中国ドラマ『3番目の花婿』(原題・擇君記)ドラマレビュー:前代未聞のバツ2女子の3番目の婿は誰!?【邢昭林シン・ジャオリン】【王以綸/王以纶ワン・イールン/ライリー・ワン】【虞禕傑ユー・イージエ】【蒙恩モン・エン】キャスト情報・あらすじ・感想※ネタバレあり

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今日は、中国ドラマ『3番目の花婿』(原題・擇君記)ドラマレビュー:前代未聞のバツ2女子の3番目の婿は誰!?
を紹介するよ。
 
【基本情報】
 
監督:吳強
脚本:饒俊(総編劇)李真如、劉洋娣
P:張志煒、張維(総製片人)餘亞蓮、羅健瑋、陳蕾
原著:電線著《兩隻前夫一台戲》
主演:張雪迎、邢昭林、王以綸、上淇、李夢穎
プラットフォーム:騰訊視頻、2023年1月11日〜
45分✖️30集
 
久々のじゃおりん【邢昭林シン・ジャオリン】の古装である。
2021以来のおよそ2年ぶりのレビューである。
「双世寵妃」も結局シーズン3はレビューもせずに放置してるのだが、じゃおりんの古装はずっと手ぐすね引いて待っていた。
ついにこの時が来た。
「双世寵妃」が人気だったせいか本作は既に日本上陸していた驚きである。
それが↓これだ。
 
ヒロインバツ2と元夫ふたり。
このトライアングルのラヴコメである。
ピンクでもなんら問題ない内容だ。
 
男②が、ここんとこてこが騒いでる男子のらいりーこと【王以綸/王以纶ワン・イールン/ライリー・ワン】
てこブログでは、もはや古参の仲間入りと言っても過言でないほど毎回ランクインしてる男子である。
 
ヒロインは張雪迎。
過去に「白髪(白華の姫)」でてこを荒ぶらせてた女子である。
こん時は3人に愛され、兄さんと将軍を不幸のどん底へ落とした女子だった。
今回もイケメン2人から愛される様だし、めたくそ胸糞バッドな役だろう。
 
こってこてのラヴコメか・・・
 
ってな感じで始めるよ、最後までよろしく!

擇君記ってどんなドラマなん?

またもや先婚後愛での結婚である。
最近多いっすよね、この設定。
 
ヒロイン側は、実家の沈ファミリーは豪商で超お金持ち。
その財産狙いの後宮入りオファーを断るために急遽婿探し。
一方お相手のじゃおりんは、公務員だが九公主との縁談を断るために嫁探しをしていた。
じゃおりん(@裴衍禎)
んー相変わらずのcool beauty。
前髪がわりとダサいけど、そのダサさがクセになる。
 
両者の利害が一致しているので、熱り覚めたら離婚ね、って事でとりま1回目の結婚成立だ。
 
で、始まってすぐに湧く疑問は、なんでヒラの公務員が皇族と結婚を勧められるのか、と言う点。
それを断ったので皇太后からマークされてるとの事だが。
皇太后のじゃおりんへの執着がパネぇ訳で、なんでなん?って点である。
まぁ理由はおいおいわかる事になるのだが。
 
序盤は、ヒロインみゃおみゃお(沈妙)とじゃおりんが仲良くなって行く様を見せられ。
まだまだ恋愛感情は小さいものの、うっかり床入りもしちゃって。
古参なら察するが、古装での床入りは懐妊とセットである。
すなわち、これから離婚して2回目の結婚をして、さらに離婚するはずだが懐妊で面倒が起きるはずだ。
2回目の相手とも床入りするのか注意深く観察しなければならない。
 
で、皇太后が張り切ってふたりの仲を裂き離婚の勅令を出し、離婚。
これが5集くらいである。
たった5集での出来事で、じゃおりんはめたくそ嫁を愛してしまうのだ。
ぃや、長さじゃねぇ、とはわかってはいるが、さほど心に残るエピもなく。
互いの良さが感じられるエピなどもなく。
ただ既成事実として、
 
”夫は嫁にぞっこんになった”
 
と、視聴者に認識を強要する仕様に納得がいかない。
で、嫁はと言うと、”ぞっこん”には至らないが、わりと気に入ってた婿だった、くらいにしか感じられない。
愚かではないが、賢いとは程遠い残念な女子なのだが。
ポジティブでおおらかである事は、彼女の強みではあるが、つまるところ婿を気に入った理由はルックだ。
深い話などない。
 
しかし、登場人物も少なく人物関係図もシンプルでいい。
もっぱらこじらせてるのは皇太后ひとりだ。
息子の皇上はなんと【蒙恩モン・エン】だ。
彼はまだこんなとこで燻ってるのか。
もっと活躍できるし期待してるのに。
まさか皇上までもヒロインを好きに?などと心がざわつたてこなのだった。(しかし杞憂だった、安心してください)
 
皇上は、なにかとじゃおりんを目の敵にしてる皇太后を宥めているし、
どうやらじゃおりんの味方のようだ。
張り切ってでしゃばりな皇太后の勢力をを、じゃおりんと協力して削ごうとしているらしい。
 
じゃおりんも、なんらかの思惑や計画があってみゃおみゃおを娶った様子が窺われる。
それが財産なのか、ほかに何かあるのかはこの時点では見えてこない。
でも、好きになっちゃだめなんじゃ・・・、と何かと忠告して来るお付きの男子が居るのだが。
それが【虞禕傑ユー・イージエ】だ。
じゃおりんを呼び捨てだし、代価を求めてるので従者ではないと思ってたが、後に判明するが同門の師弟らしい。
なかなか佳きルックだし、なんてたって刺客列伝男子なんだよ、諸君。
今後ともご贔屓にお願いします。
 
で、離婚成立したし今度こそ後宮へ、というオファーがまたまた来てしまい。
今度は宋ファミリーのらいりー(@宋席遠)と結婚する事に。
んーマンダム♡
佳きですよーーーー
この恋は一方通行で全くもって独りよがりなんだが、めげない、へこたれない。
粘着のナメクジみたいな男子なんですね、今回は♡
 
じゃおりんもみゃおみゃおを諦めた訳でなく、うろついてるんだが。
らいりーもみゃおみゃおにぞっこんでめろめろだ。
結果ふたりでみゃおみゃおを取り合う図をずらずらと並べ見せられる訳だが。
ここでも、なぜこんなにもらいりーがみゃおみゃおを好きになったのかが1ミリも語られていないのだ。
池から救ったエピしかない訳で、ここでも既成事実として
 
らいりーはみゃおみゃおにくびったけ
 
と、視聴者に認識しろと強要する流れに、まったくもってついていけない。
納得できないのに、予想通りつわりが来た。
ご懐妊である。
これまで注意深く見てきたが、らいりーとの床入りはしていないはずだが、らいりーは喜んでいる。
みゃおみゃお本人もどちらの子かわからないらしい。
ぇ。
いつの間に?
うそだろ?
九公主の罠に引っかかった時?
ぇ?
あんな短時間で?
 
おそらくは、実はしてません(床入り)でしたー、したフリでしたー、とかの流れかもしれない。
で、ひとしきり騒動が続くが、結局結論は出ずにみゃおみゃおは実家に戻る事になる。
 
お腹のちーこは、ぺい(裴)でもなく、そん(宋)でもなく、しぇん(沈)よ!
 
との事だ。
まぁ、こう言う考えは真っ当だし同意するが。
結局のところ、じゃおりんの方を好きだと自覚しているし、懐妊したならもう後宮入りのオファーも来ないだろうと。
要するに、用無し、になったからに他ならない。
まぁ、最初から契約結婚だったので、この選択は悪くない選択だ、いたずらに長引かせるよりは。
 
で、皇太后から魚のスープ(毒)を飲まされて死にそうになるけど、結局無事に出産し。
皇太后に親子鑑定せまられ(例の血が交じるか実験)謎の結果となり。
”なぞの3年間”の後、じゃおりん斬首セレモニがあり、一挙に後宮もの仕様へと移行する。
つまり、これまで張り切って悪さをして来た皇太后との決着をつけるべく物語は動いて行く。
 
ふたりの元夫は、どちらも相変わらずみゃおみゃおにぞっこんのくびったけで、
それはそれは胸糞バッドで、てこをおおいに辟易させたものだ。
それでも見続けてる自分を愚か者、と諌めたい。
 
斬首セレモのあとは、みゃおみゃおは自分の気持ちにはっきりと気付き、その後はじゃおりんとちーこと3人で仲睦まじく暮らしているが、これは後の試練タームへのフラグである。
しかも、それまでの3年はらいりーと付かず離れずの仲良しだったのだから、らいりーだって黙っちゃおれんだろう。
元々、じゃおりんが沈ファミリーに近づいたのは、皇太后への対抗のためだったのだが、みゃおみゃおはそんな事に全く気付いていなかった。
そこいら辺の事情に迫る流れだ。
そんな時、みゃおみゃおは耳を疑う言葉を聞いてしまう。
それが
 
或抄或誅(取り潰しか皆殺し)
 
である。
これで、みゃおみゃおはじゃおりんに騙された、と気付く訳だが。
これ、インコが言った言葉なんですよ。
インコですよ?
・・・
ちょ、待っ、、、
鵜呑みにすなや、ぉいって、って感じだ。
 
せっかく皇太后への制裁を終えたのに、愛する元嫁の心は離れてしまったじゃおりんの苦悩の旅の始まりである。
こっからのみゃおみゃおのクズっぷりが凄い。
手始めに死を偽装〜から始まり。
じゃおりんに復讐する為に騙し、その割にはじゃおりんを庇い自分が刺されるとか。
そのうち記憶喪失になったり、じゃおりんの目が見えなくなったり。
もぅ、物語はどこへ進んでいってるのかわからない。
ぃやわかるけど、ラヴに進んでいるのはわかってるんだが。
インコの言葉だけで復讐に燃ゆるヒロイン、というのが滑稽すぎてどうも真面目に見る気が起きない。
 
この元夫ふたりも、出会いは目的があった為であり、純粋な恋心ではない。
この事に少なからずショックを受けるのは、まぁわかるのだが。
そもそも自分も純粋な気持ちで結婚した訳ではないし、その後もはっきりとした結論を出さずに、
その時々で都合よく相手を利用して来たのは、他ならないみゃおみゃお自身なのだから。
まぁお互い様なんだがな。
 
皇太后が消えた後、ラスボス枠におさまったのはライリーで、裏でじゃおりんを屠る為に張り切っている。
張り切るのは別にいいのだが、もっといいお相手がいるだろうに執着って怖いねぇ。
みゃおみゃおの魅力って、確かに破天荒なとこもあって面白みはあるけれど、つまるところ裕福さだったんじゃね?とか思うんだが。
 
で、39集あたりで、とうとうじゃおりんを騙して敵討ちを決行する事になる。
この時はみゃおみゃおの弟が誘拐されてたのが理由なのだが。
弟の誘拐犯がじゃおりんだと確定もしていないのに、さらには弟を連れ戻してもいないのにじゃおりんを殺して解決すると思ってる脳みその残念さ。
 
クライマックスもないのだからクライマックスの肝も何もあったもんじゃねぇ。

擇君記てこ監修”イケメン備忘録”

前髪のダサさがくせになる男子@じゃおりん(裴衍禎)【邢昭林シン・ジャオリン】

お久しぶりのじゃおりんこと【邢昭林シン・ジャオリン】だ♡
 
双世寵妃Ⅱ」レビューから早2年。
前よりも若々しくイケメン度も大幅にアップデイトされ降臨だ。
しかし、やはり今作も髪型がビミョーだ。
キャラが冷静沈着な地味な公務員といったもので、これが絶妙なフィット感となりてこをくせにさせた。
キメきってないこの感じ、電車の中で遭遇しそうな普通っぽさ、だけど目の当たりにしたら実はやっぱ体躯でかいし小顔だし”ふつーの人じゃねぇ、絶対”って確信するやつ、そんな感じってわかるっすかね。
 
今回の役は、皇太后からもっすごくいじめられ、公主からねっちり追いかけられ、嫁にも苦しめられると言う女難役だった。
文人かと思いきや、実は武道もお得意で軟剣遣いでそれなりなアクションシーンもあったが。
やはり武侠仕様のアクションとは全然違うんだ。
残念ながら今作のじゃおりんの見所って、嫁に迫る艶っぽさ、これに尽きてしまうのではないだろうか。
本来のじゃおりんの魅力とは、そんなものではない気がするんだ。
もうこういったあほな嫁に振り回されたりするのは見たくない。
探案ものとか武侠とかに出て欲しいと願うばかりだ。
微博:邢昭林
 
♡ピースだって、かわゆ♡
 
1997年7月22日生まれの26歳、187㎝、72kg。
 
代表作:「双世寵妃」「双世寵妃Ⅱ」「世界欠我一個初戀」「妳是我的命中註定」「楚喬伝

ラスボスな男子@らいりー(宋席遠)【王以綸/王以纶ワン・イールン/ライリー・ワン】

なんともう4回目となるランクインのらいりーこと【王以綸/王以纶ワン・イールン/ライリー・ワン】だ♡
 
もうてこお気に入り過ぎでしょw
今回も文句なしのマンダムルック。
出来る事なら、てこの体をミジンコほどの大きさにして、あのかわゆなほっぺのエクボの中に住みたい、そう願ってるてこだ。
 
今回も男②なんだが。
護心」のときとも「少女闖江湖」のときとも違う男②だった。
このまま②路線なのか、と心配にもなるけどいずれ必ず①の日が来る。(はず)
 
本作でのらいりーはしつこくも粘っこく、ナメクジの様な横恋慕係だったのだが。
 
世界も、好きな女も、(ついでに金も)全て手にしたい
 
と言う超欲しがり男子を熱演してくれた。
じゃおりんとの仲を応援してた方にとってはイライラしただろうが、本来②とはそう言う立場だ。
イライラされてなんぼ、のものなのだから本作のらいりーは間違いない合格だ。
 
其処彼処で嘘を並べ騙し姑息な方法で相手を追い詰めるが、そこに自分を恥じる気持ちなどない。
イイデスネ♡
そして極上の笑顔。
もぅこれに尽きる。
 
みゃおみゃお、らい♡
 
とハグを求める姿にもうくらくらしますヨ。
皆も見てくらくらしてください。
てこからのお願いです。
 
1996年3月18日生まれの27歳、182㎝、66kg。
 
2015に男子アイドルユニット《SpeXial》でデビュウ。
 
「我与妳的光年距離」「最働聴的事」「九千米愛情」「誰都渇望遇見妳」「初恋了那麽多年」「半是蜜糖半是傷」「月歌行」「挙杯暢飲的姐姐們」「少女闖江湖」「護心

擇君記てこが見た感想

最終話。
みゃおみゃおはじゃおりんへの復讐を果たしたが、心は晴れなかった。
そんな時またもやインコが喋りだす。
・・・
そして隠された重大な秘密に気が付くみゃおみゃお。
自分が取り返しのつかない間違いを犯した事にようやく気付くのである。
・・・
ちょ、待っ、、、
インコだぜ?
また鵜呑みかよっ
とのつっこみは各自自由にして構わない。
 
もうね、いいですけど。
こんなまつがい(間違い)を犯しても、のうのうとじゃおりんのとこに戻ったりしないよね?
そうだよね?
一生反省して生きて行くよね?
だよね?
 
否。
そんな事なかった。
全てを水に流し包み込んでくれる、心の広さが太陽系ほどもあるじゃおりん。
ぃやぁ、そうじゃねぇだろうよ。
心の広さと、物事の善悪とごっちゃにしてはいけない。
そして少しはプライドを持って欲しい。
そう心から思ったラストだった。
 
「3番目の花婿」
 
だもんねぇ・・・