中国ドラマ『君子盟』ドラマレビュー:”紳士同盟”メンツ紹介しようか?【井柏然ジン・ボーラン】【宋威龍/宋威龙ソン・ウェイロン】【郭丞グォ・チェン】【洪堯/洪尧ホン・ヤオ】【汪鐸/汪铎ワン・ドゥオ】【強巴才丹/强巴才丹チャンバーサイダン】【張舒淪/张舒沦チャン・シューレン】キャスト情報・あらすじ・感想※ネタバレあり

2023年6月12日

ご訪問ありがとう、てこブログへようこそ。
 
今日は、中国ドラマ『君子盟』ドラマレビュー:”紳士同盟”のメンツ紹介しようか?
を紹介するよ。
 
【基本情報】
 
監督:楊帆、賈小熊
脚本:姵璃、楊帆、海綿大宝、阿辞
原著:大風刮過《張公案》
主演:井柏然、宋威龍、郭丞、洪堯、汪鐸、張舒淪
プラットフォーム:騰訊視頻
35分✖️29集
 
ボランこと【井柏然ジン・ボーラン】と宋くんこと【宋威龍/宋威龙ソン・ウェイロン】のW主演って事で、とりま”お楽しみにしてるリスト”上位で待機中、
さらにはごんずーこと【汪鐸/汪铎ワン・ドゥオ】までもがキャスティングされているのを知り、”もっすごくお楽しみにしているリスト”に格上げの上絶賛待機中だったドラマだ。
 
原作は大風刮過の書いた《張公案》という人気小説。
これはBLだかブロマンスだかの小説らしい。
本作も、《張公案》というタイトルで全30集で制作されたのが2020年。
折しも当局からの規制が厳しくなった頃で、待機を余儀なくされていたのだが。
タイトルも変えごにょごにょと編集し、見事規制の網をくぐり抜け3年の後にブロードキャストへ漕ぎ着けた。
なので(中身はどうであれ)無事に播出され日の目を見、視聴できる事に感謝したい。
 
注:てこブログは、大いなるネタバレを含みます。
閲覧の際は、十分にお気をつけ下さい。
 
ってな感じで始めるよ、最後までよろしく!

君子盟ってどんなドラマなん?

大きな一つの解決しないといけない命題、を前提に。
いくつかの事件を推理していくうちに大きな謎に近づく、という推理劇だ。
推理劇と言っても、本格ミステリを期待する様な推理ではない。
 
まずは@蘭珏はボランこと【井柏然ジン・ボーラン】
20年前に、ぱぱは敵国スパイとして処刑される。
一族唯一の生き残りのボランは、ぱぱの冤罪を晴らすべく吏部侍郎にまで昇り詰めた男子だ。
 
10年調べても何ひとつ冤罪を晴らす証拠も見つけられず、そもそも何があったのかさえ解明できてない男子だ。
最初の事件(踊り子毒死事件)では、密書を取り返すのに躍起になってたボランだが。
そもそもなんで敵国と密書をやり取りしていたのか、この辺の掘り下げがいまひとつなのだが。
まぁ、そこは(最初の事件だし)とりま置いといても。
10年にっちもさっちも状態なのに、唐突に関連性のある事件が起きる都合の良さ。
しかも、偶然出会ったのは上京間もないラーメン探偵で、実はちーこの時に因縁がある(後に明かされる)とか、の都合の良さの2乗。
 
そのラーメン探偵@張屏は宋くんこと【宋威龍/宋威龙ソン・ウェイロン】
科挙を受ける資金集めでラーメン屋台を営む男子だ。(その割には働いてねーけども)
科挙に受かって憧れの大理寺で働くのが夢だ。
 
ラーメン探偵は、謎のまじない遣いで。
水盃を使って人の心が読める、という力がある。
孤児だが、彼の見る悪夢から察するにちーこの時に何らかの悲劇があり、そのショックで記憶がなくなってる様だ。
 
このふたりが軸となって探偵していくのだが。
ラーメンは洞察力もわりと鋭いし、ひらめきも光るものがあるので、蘭だーれん(大人)が”胡散臭いやヤツ”って秒で見抜くわけですよ。
”謎があるなら解きたい”という純粋な好奇心と”悪い事に利用される訳にはいかない”っていう易っぽい正義感とのミックスタイプ。
つまり深く付き合うのは面倒なタイプのラーメン。
 
一方、蘭だーれんは”正義は正義としてあるけれど”と言う建前と、”冤罪を晴らすには時には迎合も必要だ”と言う本音を持つ男子。
まぁ皆少なからずこう言った部分は持ち合わせているので、ノーマルタイプだとも言えるが。
一言で言って胡散臭い。
”ラーメンは役にはたちそうだが、余計な事に気付かれて騒がれたら面倒だな”ってのが序盤の正直な気持ちだろう。
 
このふたりが、最初は牽制し合いながらも己の欲求探求の為に結果一緒に探偵して、
もはやデフォルトの
 
・閉じ込められムーブ
・不幸自慢の立ち聞き(ぱぱの冤罪晴らしたい、ラーメンを巻き込むのが気が引ける)
 
などを経て、無事にバディとなり協力しあって行くのが大体10集くらいまで。
 
紳士同盟ってふたりなの?って疑問にお答えして(誰も聞いてないかもな)同盟紳士を紹介しとこう。
 
まずは蘭だーれんの熱烈サポーター其の1の@王硯は【洪堯/洪尧ホン・ヤオ】
于正Pのドラマにはほぼ出演してるので、てこブログでも何度もフォーカスしてきた男子だが。(てこブログは于正P作品もかなりあるので)
本作が今までで一番良い役じゃないだろうか。
10年間陰日向で支えてきた熱烈サポーターで、蘭だーれんと話す時、高確率で涙目になる胸熱男子だ。
 
次が、蘭だーれん熱烈サポーター其の2の@旭東は【強巴才丹/强巴才丹チャンバーサイダン】
㊗️てこブログお初だが、「風起隴西」の@梁倹もやってた男子だ。
彼は10年蘭だーれんにお仕えしてる従者だ。
衣食住の全てをお世話し、時には蘭だーれんの言いたい事を代弁するし、お話相手にもなる万能男子だ。
 
次はラーメン側の紳士同盟たちを紹介しよう。
まずは@陳籌の【郭丞グォ・チェン】
チェンくんはチンジョレの@藍景儀だが、「回来的女児」ではもっすごい萌え演技をしているので興味があったら見て欲しい。(あいちーいーで見れる)
 
今回はラーメンの屋台を手伝い、自身も科挙を目指すラーメン親友設定。
脳みその出来はラーメンほどでもないが、善良だしヴァランスの取れた人間で、ある意味ラーメンより賢い。
さほど見せ場もなかったが、皆が待ち焦がれるようなドラマに出れて良かったな、と素直に思う。
今後もガンバレ、チェンくん!
 
次が、@永宣帝【張舒淪/张舒沦チャン・シューレン】
ラーメン探偵が有名になって、そのラーメンを食べにきた男子。
最初は”この金持ちめっ”、と思ってたが意気投合した男子は、実は雍朝の皇帝だ。
唐突に最高権力者と仲良くなるのは、このドラマが朝廷の権力争いを背景にする事のフラグだ。
 
実際に、フラグ通りの使われ方だったし、背景設定も実に気の毒、しかしそれをバネに臥薪嘗胆の日々〜
からの暗君と思わせといて実は明君の素質アリな男子、を生かし活用、効果的な使われ方をしていたキャラクターだった。
 
そして大御所、男子ではないが男子というカテゴリーで構わないほどの女子@太后(中の人、師悦玲)
30にもなる皇帝がいるのに、未だに垂簾聴政を行い権力に貪欲な太后女子。
1集から出張ってきてその存在感をアッピールしているので、十中八九蘭だーれんのぱぱの冤罪は太后によるものだと察せられる。
 
実は無能だと思ってた皇帝が牙を剥き、次々と太后の力を削いで来た。
この若造・・・どうしてくれようか・・・と激おこなのに能面フェイスが怖い。
実の息子なのに?・・・ってフラグですな。
 
とまぁ、ざっと君子盟のメンツを紹介したが。
ミステリはさほどでもないし、深読みするほどのものでもない。
それにブロマンス改編という事だが、言われても言われなくてもブロマンスみは全く感じられない。
特にW主演CPにはほぼケミを感じられない。
蘭だーれんと熱烈サポーター其の1・其の2とのケミのがよっぽど良いし。
ラーメンの方もラーメン親友とのケミのが自然で佳きだ。
 
10集あたりから科挙タームが始まるのだが、この科挙の会場がもっすごくちっさいし、科挙を受ける人数も少ない。
例えばこの国にある城(皇居)だが。
山の中腹にあり、城下町を見下ろす体で作られている。
画像は探せなかったが、この城や城下町がわりと小さい気がする。
しかもこんな険しい山奥に作った城な訳で、流通とかわりと心配しちゃう様な場所なわけよ。
なのでてこがうっすら思ったのは、この国って版図も小さく金を生み出せない弱国で、だから科挙もこんなに人が少ないのかな。
だから科挙も受けてないラーメン探偵が大理寺でバイトできんのかな、などと思ったのである。
 
権力ぶん回してる太后も、所詮は井の中の蛙で外界には想像もつかない権力者が居そう。
だから紳士同盟の皆に(特に蘭だーれん)言いたいのは、視野を広げたら違う帰路が見つかるかもよ、という事だが、伝えられないんでしょうがない。
 
で、数個の事件を紐解くと浮かび上がるのは”摩籮村血霧事件”だ。
それぞれのパーツも何となくわかってきて、あとは繋ぎ合わせるだけ、となり。
いささか飽き気味(20集くらい)のところへようやくリーサル・ウェポンごんずー投入だ。
待ち疲れて寝るとこ一歩手前。
ごんずー登場タームが唯一ブロマンスみを感じた場面だろう。
蘭だーれんが目覚めた時、見えた姿がごんずーだと思ったけどそこに居たのはラーメンだった、ってあからさまにがっがりするムーブ。
ラーメンが”・・・すんませんね、おれで・・・”みたいにちょっぴり落胆するけど誤魔化す感じ。
これっくらいしかなかった、ブロマンス。
 
まぁ、その話は置いといて。
 
ごんずーが出てきて一気に物語に勢いがついた感じ。
ようやく動き出し真相に近づく。
一連の事件の犯人が摩籮村関係者だとは、わかっていたがまさか〇〇だったとは。
ってかさ、ラーメンの記憶が戻れば全ての謎は解けたって事だ。
 
時を同じく、蘭だーれんも真相を知る。
こちらは直球勝負でごんずーに直接聞く。
 
「おまい誰?」
 
「ようやく気付いたか・・・
実は俺は〇〇なんだ」
 
ぇ、まじで?
と蘭だーれん顔負けに驚いたのはヒミツだ。
散々深読みするほどじゃねぇ、なんて書いてたのになっ。
 
俄然面白くなってきたこの展開。
ごんずーのもつ背景が悲しすぎて、ごんずーの心が恨みつらみで壊れてしまっているとは・・・
 
で、ここから蘭だーれんのぱぱの冤罪もからくりは判明したが、これらを白日の元に晒すにはどうしたら良いだろう。
って話に移行するのだが。
そこにブレーキをかけるのがごんずーで。
ごんずーにはごんずーの熱い想いがあるんだな、これが。
 
都に戻ってきたラーメンは訳あって指名手配中なので、らーめん親友とのエピや蘭だーれんとの再会エピなど、わりとイラつく展開を我慢し、(しかし、造型がいいのでまぁ許すけど↓これね)
ふたりはそれぞれの意思を確認し、そして選択を迫られる事態となる。
 
こっから先は、視聴者が誰に共感するかで印象はずんぶんと違うものになるだろう。
 
・スッキリ
・モヤる
 
この二極化だ。
クライマックスの肝は、
 
・蘭だーれんの宿願(ぱぱの冤罪をはらす)
・ごんずーの宿願
 
このふたつが成就するのか、だ。

君子盟てこ監修”イケメン備忘録”

真面目で面白みがないけど漢前な男子@蘭だーれん【井柏然ジン・ボーラン】

㊗️てこブログお初のボランこと【井柏然ジン・ボーラン】だ♡
 
見てください↑この美しさ。
ぃやはや驚きました。
初見はたしか5〜6年前「相爱穿梭千年(皇后的男子)」だった。
最近では「女心理師」(記事は気長に・・・)を見たが、ドラマに映画に大忙しの大人気俳優だ。
 
今回の役は先に書いている様に、人間的になんら魅力のない、どちらかというとゲスな感じさえするキャラクターだ。
しかし(W主演ではあるが)、EDなどを見る限り蘭だーれんのボランが本主役だ。
本主役でありながらキャラとしての人間的な魅力をほぼ見出せないキャラたてはラストまで続き、彼の株を上げるムーブは最後までない。
つまり最後まで胡散臭いキャラのままなのだ。
しかし、その胡散臭さを吹き飛ばすルック。
美しい佇まいと気品あふれる所作。
さらには低音ヴォイスによるゆったりとした口調。
もうくらくらする魅力をTPOも弁えずに振り撒きまくっている。
その魅力に抗えるものはおそらく居ない。
つまり、この蘭だーれんというキャラは、中の人の全振りキャラであり、ボランじゃなかったら嫌われキャラになったかもしれないと言う事だ。
 
まぁ、しかし。
てこは結局のところ、この蘭だーれんという男子を好きになる事は出来なかった。
しかしルックが上等すぎて視聴を途中でやめる勇気は出なかった。(あとごんずー登場までは見たかった)
 
初恋の人だったんだよね?(原著ではそうらしい、けど読んどらんので鵜呑みは禁物よ?)
心から信頼できる人だったんだよね?
ぱぱの汚名を晴らしたのって結局〇〇じゃん?
なのに?
 
って言うのが引っかかってましてね。
まぁ、その前のラーメンとの
 
「もう、おまい絶交なっ」
 
のムーブもゲスだったし・・・
いろいろともんもんと考える。
 
中の人は、こんなにも漢前なのか、と再認識するほどの漢前だ。
この整ってる男子はコスチュームドラマだと余計に整う気がする。
はぐれ剣士とか見てみたい。
微博:井柏然
Instagram:@jingxiaoxiansheng
 
1989年4月19日生まれの34歳、163㎝、67kg。
沈陽外事服務学校卒業。
 
代表作:「捉妖記」「失孤」「風中有朵雨做的雲」「相愛穿梭千年」「攀登者」「全城熱恋」「後来的我們」「等風来」
 
最新作が「帰路」(記事は気長に・・・)
待播は「新生」「一帆風順」

あざとかわゆさにざわつく男子@ラーメン探偵【宋威龍/宋威龙ソン・ウェイロン】

てこブログ、たぶん3回目登場の宋くんこと【宋威龍/宋威龙ソン・ウェイロン】だ♡
 
まず驚くのが今回は↑こんなあざとかわゆ系だったという事だ。
ちょっとざわつきますよね(褒めてます)、心が。
 
見たくないのに見せられたら、見たかった姿のような気がしてきた。
もしくは、
見たい姿はこれだ、という確固たる希望があったのに、”どや、これが見たかったんだろ?”と見当違いのものをドヤ顔で見せられたら”・・・ハイ・・・見たかった・・・デス”とうっかり言ってしまった。
そんな落ち着かない気持ちってわかるだろうか。
 
若く純粋で、正義感も強く、ついでに聡明で、たとえ一族がとばっちりで皆殺しにされようが誰も恨まない、などという出来過ぎたキャラ設定だ。
原作は読んどらんから知らんが、もうすこし現実味のあるキャラ設定ができないもんだろうか。
その割には、自分の家(生まれ育った家)くらい覚えとけよ、とか
そんな実験意味ないし、そんなで雨なんて降るかよ、とか
刺されてんだよね?止血だけで元気になる訳ねーだろう、などと言う、
数々のツッコミの要因を量産しているのもラーメン探偵というキャラだ。
 
”あざとかわゆ➕天然”という混合技で、あくの強いごんずーと張り合わせる、という図式なのだろうか。
まぁよくわからんが、このラーメン探偵キャラもてこは好きになる事は出来なかった。
 
聡明というわりに水盃のまじないを探求しない
〇〇なんだよね?
それなのに騙すの?
どうしてた?元気だったの?の一言もない(これが一番不愉快だった)
 
という理由からだが、そんな事を言ってもせんない事だ。
今回は他の演員に助けられたというか、存在感は敵わなかったが、今後も宋くん作品は追いかけたいと思う。
微博:宋威龙99
Instagram:@songweilongg99
 
1999年3月25日生まれの24歳、185㎝、62kg。
遼寧省民族芸術学院卒業。
 
代表作:「鳳囚凰」「下一站是幸福」「以家人之名(家族の名において)」「我的青春都是妳」

期待通り、ぃや期待以上の男子@初恋の人【汪鐸/汪铎ワン・ドゥオ】

てこブログ3回目登場のごんずーこと【汪鐸/汪铎ワン・ドゥオ】だ♡
 
ぃやぁ、いつぶりだろうか。
晴雅集(陰陽師とこしえの夢)」以来なので2年ぶり?
お仕事してない訳ないので撮影はしてるはずだが、とんとご無沙汰のごんずーだ。
ちなみにごんずーと言う呼び方は「媚者無疆(晩媚と影)」での公子Gōngzǐ(若様)からだ。
待播作品については後で少し触れるが、まずは今回の役どころについて語ろうではないか。
 
正直な話あまり期待してなかった。
ブロマンス改編という前触れだったし、おそらく見目麗しめのイケメンを取り揃えるための要員だろうと、そう思ってた。
蓋を開けてみると確かにそれはその通りだったが、中の人の演技が予想以上だった。
 
てこは心底感心したものだ。
そこでだ。
いつまでも過去の役柄の名で呼ぶのは、彼に対して失礼なんじゃないかと、そう思ったのだ。
役ではなくちゃんと中の人の名で呼ばれるべき俳優の仲間入りだ。
Wāng duóなので声調を最後ちょっとあげて、どぅおどぅお?と呼ぼうと思う。
皆も呼んでいいですよ、どぅおどぅお?。
わぁ、イイ感じ⤴︎
 
どぅおどぅお?の持つ中性的な美しさは、ミステリアスで存在感がパネぇ。
そして相変わらずの”美手”に喜ばれたファンダムも少なくないだろう。
しかし、彼にはルックだけではない表現力があることを、本作で認識出来た。
それが↓こういった顔芸だ。
なんとも言えない表情を、多くはないが”ココ”ってとこでぶっ込んでくるんっすよね。
拗らせて壊れてる人なんで、こういう表情は鉄板だし常套なのだが、その使い方が絶妙だ。
気負いがなく自然。
常套なのにわざとらしくない、という演技は間違いなく高等スキルだ。
そしてその憎しみで歪むのは、表情だけじゃなく心もだ。
その心の歪みまでも感じさせる。
その顔は醜く歪んでいるが、どう見えるか、などと言う事ははなっから考えていない。
大事な事は、どれだけ心が壊れてるか、それさえ伝われば良い、と言う役者根性上等な男子なのである。
ここで赤子をぶん獲られた時、てこの中での本作の主役がすげ変わった瞬間である。
 
ぇえ、正直な事を申し上げますと。
主役はどぅおどぅお?でしたね、はい。
 
20集から登場わずか9集だけの出番だか、W主役を喰うほどの存在感だった。
今後の活躍を祈りたい俳優だ。
 
待播がけっこうあって「仙剣奇侠伝四」のキャストはどぅおどぅお?は茅子俊の次にあるんで、わりと重要ポジな気がする。
ちなみに主役は陳哲遠、ツインズのやんちゃな方。
「夜旅人」は女主が倪妮で楽しみにしてたんだが、主役がるんるん(鄧倫)なんで、観れる日はこなさげだ。
・・・
不運かっ。
実は同じ様に観れる日が来ない気がする「瀧夜曲」って映画もあってのぅ・・・
不運かっ。
 
4月に公開された「竜馬精神」というジャッキー様(成龍)の映画にも出ている様なので(@年軽皇帝だって)見れたら見ようと思う。
微博:汪铎
 
1991年5月21日生まれの32歳、184㎝。
沈陽音楽学院卒業。
 
代表作:「晴雅集(陰陽師とこしえの夢)」「爵跡」「西遊伏妖篇」「推理筆記」「媚者無疆(晩媚と影)

君子盟てこが見た感想

終わってみればどぅおどぅお?(ごんすー)の虚しさだけが心に残るドラマだった。
 
てこは俄然モヤる派だ。
 
スッキリ派は、文字通りスッキリして終われるだろうが、モヤる派はそうはいかない。
人間として、”騙す”って行為は最低の事なんだ。
多くの命?そりゃ大事だよ、重々承知さ。
でも騙す前に、”ぎゅーーーーーっ”ってハグして、
 
つらかったよな・・・
何があった・・・
どうしたい?・・・
そっか・・・
 
が大前提で。
その後に、
 
でもな・・・
〜こうなんだよ・・・
俺らと一緒に生きようぜ・・・
 
ってのがあるべきだと思うんだ。
それでもダメなら一緒に死んであげる覚悟をしてあげてほしい。
親友なんだろ?
ラーメンはひとりででもしっかり生きてけるって。
なぁ・・・
 
という気持ちでいっぱいだ。
 
まずね”ぴーーーーーーひょろろーーーーー♪”の笛の音は、なんでそれで?ってのはもうスルーでいいけど。
雨は降らねぇって、そんなんじゃ。
塩が必要?
塩問屋がたまたまもっすごい量の塩を輸入したて?
すごいね、タイミングぴったり。
それで雨降るなら干魃なんて起きないからな。
もういいけど、どぅおどぅお?居らんし。
もうエピローグもすっ飛ばしたい、そんな気分。
 
このドラマはBL避けのためのうるさい公主などを存在させず、女子は太后とラーメンままくらい。
太后は男子括りで構わないほどの人物だったし、ずっと紳士同盟で世界観も統一されていた。
ブロマンスみなどほぼ感じることもなかったので、何がいったい検閲に引っかかったのか、などと勘ぐりたくなるほどの清々しさだった。
それなのに。
最後の最後で。
新技のBL避けが炸裂。
 
実は既婚・子アリだった、というオチ。
BL避けとしては完璧だが、ここまで健全な作りにあえてのダメ押し、妄想さえも禁止という。
いろいろと思うところの多いドラマだった。