中国ドラマ『飛狐外伝レガシー・オブ・ヒーロー』(原題・飞狐外传)ドラマレビュー其の2:21〜ラストまで”雪山飛狐”前日譚、Newヒーロー爆誕♡【秦俊杰チン・ジュンジエ】【林雨申リン・リューシャン】【何潤東/何润东ピーター・ホー】【丁橋/丁桥ディン・チャオ】キャスト情報・あらすじ・感想※ネタバレあり
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今日は、中国ドラマ『飛狐外伝』(原題・飞狐外传)ドラマレビュー其の2:21〜ラストまで”雪山飛狐”前日譚、Newヒーロー爆誕♡
を紹介するよ。
基本情報と1〜20集までのネタバレ満載のレビューは↓だ。
みゃお大侠の目が見えなくなってしまった。
治るのだろうか。
治ったら俊くんがずっ友の忘れ形見だと気付くはずだ。
しかし、俊くんはみゃお大侠を親の仇だと認識しており、仇打ちをせんことには四叔父も成仏できないだろう。
だが、盲目ながらもいの一番に位牌を守る姿も目撃してしまった。
本当は仇じゃない気がする・・・
でも・・・
という最大のジレンマにぶつかるであろう、エモ満載展開が待っている。
そして、俊くんが出会ってしまったもう一人の女子の存在。
心に決めた女子はツィイーだが。
毒王女子も、陰日向で俊くんを全力でサポートするケナゲ女子で好ましいのだ。
まぁ、てこはどろどろしなけりゃどっちでも良いけどな。
そして、クライマックスは掌門大会だろう。
正直な話、俊くんはこの大会の真の意味を未だ知らない。
キーメンたちがこぞって参加するだろうから。
そこに行けば、ぱぱ(ヒーローふー)に毒を盛った犯人に出会えるんじゃないだろうか、位の感じだろう。
注:てこブログは、大いなるネタバレを含みます。
閲覧の際は、十分にお気をつけ下さい。
ってな感じで始めるよ、最後までよろしく!
飛狐外伝ってどんなドラマなん?21集〜ラストまで
【プチクライマックスターム:身バレ編】
とにかく早く目を治してーーーー
早く対面させてあげてーーーー
という視聴者の声を受けて、更なる試練をぶっ込んできた脚本だ。
ほー殿が、素錦のちーこ娘を奪いに、ついでに盲目になった憎っくきみゃお大侠をやっつけるために急襲をかけて来たのだ。
目隠し。
赤子連れ。
これだけですでに激胸熱。
赤さんを抱きながらの盲目剣士は、じりじりと追い詰められて行き。
しかし、”ココっ!”ってところでお待ちかねの俊くんが颯爽と登場だ。
来ますよ。
スペシャルケミが。
「・・・これは!!!???
やはり・・・」
みゃお大侠、ずっ友の太刀筋は全て脳裏に刻まれているのだ。
目など見えても見えなくても、いつだって心の目で見てる。
彼にはわかる。
そこに居るのは、紛うことない、ずっ友の忘れ形見だ。
彼は伝える。
胡家伝来テク刀法極意を。
”届け、この想い”
そして、ヒーローふー胡一刀の残した刀を与える。
「戦うぞ。
俺を切れ。」
・・・
何それ。
クッソ胸熱すぎて泣けるんだが。
違うだろ。
言い訳とかしないと、大侠。
実は誰かが毒を〜、って説明せんといかんやろ?大侠。
否。
そんな説明ナッシング。
漢に言葉は不要だ。
武人は拳で語り合うのだ。
剣侠は一言より一振りだ。
英雄は全てを受け止め受け入れる度量があるのだ。
みゃお大侠が激イケすぎだぜコノヤロー。
【ふーダーレン@福康安の憂鬱編】
このパートの必要性を感じないが、後に派生する事柄を考えると必要だったのかもしれない。
しかし、まさにどうでも良いのだ、ふーダーレンの悩み事なんか。
ふーダーレンのプライベエトなど1ミリも興味ないのに、見せられる苦痛。
ラヴ絡みではあれ、一応武侠の体裁を保って来たのに。
ここで急に”後宮の諍い女”みが全面に出てくる不快さ。
てこは女どもの嫉妬によるアレやコレやがキライだと言っているじゃないか。
それなのに、なぜこんなパートをぶっ込むのかっ、と荒ぶる。
じゃぁ、見なきゃいいじゃないか。
・・・
ですよね。
・・・
だからすっ飛ばして見たので、ここいら辺はごにょごにょ・・・としか説明できない。
ここでのポインツは、其の1で登場してた@元瞳が再登場という事だ。
後に大変な事になる、と言っていたであろう?
それだ。
姐さん、なんとふーダーレンの子を産んでた、それも双子。
驚きの展開だ。
で、福家はいろんな事情を抱えてて、それなりな尺をとり、それなりなエピが続くのだが。
真面目に見ていないので、大まかな流れしかわからない。
ただ、ふーダーレンのお屋敷に、ツィイー一行と黒子先輩一行も滞在しており。
こちらの動向が何かと興味深い。
ツィイー一行は天山派で紅花会側だ。
つまりふーダーレンとは反対側の組織なので、綿密に計画された策略がありそうだが。
その計画がポンコツそうな予感がしてならない。
武侠人は頭より心で動く生き物であり、政治的な事には向かないのだから。
で、話を双子関連に戻すと。
いろいろあって元瞳は毒を飲まされ人事不詳となる。
元瞳を屋敷から連れ出す事には成功したが、落ち着ける場所で治療をしなければならない。
どうするか。
・・・
隠れた先は華拳門だった。
そしてそこでちょうどタイミングよく掌門選出トーナメント中だった。
・・・
姐さんをどうにかして治療しないと
↓
リーダーになればゆっくり治療できるんじゃね?
↓
トーナメント参戦
さすが武侠。
これが武侠。
こんな簡単に異派でトップに成れるもんなの?
こんな疑問も湧き起こるだろう、そうだろうとも。
説明しよう。
”武”とはすなわち”心”と同義だ。
いくら型を真似ても、真髄・極意を理解できなければ達観することは不可能だ。
しかし、ごく稀にそれができる才を持つ者が居る。
その者は、瞬時に真髄を理解し、あろうことか己の物として昇華させることが出来るのだ。
つまりだ。
俊くんはその才がある、という事なのだ。
ただまだ若輩で、その才も十分に開花していない。
しかし、相手の華拳門がしょぼめの門派なので見極めれなかっただけである。
姐さん、命の危機は脱したが双子問題はまだまだ続き終わりそうにない。
【黒子先輩親子の行く末】
↑こんな感じで山中逃げ回ってた黒子先輩親子。
きっちりちゃっかり復活してて。
黒子先輩の処世術でなんやかんやと不穏な事を企むもうまくいかない。
ちなみに漫画版の鳳天南は↓これだ。
ワルそうで強そう。
黒子先輩まんまだ♡
黒子先輩の朋友(王絵春長老)もわりとポンコツで、間違った方向へ向かっている。
肝心の神級辮髪ビューティー♡【丁橋/丁桥ディン・チャオ】はと言うと。
後半は出番が少なすぎるのだ。
カモンビューティー
モアビューティー
次作は(クズキャラでもいいので)もっと出番が欲しい。
んーマンダム♡
で、↓ツィイーとの因縁対決で、サクッとお隠れになってしまうのだ・・・
ちょっと黒子先輩たち?
娘だって
妹だって
・・・・
【ヒーローみゃおの家庭事情編】
あっちもこっちも家庭事情で揉めてる訳だが。
みゃお大侠とこもちーこを取り戻す、戻さねぇ、から悲劇がおこり。
泥沼連鎖は止まらない。
そもそも素錦なんか娶るからこんな事になっちまったのだが。
おそらくはみゃお大侠は、ずっ友メオトに憧れてて
「自分もあんな嫁欲しいなぁ・・・♡」
とか夢見てたんじゃなかろうか。
だから、毒を吸い取る素錦に胡夫人が重なってうっかり惚れちまったのだと推測する。
しかし、相手はあの素錦なんだから。
期待しても無駄だ。
ねちねちぐじぐじの素錦なんだから。
・・・
とか思ってたのに。
まぁ、一つくらい良い事しとかないとね。
ほー殿・・・
ほー殿は、目下のところ惨めさを突き抜け哀れさも醸し出すまでにゲスを貫き通してる状況だ。
嫁(素錦)が、ふと漏らした一言で、皇帝に献上されるはずだった宝刀の在処を知ってしまう。
嫁にはテキトーな事言って誤魔化しまくってるが、素錦がポンコツなんですっかり騙されてるのだが。
ほー殿の野望は
・とくかくみゃお大侠の存在が邪魔
・掌門大会で優勝(ズルで)し天龍派を名門に
と、まるでスケールが小さい。
地下室に閉じ込めて、みゃお大侠に思いの丈をぶつけるシーン。
見苦しくて涙が出そうだ。
いや、実際出た、涙。
なぜこんなにもゲスなのか。
なぜこんなにもグズなのか。
なせそれがよりによってほー殿なのか。
もうてこは涙でよく見えないのだ。
ふーダーレンから親指指輪を貰って浮かれる姿も、小物感だだ漏れだったがなんとか我慢できた。
相手が素錦だから↑こんな姿にも耐えられたし、
アートな才能が皆無なのに、絵を模写したお琴(箏?)を習ったりしてるのも我慢できた。
でも、地下室のアレはマズい、ダメだ、ほー殿・・・
つーか、みゃお大侠は幼馴染ほー殿の本性にぜんっぜん気付いてなかったのかよっ、というツッコミは各自自由にして構わない。
しかしこれが武侠におけるセオリーでもある。
天才と言われる剣侠は、我ら凡人とは見てる世界が違うのだ。
感じてる空気が別なのだ。
霞を食べて生きていける者なのだ。
とはいえ、もっすごくショックを受けてるみゃお大侠だ。
さぁ、大侠ちの家庭事情も落ち着いたし。
皆が皆、それぞれの思惑で向かうのはクライマックスの掌門大会だ。
【クライマックスターム:掌門大会編】
大会そのものも、面白く進むのだが。
周りの人間の悲喜交交も楽しく見れる。
特に、其の1で言及した朝廷と各門派との間でうまく立ち回るロールモデルとなっている大先生@周鉄鷦ブラザーズの愉快な事よ。
彼らを見ていると”いい塩梅”で生きる事を理解できる気がしてくる。
そう生きるかどうかは別として。
大会の前に、素錦がみゃお大侠を助けだしちーこと共に逃げ出したことを知ったほー殿。
もう目が違う。
ただのゲス夫ではなく、さらに狂気が加わった。
こんな目をする男子はてこは大好物だ。
どうなったかは、流石にそこまでネタバラシする訳にはいかんので自分の目で見て欲しいが。
やっぱり終わってみれば、ほー殿は流石だと言いたい。
見て下さいよ、この目↑
今まではコンプレックスの擬人化キャラで卑屈さが滲み出てたのに。
横恋慕憧れの眼差し
↓
手に入れてめろめろの瞳
↓
懐妊に喜びはしゃぐ無邪気な目
↓
コンプレックスで憎む恨めしい目
↓
カリスマヴィラン降臨(イマココ
できれば他の役が良かったが、ほー殿も他の名だたる古参先輩に負けない存在感を示すことが出来たと思う。
今後もご活躍を期待している。
掌門大会は、無事に終了するはずもなく。
優勝おめでとう、で終わらない。
そこからは、今までの積み重ねって一体なんだったの?と思えるほどめちゃくちゃなくんずほぐれずの大乱闘場になるのが武侠王道だ。
”流れに身を任せ、その都度その時に魅力あるものに没頭する”
↑これが武侠を見るための極意だ。
理屈は二の次だ。
覚えておくがいい。
残りは、双子の行方。
俊くんの恋の行方。
この二点だ。
飛狐外伝てこ監修”イケメン備忘録”
ムサが似合う男子@胡一刀/胡斐【秦俊杰チン・ジュンジエ】
俊くんこと【秦俊杰チン・ジュンジエ】だ♡
前回の古装は武侠劇と銘打っておきながら、俊くんは全編を通して病弱でほぼ吐血していたので無双アクションは事の他少なかった。
なので、本作は金庸センセ原作のマジモンの武侠アクションが出来るのか正直不安だった。
しかし、そんな不安ものっけから解消された。
早々が↑右のムサ叔ルックの俊くんなのだが。
ルックもさることながらアクションも申し分ない出来だった。
それにしてもムサ叔ルックがよくお似合いで♡
それに比べりゃ、青年タームの辮髪ルックは魅力三割減という感じだ。
若輩の無邪気さを醸すにはいささか歳を取りすぎてて、その辺の違和感は否めない。
ヤングで鈍いのは金庸センセの書くヤング像だが。
流石に、妹になってくれ、発言は言われた女子が気の毒だったなぁ。
そんな空気の読めなさも含めて郭靖と似たキャラ設定である事には、少しだけ不満を感じる。
キャラの魅力さから言っても、やはりヒーローみゃおには及ばない。
要するに、主人公飛狐にとって人生の目標になり得るような大先輩の生き様を見せる、という武侠スタイルだ。
で、最終的にてこが満足出来るような大侠に成長してる、と予感させるルックを披露してくれる。
なんとも憎い演出だ。
いずれ俊くんも、みゃお大侠を演じれるオトナに成長する事に期待したい。
元宵俊くんだ。
1991年9月1日生まれの31歳、180㎝、65kg。
中央戯劇学院卒業。
優勝な男子@苗人鳳【林雨申リン・リューシャン】
㊗️てこブログお初、りん哥哥こと【林雨申リン・リューシャン】だ♡
マジでほんとにイケ散らかしてる哥哥だった。
coolな無双なのに
こんなん涙うるうるさしたりするんっすよ?
↑こん時は、リアルに
「ひゃっ♡」
って声が出て、マジで心臓どっきどきだったし、涙涙。
見たいものを見せてくれる尊さに一献捧げたい。
痛恨のエラーは、素錦を娶った事だが。
これも後から考えれば、こんなエラーをしてしまう危うさも魅力の一つとなっている事に気付くのだ。
久しぶりのヒーローとの出会いにとても浮かれてはしゃいでるてこだ。
彼が居なけれは、ほー殿のショックで立ち直れなかったかもしれない。
その意味を含めて、優勝だ。
本作は、万に一つもBSなどでOAされることは無いだろうが。
もしも間違ってOAされたら、間違いなく”きゃーっ、素敵なイケオジ”とか言われるに決まってる。
皆がりん哥哥の虜になる事間違いなしだ。
りん哥哥は、お若く見えるがデビュウは2000年の古参勢だ。
真摯にお仕事に取り組んできた哥哥だが、てこの目に止まらなかったのは古装が少ないからだろう。
「倚天屠龍記」(2019曾舜晞版)での良演は記憶に新しい。
いずれ必ずレビューしたい。
生日哥哥だ♡
1980年10月23日生まれの42歳、176㎝、65kg。
澳大利亜UTS国際商業学院卒業。
「我,喜歓妳」「花開半夏」「守望的天空」「媳婦的美好時代」「馮斉的忏悔」「栄帰」
飛狐外伝てこが見た感想
掌門大会は胸熱展開だった。
結局みゃお大侠が、ようやくずっ友の忘れ形見をその目で見れたのは、39集の大会クライマックス時だった。
それでも大侠は、一言も、ほんの少しも言葉を発することはない。
「俺の背中を見ておけ」(言ってないっすよ、念のため)
とでも言っているような。
そんな生き様。
・・・
みゃお大侠ーーーーーーーーーーーーーー涙
・・・
その後は双子の行方も、恋の行方も落ち着くとこに落ち着いた感じ。
何それ、と思うかもしれないが、そうとしか言いようがない。
薬王谷の面子がしつこくも最後までこじらせてくれる。
↑不気味メイクの張春仲長老。
さすが長老の存在感で、幸せを吹っ飛ばしてくれる。
愛はあれど、簡単には成就出来ない諸々の事情。
女子は二人とも深く俊くんを愛していたが、自分の歩む道をそれぞれ選びそれぞれ旅立った、という帰結だ。
どちらにせよ、いちゃこらを見せられるより余韻が楽しめて佳きだと思う。
朝廷側の目論見が弱いために、”乾隆帝VS紅花会”という背景が全然浮かび上がってこなかった。
逆に、どうでもいい
・ふーダーレンの家庭事情
・ほー殿とみゃお大侠のトライアングル
の方にフォーカスされた仕様になってしまっていた。
しかしながら、原著は多重恋愛劇なのだから、本来の筋から外れている訳では無いだろう。
もともとこういう話なのかもしれない。
なんと言っても、ふんだんにアクションシーンがぶっ込まれている点が視聴継続の機動力となった。
ワイヤーくるくる系は、てこ好みでは無いが、見れるに越したことはない。
加えて、武侠で語られる”義心”に胸が熱くなる。
やはり武侠っていいな、と思える作品であった。
最後に。
最後に成長し熟し、真のヒーローふーになったと思われる俊くんを貼っておこう♡