中国ドラマ『永遠の医妃 愛は千年の時を超えて』(原題・医妃難囚)ドラマレビュー:女子医大生トキメキ☆前世体験記【盛英豪ション・インハオ】【李明源 リー・ミンユアン】【高寒ガオ・ハン】キャスト情報・あらすじ・感想※ネタバレあり

2022年7月28日

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ご訪問ありがとう、てこブログへようこそ。
 
今日は、中国ドラマ『永遠の医妃 愛は千年の時を超えて』(原題・医妃難囚)ドラマレビュー:女子医大生トキメキ☆前世体験記、
を紹介するよ。
 
2018頃の播出だった本作だが、全12集のコンパクト設計だった。
最初から続編ありきだったのは不明だが、人気を受け速攻season2が制作・播出。
そのおよそ1年後にseason3も目出たく播出。
ついでに2022/6には日本上陸。
DVD発売と同時にサブスク(U-NEXT)にも登場。
 
日本上陸版は、全42集となっているので、season1〜3をまとめているという事だろう。
今回レビューはseason1である。
てこは2019あたりに見たのでさらっと復習してのレビューだ。
season2以降は途中放置なので、レビューは気長に待って欲しい。
 
監督:李双武
脚本:曲展、周岩
 
CAST:
女主は楊安琪ヤン・アンチー
男主①は盛英豪ション・インハオで「伝聞中的陳芊芊(花虎)」では男②だった。
 
ってな感じで始めるよ、最後までよろしく!

医妃難囚ってどんなドラマなん?

女子医大生トキメキ☆前世体験記だ、一言で言うと。
 
ありがちな設定だがいろんな突き抜けを感じさせてくれるドラマだ。
 
まずは、ヒロインは女子医大生で試験前日(七夕)に、頭の上に「なんとか秘書」っていう古本が落ちてきた。
読んでたら急に北斗七星が輝きだし、気づいたら1000年前の前世へ旅していた。
 
この説明シーンは4コマ漫画ばりの簡単さで、およそ1〜2分の尺しか取っていない。
ほぼナレ説だ。
 
そしてすぐに嫁入りだ。
ヒロインは自分の置かれている状況もよくわかってないが、スペシャルな順応性で対応。
面倒な事は極力端折って既成事実だけが積み重なっていく。
 
そして笑えるほどの茶番みだ。
高校の文化祭の出し物的なチープさがそこかしこに漂っている。
斬新だ。
実にいい。
 
そして、医大生からいきなり古代の女になり秒でダブルハピネス(囍・結婚)だ。
結婚相手は皇子だという。
イケメンだけどお腹が大きい。
具合も悪そうだ。
医大生としてはほって置けない。
 
「皇子、あんた妊娠してるよ?」
 
ぇえ・・・!?
斬新だ。
 
どうやら、皇子は双子だったらしく、その1人は皇子の気が強いとかで吸収された、とかそんな説明だった。
「君を信じる、取ってくれ腹のものを」
ぇえ・・・!?
斬新だ。
 
そしてすぐさまオペ(手術)だ。
もちろん事前検査などないし。
さらには輸血や生理食塩水や抗生物質の点滴などない。
でももちろんオペは成功だ。
 
その後は、ヨガとか、薬湯などのアフターケアで全快だ。
こんなそんなで、皇子は瞬く間にヒロインに恋をする。
 
しかしヒロインは、離婚して現代に帰ろうとしている。
離婚とかより、現代に帰ることのが重要だし、格段にむずかしそうなのだが。
聡明な頭脳の医大生なはずだが、脳筋属性だ。
 
男①はヒロインを好きだが、ヒロインは出て行こうとしている。
本来セオリーなら、ここで男①の切なさや、例えばツンデレなどで楽しませるタームが投入されるのだが。
なんせ尺がないので悠長なことはやってられない。
 
唐突に後宮からの参内命令が来る。
行ったら秒で毒を飲まされる。
「解毒薬が欲しかったら皇子を殺せ」
・・・
もう鉄板すぎて逆に清々しい。
 
皇子殺したらラヴにならんので、もちろん殺さない。
そうなるとヒロインは蟲毒で死ぬことになる。
でもヒロインが死んでもラヴにならんので。
そこは脚本家の腕の見せ所である。
もう、視聴者の予想通りだ。
何一つとして目新しい試みはない。
しかし逆にそれが心地よい。
いたずらにこじらせて面倒なことになるのをみるほどてこは暇じゃない(うそです、暇です、いつも)
 
毒問題が解決されたら、次は力技で牢屋行きだ。
ヴィランの仕業だ。
ヴィランも非常にわかりやすい仕様だ。
理不尽を着実に積み上げ、悪の限りを尽くす。
まさにヴィランの鏡だ。
長い年月をかけて、下剋上を夢見てきた皇后だ。
息子を皇帝にするために。
皇帝にも毒を盛り、男①の暗殺を目論む。
しかも千毒宗派みたいな名前の闇集団も牛耳ってるキャリアウーマンだ。
 
このヴィランズのおかげで、善玉たちの絆は深まり。
面倒なことは一切なく、ストレスフリーで物語は進む。
途中、わりとどうーでもいいラヴラインもあるにはあるが。
見たい人は観ればいいし、見たくない人はスキップすればいいだけである。
自由だ。
たとえ、そこの何分かが見えなくとも支障は全くない。
天才的な作りだ。
 
文化祭の出し物みたいなチープさは全編を通して続く。
舞台や衣装も明らか造花な庭の様子や、こってりピンクなコスチューム。
差し入れされたお菓子がわりとひどい出来で、ある意味リアル。
それなのに、脚本は意外としっかりしている。
 
例えば、ヴィランを追い詰めるために皇帝は弟将軍を密かに呼び戻す。
この呼び戻し方は、宦官にこっそり翡翠だかなんだかの玉佩を託す、というもの。
わりとオシャレだ。
さらには、皇帝の解毒だが。
単純にグランマ(皇太后)に解毒薬を渡せば済みそうだが。
ヒロインを牢屋から出し、功績をつくるという一石二鳥アイディアがこれまた茶番だ。
成功が1000%確なので、ストレスフリーだ。
 
タイムトリップものの大きなハードル。
それは”現代へ帰る”である。
この帰り方で、作品の印象は大きく変わる。
ここまでてこを満足させてくれた作品なので、このハードルも華麗に克服して欲しい、そう願う。
 
このままなし崩しで”居残り”か、とも思ったが。
「元の世界へ帰ってもいつまでも君が好きだ」(意訳)
とリベラルで順応性の高い男①だ。
これは・・・
 
さぁ、結末はいかに。

医妃難囚てこ監修”イケメン備忘録”

眼福イケメンな男子@亓淩霄【盛英豪ション・インハオ】

古装王子こと【盛英豪ション・インハオ】だ♡。
 
この医妃シリーズで人気を博し「伝聞中的陳芊芊(花虎)」の男②へと続く。
花虎の後は医妃シリーズ3が播出され、その後は現代劇へも出演。
なんとも嬉しい出世だ。
 
本作の役どころは、第9皇子だ。
皇后の息子は7だか8だかだ。
皇后の息子は絵に描いたようなぼんくらなので、家臣の多くは@亓凌霄推しである。
なので皇后にとっては邪魔者なので、なんとか排除しようと今までもいろいろ画策していた様。
 
初めはヒロインも皇后が差し向けた刺客だと思ってた。
その割には、秒で信じてオペだ。
もし刺客ならオペ中に暗殺するのは容易い。
いいんです。
結局は信頼してオペして病気は治るんだから。
信頼関係が生まれるタームなど華麗に省略だ。
 
彼は文武両道なハイスペック皇子という設定なのだが。
それを見れるシーンはない。
キレッキレのアクションなどもないし。
起死回生の茶番劇のシナリオも彼ではなくヒロインのアイディアだ。
 
皇帝の解毒劇も、皇子は死んだことになってるから”自宅待機”だ。
赤いキャンドルを灯し、ヒロインの帰宅を今か今かと待つまるで”妻”の様だ。
 
そう、彼のポテンシャルは何一つ発揮される事はなく。
唯一のアピールポインツは”優しさ”のみである。
もっすごく”平凡”だ。
1995年10月21日生まれの26歳、187㎝。
北京服装学院卒業。
 
「親密玩家」「陌上人如玉」「沈黙的証明」「漫影尋蹤」(待播含む)
 
映画「雪鷹領主」
 
殺青したばっかりの映画「塵縁之幽冥殇」(友情出演)
うーむ、さすがは”古装王子”だ♡

今回は清流住みな男子@顧西風【高寒ガオ・ハン】

【高寒ガオ・ハン】だ。
てこブログでは、すでにランクイン済みの男子だ。(それも2回もだ)
陳情令之生魂(生魂)」では堂々のヴィラン。
 
今回の役どころは男①の第9皇子お付きのお医者さん設定。
清流属性の爽やかボウイだ。
↑の2作品とは全くもって別人の様だ。
 
この時代の女には珍しい天真爛漫さと、医療スキル。
そりゃそうだ、現代の医学生女子なのだから。
もっすごくリスペクトし、更にはこっそりと横恋慕中だと思われる。
 
彼は、ふつーにきらきらしたイケメンルックだが。
彼の魅力は”目線”だ。
きらきら路線だとフツーの綺麗さなのだが、ヴィランでのそれ(目線)は妖しい。
次シーズンで黒化したりしないだろうか。
この上なく期待高ぶる。
1996年6月6日生まれの(ダミアンだ)

上海戲劇学院卒業。
 
「千古玦尘」(@許凱と2回共演してる)
「良言写意」(これは@罗云熙と共演)
 
まだデビュー5年のNewカマーだ。
今後もねっちりと追いかけよう。

いろいろと間な男子@端木寒【李明源 リー・ミンユアン】

【李明源 リー・ミンユアン】(以下呼び名みんゆ君で)だ。
みんゆ君はてこお初Newカマーだ。
 
とりまルックがてこ好みだ。
きらきらではないが、そこはかとなく漂う”何か”。
色気でもないし、冷たさでもないし。
ちょっとこの作品だけでは解析不能だ。
なんせ出番少ないし。
見せ場もほぼないので。
 
ただ↓仮面ルックはゲットだ。
彼がちーこの時に惨殺されたぱぱも仮面(ぱぱのはシルバー)付けとった。
暗部的な生業の一族だったのか、ミステリー要素もある。
 
彼はいろいろと間(あわい)にある男子なのではないかと密かに期待している。
1996年2月10日生まれの26歳、180㎝、65kg。
 
2017年のTV番組でエンタメ界に入った、俳優兼歌手の様だ。
 
「閃光少女」「如此可愛的我們」「公子独寵瓦匠妻」「反転人生」「花間新嬢」
うーむ、結構出演作がある模様。

医妃難囚てこが見た感想

荒ぶる事なく優しい気持ちで見ることのできるドラマだ。
心配したり、きゅんとしたりもせずに、ただ、にやにやして視聴すればいいだけである。
全力でオススメしたい。
 
男は3人出てくるが、逆ハーレムで胸糞バッドになることもない。
1人は控えめだし、1人はアウトオブ眼中だ。
 
女主は天真爛漫で脳筋属性だが、けたたましくはない。
自分勝手でもない。
 
ラストのハードル超え(現代へ帰る)案件だが。
・・・
なんと男①が○○に!?に使われた尺はおよそ1分だ。
流石にいけずだ。
おもひでシーンを削除して、もう少しどうにかならなかったのだろうか?
 
これは皆がすぐに続編を期待するのも納得してしまうラストだ。(褒めてない、念の為)
なので、少しだけseason2のさわりを紹介しとこうか。
 
ドラマ「医妃難囚」を楽しみに見ていたある女がいる。
ドラマのラストが納得いかず
「そんなら自分で勝手にシナリオ書いてやる」
と、その女が書いたシナリオのドラマだ。
・・・
そう続編とはいえ、全くの別物だ。
当然女も変更だ。
 
続編は途中放置なのでレビューは随分と先になりそうだ。
まずは視聴から始めないといけない。