韓国ドラマ『ナルコの神』(原題・수리남)ドラマレビュー:張震特別出演!【張震チャン・チェン】【ハ・ジョンウ】【ファン・ジョンミン】【チョ・ウジン】【キム・ミングィ】キャスト情報・あらすじ・感想※ネタバレあり
ご訪問ありがとう、てこブログへようこそ。
今日は、韓国ドラマ『ナルコの神』(原題・수리남)ドラマレビュー:張震特別出演!
を紹介するよ。
【基本情報】
韓国語タイトル:수리남(スリナム)
英語タイトル:Narco-Saints
英語タイトル:Narco-Saints
演出:ユン・ジョンビン監督
脚本:ユン・ジョンビン監督、クォン・ソンフィ
脚本:ユン・ジョンビン監督、クォン・ソンフィ
出演:ハ・ジョンウ、ファン・ジョンミン、張震チャン・チェン、パク・ヘス、チョ・ウジン、ユ・ヨンソク
話数:全6話(360分)
配信開始日:2022年9月9日
プラットホーム:NETFLIX
プラットホーム:NETFLIX
撮影期間:2021年4月〜2021年12月
制作会社:ムーンライト・フィルム、パーフェクト・ストーム・フィルム
2022/9/9にネトフリで突如配信された本作。
この作品に出るのは知っていたが、こんなにも早くに出会えることに感謝だ。
【張震チャン・チェン】特別出演なのである。
このドラマはマジモンのムサシリーズだ。
きらきらうふふは完全に封印。
むさ苦しい叔たちによるドラマである。
てこがこよなく推している張震様が、なぜだか知らんが戦神などを演ってしまい。
イメイジを払拭させようと、てこは”張震アピール草の根活動”を細々と続けてきたわけだが。
本作のキャラクターは、戦神を上書きしてくれる事は間違いない。
しかし、作中でわりと中国は残念な感じで描写されており。
このようなドラマに出てだいじょぶなんか、といささか心配でもある。
愛があると心配事は尽きない。
ところでこのドラマ、わりと過激だ。
韓国では青少年閲覧不可のようだ。
皆も心して見るがいい。
監督はユン・ジョンビン。
なるほど、「ペルソナ」でハ・ジョンウ、
「工作」でファン・ジョンミン、とお仕事している。
さらには監督んとこのムーンライトと、ジョンウんとこのパーフェクトストームの共同制作だ。
※1:てこブログは大いなるネタバレを含みます。
閲覧の際は、十分にお気をつけください。
※2:画像はすべてNETFLIXからです。
ってな感じで始めるよ、最後までよろしく!
ナルコの神ってどんなドラマなん?
ドラマ冒頭、トラックの荷台にのってるおっさん。
「スリナムって国を知ってるか・・・」
と黄昏てるのが↓@カン・イング(ハ・ジョンウ)だ。
どう贔屓目に見ても、明らか悪人顔だ。
「俺が生まれた1968年、オヤジはベトナム戦争へ行った〜」
とか昔語りを始めて、苦労した不幸自慢が始まる。
苦労して成り上がって麻薬ビジネスを始めた悪モノだと確信していた。
しかし、違った。
もっすごいイイ人だった。
働き者のイングだが、親友の誘いでエイの輸入販売をすることになる。
韓国人が愛するエイはスリナムでは捨てるべき魚らしい。
ただ同然で輸入し、チリ産よりちょっと安い値段で売る。
大儲けだ。
ってかエイって刺身で食せるん?
我の生まれたきりたんぽの国では、”カスベなます”なる食べ物がある。
お正月に食すので、昔は”ご馳走”の部類だったのかもしれない。
家庭により味が違い、
「おらえのカスベなますのがめな(ウチのカスベなますの方が美味しい)」
などと他と比較しマウントを取ったり取られたりするトラディショナルフードだ。
恐ろしく生臭く、てこは嫌いだった。
記憶を手繰ると、カスベは干物で存在し水で戻してから調理していた。
調理してる時から臭い。
この匂いを嗅ぐと”正月か”と思う正月の風物詩だ。
そのカスベこそエイだと思う。
てこはちーこの時に聞いたことがあるのだ。
「カスベってなに?」
「エイだ」
「エイ?あの平べったい?」
「んだ」
あの、かの、エイが生で食べれるとは到底信じられない。
でも作中で
「冷凍でも相当臭いな・・・」
って言ってたから、やっぱりそうなのだと思う。
渡韓し食してみたい。
その、愛しい金の卵エイの中にコカインが隠されていることが発覚し、
あたふたしてるうちに親友は殺され、イングは有罪で牢屋へ。
面会人として接触してきたのは、国家情報院の捜査官だ。
実は〜で、あなたは無実って知ってる。
本物の麻薬王を捕まえたいので協力して欲しい。
で、平凡なおっさんが国家情報院のアンダーカヴァーとなりスリナムに戻ってくる、って流れだ。
ブツのやりとりを抑えれば済むこと、と思いきや。
法律上スリナムで拘束する事はできないらしく。
ブツがアメリカ領に一歩でも入りさえすれば拘束できるらしい。
なので、何とかしてプエルトリコ経由で密輸させる、ってのが話の肝だ。
まずは麻薬王のハレルヤ牧師(@チョン・ヨハン/ファン・ジョンミン)
ハレル〜ヤな牧師は、実は麻薬王だ。
極悪非道を人型にしたらハレルヤ牧師になる、という設定だ。
1970年生まれの正真正銘のアラフィフおっさんだが、高ポテンシャルおっさんだ。
まずは180㎝の高身長に、本作ではビキニパンツ姿も晒している。
麻薬王といえばプールパーティ(ジャグジー)。
そこでビキニで両手に美女を従えている。
・偽善者笑顔なハレルヤ牧師
・実は冷酷な麻薬王
・キレたらやばいサイコ男子
・何がすごいって”野生の勘”
以上をきっちり演じ上げるムサ叔を皆も堪能するがいい。
ハレルヤ牧師の右腕↓@ピョン・ギテ(チョ・ウジン)
中国系韓国人設定で、中国ギャングを裏切りハレルヤ牧師のとこに来たらしい。
ギデはおススメキャラだ。
この完璧なる悪人顔を見て欲しい。
戦えば無双の強さ、それなのにハレル〜ヤを唱え、讃美歌を歌う。
実は〇〇だったのだが。
てこのツイ友さんも推しらしい。
ハレルヤ牧師もおっきいし、警備軍団もでかい方々ばかりなので気付かないかもしれんが。
ギデはこう見えて180㎝もあるんだ。
@トッケビのキム秘書だ。
讃美歌でわかると思うが、彼は美声の持ち主でもある。
てこブログを読んだ後、もう一度観て確認するがいい。
野生の勘が凄すぎて、プエルトリコ経由に踏み切らないハレルヤ牧師。
中国ギャングを利用することを目論んで一騒動ある。
その中国ギャングが【張震チャン・チェン】様だ。
張震様の事は、後のイケメン備忘録でねっちりと語るのでここではスルーだ。
クライマックスの肝は
・プエルトリコ着飛行機にブツはあるのか
・ハレルヤ牧師を捕まえられるか
・イングは無事脱出できるか
の三点だ。
そこで始めてフォーカスされるのが、↓ハレルヤ牧師んとこの執事だ。
@イ・サンジュン(キム・ミングィ)
後ろの真ん中だ。
公式でも彼単体のスチールはない。(たぶん)
1994年9月30日生まれの27歳、184㎝、67kg。
モデル出身だけあり、抜群のプロポーションだ。(語彙力)
プールパーティでの1000満点”ビキニパンツ姿でキャッチボール”は殿堂入り認定したいほどだった。
この執事がプエルトリコ着の飛行機に乗っていたので拘束される。
拘束された時の、執事のお祈りが痛々しい。
何が彼をこうさせたのか、できることなら彼のエピをぶっ込んで欲しかった。
彼からの無事連絡を心待ちにしているハレルヤ牧師。
イングとギデは万が一に備えといた方がいいんじゃね、ってことでジタバタしてる。
〜からのクライマックスだ。
ナルコの神てこ監修”イケメン備忘録”
まるで別人な男子@チェン・ジェン【張震チャン・チェン】
お待たせしました、【張震チャン・チェン】様です♡
なにが別人って?
ふむ、ネトフリ民なら↓これも見るがいい
「中国映画『The Soul: 繋がれる魂』(原題・緝魂)だ。
癌に冒され、抗がん剤により毛が抜け弱々しいながらもほとばしるパッション。
この@梁文超と、本作のチンピラが同一人物なのだ。
♡
見てください↑これ♡
カッコ悪い髪型♡
ダサい服♡
おまけに脳味噌も残念♡
この絵に描いたようなチンピラが、子分を常時10人くらい引き連れて歩いてる。
残念✖️3な上に、狂犬性格という破格設定だ。
しかもだ。
原音だ。
過去映画を4〜5本確認したが、やはり原音だろうと結論付ける。
張震様は、役柄によって微妙に声色を変えるのだが、
「椿の庭」という日本映画では拙い日本語を披露しており、それはほぼ素の声だと思われる。
その素の声に限りなく近いまさかの”ハイトーンボイス”だ。
目を瞑って聞いたら徳永英明か、と思うほどの透き通った声だ。
その清々しいほどの清流属性音声でFワードを連発するチンピラよ♡
こんなリーサル・ウェポン級のギャップ萌えを頂けるとは。
生きててよかった、ハレル〜ヤ。
しかもだ(2)
終盤クライマックス前のハレルヤ牧師対決で、ライフル(連射)担ぎ仁王立ち、のスペシャルショットを頂いてすぐ後に。
全身タトゥを拝むこともできるのだ。
役どころとしては、いい未来は1ミリも描けないのでまったく期待していないのだが。
こんなにも”見どころ”のある作品は、たとえ張震様が主役とてそうはない。
神様からのギフトを謹んでお受けしよう、ハレル〜ヤ。
張震様ご本人はこの役、楽しんで演じてるように思え、さらに嬉しい。
脇なのだが、画面に出た時の存在感がパネぇために、もっすごい大物感が出る。
しかし中身はわりと残念なチンピラだ。
全身タトゥの後の
「オレ・・・どーすればいい?」
には、ほんとは狂犬なはずが、うっかりわんこになって素が出ちまったぜ、おぃ、感が出ていて非常に佳きだ。
今回のこの役で、戦神(「三生三世宸汐緣」参照のこと)のイメイジはアップデイトされるはずだ。
なので、皆さんも全力でおススメして欲しい。
1976年10月14日生まれの45歳、178㎝65㎏。
台湾の名優・張国柱チャン・クォチューの次男。
映画「ブエノスアイレス」「百年恋歌」「レッドクリフⅠ・Ⅱ」「項羽と劉邦 鴻門の会」「グランド・マスター」「ブレイド・マスター」「修羅:黒衣の反逆」「雪暴 白頭山の死闘」「椿の庭」「DUNE/デューン 砂の惑星」「The Soul: 繋がれる魂(緝魂)」
ドラマ「運命の桃花 〜宸汐縁〜」
ナルコの神てこが見た感想
どこまで信じれるか、ってのが隠れ主題だろうか。
欲望と命の危険が背中合わせの生業の者は、騙されたら死ぬ。
騙したら生き残れる。
時には自分さえも騙して、芝居の中で生きている。
しかしよくよく考えれば、そんな生業じゃない普通の暮らしをしている者たちでも基本は同じだろう。
自分のコアはなんなのかを知れば、自ずと信じるものも決まるはずだ。
その点、ハレルヤ牧師んとこの執事は、信じ切ることが出来たのだから、帰結としては幸せなのではないだろうか。
主人公の@カン・イングのそれは”家族”だった。
綺麗にまとまっている。
”麻薬王”といえば壮大麻薬王ストーリーを想像するが、本作の麻薬王はわりと庶民派であり。
だからこそ”スリナム”だし、スリナムでだからこそ誕生し得た麻薬王なのだ。
使い古された題材でありながら、新鮮に見れるのはこういった背景だろう。
しかし、内容は置いといて大声で言いたいのは
張震様を見てください、という事だ。
てこの心からのお願いです。