中国ドラマ『夕月花(せきげつか)〜三世を駆ける愛』(原題・今夕何夕)ドラマレビュー其の1:三生三世再来か?【金瀚ジン・ハン】【檀健次タン・ジェンツー】てこ監修”イケメン備忘録”キャスト情報・あらすじ・感想※ネタバレあり
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今日は中国ドラマ『今夕何夕』を紹介するよ。
何が”きらきらしたラヴ史劇は飽食気味”だよ。
しっかり見てんじゃん、と思ったあなた。
、、、ですよねーー。
片や半分くらい怒涛に見てしまって、もったいなくて続きが見れない「武当一剣」「御賜小件作」。
ふらふら迷い中の今現在。
で中華なサーチをしていると
金瀚主演的电视剧《今夕何夕》开播!又是三生三世的设定,男主颜值还被观众嫌弃
ひどい言われようである、笑。
金瀚の外見はどうやら中華では好かれていないようだ。
てこ訳:金瀚主演ドラマ≪今夕何夕≫放送中!三生三世の真似っこストーリーで、男主のビジュアルは受け入れられていない(今のところ)。
金瀚は@王女未央の「しゃぁーーーー」でランクイン済であり、てこ推しメンであるし。
三生三世なら@永遠の桃花で沼に嵌ったし。
@楚喬伝や@未央でのヒールぶりがイメイジとして焼き付いているのだろうか?
なに?みんなヒール嫌いなん?
てこはすき💖
あのこじらせたすねくれひねくれがすき💖
闇落ちの眼がすき💖
ほんっとにもう一度言う。
未央の「しゃぁーーーー!」(殺せーーーー)はマジ最高、殿堂入りの美しさ!だから💖
健次もいます@檀健次。
視聴者は実は健次お目当てのが多いのはヒミツ。
ってな感じで始めるよ、最後までよろしく!
今夕何夕ってどんなドラマなん?
先ずはタイトル『今夕何夕』について語ろうか?
まずはタイトル気になるよね?
「今夕何夕」
感嘆文「今夜は何という夜だろう」って感じか。
ソースは詩経(唐風)の綢繆である。
綢繆束薪 綢繆(ちうびう)として薪を束ぬ
三星在天 三星天に在り
今夕何夕 今夕何の夕ぞ
見此良人 此の良人を見る
子兮子兮 子や子や
如此良人何 此の良人を如何せん綢繆束芻 綢繆として芻を束ぬ
三星在隅 三星隅に在り
今夕何夕 今夕何の夕ぞ
見此邂逅 此の邂逅を見る
子兮子兮 子や子や
如此邂逅何 此の邂逅を如何せん綢繆束楚 綢繆として楚を束ぬ
三星在戸 三星戸に在り
今夕何夕 今夕何の夕ぞ
見此粲者 此の粲者を見る
子兮子兮 子や子や
如此粲者何 此の粲者を如何せん
ドラマを見るだけで、漢詩のおべんきょまでできるとは。
なんてお得ドラマか。
「綢繆」とは(しっかりと)という意味。
薪を束ねるさまに、男女がしっかりと結ばれることをたとえたのであろう。
三星はオリオンのこと。
「子兮」は(君よ)。
それだけの予備知識で十分に鑑賞できる詩である。
それだけの予備知識で十分に鑑賞できる詩である。
互いに夫婦となれた喜びを、男女が声を合せて歌ったものである。
言葉の勢いからして、最初の2節は女、最後の1節は男が歌ったものと解釈した。
言葉の勢いからして、最初の2節は女、最後の1節は男が歌ったものと解釈した。
最後の一節は
『薪を束ねていたら、いつのまにか天の南にオリオン座がまたたく、今夜はなんという夜だろう。愛しい君を娶った日なのだ、ああ愛しい人よ、おまえを何にも増して可愛く思うのだ──』
なんてロマンティック💖
「今夕何夕」
って表現がとってもオサレで綺麗だ。
これが漢詩の良さであろうて。
驚くのは、この詩は紀元前8世紀およそ3000年前に作られてる、すごない?
その詩を諳んじる馮夕(金瀚 飾)がかっこ良すぎで、かっこよ死してしまうのである💕
この詩から、記憶をなくした女主に”夕月”(どんゆえ)と名付けるなんて、なんてハイスペックな殿方か💕
で、どんなドラマなん?
女主:冬月(孫怡 飾)が3回タイムリープする。
メディアでは”三生三世的设定”となってたが、見てみると”似て非なるもの”であった。
冬月は”蓮根の体”(不死身)を持ち
(※ェ?レンコン?って思うけど、中文で”莲藕”ってなってる。仏教的に蓮は尊いものを表す様だ)
死んでも水に入ると生き返るし、傷を負っても自然治癒するというスペシャルなボディである。
謎の男えりゅう尔玉がどんゆえ(冬月)が死ぬ度に生き返らせてくれるんだけど
どうやら昔死んでしまったどんゆえの恋人らしい。
でもどう見てもこのおけつ顎はふぁんしー馮夕(金瀚 飾)だろ?
この辺、未だによくわからんのだが(第一の矛盾)
とにかく謀反で戦争が起きて世界は崩壊、7年間の奮闘の末、女将軍どんゆも敗北・死亡。
で、謎の男えりゅうに蓮根の体にしてもらって8年前にタイムワープ。
戦争が起きないようにするのが使命なのだが。
この女主のどんゆえがとてつもないポンコツで、脳筋属性なのでる。
とってもお美しいし、かわいいのだがね。
2度目の人生はあっという間の”死”。
脳筋だから単純に、奸臣ふぁんしーが死ねば戦争おきないよね!で殺そうとするが失敗。
逆に殺される。
それも今後死ぬほど愛し愛されるふぁんしーに殺されるという。
でも死なない。
蓮根の体だから!
↑説明しとりますな、己の体システムの事を。
で、3度目の人生でふぁんしーと深く愛し合うに至る。
で、はっきりさせて欲しい。
おまえは戦争止めるために来たのでは?
始めこそ奸臣と名高いキーマンふぁんしーを殺そうとしたり、いろいろやるけど。
けっこうのんびり楽しいほんわかライフを送ってるんだよね。
脳筋だから単純ですぐ誤解するし、かと思うとめちゃいちゃついてバカップルなるし。
で、男装して太史局に潜り込む過程で第三皇子・庞钰と知り合うのだが、この第三皇子が@健次なんですね。
後でイケメン備忘録で詳しくやるが、@健次目当ての淑女はがっかりしたことであろう。
何故なら出番少ないしアレでもないから。
カモン健次!
モア健次!
だろうて。
檀健次のファンの作る最新のマッシュアップも、ほとんど出てこない。
だって絡みが少なすぎだから。
@シークレット(三国機密:記事は気長に待ってほしい)や@ベコニア(花海棠:現在視聴中)からのお客はまことに残念であろうて。
きっとスライダー視聴だろうなぁ。
冬月と名乗った男の子と思っていた相手を見送るときに
「どうして、あの男にこんな気持ちになるのだろうか」と混乱してみせるんだが。
完全なる煽り、笑。
またそんときのはにかみ笑顔できゅん死する。
↑横恋慕要員は@元瞳、安定の邪悪さです。
「辰汐縁」(記事は気長に待ってほしい、またかっ)での元瞳の邪悪さは天下一品であったが、今回はさほど邪悪じゃないし、むしろ応援したいほどであった。
哀れ!めちゃ哀れ!
ほんとどんゆえが理不尽過ぎだと思う訳よ。
自分で出て行って、それも追い出された様に演技して、って頼んだのに。
悪者役引き受ける代わりに絶対戻ってこないで、って約束したのに、速攻帰って来るとか。
もっと暴れてくれたらよかったのに、ってなる。
もう一度言う。
哀れ。
頑張れ、元瞳!
↑割とどうでもいい、もう一つのカップリングがこのふたり。
けっこうな時間をかけて成就してるが、正直不用、この尺をもっと有効活用していただきたかった。
兄姉世代のふたりがいちゃついてるから、しょうがないと言えばしょうがないけど。
↑道乐(余承恩ユー・チェンゲン飾)はフレッシュイケメンだからいいが、相手がなぁ、、、。
おきまりのこじらせ属性で、いたずらにこじらせては場を混乱させるという。
こーゆーの横恋慕要員と同じで必要悪だとは思うのだが、てこの心が波立つので出来れば要らない。
いたずらにヒロイン感だすのも気に入らない。
このお二人の余計なラヴを入れてしまったせいで、ラヴコメ化し随分と敷居が低くなってしまった感は否めない。
若い二人のあどけない純粋な恋っていいわぁ、とかほんわかする人もいるだろうけど。
、、、いる?
、、、いるのか?
で、だから?ストーリーは?
実は権謀術数の政治ドラマである。
認めたくはないが@琅琊榜をかなり思い出す設定なのだよ。
男主のふぁんしーは明家の名誉回復と復讐が宿願。
その宿願に向けて緻密で粘着な計画の元に、着々と復讐劇を進めてる訳。
トラウマで食べれないものがある設定も一緒。
↑これと張り合うとか、もう負け確なんだけど。
まぁ、だからこその”ラヴ史劇”路線なのかもしれない。
同じ土俵で戦うには主演カップルも若いし、客層も絞られるし。
三生三世的、ってゆうのはヒロインが三回生き返る、ってことなのだが。
時間と空間を逆転させ、ついにふたりは合体できるのか?ってお話し。
今夕何夕 長くなったので完結編へ
また長くなってしまった。
「今夕何夕」はあんまり注目されてないし、日本に来るかもわからない。
だから紹介しときたいなぁ、と思って書いてたら長くなってしまった。
重要なのはイケメン探しであって、てこのライフスタイルである。
ヒールが板についてる金瀚だが(@鶴でも悪の化身ぶりがお見事・記事は気長に待ってほしい)彼のかっこよさを語りたい。
健次の可愛さも語りたい。
次回は、三生三世の恋の行方とてこ監修”イケメン備忘録”、てこが見た感想で完結とする。