『瓔珞~紫禁城に燃ゆる逆襲の王妃~』(原題・延禧攻略 )中国ドラマレビュー:究極のプラトニックラブ・汚れなき愛「サイコーに切ない男・富察フチャ傅恒フーハン」てこ監修”イケメン備忘録”は【許凱/许凯シュー・カイ】キャスト情報・あらすじ・感想※ネタバレあり

2023年4月15日

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今日は『瓔珞~紫禁城に燃ゆる逆襲の王妃~』原題・延禧攻略を紹介するよ。
ぇえ、シュー・カイ(許凱)ですよ、ぅふっ😍
2巡目で知る、彼の『汚れなき・穢れなき愛』に涙涙。
記事を書かずにいらいでか!!!
とにかく「シュー・カイ」メインで今回は突っ走る。

そして同時代を描くドラマ『如懿(にょい)伝 紫禁城に散る宿命の王妃~如懿傳』ってのがあって、そちらも2巡目視聴中なのだが(いずれ記事にするから気長に待ってほしい)それと比較するのもまた一興。
『如懿傳』は、メガヒットドラマ後宮の諍い女~後宮甄嬛傳の続編で、キャストも豪華。
多くのドラマニアに期待されるも、色々あって公開が延び延びになっている間に、クオリティ怪しげな『延禧攻略(瓔珞)』が出し抜き、誰もが予想だにしなかったヒットとなったという経緯がある。

如懿(にょい)伝 こちらはウォレス・フォ

『延禧攻略(瓔珞)』は、これまでチャラい作風やパクリ疑惑、問題発言等々、何かと世間を騒がせてきた于正(ユー・ジョン)がプロデュース。
本作は于正Pの新ドラマということで、人々はハードルを下げていたのか、いざ配信が始まると、「于正なのに面白い!」、「于正にしては本格的!」と、少々不名誉な褒められ方をしながらも(笑)、話題になって、結局、中華圏全土で大ヒットを記録。

ちょっと脱線したけどこんな感じで始めるよ、最後までよろしく!

瓔珞ってどんなドラマなん?

時代背景は清(第6代皇帝・乾隆帝 愛新覺羅弘曆(1711-1799)の天下)の時代。

宮中に仕え、命を落とした姉・魏瓔寧の死の真相を探るため、宮女として紫禁城にあがり、繡坊で働き始めた魏瓔珞が、やがて後宮のトップに上り詰めるまでを描く、清宮叩き上げサクセス物語
「やられたら、やりかえす」宮廷版・半沢直樹。

ストーリーとか見どころとか、美しかったり、嫉妬に狂ったりする女どもの件はよそ様のブログで沢山紹介されてるので、てこんとこでは割愛、ペコリ(笑)

ここでは一途にただひたすらシュー・カイ(傅恒役)を追ってみる。

愛する人に全てを捧げて生きる、まさにこのドラマのヒロインとも言える富察傅恒。
乾隆帝の義弟であり信頼厚く眉目秀麗。
辮髪でここまで美形なのも初めてかもというくらいの麗しさとスラリとした姿が本当に魅力的。

美しすぎ💕
出会いシーン10頭身くらいに見える

女1人に男2人、ってのがセオリーなわけだが、本作に当てはめると女・瓔珞、男①乾隆帝、男②傅恒。
傅恒はセカンドだから出番少ない(泣)

初対面は第4話、「偏見があろうと男を侮るな」と瓔珞に忠告する傅恒。
「肝に銘じます」と立ち去る瓔珞の後姿を見てほほ笑む傅恒が可愛い💖

第20話で瓔珞を看病中、寝てる彼女のほっぺにこっそりちゅー。
なぜ口づけを?と瓔珞に言われて「あの…その…」と、うろたえる傅恒が良きかな💖

第25話、瓔珞を襲う輩をやっつける傅恒がかっこ良すぎ💖

29話のキスシーン

第29話で純妃に「私事ゆえ干渉しないで下さい、越権行為です」とハッキリ言い返しがかっこ良すぎ💖

第35話で純妃の回想シーンでの若き日の傅恒がちょっと幼い感じで可愛すぎ💖

第44話で、戦いに勝って3年ぶりに帰ってきた傅恒が、皇帝の妃になって輿に乗った姿を見て唖然と立ち尽くして涙をポロポロ流す。
どうやら傅恒は戦で勝って手柄を上げて瓔珞と結婚させてもらおうと思ってたっぽい。
定番の”運命のいたずら”感”すれ違い”感で視聴者の退路を断つ(やめられない、見なきゃ、感)
ここいら辺から、傅恒も腹くくって「見守り紳士」になる覚悟ができた感じ、いじらしく切ない😭

第49話で爾晴とのすったもんだの後、静かに絶望したように涙を流す傅恒が可哀想すぎで、見るのつらい、、、😭

辮髪が似合い過ぎな件

第68話、別れのシーン。
戦に出る前に瓔珞を呼び止めて「瓔珞、珍重」あえての呼び捨て。
不整脈ドキっ💕
これが最後フラグ立っててほんと悲しい(2巡目はもう激泣)
この後ろ姿のバランス見て欲しい💕
頭ちっさ、背高っ、手足長っ💕
美しすぎで、まるで絵画のよう。

涙涙の最終回。
傅恒が親友に託した最後の問いは、泣けた、号泣😭
中国語字幕直訳すると、つまり「来世では私と一緒になってくれるか?」(日本語訳は違ったけどね)だと思うんだよね。
決して今生では口にしてはいけない想い。
それを聞いた回想シーンの若い傅恒の微笑みがあまりに儚くて美しく、、、涙涙。

スキンシップはほっぺとおでこにちゅーの2回だけ。
愛の告白もなし。
それなのに疑われようが、結婚しようが、利用されようが、愛すると決めたらとことん守る。
そこには男女の愛を超えた愛がある。
「汚れなき、穢れない無償の愛」ぁあ、ただただ憧れる。

後ろ姿に不整脈ドキッ💕

古装ではない3人の姿がなんか新鮮(笑)
皇上、それなりに歳だし瓔珞より16歳も上だという設定に違和感はなくて終盤はなかなかのオッサンだったけど、こうやってみると若く見える。
瓔珞は松雪泰子に似てる。

瓔珞”イケメン備忘録”は【シュー・カイ許凱】

シュー・カイ【許凱】
良きかな、良きかな💕

やばいほどの美しさ、綺麗さ、かっこ良さ、レジェンド級。
「霊剣山」では主役はってて、こちらは可愛さ際立つ系の作品。
「招揺」でも主役、こちらはシリアス系の様子(まだ見れてないから、、、涙

広東省深圳出身、1995年生まれ。
2013年、モデルコンテストで優勝したのをキッカケに、モデルとして芸能界入り。

当時の許凱、若干の野暮ったさは否めない。
海パンにハイソックスの違和感。
でも、185センチで超小顔という好素材なら、あとは垢抜けさえすれば良いだけだから、簡単。

瓔珞てこが見た感想

劇中、崑曲<貴妃醉酒>も披露

1人目クセ者
譚卓(タン・ジュオ):高寧馨~慧賢皇貴妃高佳氏(1711-1745)
なにがクセ者かって、ねたばれだから秘密。
于正Pは、譚卓の声を聞き、彼女を高貴妃役に決めたらしい。
発声が独特なこの手の伝統戯曲を歌う時は勿論の事、のらりくらりとふてぶてしい普段の口調も、すんごいよ、見入るから。
吹き替えではなく、譚卓本人の声、念のため。

2人目クセ者
蘇青(スー・チン):喜塔臘·爾晴
傅恒に横恋慕、策略で傅恒の嫁になるも、、、
てこブログの賢明な読者なら、もうお分かりであろう?
そう、定番の闇落ち。
冷静沈着だったドラマ前半の爾晴やいづこ…(笑)

『瓔珞』は美術や衣装などヴィジュアル面が洗練されてる。
“モランディ・カラー”と称される色調の衣装、チープさは全く感じない、それどころかシックである。
装飾品もオサレ😍
オープニング映像も霞がかった紫禁城が美しすぎ。(PM2.5か笑)
最後の部分、崑曲独特なセリフ回しが耳に残る。

https://youtu.be/vSyZ7WYX0GI

最後に
『紫禁城に燃ゆる逆襲の王妃』というサブタイトルは、NGだ!
同じ時代を描く『如懿傳』を『如懿(にょい)伝~紫禁城に散る宿命の王妃』と命名し、2作品を関連付けたかったのであろうか。

両方ともサブタイトルがダサくてまどろこしい上、致命的な間違いがある。
紫禁城には“王妃”いない。

とまぁ、こんなところで今日のところはおしまいに。
シュー・カイの今後を楽しみにしようではないか。