中国ドラマ『双嬌伝(そうきょうでん)~運命の姉妹と2人の皇子~』(原題・浮世双嬌伝/浮世双娇传)ドラマレビュー:イケメン対決モアイVSじゃんちょん【李治廷アリフ・リー】【汪卓成ワン・ジュオチョン】【何奕辰クーイーチェン】キャスト情報・あらすじ・感想※ネタバレあり

2023年4月12日

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今日は、中国ドラマ『双嬌伝(そうきょうでん)~運命の姉妹と2人の皇子~』(原題・浮世双嬌伝/浮世双娇传)ドラマレビュー:イケメン対決モアイVSらんじゃん
を紹介するよ。
 
原著はネット小説「十国千娇(十国千嬌)Charming and Countries」(著者:西風緊)
超人気らしいと聞きつけ見てみたが。
ぇ?ほんとに、人気なん?
 
面白くない訳じゃないが、引き込まれると言うこともなく。
男主の魅力だけで最後まで引っ張られてなんとか見たら、ラストに破格のオチがついていたと言う驚き。
 
どや?ちょっと気になってきたであろう?
 
ってな感じで始めるよ、最後までよろしく!

双嬌伝ってどんなドラマなん?

男①【李治廷アリフ・リー】で頭に乗っけてるのでお分かりかと思うが、@白发に続き皇帝役。
男②【汪卓成ワン・ジュオチョン】そう、@じゃんちょん(陳情令)
女①【孟子义モン・ズーイー】そう、@温情(陳情令)
女②【李艺彤リー・イートン】@元SNH48、やすすの門弟。
 
この4人の恋の行方をえがくドラマである。
 
ぇ?そんだけ?
そうだよ
ぇ?だって皇帝なんでしょ?なんかもっと色々あるんでしょ?
ないよ
ぇ?ややこしいこととか、こじらせたりとかないの?
ないよ
ぇ?つまんなくない?
だね
でも最後まで見て
 
っとこんな感じである。
あのラストさえなければ”汪卓成ワン・ジュオチョンのイメージビデオ”と言ってもよかったのだが。
大まかに分けて3部構成。
 
イー:訳あって男①と女②が結婚、正しい組み合わせに戻るまで
アル:男②が訳あって女②との結婚式前日に逃げる、正しい形に戻るまで
サン:男②の出生の秘密でざわつく宮廷、円満な形にするために
 
全40集とボリュウムも良心的だし、重くなくペースも良い。
キャラ立てもしっかりしている。
モアイ李治廷は皇太子として帝王学を学んできた文武両道の(いちおー)イケメン設定。
@じゃんちょんは、おおらかで、でも江湖を生き抜いてきた確かな武術と賢さもある。
実は皇帝の隠し子、だけど本人は知らない。
で、この↑二人のそれぞれのCPが、朝廷の重臣符家の娘↓の姉(女①)と妹(女②)
姉が@温情で、女諸葛亮ばりの策士で、頭脳明晰その上美人設定。
妹が@SNHで、こちらは脳筋属性の直情型設定。
まずはいちおー主角CP↓のモアイと@温情の説明からしとこうか。
陰謀のあれこれで女②と結婚、なんとか正しい形に戻すために色々頑張るモアイ。
王道として、そこには横恋慕係もきちんと存在している。
女②を好きな男と、その男を好きな女(その他)が設定されている。
↑司法関係のお役人@张永曜(中の人は陈扬)が、割とうじうじ系の押しが弱いタイプ。
手の届かない人(女①)をいつまでも忘れられずにいじいじ。
そのせいで↓@寿安(中の人は钟祺)が荒ぶることに。
ぉ、双世宠妃 (寵妃の秘密)だねぇ。
 
それなりにこじらせるし(ジュラシーとか)、それなりにやきもき(毒盛るとか)する設定ではあるが、もはやプロ級のてこはこんくらいでは動じることはない。
ドラマティック設定にしたい制作サイドのお膳立て。
「あなたとはいっしょになれない、、、」みたいなセリフの後に、スローモーション&寂しげBGM。
”ここで泣け”という圧を感じるが。
これで切なさを共感しろと言うのは、ムリである。
あー、でも一緒になるんだろ、結局、よかったね、ってなるのわかってるから。
 
いちおー、皇帝なの、モアイ。
なのにちょこちょこ外出してるし、いろいろと設定がゆるい。
いちおー、皇后なの、@温情。
なのに毒見なしでお香焚いちゃうとか、いろいろと設定がゆるい。
 
で、セカンドCPのお二人
@じゃんちょんがモアイの兄設定なのだが、どう見ても弟だよねぇ。
まぁ、それは置いといても。
脳筋ガールとおおらかボウイのお二人が、どこまでものーてんき。
シリアス街道になりそうでならないのはこの二人のせい、いや、おかげか。
おままごとみたいな、ぜんぜんリアルじゃない恋愛。
 
互いに初恋→好きっ→オレも(わたしも)→両思い→きゃっ、って感じ。
仇だっった→うそよ、そんなことあるはずない→誤解だった、ごめん→やっぱり、でしょ?→仲直りチュッ、って感じ。
 
この二人にはそれぞれ横恋慕係がいて、
@じゃんちょんの嫁になるって息巻いてるのが↓これもやすすの門弟の@元SNHその2
擇天記の黒龍だね。
それなりにこじらせようと頑張るが、力及ばず。
訳あって両親も死んで、さらに初めての上京で心細い中での淡い初恋。
それなのに@SNHその1から
「結婚するんだから、うちら!私のことが好きなんだから!じゃますんな、帰れ」言われて。
正直こっちの@SNHその2を応援したくなったのはてこだけじゃあるまい。
 
で、女②の@元SNHその1に横恋慕してるのが↓
皇帝(上皇)の妹(长公主)の息子で、@李怀瑾(中の人は任宥纶)皇族の血筋。
皇太子のモアイとは従兄弟だが、モアイは養子なため「血筋が」とこだわる母の福庆长公主。
息子を皇帝につけたくていろいろと企むが、符家の面々やモアイの方が1枚上手でうまくいかない。
当の本人は、皇帝の座とか興味なく、願いはただ一つ女②の@元SNHその1と結婚することのみ、である。
状況が変わってもこの信念はブレることがなく、それはそれですごいなぁとも思う。
途中まで母の长公主が画策して悪さを企み、後半はこの息子が後を引き継ぐ。
 
お気付きだろうか?
主角4人組で、横恋慕係がモアイにだけいない事に。
モアイだけモテてないのである。
 
中盤で、皇帝には側室が必要、って事で新たな女投入。
でようやく「ぉ、来たな?モアイを取り合うんか?」
などと思ったら、実は@温情に恨みを抱いてたというオチ。
「ぇえ〜、そっち?」である。
そうなのである、このドラマをなんとなく見続けてしまうのは。
一つはかっこよすぎな@じゃんちょんを愛でるのが単純に楽しい、と。
もう一つは、意外な展開、なのである。
陰謀や誤解の仕方もセオリーでわかりやすいのだが、行き着く結末が予想を裏切るのである。
まさに「ぇえ、そっち?そー来るか?」なのである。

双嬌伝てこ監修”イケメン備忘録”

実は皇子な男子@江绍【汪卓成ワン・ジュオチョン】

かなりの完成度のビジュアルである。
スタイルのバランスも絶妙、小顔、高身長、足長っ。
凛々しさの中に少年のようなあどけなさも隠し持つ、そんなビジュアルがキャラクターといい具合にマッチング。
おおらかで武芸も上等、しかし時には冷静に考えられる頭脳も持ち、真っ直ぐで善良な心の持ち主である。
まじ、こっちが主角だろ、って感じ。
ストーリー的にも@じゃんちょんの方が動きも多いしドラマティック。
@じゃんちょんはこじらせ脳筋属性ですねくれててぷんすこ怒ってたのに。
えらい変わりようである。
@じゃんちょんのイメイジを見事に払拭して見せた確かな演技力、天晴。
1996年9月19日生まれの25歳183cm。
中央戯劇学院 ミュージカル科卒。
歌って踊れて演技もできて話題作@陳情令に出演のエリート。
〜からの本作抜擢で、いい役に恵まれるとか、運まで持ってるすごい奴。

喰われちまった主角男子@薛荣【李治廷アリフ・リー】

一体何がだめなのか?
モアイとか言ってるがてこは推してる明星なのである。
@じゃんちょんなんかよりずーっと推しなのである。
主角なのだし、無双とは言わずとも、少しはかっこよく描かれていいと思うのだが。
嫉妬して弓矢の腕をひけらかして、@温情にひかれたり。
嫉妬して琴の演奏を茶化したりして軽蔑される。
@温情が毒に侵された時は皇帝お決まりの「助けれなかったらしゃー(殺す)だぞ」って脅してるし。
 
顔が長い、って言われてるけど。
↑ほら、見て?
実際は、長さ18㎝という驚きの計測結果である。
女性よりも小顔であることが判明。
要はバランスとか、紙一重ってことなのである。
でもやっぱり↓こんなの見るとね、なんだかね?
キャラクター設定も男主なんだからもう少し動きがあっていいと思うわけ。
実の両親とのあれこれこそ少しはあったものの、他は「@温情好き、だから結婚しよ?」ばっかりだった。
でもこれはモアイのせいじゃない、脚本のせいだから。
さらに嫌われるような画像だった?
でもすごない?このボディ。
1987年2月26日生まれの34歳、175㎝。
インペリアル・カレッジ・ロンドン(物理学科)卒業。
この大学は世界大学ランキング8位というかしこクラスの大学である。
 
おべんきょもできて、さらに大学在学中にレコード会社と契約する、まじで出来過ぎ君なのである。
「武則天」「白发王妃」(白華の姫)
今後めっちゃかっこぇえ役に恵まれることを切に願う。

Newカマー@曹翰【何奕辰クーイーチェン】

久々のNewカマー紹介である。
@薛荣皇子(モアイ)の右腕設定。
 
なんか久々のHITの予感、てこの眼に狂いはない、いつもどこまでも。
本作が初見であったが、最近見終わった「周生如故」に出演。(記事は気長に待ってほしい)
出番こそ少ないが作品のプロットの進化において重要な役割を担う役柄である。
さらに、その演技力の高さは多くのネチズンに賞賛されている。
 
本作では出番は少ないし、さほど重要でもないしアレなんだが。
彼の輝きはやはり隠しきれない。
ちょこっとの出番でも目を釘付けにできる魅力があるのである。
1990年11月8日生まれの30歳、186㎝、77kg。
上海师范大学谢晋影视艺术学院表演系卒業。
盗墓笔记」「花戎」「如意芳霏」「亲爱的天狐大人」
今後も期待大のNewカマーイケメンである。

双嬌伝てこが見た感想

見れば見るほど@じゃんちょんがかっこよく
やっぱり”汪卓成ワン・ジュオチョンのイメージビデオ”なのかと思う。
正直モアイと@温情の結婚するまでのあれや(嫉妬)これや(すれ違い)や、結婚してからの愛を育みいちゃいちゃシーン以外はスライダーなしで見れる。
それなりに楽しめる。
”秘密”って言ってるのに、なんせ若いから考えなしで「これ秘密だけど、、、」ってすぐ誰かに言っちゃうから、秒で広まる噂とか。
「ぇ、最後そうなっちゃう?」っていう相変わらずの想定外とか。
ラスボスだと確信してた福庆长公主さんが、割と早いうちに退場とか。
ほんとに予想を裏切り、リタイアの隙を与えてくれなかった。
 
で、一つだけの心配事は@温情の毒問題だった訳だが。
この流れでいくと間違いなくハピエンなわけ、ふつーなら。
確信してたのだが。
「ぁー、やっぱこのタイミングで解毒かぁ」とか
「ぁー、最後までモアイいまいちだったなぁ」とか
「ぁー、@じゃんちょん出世しよったなぁ」とかで
「次、何観よっかな」
になるはずなのである。
 
それがまさかのラスト。
報われないのは男主①だった、モアイはヒロイン枠だったという驚きよ。
 
なんだかなぁ、二人のいちゃいちゃはスライダーだったから割と流してるんだけど。
なんだかそれらしい誓いを立ててたんだよね?
そこいらへんをきちんと見てたらこのラストの意味も解るんだろうよ?
 
「えーーーーーーー」
なのである。
原著ってどうなってるのか。
わざわざこんなラストにする意味あるんだろうか。
誰か教えてくれ。