中国ドラマ『三千鴉の恋歌』原題・三千鴉杀 ドラマレビュー:見どころポイントは酔麗花の【鄭業成/郑业成ジェン・ジエチェン】のみ:キャスト情報・あらすじ・感想※ネタバレあり
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今日は中国ドラマ「三千鴉の恋歌」を紹介するよ。
ぇーーっと、何度も言及してる邦題問題だが。
原題は「三千鴉杀」なのだが?
”杀”(殺)が”恋歌”にどうして替わる?
原題のタイトルは日本が誇る粋人”高杉晋作”の都都逸から取ってると作者自身が語ってるらしいじゃないか。
ならばこてこてのロマンチック街道にせず高杉観を壊すことなく忠実に訳すべきではないだろうか?
てこが苦しみながらもリタイヤせずに最後まで見たのは、「三千鴉杀」というタイトルが示すラストを見届けないと気になって仕方がなかったからである。
ってな感じで始めるよ、最後までよろしく!
三千鴉殺ってどんなドラマなん?
”祖国のリベンジに燃える皇女と、彼女を一途に愛する神仙のロマンティックラヴストーリー”ってのは建前でホントは”神仙傅九雲のストーカー物語”である。
「彼女を千年待っていた」
なんと九雲は千年前に見た絵に描かれていた女をずーっと好きで探してたらしい。
不整脈ドキっ💕
このセリフを1話で聞いたとき、期待に胸を膨らませてた自分を叱りたい。
千年も探してたから見つかったらうれしくってそりゃぁもうすんごい勢いで口説き続ける。
甘いセリフ、お姫様抱っこ、壁ドン、↓こんな首筋なんて罪ではあるまいか?
しかし、しかしである。
心に響かない。
なぜか?
それは”なぜ千年も待ってたか不明”だから。
恋落ちポイントがわからないからてこ置いてけぼり。
九雲の切なさに全く共感できないからトキめけない悲しみよ。
しかも口説かれてるのは赵露思チャオ・ルース―である。
「華麗なる皇帝陛下」のときよりは若干いいが、なんで?感、ぱねぇ。
実は1話で死亡退場で「ぇ?女主べつなん?ウキウキ」と喜んだ自分を叱りたい。
彼女は皇女の侍女役で、皇女は↑の鏡の中の人。
って、この子「ハンシュク」とかに出てた庶民生徒役の子じゃね?
ぇー?ずいぶんとお綺麗になってもうて、、、(工事済)
「この子が女主ねぇ」とか思ってたら、侍女に変身して宿願を果たすという!
なんてこった、、、ジーザス👎
要はやっぱり女主は赵露思チャオ・ルース―、という悲しみよ。
”若干しゃくれ”が共通点のお二人(失礼・ペコリ)
女主のリベンジモードと恋愛甘々モードのギャップがありすぎで、全く感情移入できない、よって共感も抱けない。
皇女のプライドと使命感で大驪国のために生きると決意したはずが、情にほだされる流れはわかるんだけど。
”それでも好きになってしまった”的な切なさが表現できてない。
肝心のリベンジ案件もほぼうまくいってない。
無力感満載の女主であった。
三千鴉殺てこ監修”イケメン備忘録”【鄭業成/郑业成ジェン・ジエチェン】
良きかな、良きかな💕
トキめけない、とか言ってるけどやっぱりかっこえぇ💕
しかも、今回も(前回は「盛唐幻夜」)本人声👍
囁きが💖
「何で千年も好きだったん?」と聞いてあげたい💕
「ダメじゃん~、神様が人間好きになるとか~」と諭したい💕
「やけ酒はダメ、かわりに飲んだげる」と慰めたい💕
男主は①怪我②病気③魔関係、などで”苦しみモード”を設定するのがセオリーであるが、今回は③魔、が封印されてるらしく結構な頻度で苦しみモード発動。
これがいぃ👍
血の吐き方がステキ👍
1993年生まれの27歳、180㎝、67㎏。
「酔麗花~エターナル・ラブ」でとうの昔にてこ監修”イケメン備忘録”にランクイン済。
そう、てこの眼に狂いはない、いつでもどこまでも。
今後も活躍確定の彼に大いに期待しようではないか。
三千鴉殺てこが見た感想
やっぱり”神仙九雲ストーカー物語”だった。
説明するね?
九雲は神だから、結局のところ皆の運命を掌で転がしてた、って結論に達した。
まず、覃川(女主)の宿願のリベンジも果たせるようにした。(パラレルワールドで皆幸せ)
覃川は、結局最後”愛か?リベンジか?”の究極の選択で”リベンジ”選択をしたわけだが、後悔を生む、って想定内だった。
~からの、別パラレルワールドご招待。
千年好きだった女をとうとう手に入れた九雲。
「三千世界」って具体的にどれくらいの数なのか計算した学者さんがいるのだが。
我々の住む世界が十億集まったものらしい。
要は地球が十億個ってことだよね。
仏教的には、一人の仏で教化できる範囲が三千世界であると言われてるらしい。
要は神って凄いんだよ、ってことだよね。
「三千世界の鴉を殺し」は「十億のそれぞれの世界に数多くいる鴉を片っ端から根こそぎ殺して」って意味になるね。
鴉の身になってほしいね。
で、タイトルとの関連だが、、、。
九雲は鴉じゃないし、じゃ謀反が起きた世界が鴉なん?
それも違うし、、、。
結論、タイトルとの関連はなし、響きがいいから、もしくは高杉ファンだからこのタイトルにした、ってとこかな。
そうなんだよね、この都都逸は解釈が諸説あるもの。
一人称が遊女か主か、とか朝寝か添い寝か、とか。
加えて背景に遊女の誓約書があったり、その辺の粋をこの作者が理解してたかどうか疑問だったし。
日本には”行間を読む”という文化があるが、その辺を理解できる外国人はかなり上級者である。
このドラマの作者が上級者である確率は恐らく低いよね?
だからドラマ視聴でかなりの時間を浪費してしまったが、水に流そうと思う。