台湾ドラマ『華燈初上〜夜を生きる女たち』（原題・华灯初上）Part1（1〜8集まで）ドラマレビュー：クラブ”光ヒカリ”のお客さん（たまにママ）徹底解剖してみよう【楊祐寧/杨祐宁トニー・ヤン】【章廣辰/章广辰チャン・グアンチエン】【張軒睿/张轩睿デレック・チャン】【霍建華/霍建华ウォレス・フォ】キャスト情報・あらすじ・感想※ネタバレあり
ご訪問ありがとう、てこブログへようこそ。
今日は、台湾ドラマ『華燈初上〜夜を生きる女たち』（原題・华灯初上）Part1（1〜8集まで）ドラマレビュー：クラブ”光ヒカリ”のお客さん（たまにママ）徹底解剖してみよう、
を紹介するよ。
【基本情報】
監督：連奕琦
脚本：杜政哲、洪立妍 、林紹謙
P：戴天易、林心如
出演：林心如、楊謹華、謝欣穎、劉品言、郭雪芙、鳳小岳、楊祐寧、江宜蓉
プラットフォーム：Netflix2021年11月26日〜
60分✖️24集
Part1が11月26日〜、Part2が12月30日〜、Part3が2022年3月18日〜、
全部で3シーズン、各シーズン8話、合計24話、準備に4年もかけたとかかけないとかの話題作。
ねとふりさんでグローバル配信され、瞬く間に大ヒット。
ついこないだレビューの『模仿犯』の出演者が、本作の同窓会だったよな、と。
そいえば未レビューだよな、と。
【呉慷仁/吴慷仁ウー・カンレン】のベイビーままを紹介したいし。
ちょい前にレビューした『天龍八部』Yo!ヤン（ヨウヤン）【楊祐寧/杨祐宁トニー・ヤン】も紹介したかった。
うー哥哥（呉慷仁）はまだ登場してないので紹介は今後のお楽しみだが、Yo!ヤンはもう登場してるので全力で褒めちぎる所存だ。
このドラマの舞台は、1988年、台北の歓楽街「林森北路」。
ここは日本人向けの歓楽街で、夜の女子たちが働くお店は”光ヒカリ”というクラブだ。
「いらっしゃませーーー」
「ありがとござますーーーーー」
と日本語が飛び交う社交場である。
”光ヒカリ”で働く者のヒューマンサスペンスであり、女子たちの生き方を見せられるわけだが。
誰にでも、例えば丸の内OLだって、専業主婦だって、それなりな過去もあれば秘密もあったりするが。
ここでフォーカスされる女子たちのそれは、わりと悲惨だったり衝撃的だったりする。
時には共感したり、心底かわいそうに思ったり、軽蔑したりと、見る者の心は大きく波打ち、
次エピソードをぽちっとな、となる原動力となっている。
しかしだ。
てこのライフワークはイケメン探して、てこ監修”イケメン備忘録”を紡ぐ事だ。
てこブログはその為にある。
いくらおもろくとも、女子をフォーカスするのはてこポリシーに反するのだ。
なので、今回は光ヒカリ女子の”お客さん”にフォーカスして、どんなお客さんに惚れ、どんなお客さんに裏切られ、どんなお客さんに騙され、どんなお客さんを嫌い、なのかを徹底解剖する事にした。
なので、物語の筋などはあまりわからないかもしれないが、そこんとこよろしく！
それと、珍しく主題歌などの話をする。
『月代表我的心』という主題歌は、鄧麗君テレサ・テンの代表曲だが、
今回はアジアのsuper神バンド、Mayday（五月天）の阿信が歌っている。
これがまだ、作品の世界観とマッチしていて佳きだ。
この主題歌聞くだけでも価値あるよな、って絶妙な制作陣センスである。
ってな感じで始めるよ、最後までよろしく！
華燈初上ってどんなドラマなん？
1988年、台北の歓楽街「林森北路」にある、クラブ”光ヒカリ”で働く女子の悲喜交々物語なのだが。
冒頭で女性の遺体が見つかるところから物語は始まる。
遺体の女性は赤いハイヒールを履いている事しか、視聴者は見ることが出来ない。
顔は隠されており、それが（殺されたのが）誰なのかわからない。
Part1は1〜8集まであるが、最後8集でようやくその遺体が誰であるかわかる。
物語は3ヶ月前に遡ったり、現在（遺体発見当日）になったり、2ヶ月前になったり、2週間前になったり（5年前とかもあった）時系列がごちゃごちゃして進む仕様だ。
つまり、
光女子（クラブ光で働く女子たちの事）らの日常を追いながら、
この女か？殺されたのは
この女か？殺したのは
などと推理しながら見る方式だ。
それが8集まで続く。
・・・
長くね？
まぁ、いいけど。
んじゃ、こっからお客さん徹底解剖始めるよ
ごめんなさいね、やっぱトップバッターはYo!ヤンでよろしく！＠潘文成【楊祐寧/杨祐宁トニー・ヤン】
デカ（刑事）ですよ、デカ！
Yo!ヤン（ヨウヤン）こと【楊祐寧/杨祐宁トニー・ヤン】だ♡
殺人事件の捜査班長をまかされたヨウヤン♡
デカとか似合いすぎでしょ。
このだっさい（ダサい）感じがまた佳きである。
ローズ姐さんにぶっ叩かれて鼻血出しちゃったんだけど（人違いアクシデントで）、そん時からローズ姐さんの事が気になってる男子だ。
ローズ姐さんとは、クラブ光のママで、演じてるのはるび姐さんだ。
今回もヘヴィスモーカーでがんがん酒飲みまくる肝っ玉姐さんだが、相変わらずお綺麗だし、嫌味のない好きキャラクターだ。
デカとしての手腕は、今のところ発揮できてないが、漢臭さは1000％だしており、今のところ気になる点は髪型くらいしかない。
上出来だ。
洗練された客でもないし、お金持ちでもないが。
脳筋属性に見えて、実は頭もわりと聡明そうなムーブもあり。
今後捜査ムーブでも見せ場があると尚良いなぁ、と期待が膨らんでいるてこだ。
ローズ姐さんのお誕生日パーリーで、ほかの客といちゃついてるのを横目で流し、ぐいっと酒を煽る。
ちょっとヤキモチやいてるっぽい♡
ビリヤードの腕前見せびらかしムーブも萌えるが、その後、姐さんの魅力に堕ちたシーン。
咥え煙草の似合うむさ哥哥（むさくるしいアニキ・褒めてます）
ぁ、オレ、今こいつに惚れたわ
って心の声が聞こえてきたぜ、ｸｯｿかっこぇえ。
（ちゃうで、とっくに好きだったんだって、と突っ込んでるのはてこ）
8集くらいには、ふたりでアフターでうどん？食べたりするほど仲良しになって来てる。
でもまだ、ヨウヤンの片想い。
姐さんは、違う男に未練があるか、恋愛どころじゃないか、アウトオブ眼中なのは間違いない。
今後、事件の捜査は難航するし、ローズ姐さん大ピンチが続くのだが。
そんときに漢ぶりを発揮できる展開に期待したい。
生粋のたらし男子＠江翰【鳳小岳/凤小岳リディアン・ヴォーン】
脚本家なんだと。
自由人なんだと。
この男子は、ローズ姐さんと付き合ってたが飽きちゃって。
次はローズ姐さんの親友で、クラブ光のもう一人のママ、スーちゃんに手を付ける。
このふたりって20年来の親友らしく、ローズ姐さんが刑務所入ってる間も、息子の面倒見ながら献身的に支えて来た仲らしい。
こんな大親友CPにどっちも手ぇつけるとか、まじでクズ男子なのだ。
足だけでローズ姐さんを特定できるハイスキル男子。
常時、”燃えるような恋”をしていないと息ができなくて死んじゃう種族。
ルックもわりとバエるし、恋の上級者なので女子を落とすのも簡単。
根っからのたらし男子なのだ。
これは、この男子が悪いとか言っててもしょうがないやつで。
自己責任以外の何ものでもない。
こんな男子に惚れた自分が悪い、これ一言に尽きる。
もう学習して糧にして（こういった種類の男子と付き合うと経験値は通常より3倍ほど増だし、なんならボーナスも付く事もある）次回に備えるしかないね。
この男子はてこの好みではないが、8集以後も何かと出番はありそうだ。
次は誰に手をつけるのだろう。
またローズ姐さんに戻るとか？
・・・
などとも思うが、この男子にも悲しい背景を用意している。
これまでは言わばプロローグであり、本編はこれから始まるのだ。
今後彼の存在が吉となるか凶となるか・・・
それは見てのお楽しみだ。
角刈りがcuteな男子＠阿達【章廣辰/章广辰チャン・グアンチエン】
麻薬の取引がクラブ光でされている、として実態を探りに光に通ううちに、そこのホステスのハナちゃん（＠李淑華）に惚れちまった男子だ。
この男子もデカ（刑事）で、ヨウヤンの部下だ。
この女子は何かと悲惨でもっすごく可哀想なのだが、そんなハナちゃんの唯一の希望がこの男子＠阿達だ。
脳筋属性だが、善良で誠実だ。
彼女だって普通の幸せを夢見る権利はあるし、どうか彼女の過去を含めて理解できる男子に成長しますように。
造形がまず佳きだ。
洗練さが0ゼロZEROの潔さも良いし、初々しさが滲み出るほんわか感。
ハナちゃんは訳あって実家に戻ったり、ローズ姐さんとこに厄介になったりと、生きるのに忙しそうで色恋してる余裕はなさげだ。
今後、彼がフォーカスされる可能性は低いが、諦めずに期待しておこう。
・・・
とか思うでしょ？
！！！ほぇっ？？？
って変な声出ちゃうから、楽しみにしててほしい。
日本人の男子＠ナッカムラ（中村）さん【加賀美智久カガミ・トモヒサ】
ナカムラさんは日本人のビジネスマン。
台北で働いて長い事経つが、近々日本へ栄転する事になった。
そこで、ナカムラさんはスーちゃんを日本へ連れて帰りたいのだが、↑（画像右）の光女子にロックオンされてしまってる男子だ。
この女子はあーち（阿季）で、高額の借金を抱え毎週宝くじに運命を託してる女子だ。
ちょっと年寄りだが、スーちゃんよりかはあーちの方がナカムラさんは幸せになれると思うんだが。
スーちゃんキレイだしね、仕方ないかな。
ナカムラさんの中の人は、山梨県出身の方だ。
随分と長い事台湾で暮らされてて、数年前には台湾永住権を取得されたらしい。
中の人は、背広でもがっしりした体躯を予想させるが、いんすた見たらもっすごい鍛えてて驚いた。
Instagram：tomo_0612_
年上のおねいさんにベタ惚れしちゃった男子＠何予恩【張軒睿/张轩睿デレック・チャン】
大学生の彼だが、お友達に誕プレで連れてってもろたクラブで、年上のおねいさんに一目惚れしちまった。
ちょっと無理のある設定だが、なくもないだろう設定。
この男子はもちろん大真面目にまじで好きなんだろうが、オトナなスーちゃんはちょっとしたリフレッシュだったのか。
てこもリフレッシュしてみたいけどなぁ・・・
この男子を気に入ってる光女子も居て。
この女子↑はアイコちゃん＠王愛蓮
アイコちゃんも大学生で、後々判るけど家を出て自立して頑張ってた女子だ。
自分の好きな男子が、自分の上司を好きなの知ってるけど。
なんかムカつくから、っていろいろとやってくれた女子だ。
ある意味MVP。
ローズ姐さんはこのドラマの軸であるし、視聴者がみんな推してる女子なはずなので。
ローズ姐さんが元彼や親友に騙されてる状況はヤキモキしてる訳だが、その状況を一変させてくれるのがこの女子だからだ。
アイコちゃんは恐らくはいい子なんで、この女子を好きになったらいいのに。
よりによって、いろいろときな臭いスーちゃんにベタ惚れしちまう、愚かな男子、それがこの男子だ。
などと思ったらおおまつがい（大間違い）。
アイコちゃんは、拗らせ担当であり、今後面倒な事をするポジションだ。
まぁ、今後大好きなスーちゃんが〇〇になってしまうので、9集からどんな風に壊れるのか楽しみにしたい男子だ。
アイコちゃんのせいもあり、この愚かボウイは・・・
ってな感じなので、こちらもお見逃しなく。
ホストな男子＠亨利【王柏傑/王柏杰ワン・ポーチエ】
彼ねヘンリー亨利、もっっすごくワルい男子。
ワルの典型。
ヒモ型クズ夫くんだ。
彼は光女子ユリちゃん（＠黄百合）の彼氏だ。
昼間はデパートのグラホス、夜は光女子。
彼女の背景は、今現在での深堀はないが、このホスト男子のせいで大事件が起きてる気がするので。
今後、ユリちゃんがこんなクズ男子に依存するようになってしまった背景が語られるはずだ。
そんなある意味無垢なユリちゃんを騙して、悪い事してるのがこのヘンリーなの。
なんでこんなまるっきし嘘ってダダ漏れな嘘に騙されるの、ってくらいぺらぺら嘘並べる男子で。
ちょっとてこが興味ある男子だ。
今後もっと場を混乱させれる可能性を秘めた男子である。
おいらの見せ場はあるのかな？な男子＠小豪【胡桓瑋/胡玮杰フー・ウエイジエ】
クラブ光のボウイをしているしゃおはお（小豪）だ。
光唯一の男性従業員だ。
そこはかとなく”ローズまま至上主義”みがあるが、ほかの光女子たちのことも大事に守る一面もある、ケナゲな男子だ。
今のところ、まったく見せ場はないのだが。
Part2とかで、万が一にもフォーカスされる事もあるやもしれんので、ここでピックアップしておきたい。
知ってるか？オレがふぉだ、な男子＠馬天華【霍建華/霍建华ウォレス・フォ】
来た、来ました。
ふぉですよ【霍建華/霍建华ウォレス・フォ】っすよっ♡
るび姐さんは、ふぉのリアル嫁だ。
つまりるび姐さんの夫という事だ。
まぁ、それは置いといて。
・・・
なんか2〜3分だけ出て来たふぉだ。
どうやら長い事塀の中に居るようで、スーちゃんと縁の深い男子のようだ。
なんだかんだで、ふぉはてこブログで一度もランクインされていない男子だ。
今後の展開によってはランクインの可能性はすこぶる高い。
どんな役だろうか。
るび姐さんと敵対関係？
もしくはトライアングル？
今後の展開に期待したい。
前科者だし、きっとヤバい系の男子なんだな。
突き抜けキャラだといいなぁ。
華燈初上Part1（1〜8集まで）てこが見た感想
殺された女子の特定を8集まで引っ張るのは、流石に焦らしすぎだと思う。
時系列が、3ヶ月、2週間、2ヶ月、5年、などとめちゃくちゃなのも面倒だ。
しかし、群像劇としての魅力は十分であり、非常に興味深く見ることができる。
エピソードの順番をシンプルにした方が（いろいろあって、とうとう事件は起きた、という当たり前な流れ）イラつかずに見れたのではないかと思わなくもないが。
結論として、全体的に面白いので許せる、という事だ。
女子たちの演技もさる事ながら、お客さんたちに誰一人として平凡な背景の人間が居ない、という面白さ。
さらにはキャストが豪華で、まだ出て来てない俳優、もしくはちょこっとだけ出て来てる俳優、彼らのこれからの期待が大きすぎる。
まずは被害者の身元がわかった。
しかし、親友ふたり（ローズとスー）の過去や友情の成り立ちなどのエピはないので、これから出てくるだろう。
ローズの過去も、現在は
・前科あり
・夫と離婚したい
これくらいしか判っておらず、これからその回想タームがあると思われる。
別れたがってる夫も、今回はフォーカスしていないが次回はきっとランクインの予感がするし。
なんといっても未だ出番のないベイビーまま、うー哥哥（呉慷仁）が次回は登場する。
Part1は、本編のプロローグであり。
犯人探し中に新たな背景なども判って来て。
ぇ、ローズ姐さんかわいそすぎだろ
親友なのに・・・
とか
ぇ、そうなる？
はぁ・・・めんどくさい事になって来た・・・
となる。
サスペンスについても、ヤク（麻薬）が絡んでることはわかるが、誰がどうした、という事は視聴者にもさっぱりわからん状況なので、
これらの展開も楽しみである。
ってな感じでPart2へ続く。