中国映画『生魂』(原題・陳情令之生魂)映画レビュー:陳情令スピンオフ第1弾【于斌ウー・ビン】【鄭繁星/郑繁星ジョン・ファンシン】【高寒ガオ・ハン】キャスト情報・あらすじ・感想※ネタバレあり
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今日は、中国映画『生魂』(原題・陳情令之生魂)映画レビュー:陳情令スピンオフ第1弾
を紹介するよ。
陳情令番外編は3本あるがこれが一発目。
うえにん(温寧:うぇんにん)がうえのゴンズー(魏の若様:魏無羨)とお別れしたあとのお話。
うえにんのスーパーセコムぶりや大根売り姿はレジェンド級の殿堂入りだが(陳情令其の2参照のこと)
このスピンオフ作品ではどんな姿を見せてくれるのだろうか。
相方を務めるのはあゆえん(藍思追)である(陳情令特別編参照のこと)
本編では涙の再会(45集・神回にて)
割と頼りなさげなバディなふたりが、どんな物語を紡いでくれるのであろうか。
本編のままに初々しくあどけなく、そして頼りない2人もこの上なく萌えるであろうし。
どちらか(もしくは互いに)が成長した姿が見れるなら、それはそれで萌えるであろうし。
どちらにせよ非常に楽しみで期待高ぶるてこである。
実は後の評価が割と厳しめで。
というのは本編のうえにんと違いすぎるとのお怒りの声が多いのだとか。
ということは、成長してるんやろな、って想定して視聴しよう。
たしか2019か2020の初め頃にアイチーイーで見たが、当時は無料だった気がするが今はVIPのみ。
U-NEXTは200円くらいで見れる。
ユネクさんは定期的にポイントを施してくれるのでそれで見るのもいいかもね。
てこは迷ったが2巡目もアイチーイーで見ました。
ってな感じで始めるよ、最後までよろしく!
生魂ってどんな映画なん?
一言で言うと名探偵うえにん、不夜城参上である。
不夜城で知られる扶風城は死の街へと変貌していた。
日が落ちると人々は灯を消し息を潜めて朝を待つ。
灯をつけたらもののけに襲われて血肉を吸い取られてしまうと言う。
ってのが初期設定。
で、その噂を聞きつけてうちのうえにんが捜査に出向いてきてくれました♡
始まってすぐに追い1巡も中文視聴にしてよかったと、実感した。
というのは、村人がうえにんの首のひび割れ模様を見て「鬼だーー」って叫ぶのだが。
うえにんはそん時、
「世の中に鬼なんて居ない、居るのは胆小鬼だけだ」
って言うのだが。
これって本編でうえいん(魏無羨)が言ってたセリフまんまですやん。
もうそれだけで蘇る忘羨ワールド。
ものがたりは割と単純でホラーみが強め。
名探偵うえにんが冷静沈着に状況を整理し、推理していく。
あゆえん(藍思追)は、割と脳筋で単純な思考回路で。
「おじさん」
「先輩と呼べ」
「寧先輩」
のやりとりにいちいちほっこりするてこである。
「なんて気の毒なんだ」(単純なあゆえん)
「ぃや、おかしい」(頭脳明晰で冷静なうえにん)
このやりとりは、何度もあるのだが。
上述にあるように、確かに本編のうえにんの性格とは随分とかけ離れているようには感じる。
で、案の定、敵は例の”陰鉄”絡みで不穏なことをしよったわけであるが。
”陰鉄”とは本編でも諸悪の根源であった”悪いモノ”である。
うえにんもそれに苦しめられ苦しんでいる人間の1人でもある。
その”陰鉄パワー”によりなんらかの影響を受けてしまう哀しき性(さが)を持つうえにんなのである。
そう、うえにんは内に秘めたクリミナル・マインドとひとり悶々と孤独な戦いを強いられるわけである。
そんな背景を省みると、うえにんは成長して当然、とも思えないだろうか?
独り孤独、いつも己の心の中でせめぎ合う善と悪。
そんな人間が成長しないわけがない、成長して当然。
ゆえに本編と性格が違って当たり前、当然であると言うことである。
そして、そのせめぎあいの刹那に現れるうえのゴンズー(魏の若様:魏無羨)注:後ろ姿と声のみ出演
そしてうえにんが一番聞きたい、そして言いたい言葉をいってくれるうえのゴンズー。
「自分を信じろ
自分の心に従って行け
自分の道を」(極訳)
そっからの覚醒は凄まじくかっこぇえ(語彙力)
”見たいモノ”をよーっくわかってるさすがの製作陣である。
鬼将軍時の黒目もいただきましたし、あゆえんの琴バッサァーーー攻撃もいただきました♡
CGとワイヤーを駆使したアクションシーンが見応えがあったし。
自身が巻いている鎖が武器になるというのは、本編でもある”武器との絆”である。
陳情令はほんとにいちいち設定が細かくてうれしい♡
生魂てこ監修”イケメン備忘録”
こんなにオトナになりましたな男子うえにん@温寧【于斌ウー・ビン】
本編では、うえのゴンズー(魏の若様:魏無羨)がとにかく好きすぎだったうえにん。
そんな大好きな人と別れ離れになってもこんなに逞しく生きてきたのかっ、って感無量のてこである。
本編では悲しきイタコ体質の彼であったが、本作では一皮剥けてはっちゃけた悪ヴァージョンを披露してくれた。
「オレとオマエと何が違う?
ぇえ?同じだろ?
堕ちていこうぞっ、どこまでもよ〜」(極訳)
なんだかゾッとするキモさまであり。
かと思うと、エピローグでは
またあゆえんに「おじさん(叔叔)」と呼ばれ
「そんな歳じゃないよ〜〜」
ってあどけない顔で言うし♡
なんだか演技まで成長しよった、などと徒然思うのであった。
そして、EDにはうえにんソング”赤子”が流れる演出に涙涙のてこであった。
1991年7月3日生まれの30歳、185㎝、70kg。
M4Mというアイドルグループの一員(たぶん)
「陳情令」「归还世界给你」「风起霓裳」
その琴は誰のなん?な男子あゆえん@藍思追【鄭繁星/郑繁星ジョン・ファンシン】
うえいん(魏嬰)のもとで育ってたあゆえん(阿苑)だが、うえいん崖落ち後らんじゃん(藍湛)に育てられた。
今や、古蘇藍氏の弟子@藍思追として立派になりました♡
で、琴でバッサァーーー攻撃しとったがその琴は自分のか、はたまたらんじゃんのか。
そこが気になるてこである。
うえいんは後ろ姿と声だけだけど出てきたが、らんじゃんは出番なし。
気になるぅーーー、である。
ちょっとでもだしてくれたらぇえのにな、などと徒然思うてこである。
単純で割と脳筋属性だがその頼りなさに反し、仙術は上達し見事な攻撃。
寧叔叔(寧おじさん)とのコンビネーションもバッチリである。
見るからに善人顔のあゆえんが、皆に眉を顰められる悪人顔のうえにんを
「ぁ、わたしの先輩です。
一緒に捜査してます。(悪人顔ですがだいじょぶですよ、いい人です)」
みたいなのにいちいちほっこりしてしまう。
1998年9月5日生まれの23歳、175㎝。
いちごがお似合いなかわいい男子である。
「陳情令」のあともコンスタントに活躍はしていそうだが、ブレイクにはまだまだと言う感じか。
「明月曾照江东寒」「甜了青梅配竹马」「满月之下请相爱」「潇洒佳人淡淡妆」
がんばれあゆえん!
やっぱりヴィランな男子@蕭忆/萧忆【高寒ガオ・ハン】
回想シーンにうっかり騙されるけど。
まぁ、普通に想定内である。
ネタバレだが割と展開が単純なのでほとんどの人が察してると思うのでそこんとこよろしく。
よかったですね、彼。
それまでのおどおどや泣き虫が茶番だったとか。
その後の↑への変貌ぶり。
ドヤ顔のキメ顔がなんともしっくりきてて、この後の配役が心配になる程だが。
(ヴィラン専門になったらなったでてこは応援するよ)
きっと現代姿はキラキラめのイケメンなんじゃなかろうか。
1996年6月6日生まれの25歳、(6が3つでダミアンだね)
上海戏剧学院卒業。
「医妃难囚第二季・第三季」「千古玦尘」
「你微笑时很美」(@許凱と2回共演してるのね)
「良言写意」(これは@罗云熙と共演ね)
なかなかのご活躍ぶり。
@医妃〜はいつか見ようと思ってたが見る確定に昇格とする。
今後も動向を注目したいイケメンである。
生魂てこが見た感想
↑は@周子殊(中の人、何龍龍/何龙龙)はスルーだったのだが。
冒頭のホラーみを出してくれた貢献者である。
こんな感じで↑こわいっす。
でもかなーりお美しいイケメンであったということは明記しておこう。
感想として、とてもシンプルな内容でありながら90分を通して飽きることなく見ることができる良作である。
登場人物も、てこ監修”イケメン備忘録”の3人と↑のホラーマンとその嫁だけである。
登場人物は少ないが、その分各自の設定が細かく行き届いている印象を受ける。
加えてアクションが見応えがあるし。
本作では幼かった2人が、大人になりタフな戦いを見せてくれた事に非常に満足である。
中華本土では評価が二分したようだが。
この短い尺で蕭家の闇を描き、さらにはうえにんの心の成長まで見させてもらったら、てこ的には及第点を差し上げたい。
しかしながら、やはりこの作品は「陳情令」そのものを見ないと感激できないという点は明記しておきたい。
本編があってこその妄想であるし、拡がりであると思う。
なので、序盤で躓いてる方々に言っておきたい。
陳情令はあなたを裏切ることはありません。なので最後まで見てください。
てこからのお願いです。