中国ドラマ『雪鷹領主』(原題・雪鹰领主)ドラマレビュー:古代の血を持つ男子・ヒーロー爆誕物語!【許凱/许凯シュー・カイ】【白澍バイ・シュー】【劉子瑞/刘子瑞リウ・ズイルイ】【陳汛/陈汛チェン・シュン】【鄭凱/郑凯チュン・カイ】キャスト情報・あらすじ・感想※ネタバレあり
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今日は、中国ドラマ『雪鷹領主』(原題・雪鹰领主)ドラマレビュー:古代の血を持つ男子・ヒーロー爆誕物語!
を紹介するよ。
【基本情報】
監督:李達超(総導演)、李文竜、林祥堅
脚本:潘婧(総編劇)
P:易文洋(総)劉易衡(総)余萍
原著:我喫西紅柿、著
主演:許凱、古力娜紮、白澍、陸婷玉、劉子瑞、宋昕冉、鄭凱
プラットフォーム:騰訊視頻、2023年6月21日〜
45分✖️40集
許凱の古装だしスチル見てもめたくそかっこぇえので見るのは当たり前だが、6月からちまちまと見ては放置、見ては放置してたら季節が巡り秋になってしまった。
なので、腹を決めて残り半分を一気見してのレビューである。
許凱は言わずと知れたてこブログ古参のイケメンだ。
本作も(作品の中身はどうであれ)安定のイケメンで、その姿は相変わらず尊い。
お相手はぐりなざで、顔面偏差値は申し分ないCPだろう。
注:てこブログは、大いなるネタバレを含みます。
閲覧の際は、十分にお気をつけください。
ってな感じで始めるよ、最後までよろしく!
雪鷹領主ってどんなドラマなん?
開幕は、雪鷹領でのちーこ時代タームだ。
ぱぱ、まま、許凱、弟、そして配下(従者)のチューバッカ隊長と蛇おじさん、
らが仲睦まじく暮らしている。
いきなりチューバッカ隊長や蛇人間が出て来て、まぁ古装玄幻の古参なんで驚きゃしないが。
魔物(反派)ではなく、良い側の生き物らしい。
町の人も普通に接してるので、こういった生き物も多いのかな、などと思ってたが他の地区では一切見かけなかった。
雪鷹領にだけ居る生き物かもしれない。
ここで、悪そうな男子が討ち入りに来て、ぱぱを殺しままを連れ去っていった。
悪そうな男子は、どうやらままのにいちゃん、つまり許凱の叔父さんである。
@叔父さん、中の人、耿楽/耿乐
耿楽先輩も昔はドルゴン(「大玉児伝奇」)とかできらきらうふふなラヴものもやってたが、今ではこういった叔世代へとシフトされご活躍。
今回は、由緒正しき家系(古代の血を持つ家系)ながら、古代の血を覚醒させる事が出来ずに魔道落ちした男子設定だ。
残された許凱と弟は、チューバッカ隊長と蛇おじさんに大事に育てられ10年後。
許凱はデビルスレイヤー目指して臥薪嘗胆の日々。
しかし、彼にはチャクラが1ミリもない。
それでも努力し続ければチャクラが目覚めるかもしれない。
早く強くなってままを助け出さなきゃ、と毎日修練に明け暮れる、という初期設定だ。
チャクラはないが、デビルと遭遇したら果敢に戦うし、正義感爆盛りな許凱。
序盤でデビル一派に囲まれピンチの時に、ひらひらと飛んできた女子に助けられる。
それがヒロインぐりなざだ。
相変わらずお綺麗だ。
こんなきらきらピンクを着ても浮かないし、こんな白塗りにされても耐えられる素質をもつ美女である。
チューバッカ隊長や蛇しか周りに居なかった許凱が一目惚れしちまうのもわかる気がする。
彼女の師兄が、許凱に少しだけチャクラを注入してくれた。
しかし、その後も許凱は強いが所詮チャクラ無しの身なのでもちろん負ける。
でも、雪鷹領にデビル軍団が襲撃してきた時に第一覚醒。
師兄の注入してくれたチャクラが呼びチャクラとなり、謎に閉じてた経脈が開き、今まで眠っていたチャクラが溢れ出る。
なるほど。
こんな感じで、無名の少年がいずれ世界を救う英雄になるまで、を描く物語なのだろうと察する。
なんでデビルと戦ってるかと言うと、琅琊閣みたいな諜報機関から連れ去られたままの居場所を聞く為にミッションに挑んてたわけだが。
ままを助けに行ったが、無惨にも逃げ帰る事となり。
チャクラコントロールを学ぶべく長風学園に入学し、以前チャクラを分けてくれた先輩から教えを乞うこととなる。
・・・
許凱、また学生っすか・・・
一気に視聴意欲が萎えた瞬間だ。
ここでは、ヒロインとの距離が近づいて互いに好意を持つ様子や同級生のあれこれ、それとデビル軍団の内情と、6大長老らのパワーバランスなどを説明するタームである。
20年前(だったか?)に魔王は封印されていて、魔王は実体を持たないが意識だけはあり、その魔王復活のためにデビルたちは動いているらしい。
許凱ままの古代の血は、神々(魔王も)を殺せる唯一の存在らしいが、魔王復活にもその血が必要らしい。
そんな背景でままは連れ去られたようだ。
学園でのあれこれはダルいものの、ストレス要因がないのでてきとーに見てれば良かったのだが。
そのうちにストレスとなる要因が出てきた。
それが許凱弟と縁ができてしまった女子である。
この↑のように、いつも訳のわからない破廉恥な衣装を着てるのだが。
これはアニメ版を忠実に再現しているらしく、これ↓よりかはマシである。
この段階(学園ターム)では彼女の正体は明されていないが、実はデビル軍団の三司命だ。
世間知らずの純真な許凱弟を騙してデビルのために影で動いて、チューバッカ隊長も屠ってしまった悪い女子である。
この女子が、許凱が大切にしている雪鷹領で悪さしまくるのだが、弟は全く1ミリも気付いてなく、
あろうことか”好きっ♡”とか思い始めてるという難儀な状況にイラついてくる。
この状況は、細々と最後まで続き、悪い子じゃない、とか、弟子だから、と最後まで庇ってもらい、結果最悪の事態を招く事となる。
騙されてる弟は【劉子瑞/刘子瑞リウ・ズイルイ】
なんかズルイ君と読み違えそうなお名前だがズイルイ君だ、念のため。
あと許凱に勝手に対抗意識を燃やしている同級生が居って。
それが【陳汛/陈汛チェン・シュン】だ。
またこんな役だ。
「笑傲江湖2017」でも、主人公に負けちゃってジェラシーむんむんで、何が何でも勝ちたくて大事なアレをちょん切ってまで修行しちゃった情けない役だった。
今回もそんなで、でもなんでこれほど対抗意識を燃やすのか、そこがすっぽりと抜けている脚本だった。
放置しすぎて忘れてるか、見落としの可能性もあるけどな。
まぁ、とにかく魔道落ちしてまで強さに拘るこの男子も、最後まで拗らす働きをしており。
その働きはクズでゲスだ。
師兄も叔母もその手で屠ってしまうその悪行。
今後、悲惨なカルマが訪れるのだろうがせめて見せ場のひとつは作ってやってくれ、と願うばかりだ。
で、学園にもデビル軍団が討ち入ってきて許凱は崖落ち。
落ちた先で謎のマスクメンから秘伝書をもらう流れは武侠テンプレである。
しかしその謎マスクは、デビル軍団の大使命だったりする。
許凱が古代の血を持ってるかの確認テスト的なものだったらしいが。
結果この秘伝書のおかげか、第二覚醒し超凡する事に成功。
主人公許凱のキャラ設定だが、もっすごくガバガバなんだよね。
悪い奴らや師傅世代のあれこれはわりときっちり背景設定してるが、主人公に関してはテンプレのヒーロー像って感じで、細かい設定不要、みたいな雑さが否めない。
正義感あふれ勇敢で、努力家で慈悲の心も持ち、信念を曲げない強い精神力、脳みその出来も上等、そしてイケメン。
まるで出来杉くんである。
せめて修行くらいは血が滲んで欲しいが、どさくさとか苦し紛れとかで覚醒するのが残念というか、萎える。
許凱の主人公としての存在感を薄っぺらくしてしまっている原因のひとつだと思う。
まぁそこは置いといて。
この時デビル大司命は許凱の肩に、なんとか言う”呪い釘”みたいなものを刺すのだが。
この釘は、段々と魔気に侵され最後はデビルになってしまうと言う恐ろしい釘の様だ。
それを知った学園長が、代わりに俺に釘を移してくれ、とお願いし学園長の苦難の旅のスタートだ。
@学園長は【鄭凱/郑凯チュン・カイ】
もともとこの男子が許凱にチャクラを少し分けてくれた。
元は黒髪だったが、もっすごく悲しい出来事がありそのせいで銀髪になった男子である。
彼は、この後デビルに忠誠を誓い潜入捜査を開始する事になるのだが、彼の苦悩は深く重い。
許凱より存在感のある師傅である。
超凡した許凱だが、師兄殺しの下手人に仕立て上げられたりと大変だが、そんなこじらすこともなく無罪は証明される。
デビル軍団って、わりと出来る軍団で。
いろんなアプローチを今までしているらしく、そこもあそこも実はデビルメン、って状態になってるのだが。
内部(上層部、つまり6大長老)にスパイがいるんじゃないかと、そう考えた許凱は修行の場を薪火宮に移す。
そこで新しい仲間も増える流れ。
元の同級生も、新たなステップアップのためにそれぞれ師傅を求め動いている。
その中で、ひとりいい味出してるのがてこブログ古参の【白澍バイ・シュー】だ。
お調子者であまり真面目にお稽古しない男子で、逃げ足だけは天下一品という設定の男子だが。
高ポテ男子でもあり、長老の渾身のなんとか陣を打ち破る実力もある男子だ。
こういうキャラは白澍お得意の分野であり、安心感を持って見る事が出来た。
主役を張れる実力派白澍は、自己主張する事なくうまく主役を引き立たせる事が出来るんだ。
で、ヒロインであるぐりなざがちーこの頃の記憶をなくしていたのだが、デビル軍団の思惑から”神の血脈”が目覚め、記憶も朧げながら戻る流れとなる。
どうやら神さまの子だったみたい、ぐりなざ。
神の血脈が覚醒した事で、ぐりなざの中にある”雪花符”の存在も明らかとなり。
これは魔王を復活させるアイテムらしい。
これまで、メインCPのラヴは万全で揺るぎないものだったが、
やはりここへきて”愛の試練”タームも投入である。
で、ぐりなざ拉致〜からの、魔王復活〜からの、許凱ままの渾身の犠牲ムーブ〜からの、
第3覚醒古代の血降臨となる。
許凱ままのおかげで魔王復活は阻止出来たが、許凱の覚醒した古代の地は神々を殺す存在であり。
つまりぐりなざを殺してしまう存在だと、許凱は知ってしまう。
結局ぐりなざは天上へ帰り、涙涙の別れとなる訳だ。
さて、下界では。
魔王は許凱ままに殺されたと思ってたが、やっぱりコアの魔識はすんでのとこで取り返してたらしく、
またもや実体はないが意識だけの存在として生き残ってた魔王。
許凱ままの犠牲っていったい何だったのか・・・
魔王は魔識の入れ物として、手っ取り早く叔父さん(耿楽先輩)を選んだが不服らしい。
@学園長(鄭凱)を入れ物にしたいらしくまた影でごそごそと動き始め。
許凱の弟を騙してる女子の悪さで、下界では魔族の傀儡と化した輩が暴れており、
許凱は魔王聖剣みたいなので刺され、魔女の呪いをかけられる。
そこへ天界から戻ってきたぐりなざと同級生メンらが協力して許凱を支える。
なんでも神の血脈を放棄し、人間になって戻ってきたらしい。
・・・
まぁいいけど。
で、紅石山という不思議な場所に辿り着く4人。
そこへまたもやデビルマン参上、学園長も一緒なのでショックを受ける4人。
そこでまたもや瀕死の重症となった許凱は、運を天に任せよう、と精神と時の部屋、みたいな場所へ放り込まれる。
そこから華麗に復活帰還した許凱は鎧を纏っていた。
おそらくはまたさらに強くなってるとか、そんなだと思われる。
・・・
もぅっ、わりとしつこいこの流れ。
強くなっても結果はあまり良くなく、そして次の段階いへ、という流れだが、すでに今までに3回覚醒してるんっすよ。
そう(覚醒)は言ってもさほど強いとも言えず、わりと苦戦してたりするし。
この流れだと最後の覚醒がクライマックスにあるんだろう。
4回か。
長いよねーーーーー。
クライマックスの肝は、
・魔王復活はなるのか(あるに決まってるけど)
・4度目の覚醒はあるのか(あるに決まってるけど)
・悪ものたちのカルマが楽しみ
この3点だ。
雪鷹領主てこ監修”イケメン備忘録”
死角なしのヒーローな男子@東伯雪鷹【許凱/许凯シュー・カイ】
てこブログ古参の【許凱/许凯シュー・カイ】だ♡
いつでもどんなでもてこに幸せを運んでくれるイケメンそれが許凱だ。
しかし、また学生か・・・と残念がる気持ちもわかって欲しい。
いつまでも若々しく美しい男子だが、もうそろそろ三十路に手が届く年頃である。
少年らが友情を深め切磋琢磨するのは充分み見てきたので、そろそろ次のステージへ進んで欲しい。
とは言え、本作は許凱のPVだと錯覚するほどにかっこぇえ許凱でいっぱいだ。
修行ムーブもほぼないし、挫折し項垂れ自信喪失するようなムーブもない代わりに、
デビルとの戦いシーンは豊富で、勝確BGMを背負って降臨する姿のかっこぇえことこの上なし。
アクションシーンは、引きはシャドウマンが担当してるが引きシーンはあまり多くなかったので、おそらく多くのアクションシーンを許凱自身が演っていると思う。
槍捌きも見事だし、決めポーズも上等だったと思う。
今回は、監督とか脚本のせいか許凱エコ贔屓ドラマのような体裁になってしまい、努力家で才能豊かなのにもったいない気がした。
今後も期待しているので頑張って欲しい。
微博:许凯soso
1995年3月5日生まれの28歳、185㎝。
雪鷹領主てこが見た感想
やはりクライマックスに第4覚醒神級の力開花、があった。
とりま史上最強ヒーロー爆誕だ。
なので魔王が復活しようが秒でキメれる強さである。
しかし魔王がしょぼい。
入れ物探してたし、復活後はどのお顔で戦うのか、と思ってたら。
結局元のお顔の大魔王みたい。
ちっとも強そうじゃない。
(中の人、張志浩/张志浩チャン・ジーハオ)
結局、大魔王をやっつけて世界の平和は保たれた訳だが。
まずは犠牲者が多すぎる点に言及したい。
師傅世代は全滅だし、同級生も全滅である。
今までも、リアリティを出すための犠牲者と言うのはあるにせよ、ここまで多くの犠牲者が居るのは初めてだと思う。
ずっ友同級生もひとりが犠牲になり、
10年後にメインCPがハッピーな生活を満喫してても、白澍はぼっちである。
こんなひどい事ってあるだろうか。
それと、悪もののカルマが中途半端で消化不良だ。
許凱弟の女子は、それでも弟本人に制裁を喰らってるので百歩譲って納得するが。
@笑傲江湖男子(陳汛)の扱いは何だろうか。
中途半端にもほどがある。
許凱と戦うことすらなく、かと言って最後の最後でデビルと戦うでもなし、当然見せ場など1ミリもなく女子と共に死ぬなど。
しかも、この女子はまじでポっと取ってつけたエピなんだよね。
おじさん(耿楽先輩)は最後まで古代の血の覚醒方法を知りたがってたが、てこも知りたかった。
けど許凱が覚醒した感じだと方法とかじゃなく素質?だったっぽいが、真相はわからずじまいだ。
それとデビルメン仮面男子の二司命は、許凱を包んだキモい花になったけど、その後どうなったんだろうか。
木っ端微塵になってそのまま終わり?
彼は最後まで仮面を取ってくれなかった。
仮面の下になんらかの秘密があると思ってたのに。
あと、@学園長(鄭凱)の呪い釘だけど。
デビルメンが言うに、学園長が死んだら無条件で許凱の身に呪い釘は戻るんじゃなかったのか。
釘の存在はどこ行った。
最後に、お美しいぐりなざだったが。
いつも同じ表情だったし、ヒロインとしての存在感が空気だった。
メインCPのキャラ設定が本当にうすっぺらく残念だった。