韓国ドラマ『ペントハウス3』(原題・펜트하우스3)ドラマレビュー:ついに最終章、明かされる真実とは!?:キャスト情報・あらすじ・感想※ネタバレあり

2023年3月22日

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今日は、韓国ドラマ『ペントハウス3』(原題・펜트하우스3)ドラマレビュー:ついに最終章、明かされる真実とは!?
を紹介するよ。
 
最初に言っちゃうけど、プリズンブレイクやロストみたいに”続くシリーズ”だと思ってたてこだが。
このシーズン3が最終章、つまり完結編だ。
要するにこれで終わりだ。
言い換えると、シーズン1&2で、丁寧すぎるほど積み重ねて来た理不尽のカルマがどぉーーーーーんっとやってくるシーズン3という事だ。
わかり易く言うと、あの狂った連中のザマァが見れるって事だ。
有り体に言うと・・・ってもういいか。
 
シーズン1&2レビューを貼り付けておくので読むがいい。
【シーズン3基本情報】
 
演出:チュ・ドンミン
脚本:キム・スンオク
放送局:SBS
ブロードキャスト:2021年6月4日〜
70分くらい✖️14話
出演:イ・ジア、キム・ソヨン、ユジン、オム・ギジュン、シン・ウンギョン、ポン・テギュ、キム・ヨンデ、キム・ヒョンス
 
シーズン2のラストは、
 
・ユジン姐さん(@オ・ユニ)は、女子A殺害を自首し懲役三年。
 
・ヴィラン男子キャプテン@チュ・ダンテ(中の人、オム・ギジュン)は無期懲役。
 
・ソヨン姐さん(@チョン・ソジン)は懲役七年。
 
・ヘラパレス男子チームその①の@イ・ギュジン(中の人、ポン・テギュ)懲役二年。
 
・その②の@ハ・ユンチョル(中の人、ユン・ジョンフン)懲役二年。
 
・ヘラパレス女子チームその①の@カン・マリ(中の人、シン・ウンギョン)は懲役一年六ヶ月。
 
・その②の@コ・サンア(中の人、ユン・ジュヒ)は懲役一年六ヶ月。
 
と、刑期にはいささか不満だが一応は罰せられ刑務所に収監された。
 
リベンジを成し遂げたかと思われたオンニ(@シム・スリョン、中の人イ・ジア)。
愛する@ローガン・リー(中の人、パク・ウンソク)との再会にわっくわく♡だったのに。
まさに再会、その時にオンニの目の前で車大爆発、ローガン木っ端微塵という衝撃のラストだった。
 
〜からのシーズン3だ。
新規加入組もちらほらおる。
刑務所からどんな風に出所し、二回目のリベンジ戦がどんなものなのか。
ヘラパレスメンズ(子供含む)へのカルマは如何に!?
 
ってな感じで始めるよ、最後までよろしく!
 

ヘラパレス3ってどんなドラマなん?

親達が刑務所に収監され残された子供達は、親の罪を認めることも恥じる事もせずに、親同様に他人のせいにして真実から目を背けている状況だ、二人を除いて。
おりこうさん二人は、
・ユジン姐さん(オ・ユニ)のちーこガール女子B@ぺ・ロナ(中の人、キム・ヒョンス)はままが自首した事に安堵し、殺人者の娘、と軽蔑されたり揶揄されてももっすごくケナゲに頑張ってる女子だ。
 
・もう一人@チュ・ソクフン(中の人、キム・ヨンデ)は、そんなケナゲ女子Bをケナゲに支えるケナゲCPだ。
 
シーズン3での新加入組は三人だ。
 
・これで三役目のパク・ウンソク。
ローガンのにいちゃん@アレックス。
造形が神級におもしろくて笑い転げたてこだ。
今回は八重歯じゃなくて金歯入れ歯で再登場。
 
・カン・マリの夫@ドンピル(中の人、パク・ホサン)
チュ・ダンテの犯した過去殺人事件で、身代わりで殺人犯になってドバイ出張中(刑務所)だったジェニぱぱが出所して来た。
ダブルジャケットに柄の開襟シャツ、見たまんまの土建屋社長だ。
 
・@ペク・ジュンギ(中の人、オン・ジュワン)。
ローガンと共に韓国へやって来た謎人物。
 
序盤数話は、刑務所でのあれこれを見れられるのだが。
普通の人間にとっても刑務所での生活は過酷だろうが、セレブなら尚の事別世界だろう。
叩き上げのカン・マリは順応が早いが、他の面子は未だセレブ感を捨てれずに空気が読めないせいで痛い目にあってはいるが。
しかし、あれほどの理不尽に対する相応のカルマか、と問われれば。
間違いなく生ぬるい。
こんなカルマじゃ到底納得できるはずもない。
 
そんなモヤる気持ちで見てるのだが、物語は想像通り嫌な方向に向かって行く。
金の力で執行猶予にして、早くも4話にはチュ・ダンテ&ソヨン姐さんはシャバに復活し株主総会に出席すると言う、もっすごく萎える展開だ。
全員です。
一人残らず。
刑務所に収監されたヘラパレスメンはシャバ復活だ。
なんなの。
韓国。
警察も司法も全く当てにならないし、信用に値しない。
オンニ(ジア姐さん@シム・スリョン)も、てこと同意見のようで。
警察などなんの役にも立たん、自分の手で成敗してやる、と息巻いててgoodだ。
 
シーズン3は、仕込みも念入りだし展開が過激だ。
このドラマは、最後まで三大クィーン(ジア・ユジン・ソヨン)三つ巴の戦いだと思ってたのだが。
三つ巴の一角のユジン姐さんが途中退場だ。
中国ドラマにおける”崖落ち”みたいに、死んでない、とか。
などと思ってたが、間違いなく死亡だ。(遺体発見)
 
そっからのソヨン姐さんのゲスぶりが突き抜けてて怖さを通り越してむしろ笑える。
だってずっとコンプレックスの元凶だったユジン姐さんを葬れたんだもの。
そりゃぁ、すっきりさっぱりするよね。
良心と言うものがすっかりさっぱりなくなってしまって、邪の塊と化してしまった姐さん。
不穏で邪悪でも、逆張りじみたお美しさがあったのに。
もはや体全体から嫌な臭いを発してそうな顔つきに変わってしまった。
 
ヴィランキャプテンのチュ・ダンテは、ここへ来て過去の更なる悪行が明らかになって行く。
その昔日本でも悪さしてたらしく、そもそもの始まりの場所のようだ。
可哀想だったちーこ時代の話なんかもついでに出てくるけど。
気の毒ではあるが、だからと言って許されるはずもない。
今までにチュ・ダンテが殺したと思われる人間は四人居るが、確実にもっと居るはず、そんな風に思えるほどのなっぷんさらん(悪い奴)だ。
 
チュ・ダンテの反吐の出るよな悪行ムーブは止まるところを知らず。
実はソッキョン(双子妹)は〇〇だった、と言うもっすごい展開なのだが。
このソッキョンを隔離施設に閉じ込めて、衝撃的な事実を彼女に伝えるのだ。
事実を知ったソッキョンの、後悔しても仕切れないほどの心の痛み。
これぞカルマだ。
 
チュ・ダンテとソヨン姐さんの”がっぷり四つ”(相撲技)の戦いが繰り広げられる中、
相変わらずの理不尽が弱き者へ降りかかってくるのだが。
流石にシーズン3ともなれば、弱き者達の経験値も高くなり、早々には負けないまでに成長している。
あ゛ーーーー、と思わせといて実は〜〜〇〇に準備済みでしたーーー、とか、そんな感じ。
なのであまりヤキモキせずに見れたのが、前作からの改善点だ。
 
実は生きてたローガンなんだが、やっぱりまた死んで。
ついでにオンニも死んだ事になってて。
でもやっぱりお二人とも生きてて。
死んだと思わせといて秘密裏に計画を進めている状況は、わりとわくわくしながら楽しみに見ることが出来た。
巧妙に、チュ・ダンテとソヨン姐さんが反発するように仕向け。
多方向からの脅迫で、金を吸い上げて行く。
彼らの一番の武器はお金なので、その武器を取り上げてしまおうという作戦は大成功だ。
わりとすっきりする流れ。
 
とうとうチュ・ダンテを裸の王様にして精神病院に幽閉する事に成功した。
その精神病院がひどい。
場所は日本だ。
その病室の張り紙とかしっかり注意深く見て欲しい。
笑えるから。
 
チュ・ダンテが行方不明になった事で、彼の負債はソヨン姐さんの身に降りかかってくる。
家も差し押さえられ、検察の取調べを受ける姐さん。
しかし、ここにも抜け道はあったのだ。
念入りな脚本は、しぶとい姐さんを演出するためにある仕込みをしていたのだ。
その仕込みとはウンビョルだ。
あの愚かな可哀想な女子ウンビョルがある事をしてしまったせいで、抜け道が開かれてしまうのだ。
そのせいで、取調べも勾留も逃れることが可能になってしまった。
 
などと言うような話も、それは10話だ。
まだ4話も残っている。
このままで終わるはずがない。
シーズン3まで悪さしまくってた男子が、こんな簡単に葬り去られる訳がない。
やって来ますよ。
チュ・ダンテ最後の戦いが。
 
・・・
 
本当にこのドラマの脚本はしつこい。(褒めてます、念のため)
まずは物語は想像通りに進んで→実は後から〇〇だった→と思わせといて真相は・・・
と、終始この仕様で作られている。
毎回毎回騙される我に、我ながら呆れる。
 
で、チュ・ダンテお隠れで大喜びなのがソヨン姐さんだ。
死んだおかげで負債を背負わなくていいし、チョアン財団の会長にもなれるし、と大はしゃぎだ。
 
これまでの、壮絶な出来事により多くの者がしっかり生きようと、改心した。
それでも未だに見たくないものから目を背けて生きている者が、ソヨン姐さんと娘のウンビョルの二人だ。
どれだけの人を傷つけ、その屍を踏んで成り上がって来たのか。
罪に向き合わずに生きてなどいけるものか。
元夫であり、ウンビョルのぱぱであるユンチョルの心の痛みはどれほどだっただろうか。
そのユンチョルも〇〇の手にかかりお隠れになってしまう。
 
酷い。
酷すぎる。
ソヨン姐さんは人間の皮を被った悪魔になってしまった・・・
 
このままでは、病気を理由に海外へ逃げてしまう。
オンニは最後の戦いへ挑む。
リヴェンジ最終決戦の幕開けだ・・・

ペントハウス3てこが見た感想

見事にリヴェンジを果たしたオンニ。
どのような方法で、どのような結果なのかは皆も自分の目で見て欲しい。
 
このドラマは、”悪者がやっつけられてさよなら〜スッキリ”みたいな単純なザマァドラマではなかった。
結局多くの人が亡くなったが、全ての死に理由や意味を持たせる、そんな作りだった。
本当に気の毒だったのは最初の被害者女子A(@ミン・ソラ)だけであり。
他のお隠れメンバーは、万死に値する行いをして来たのは確かだ。
それは、作中ずっと正義であったオンニやローガンもである。
罪深い者ばかりだ。
 
反面、子供達は大いに成長しまともになった。
ぺ・ロナも、ままが殺人を犯していたり、殺されたりして、今でこそまともになったが。
最初の頃は、ひどい有様だった。
自分の事しか考えられず、ままの憂鬱など想像さえしない愚かなちーこだったのだ。
 
ソクフンだって、双子妹やヘラパレスキッズと一緒にイジメを日常的にしていたし。
ジェニは、最初こそ酷いもんだったがわりと早くに思慮深くなった気がする。
ぱぱのドバイ事件がきっかけだが、やはりカン・マリというままの存在が大きい。
親の考え方が子の人格形成に影響するのは不可抗力なので、オトナはもっと考えて行動した方が良いよね。
 
オトナたちはほぼ悲惨な終わり方をしているが、子たちは成長し、それこそがこのドラマの隠れ命題だったと思う。
3シーズンにわたって紡がれたドラマだが、一挙に48話ならば途中放置になったかもしれない。
この辺もうまい戦略だったように思う。
 
それと、最後に言いたいのは。
またもや秘書達の事だ。
有能すぎな腹心の秘書達を最後に紹介して終わりにしたい。
 
・チュ・ダンテんとこの秘書(一代目)中の人、イ・チョルミン
 
・チュ・ダンテんとこの秘書(二代目)中の人、キム・ドンギュ
 
・ソヨン姐さんとこの秘書、中の人、キム・ドヒョン
 
・最後はローガンとこの秘書、中の人、キム・ジェホン
 
この四人の秘書の有能ぶりはまじパネぇ。
仕事スキルも最強だが、何と言っても忠心、忠義の心が神級だ。
主人の為なら躊躇なく命までをも捧げるであろうほどの忠心ぶりに一献捧げたい。
 
てこも何でもやってくれる有能な秘書が欲しい。