韓国ドラマ『ペントハウス2』(原題・펜트하우스2)ドラマレビュー:とうとうカルマがやって来る!?キャスト情報・あらすじ・感想※ネタバレあり

2023年2月15日

ご訪問ありがとう、てこブログへようこそ。
 
今日は、韓国ドラマ『ペントハウス2』(原題・펜트하우스2)ドラマレビュー:とうとうカルマがやって来る!?
を紹介するよ。
 
【基本情報】
 
演出:チュ・ドンミン
脚本:キム・スンオク
放送局:SBS
ブロードキャスト:2021年2月19日〜
70分くらい✖️13話
出演:イ・ジア、キム・ソヨン、ユジン、オム・ギジュン、シン・ウンギョン、ポン・テギュ、キム・ヨンデ、キム・ヒョンス
 
シーズン1レビューは↓コチラ
ユジン姐さん扮する@オ・ユニが殺人犯として逃走中。
ジア姐さん扮する@スリョンオンニはオム・ギジュン扮する@チュ・ダンテ(夫)に殺される。
 
チュ・ダンテ(夫)始め、ヘラパレスの面々↓
↓ポン・テギュ(イ・ギュジン役)
↓ユン・ジュヒ(コ・サンア役)
↓シン・ウンギョン(カン・マリ役)
さらには、チュ・ダンテ同様に悪の限りを尽くしているソヨン姐さん扮する@チョン・ソジン
これらの、どうしようもなく愚かなオトナ達は誰一人裁かれることなくシーズン1は終了した。
あれほど理不尽を積み重ねて、視聴者をいらいらの渦に巻き込んでおいてザマァなし、というイケズ仕様だ。
 
一人は殺人犯として判決を受けているし、一人は死んでもうた。
そっからどんな風に復活し、リベンジに勤しむのかまったく見当がつかない。
 
シーズン3までブロードキャストされているので、このシーズン2もさらっとさっくりレビューとする。
尚、シーズン1と同じできらきら枠が皆無なので今回もてこ監修”イケメン備忘録”はお休みだ。
 
ってな感じで始めるよ、最後までよろしく!
 

ペントハウス2ってどんなドラマなん?

今回(シーズン2)こそ、上述の愚か者達へのカルマがやって来るであろうリベンジ編になるはずだ。
 
で、プロローグはチョアン芸高際グランプリ発表の瞬間だ。
その時”きゃーーーーーー”という叫び声が聞こえ。
駆けつけると階段下に、血塗れの白ドレス女子が横たわって居た。
頭にトロフィーぶっ刺さってるし、死んでそうだ。
誰だろう?
 
というオープニングだ。
発表をわくわくで待っている観客席に、ロング赤毛になったユジン姐さん(オ・ユニ)がちゃっかり居るし。
とりま普通にシャバに復活しているのは明らかだ。
 
・・・
などという視聴者の???を背負ってシーズン2スタートだ。
 
ユジン姐さんは、判決後の移送時に逃走し早一年。
娘の女子A(キム・ヒョンス扮する@ぺ・ロナ)は殺人犯の娘として細々と生きていた。
で、ヘラパレスキッズたちの序列も変化しているが、オトナの序列がまんま子供たちの序列でもある。
理解できなくもないが、酷いバイアス世界だ。
こんな世界で生きてるからまともになれない子供たちだ。
 
どうやってユジン姐さんはシャバに戻って来たかと言うと。
他に犯人をでっち上げて無罪復活だ。
・・・
シーズン1での違和感は、警察の捜査がポンコツすぎる事だったが、さらには司法までポンコツだった。
まぁでも。
姐さん復活しないことにはリベンジも出来ないので、精一杯考えての事だろうが。
わりと辻褄が合わなくて。
姐さんは、ローガンと組んで綿密に計画してた風だが。
思い返せば、復活劇のシナリオは考えていたわけではない、偶然だ。
家政婦の暴走によりアクシデントが起きたのでそれに乗っかって上手いことやった、ってのが実情だ。
しかも、筆跡コピーに使用した3Dプリンタ(しかも携帯用コンパクト仕様)などの小道具が入ったケースをいつも持ち歩いてるのかローガンは、という茶番だ。
ローガンはアメリカの実業家(大富豪)の息子で”何でも出来る設定”なのだが、その割には脳筋だし計画もわりとダサいのだ。
 
で、プロローグの芸術祭クライマックスに向けて、チョアン芸高のヘラパレスキッズたちのえげつないいじめや、ねじ曲がった非常に醜い心などを見せられる。
そんないじめにも負けずに、いつでも優秀なぺ・ロナだ。
 
「うちのオンマを殺した女の娘のくせに」
 
という、三白眼ガールの言葉。
意味がわからない。
きっちり反論すればいいのに反論しないから腹が立つし、それを諫める人間が居ない上に逆に同調する者の多いことにも呆れる。
このような流れにももう慣れて来たがやはり不快だ。
シーズン1であれだけ見せられたのに、さらにシーズン2でもセレブバイアスに耐えるのは正直言ってイヤだ。
もう見るの止めよっかな・・・って時に。
ソヨン姐さん(@チョン・ソジン)の喉に異変が起きる。
だよね。
ヒステリーでいつも喉を酷使してたもん。
”きーーーーーーーーーーぃっ”って。
 
まさかのシャドウシンガー案件勃発だ。
ですよね。
このシャドウマンは○○って事っすよね。
さすがローガン、なんでも出来る男設定だ。
声帯まで治せるとは。(爆)
 
このシャドウマンのオペラスキルは後のストーリー構成に面白みを増せる高ポテンシャルだが。
残念な事に、これがストーリーに絡んでくることはなかった、最後まで。
まぁしかし、ソヨン姐さんの状況が段々と悪くなっていく流れだ。
姐さんは、これまで数々の悪さを積み重ねてるので、叩けばいくらでもほこりが出る女子だから。
これから転げ落ちるであろう様子は何としても見なければ、という義務感が沸き起こり視聴続行だ。
 
そしてチョアン芸術祭でグランプリを取ったのは。
そして殺されたのは一体誰。
 
で、バラしちゃうけどぺ・ロナだ。
でも死んでない、まだ。
意識不明の重体だ。
 
肝心の犯人は、観てた者はウンピョルだと知っている。
でも古参なら気付く。
ウンピョルじゃなぇな、と。
だって落とした時頭にトロフィーぶっ刺してないもんね。
でもぶっ刺さってたって事は、他にぶっ刺した真犯人がいるって事だ。
 
で、ウンピョルの罪を隠すために親がいろいろとやる訳だが。
ままはソヨン姐さん(@チョン・ソジン)、
ぱぱはユン・ジョンフン扮する@ハ・ユンチョル。
素直に当たり前に自首すべきなのに、小細工したせいで拗れまくり。
結局娘ウンピョルの罪を被り、身代わりで殺人犯になったぱぱだ。
しかし、勾留先に面会に来たユジン姐さん(@オ・ユニ)に衝撃的な事実を告げられ。
もうショックで死にたくなってる男子だ。
愚かーーーーー。
 
意識不明だった娘が結局死に、自分の犯した罪の償いをしてとっとと死にたくなったユジン姐さん。
罪を告白し償う前に、姐さんがやる事は、
 
・娘の死の真相解明&リヴェンジ
・スリョンオンニの死の真相解明&リヴェンジ
 
ローガンと組んで↑この案件に取り組むのだが。
バディのローガンが肝心なとこでヘマしないか心配だ。
 
ソヨン姐さんは、元夫のユンチョルに揺れたり、相変わらず理不尽を量産しているが。
新しい夫@チュ・ダンテのそれには及ばない。
チュ・ダンテの邪悪さは突き抜けており、彼の中に”善”は1ミリも存在しない。
しかし、そんな彼がマジ惚れしているのでは、と思われる女子が存在していた。
それは@エギョというソクフン&ソッキョン双子の産みのままだ。
なかなか男前な女子だが、ジア姐さんっすよね。
スリョンオンニと瓜二つだ。
これで謎が解けた。
どうやってオンニが復活したのか。
確かに間違いなくお亡くなりになってたオンニが、一体どのようにしてリヴェンジ復活出来るのか。
そのカラクリが一瞬にして解けた古参勢。
 
言動も違うし本人も
 
「スリョン?誰それ。
あたしはエギョだって。」
 
とか言ってるけど、間違いなく100パーオンニだろ。
あの時死んだのがエギョだ、きっと。
 
脚本はシーズン1と同じ人のようだが、シーズン2は見違えるほど面白く出来上がっている。
二転三転するストーリー。
(〜流れとして〇〇したのは〇〇としか思えない、
〜からの、後に実はこの時〇〇したのは〇〇だった、みたいな感じ。)
シーズン1は21話もあり途中ダレたが、シーズン2は13話と無駄をわりと省いて来て見やすい。
 
そして変わってくる上下関係。
チュ・ダンテのヴィランぶりは青天井で止まるところ知らないほど上がりまくってるが。
反面、ソヨン姐さんの落ちぶれ方がパネぇ。
ザマァなんだが、気の毒すぎてなんだか可哀想になっちゃいそうになるが。
やっぱり姐さんは心の奥底まで腐ってるので、ちょっと状況がよくなるとすぐに元の調子に戻ってしまう。
 
腐ってるのは、ヘラパレスに住むオトナたちもヘラパレスキッズも皆んな漏れなく腐ってる。
ただ、死んでしまったぺ・ロナを好きだったキム・ヨンデ扮する@ソクフンだけがまともだ。
記憶を消す処置をされたウンピョルに接近し、なんとか自白させようと頑張ってる男子だ。
シーズン1はスルーしたが、シーズン2はスルーするには惜しい感じのわりとイケメンルックに変身している。
 
物語の方は、チュ・ダンテにダメイジを与えるにはなんとか地区の再開発計画が一番だろうと言う事で。
ユジン姐さんとローガンは再開発の中心となる土地を押さえておいた。
そしてエギョになりすましてるオンニも、独自のギミックを仕込んでおり・・・
 
振り回されるヘラパレスのセレブ達。
そして追い込まれていくソヨン姐さん。
とうとうエギョを信じ混んでたチュ・ダンテに警察の手が伸びて来た・・・
 
クライマックスの肝は、
 
・今度こそカルマは来る?
・ぺ・ロナ殺人真犯人は?
 
この他も、事件の真相が有耶無耶になってる件もあるが。
今回のクライマックスは↑の二つくらいしか言及出来なさそうだ。

ペントハウス2てこが見た感想

一応カルマはやって来たが、不十分だ。
 
チュ・ダンテの読み上げられた罪を考えると、間違いなく極刑だ。
しかし無期懲役。
ユジン姐さん(オ・ユニ)が、自分の罪を告白したのはとてもスッキリしたし好ましい流れだった。
しかし、たくさんの事件を同じ法廷で裁くのはあり得ないし、こんな法廷では説得力がなさすぎだ。
ここまで上手く話を作って来たのに、最後で台無しになってしまった。
 
そして耳を疑うのは、ヘラパレスキッズの二人の言葉だ。
 
「お前のオンマが殺人を犯したせいで、うちらの親が捕まった」
 
何言ってるのか。
全くもって明後日な話なのに、反論しないとは・・・
 
さらに、ぺ・ロナ殺人未遂事件が華麗にスルーされているのは何故だろう。
つまりはこのシーズン2も、シーズン3へのプロローグという事だ。
要するに、こうやって延々とこいつらは腐っている、という事だ。
 
オ・ユニが殺人犯から無罪になったエピから導かれるのは。
チュ・ダンテの殺人も後から真犯人をでっち上げれば無罪になれるって事だ。
もう見えて来た、シーズン3が。
 
ソヨン姐さんだって、おそらく適当な理由でシャバに戻って来るはずで。
それでまたまたヘラパレスの欲深い面々たちで終わりのない戦いをするのだろうと思う。
 
・終盤に形を潜めてしまったウンピョル
・ぺ・ロナ殺人未遂事件
・ソヨン姐さんのぱぱ(チョヨン財団理事長だったZZI)死亡の真相
・ちょっとだけ出てたチュ・ダンテの本名(から見えてくるのは誰かの人生盗んだ説)
 
などでシーズン3は進んで行くはずだ。
もう見なくていい気もするけど。
あと1シーズンだけ見てから決めたいと思う。
 
ってか、それぞれの秘書が仕事出来過ぎだ。
重要な案件をあっという間に片付けれるし、調べ物も完璧だし、凄腕の秘書を始末すれば主も葬れるんじゃないだろうか。
 
そしてソッキョンだ。
ソッキョンのカルマまでは見ないと納得できない、という大人げない我だ・・・