台湾ドラマ『華燈初上〜夜を生きる女たち』(原題・华灯初上)Part3(17集〜ラストまで)ドラマレビュー:ついに完結!クラブ”光ヒカリ”のお客さん(たまにママorヤバい男子)徹底解剖してみよう【楊祐寧/杨祐宁トニー・ヤン】【章廣辰/章广辰チャン・グアンチエン】【霍建華/霍建华ウォレス・フォ】【呉慷仁/吴慷仁ウー・カンレン】【林柏宏リン・ボーホン】【曾敬驊/曾敬骅ツゥン・ジンファ】【鄭元暢/郑元畅ジョセフ・チエン】【修杰楷シュウ・ジエカイ】キャスト情報・あらすじ・感想※ネタバレあり

ご訪問ありがとう、てこブログへようこそ。
 
今日は、台湾ドラマ『華燈初上〜夜を生きる女たち』(原題・华灯初上)Part3(17集〜ラストまで)ドラマレビュー:ついに完結!クラブ”光ヒカリ”のお客さん(たまにママorヤバい男子)徹底解剖してみよう、
を紹介するよ。
 
基本情報とPart1レビューは↓こちら
続くPart2のレビューは↓コチラだ。
読むがいい。
さて、ついに完結のPart3だ。
 
クラブ”光ヒカリ”で働く女子たちの悲喜交々の行く末、そして犯人・動機が明らかにされる。
Part1・2と、てこブログでは”困った男子”をフォーカスして来たが、
この時書いた感想が、終わってみれば随分とイメイジが変化している事に気付く。(書き直したりはしませんがね)
キャラクターを掘り下げることで見えてくる、〜へぇ、そうだったのか・・・、という彼らのコアの部分が見えてくるのだ。
つまり、このドラマは、
 
見えてるものが全てではないよ?
 
という気付きを学習できるドラマでもある、という事だ。
 
今回レビューも、女子たちを困らす、困った男子たちをピックアップして行く。
ベイビーまま、うー哥哥【呉慷仁/吴慷仁ウー・カンレン】、
ヒノキ、ふぉ【霍建華/霍建华ウォレス・フォ】、
この大物男子ふたりの行く末ももちろんのこと。
わずか1分ほどしか出ていない、役名さえない林くん【林柏宏リン・ボーホン】も追いかけたい。
 
※画像はNetflix、公式Facebook華燈初上百度捜狗百科からです。
 
ってな感じで始めるよ、最後までよろしく!

華燈初上Part3(17集〜ラストまで)ってどんなドラマなん?

↑は先代のクラブ”光ヒカリ”の女子たちだ。
真ん中がままだが、なつかしの徐若瑄ビビアン・スーちゃんだ。
今もなおお美しいお姿である。
 
この先代ままが、意味深な言葉を後任のスーちゃんにかけていたが。
スーちゃんって、物腰柔らかなのに敵を作りすぎだ。
スーちゃんの中にある、そんなキケンな部分をビビアンままは見抜いてたのか、流石だ。
 
Part2の衝撃のラスト。
 
ぇ、おまいなの!?
 
で見えてくるもの。
それは、あの男子が”あっち側”って事、つまりよくある汚職系。
ヘンリー(ホスト男子Part1参照の事)と暗闇で会ってたのも〇〇だから、ヘンリーの流してたブツは押収品か。
もしくはそもそもの大元か。
 
悲しみに暮れてるローズ姐さんに更なる試練が降りかかる。
それは息子ズーくんだ。
出生の秘密が明らかとなり、てこもそうとう驚いたが。
一番驚くのは本人のズーくんだろう、かわいそうに。
オトナが皆、自分の事が最優先で誰一人ズーくんを尊重していない。
これはローズ姐さんも例外ではない。
真実はズーくんを傷つけるが、真実を知る権利はズーくんにあり、選択の自由はあるはずだ。
未成年という事を配慮しても、少なくとも彼は知り、その上で選ぶべきなのだ。
 
殺人事件と麻薬捜査が並行していて、これに関連があるのかないのかはこの段階でもよく見えてこない。
ヤク(麻薬)の方はここへ来て黒幕が判ったが、これが殺人とどう関わるのか。
つまり
 
・殺人がヤクを取り戻そうとする者の犯行
・殺人が恨みなどの情のもつれ
 
なのかがわからない。
ヨウヤンは判ってるのだろうか。
捜査も聞き込みもザルなので(今までの仕事ぶり)心配だ。
 
そして、”知ってるか?オレがふぉだ、改(あらため)エノキだ”の【霍建華/霍建华ウォレス・フォ】だ。
残念なお知らせをしておこう。
あれだけ衝撃的にお葬式に登場し、あれだけ意味深にカッコつけてたのに。
ほぼ何もせず(ヤクの出どころだけは調べた)逃げました・・・
”姐さん殺した犯人、必ず捕まえてくれよなっ”つって、ヨウヤンに後を託して行ってしまった。
ふぉの居る意味ってあったのかな。
 
これでまたひとつ、スーちゃんが仕掛けてたギミックが不発に終わった。
 
スーちゃんは、自分が屠られるなんて夢にも思ってなかったけど。
さまざまなギミックを考えており、たまたまヤクを見つけたので自分にめろめろのふぉを駒にする事を思いついた。
ズーくんの事は、いずれ取り返すためのアイテム(出生届)を用意し、本当は次のズーくん誕生日に発覚するように仕掛けていた。
 
そして、もう一つのギミックが経営権利の譲渡だ。
予想通り、借金まみれでナッカムラさんにもこっぴどくフラれ、さらに軽蔑されちゃって四面楚歌のあーちは拗らせてる。
しかし、↓の事件後、謎に結束力の強まる光女子らだ。
アイコちゃんがピンチで、みんなでクラブ”シュガー”とケンカしてるとこだ。
アイコちゃんも世の中の厳しさを体験して、光がどれほど恵まれた環境なのかを理解した模様。
すこしオトナになり、新生アイコちゃんへの第一歩となる流れだろう。
 
シュガーといえばこの方、↓ベイビーまま(うー哥哥【呉慷仁/吴慷仁ウー・カンレン】)のその後を報告しておこう。
(画像:吳慷仁Facebook)
 
キレイ事じゃ生きてけないこの世界。
でも悪いことしたら相応のカルマもある。
 
今日はおやすみなのぉ。
お葬式だったのよぅ。
 
と言うままの悲しさ。
生きてる間は言えなかったけど、言えてすっきりしたわぁ。
 
という件は、てこの新宿2丁目で働く四半世紀来の親友と重なって泣いてしもたわい・・・
彼女(彼)も台湾から日本にやって来て、同じような事言ってたなぁ。
 
なにかと目障りだったベイビーままは、ローズ姐さんと今後一生のお付き合いになる気がする。
 
こんな感じで、光女子たちの結束も強くなって来たところへ、あーちの〇〇が発覚して。
あーちなんてローズ姐さんの天敵みたいなポジだったのが、ここも仲良しの流れへ。
 
残る光女子はユリちゃんとハナちゃんだ。
 
ユリちゃんは、ヘンリー(ホスト男子)の秘密を知ってしまって。
電話機に盗聴器をセッティングして録音(カセットテープ式)して行動し始めた。
この時、ヨウヤンは訳あって指名手配され逃げながらの捜査中だったのだが。
ようやくここで、ヤク関係の事件の流れが解明される。
長かったよね、随分んと引っ張った感。
 
ここで驚くのはユリちゃんだ。
ヘンリーに見切りをつけたんじゃないって驚きの選択。
ヘンリーに改心させようと思ってるという驚きの思考。
ヘンリーをいつまでも愛し続けようと思っているという驚きの決心。
てこはもうほぼいろんな人の思考を理解してたつもりだったが、それはまつがい(間違い)で、
世の中には、まだまだ想像を超える考え方をする人間が居るのだなぁ。
 
で、ヤク関係の決着はついた。
ん?と言う事は殺人事件とは関連なしという事か。
 
あの問題のアイテム(録音機)は一体どこへ行ってしまったのか、どこにあるのか。
そこで活躍するのが、お待ちかねの役名さえない林くん【林柏宏リン・ボーホン】だ。
こちらも残念なお知らせだが、Part3も出演時間は1分くらいだった。
でも、林くんが”特集組むぞ”って言わなかったら、あの録音機が日の目を見なかったのだから。
事件解決の影のMVPと言って良いだろう。
(カメオですよ、カメオ出演)
 
録音されていたのは何か、誰か。
大風の日にあった出来事とは一体何なのか。

クラブ”光ヒカリ”のお客さん(たまにママorヤバい男子)徹底解剖してみよう

ぜんぜん悪くない、むしろいい男子@ローズ姐さん夫(青年編)【曾敬驊/曾敬骅ツゥン・ジンファ】

㊗️てこブログお初の【曾敬驊/曾敬骅ツゥン・ジンファ】
 
彼って、おそらく。
なぜてこブログでフォーカスしてないのか謎だが「逆局」に出てた↓この子だと思うんだ。
なんてったってルックが佳きだ♡
 
ローズ姐さんと学生時代に知り合って、そのまま駆け落ち結婚した男子だ。
この回想タームでは特に悪いとこも無く、どちらかと言えばイイ男子だった男子だ。
優しくて頼れる男子だった。
 
「誰是被害者」に出ているようだ。
これもねとふりさんにあった気がするので、いずれ見てみようと思う。

オトナになったらクズくなってしまった男子@ローズ姐さん夫(現在)【鄭元暢/郑元畅ジョセフ・チエン】

㊗️てこブログお初【鄭元暢/郑元畅ジョセフ・チエン】だ♡
 
ホスト臭の漂う男子だが、貿易会社の社長だ。
嫁に罪を着せ、3年も塀の中へ閉じ込めた男子。
罪を償いたい、と離婚調停をすっぽかす男子だが。
回想タームを見ると、惚れて惚れて惚れまくって手に入れた女子だったようで、現在の執着のしようもわりと納得できる設定だ。
しかし、クズはどこまでもクズで、でも会社の為には・・・という状況。
一度裏切る奴はまた裏切る、という教訓だ。
 
ジョセフのことは、てこ知ってるんです。
てこはジョセフの作品2本も見てるんっすよ。
「仙剣雲之凡」という武侠もので、ジョセフは男②を演っていた。
「天涙伝奇之鳳凰無双」というのは玄幻もので、男①だ。
心配なのは、本作を最後に新しい作品出演ニュースがない事だ。

まんまと騙されたよ、その笑顔に、な男子@コウ検事【修杰楷シュウ・ジエカイ】

㊗️てこブログお初【修杰楷シュウ・ジエカイ】だ♡
 
驚いた。
このエリート風のきっちり真面目男子と思わせといて。
〜からのヴィランはまぁ想定内だが。
その後の設定が全くもって予想外なもんで、わりと狼狽えるレヴェルで驚いた。
 
みなも驚いて欲しいので画像も載せない。
まぁ、見てくれって。
 
「深夜食堂」に出てた気がするけど、他の作品はおそらく見た事ないと思う。

ごめんね、やっぱり〆もYO!ヤンでよろしく!な男子@パン刑事【楊祐寧/杨祐宁トニー・ヤン】

Part1でトップバッターで紹介したけど、やっぱり締めもYo!ヤンでしょ、の【楊祐寧/杨祐宁トニー・ヤン】だ♡
 
もう満足満足、十分満足。
髪型はちょっとアレだったが、むさ苦しい設定が中の人にピッタリだった。
途中、逃亡犯にもしてくれたし。
白のランニング姿も披露してくれたし。
 
ルックもさることながら。
キャラ設定にも大満足だ。
 
皆が、己の愛とか欲とかに忠実に生きてる中で。
ヨウヤンが重んずる事、それは”信念”だ。
 
曲がった事はしない、自分に恥じる事はしない、という確固たる生きる上での指標を持っている男子なのだよ。
 
終盤、権力に屈したように見えるかもしれないが。
そんな事はない。
いずれ署長の悪も裁く所存だ。
ここで一網打尽など、嘘くさいだろう?
まずは一歩だ。
 
部下の女子にも言っていた。
 
オレを信じろ、と。
 
信じますとも。
ぇえぇえ、信じます。
 
ローズ姐さんは脳筋属性なので、ちょっと軽蔑した風だが。
ヨウヤンは恋愛至上主義の脳みそがお花畑男子ではないのだ。
そして、言い訳なども一切しない男子だのだ。
行動で示す、サムライみたいな男子、それがヨウヤン。
 
オレを信じれないなら・・・縁もこれまで。
言い訳して繋ぎ止めるような女子などいらん。
 
って事ですよ、みなさん。
どーです、いい男子でしょ?
 
って事で皆さんもぜひ『天龍八部』を見て欲しい。
ついでにてこブログは其の3まである3部作だ。

華燈初上Part3(17集〜ラストまで)てこが見た感想

Part2のラストで、この男子が〇〇なのなら・・・
と連想される女子が居る。
まるで想定外。
驚きの展開だ。
 
録音機に残された音声から、犯人が誰なのか判ったローズ姐さん。
彼女はその者と対峙する。
そこからひとしきり回想タームがあるのだが。
確かに悲しい背景ではある。
しかも、この男女にこんなエピソードがあったとは、皆も想像していなかったと思う。
 
それにしたって、いくら感情が高ぶろうとも人には理性というものがあるはずだ。
その理性が吹き飛ぶとは、すなわち想像を絶する切羽詰まりな状況があったという事だろう。
てこが彼女を理解できないし納得できないのは、てこ自身が想像を絶する切羽詰まりを体験したことがないからだろう。
詰まるところ、てこは平凡に生きて来たし、わりと幸せに生きて来て。
そりゃ困ったこともないわけではなかったが、これを理解できるほど人生経験が豊富ではなかったと言う事だ。
 
そういう観点で考えれば、このドラマの登場人物のほとんどが、どちらかと言うと突き抜け組で、ノーマル(てこくらい)な人の方が少ないように思う。
それがすなわちこの作品の魅力なのだろうと思う。
つまり、普通とはかけ離れた人々の群像劇であるので、普通のお話とはちょいと次元が違うのである。
 
実は、Part2レビューで、
 
スーちゃんは実は〇〇で、真意は〇〇だった〜
スーちゃん、ステキ・・・、とか言う帰結が待っている気がする
 
などと書いているのだが。
この辺の予想も潔いほどに外れている。
彼女らの友情は、ある場所では歪んだ物であったのだ。
スーちゃんはローズ姐さんに大ダメイジを与えるべく、着々と画策していたのだと思うと恐ろしい。
しかし、スーちゃんの気持ちってわりとわかるような気がしませんか?
 
ローズ姐さん一人勝ちで物語は幕を閉じるのだが。
ローズ姐さんは、もっと反省した方がいい。
深く考えた方がいい。
あーちも言ってたじゃない
 
”施しは嫌”
 
ってね。
これはローズ姐さんだけじゃない、てこもよくよく考えさせられる案件だ。
いずれにせよ、良い事も、悪い事も、いろいろと考えちゃうドラマだった。