっけーーーっ(カッコいい)、てなるし、胸が漉く思いだった。
この役をるび姐さんがやる事で、作品に箔もつくし重みも趣も出る。
流石の存在感だし、相変わらずお綺麗だった。
 
じつは、この華々しく活躍するバリキャリ女子にも丁寧なキャラ設定がされており。
後に彼女も〇〇だった、という背景なども明らかになる。
台湾ドラマってすごいよなぁ、と再確認。
 
てこの記憶もあやしいが、原作とはちょっと違う感じで進んできて、8集くらいで犯人逮捕。
ぁ、ここで例の顔傷の男子ジェンホーも共犯って事になってる。
なんか思い出して来た。
原作にも居たはず、そんな冤罪な男子が。
 
で、可哀想なおねいさんの話になるはず。
ぇ、ってことはあのおねいさん死ぬの?
自殺?
で、中居くんポジの〇〇が、やっぱり接触して来て・・・
・・・
ん?
でもちょっと違う感じになってる。
〇〇の事怪しいって思って来てる、原作とは違う流れのようなので一安心。
・・・
じゃなかったーーーーーーーーー
 
と、残り3集は自分の目で見て下さい。
被疑者死亡で片付くはずが、犯人は犯人だけど・・・という言わば”本番”の始まりだ。
 
内容には触れるのは憚られるが、この4人組だけは載せときたい。

模仿犯てこ監修”イケメン備忘録”

悩める男子@グォ検事【呉慷仁/吴慷仁ウー・カンレン】

㊗️てこブログお初、【呉慷仁/吴慷仁ウー・カンレン】だ♡
 
かんれんさんの初見は確か「下一站,幸福(秋のコンチェルト)」だった気がする。(2010頃か)
その後「彼岸之嫁」→「華燈初上」(ベイビーままだった男子、このドラマは「華燈初上」同窓会である)→本作と続く。
 
とんでもなくでっかいトラウマを抱えてる、鬱屈を人型にしたようなキャラクターだ。
なにが楽しくて生きてるんだか、気の毒すぎて近くにいる人間は(特に女子)高確率で”力になりたい”と思わせる男子だ。
叔父さん(殺されたままの弟)に育ててもらったようだが、その叔父さんが明るいキャラクターでよかった。
これが、蛍のお父さん(田中邦衛・北の国から)みたいな口下手で不器用な男子だったら、もっすごく暗い家庭になってたはず。
つまり、この明るい叔父さんのおねいさんなのだから、グォさんのままはきっと明るくて、幸せな4人家族だったんだろうな、と想像させるキャラ設定なのだよ。
芸の細かい制作陣。
 
なんかね、TV局の熱血記者@路妍真ルー・イエジェンと親しくなって。
中の人は、江宜蓉。
「華燈初上」での好演が記憶に新しい女優さん。
 
この女子は、明らかにグォさんに興味を持って居そうで。
頭痛薬を持って来たり、何かとうろちょろするのだが。
それに対して、もっすごい塩、完璧なる塩対応だ。
 
「ありがとう。
わかりました。
・・・
用が終わったなら(さっさと)帰って下さい。」
 
鈍すぎてスキッ♡ってなりますよ。
 
そして、殿堂入りムーブ。
 
お前を必ず逮捕する
 
ばっちり3番キャメラ目線で。
 
本作でさらに日本のファンが増える事だろう。
 
1982年11月24日生まれの40歳、177㎝、67kg。
国立台北芸術大学卒業。
 
代表作:「河豚」「A咖的路」「下一站幸福」「麻酔風暴」「一把青」「白蟻:欲望謎網」「我們与悪的距離」「華灯初上」

ヤバい男子:其の1な男子@ジャウェン【範少勲/范少勋フェンディ・ファン】

㊗️てこブログお初、【範少勲/范少勋フェンディ・ファン】だ♡
 
ふぇんでぃ君は、「越界(history)」の男子だ。(たしか2の〜君にアタック、みたいなの)
ルックがすこぶる上等な男子である。
初セリフの時から、もうすでにヤバい、って一目でわかる顔つき喋り方。
 
相当壊れちまってるんだが、時折見せるマジモードの時とのギャップが佳きであった。
ちーこの時に〇〇として育てられ無理強いさせられ、ちーこの時からもう自我が崩壊してるという、もっすごく気の毒な男子なのだが。
例えば、幼馴染のジェンホーがずっと側に居たなら少しは状況は違ってたのかもしれない。
 
ほぼいつもキレてて様子がおかしいムーブばかりだったので、少し落ち着いてるふぇんでぃ君も見てみたいなぁ。
微博:范少勳fandy※更新はほぼない、↑も2021の画像だ、念のため。
インスタがメインかも。
 
1993年11月4日生まれの29歳、180㎝。
華夏科技大学卒業。
 
代表作:「越界」「東北挿班生」「下半場」

ヤバい男子:其の2な男子@ホーピン【姚淳耀ジャック・ヤオ】

㊗️てこブログお初の【姚淳耀ジャック・ヤオ】だ♡
 
ジャックは、なんとあの可愛かった小凱だ。
たしかアメリカ合作とかだった映画「一頁台北(台北の朝、僕は恋をする)」(2010)の小凱だ。
小凱の面影はなく、そこにいるのはヤバい男子:其の2だ。
前半の出番は少ないが、要所要所で出張ってくるウザさはわりとある。
後半というか残り3集は、ほぼ”ジャック劇場”だ。
 
笑ってても、笑顔がヤバいし、
カチン、ときたらもう安定でヤバいし、
怒ったらもちろんヤバいし、
殴られて鼻血出しててもヤバい。
顔芸がすごいし、もう張り付いている笑顔がヤバい。
ヤバさが全開なのに、醸しでる小物み。
まさに演技力の賜物だろう。
Instagram:yaochunyao
 
1984年10月29日生まれの38歳。
国立台北芸術大学卒業。
 
代表作:「一頁台北」「愛情経紀約」

じつはイケメンな男子@ジェンホー【夏騰宏/夏腾宏シア・トンファン】

㊗️てこブログお初【夏騰宏/夏腾宏シア・トンファン】だ♡
 
今回は顔に大きな傷跡がある設定で、片方の眉毛まで無いのでわりと不気味なルックに見えるが、実はイケメンな男子だ。
ほら↑これでっす♡
 
傷のせいで虐められ、苦しい学生生活に唯一救いの手を差し伸べてくれた友人を、心から信じたかった善良で優しき男子だ。
この男子ふたりの間にある空気は、尊かったですねぇ。
こんな善人がお亡くなりになるなんて、なんて世知辛いお話だろうか。
 
とんとん【夏騰宏/夏腾宏シア・トンファン】の芸歴はわりと短く、デビュウは2017だ。
確かなスキルで着実に階段を上り中の高ポテンシャル男子である。
今後の活躍を楽しみにしていよう。
 
Instagram:tenghung_hsia
 
1991年10月29日生まれの31歳、179㎝。
出演作:「火神的眼涙」「永遠的第一名」「逆局」「未来媽媽」

模仿犯てこが見た感想

ぃやぁ、面白かったっす。
最後が駆け足すぎて、何が”模仿”だったのかはインパクトに欠けるし、原作を読んだ時ほどの感情は湧かなかった。
しかし、こちらはこちらの主題というのがあったように感じる。
主役のグォさんがオリジナルキャラクターである事も考慮すると、彼の成長譚でもあったのだろう。
 
自分の心に折り合いをつけ”悪を退治する”という生きる目標が、
一連の出来事の後〜
自分を制ししきれずに、後悔もしたろうが見えて来たものもあったのだ。
最後は↓ご覧のように
”悪を成敗する”検事ではなく、
”犯罪者を助ける”弁護士に生まれ変わったエピローグで、物語は完結する。
 
ほぼ毎回、残虐ムーブや、人が亡くなるシーンがあり。
暗く、悲惨で、明るいところが1ミリもないドラマだが、最後に残された者たちが逞しく生きていく姿に救われる。
 
それにしても、台湾ドラマのクオリティの高さには毎度感心する。
豪華キャストもさることながら、90年代の再現性や練り込まれた脚本など。
見応えたっぷりだし、あっという間に完走できる全10集であった。