韓国ドラマ『シスターズ』(原題・작은 아씨들)ドラマレビュー:新・若草物語〜貧困と金・ダークミステリー【ウィ・ハジュン】【カン・フン】【オム・ギジュン】【ソン・ジュンギ】キャスト情報・あらすじ・感想※ネタバレあり

ご訪問ありがとう、てこブログへようこそ。
 
今日は、韓国ドラマ『シスターズ』(原題・작은 아씨들)ドラマレビュー:新・若草物語〜貧困と金・ダークミステリー、
を紹介するよ。
 
【基本情報】
 
演出:キム・ヒウォン
脚本:チョン・ソギョン
美術監督:リュ・ソンヒ
主演:キム・ゴウン、ナム・ジヒョン、パク・ジフ、カン・フン、オム・ギジュン、ウィ・ハジュン
制作:スタジオドラゴン
放送局:tvN、2022年9月3日〜
全12話、NETFLIX独占放送(日本配信)
 
なかなか華流に戻れないてこだ。
この際、気になってた韓流を見とこう。
そのうちまた華流が恋しくなるはず。
 
tvNの公式ページを見ると、原作というかベースになってるのはルイーザ・メイ・オルコット『若草物語』らしい。
脚本家のチョン・ソギョンがアメリカ文学の名作「若草物語」の姉妹たちが、もし現代の韓国にいたら……と着想したことから生まれた物語らしい。
でも、ぱっと見たところ彼女らは三姉妹のようだ。
若草物語は、メグ、ジョー、ベス、エイミーの四姉妹だ。
気になる・・・
誰が居らんのん?
 
ってな感じで始めるよ、最後までよろしく!
 
※1:てこブログは、大いなるネタバレを含みます。
閲覧の際は、十分にお気をつけください。
 
※2:画像はtvN公式ページとNETFLIXからです。

シスターズってどんなドラマなん?

極貧家庭に育った三姉妹。
ある日、建設会社で経理をしてる長女が、突然700億ウォンを手にしてしまい事件に巻き込まれて行く。
 
・金は大事っ!家族を救いたい長女=メグ(若草物語)の現実感と虚栄心
・金に魂は売れるかっ!家族を救うのは愛、という次女=ジョーの正義感と共鳴心
・姉たちの愛が重いっ!逃げ出したい(留学)三女=エイミーの現実感覚と野心
 
なので、居ないのは”ベス”だ。
なんてこった。
”ベス”って実は胸熱女子なのに・・・
ベスは、一見おとなしいコミ障なのだが、実はコアな部分がめっぽう強く漢前な女子なのだ。
おそらくは三女と関わりがある、パク家の娘ヒョリンがベス枠なんじゃなかろうか。
ちょっと一捻り加えた仕様でわりとおサレだ。
 
会社でハブられてた長女だが、貧乏をネタにいじめられるってひどいよね。
貧乏っつっても、家もあって社会生活も成り立ってるのだからバカにされる筋合いはない。
安物の靴、とかバカにされてるけど、てこだってカバンはいつだってトートバックだ。
これは金がないとかじゃなくポリシーだ。
軽くて存在感の少ないもの、理想は手ぶらだ。
 
で、同じハブられ仲間である先輩と仲良しなのだが、海外出張から帰国後に連絡が取れなくなり自宅に行ってみるとクローゼットの中で首吊り自殺してた。
悲しみに暮れたが、先輩は長女に高級ヨガスタジオの会員券を譲渡してて、ロッカーには20億ウォンの現金が入ってた。
先輩は700億ウォンもの超大金を横領して自殺した、という初期設定だ。
 
次女は報道記者をしているが、前々から怪しいと思ってる人物が居て。
それはソウル市長候補者で当選確率がNo.1の@パク・ジェサンだ。
ぉお、ペントハウスのゲス男子@チュ・ダンテ、ギジュンおっぱ【オム・ギジュン】やないかい。
もうDV専門俳優みたくなってるおっぱだが、本作も安定の爬虫類の目でねっちりじっとりとゲスい事をしまくってる様だ。
 
で、次女は↑この男子が裏で絶対悪いことしてるっていう勘のもと、それを裏付ける証拠と証人を探している、っていう初期設定。
 
三女は、芸術高校に通っている。
あぼじ(とうちゃん)は借金取りから逃げて海外、おんま(かあちゃん)も似たようなもん。
極貧だが、姉二人がもっすごい愛で支えてくれている。
しかし、その愛が重くてかなわない。
うれしいし感謝するけど、その金を姉たちが姉たちのために使ってくれた方がいい。
申し訳なさと、自分が金を生み出せないことに無力感を感じてる悩めるガラスの十代女子だ。
 
そんな悩める女子は、同級生の@ヒョリンに近づく。
ヒョリンの親友となり、ヒョリンを支え、ヒョリンのシャドウペインターまでしてその代価をもらっていた。
留学も同行する予定らしい、という初期設定だ。
 
姉妹の背景で共通しているのは↑のパクファミリーだ。
 
・長女が手に入れた700億ウォンは@パク・ジェサンの嫁でる@ウォン・サンアの金だ。
ウォン・サンアはウォン・ギソン将軍の娘なんだと。
どうやらベトナム戦争時代の偉大な将軍だったらしい。
ベトナムか・・・
(対日本の正しい歴史を韓国では教えないらしいから、対ベトナムも一方的な愛国目線でしか教育してないんだろうな、知識とは知的財産なのだからフェアな目線で正しいものを教えて欲しいものだ、などと思いつつ)
 
・次女は事件現場に残される”ベトナムの幽霊”という名の青い蘭から、”情蘭会”という謎組織に行き着く。
ベトナム戦争時代の仲間で構成されていて、キャプテンはもちろん将軍だろう。
 
・三女は金持ちに憧れてヒョリンに近づいたが、この家が狂ってることに段々と気付いて行く。
ヒョリンの妄想(夢・幻覚?)から”赤い靴””閉ざされた部屋””ドールハウス”などの物語のキーとなるミステリアスアイテムを発見して行く。
 
この三(四)姉妹が、顔を突き合わせて今までのことこれからの事を話し合ったり整理しあえば、もっと早くにスムーズに物事を理解できたのだが、
それだとドラマが盛り上がらんので、専ら別々のそれぞれの場所で物語は進んでいく。
 
このドラマには数多くのビッグスタアがカメオ出演しているのだが、この方だけは紹介しておきたい。
【ソン・ジュンギ】♡だ。
高級靴屋の店員だ。
第2話だ、念の為。
出演時間1分未満だが、彼の周りの空気が(彼も含めて)きらっきら☆だ、見逃すでないぞ。
 
物語は、長女事情を中心に構成されているのだが。
ドラマ序盤で、わりと多くの布石が打たれており、古参勢なら容易に察することができると思うが、
 
・英語書類へのサイン
・死体の身元への疑惑
 
などから700億ウォンの行方や、先輩生存を予見する事が出来るだろう。
この先輩”生きてた!”登場はどんなタイミングなのだろうか。
よほど効果的な場面で登場だろうから、今後長女がもっすごいピンチに陥ることは確実だ。
 
長女サイドには@チェ・ドイル【ウィ・ハジュン】♡がおり。
彼のおんまは殺人犯、あぼじは”情蘭会”の裏切り者という背景を持ち、名門英国大卒の有能コンサルでマネーロンダリングのプロフェッショナル設定だ。
ウィウィ(ウィ・ハジュン)が良い人なのか騙してるなっぷんなんじゃ(悪い男)なのかは序盤では微妙だが、てこの希望としては良い人だといいなぁ、でも長女と♡になるのはやだなぁ、という思春期の女子のように面倒な心の中だ。
 
長女とこの男子がいろいろあって距離が近いのだが。
なかなか二人の仲が進展しないのは、長女の脳みそがあまり賢くないのと、この男子を信じきれないからだ。
このドラマは、長女が賢かったら成り立たない。
このくらいの脳みそで、プライドも願望も信念も突き抜けてない、つまり”いい塩梅(あんばい)”だからこそ成り立つのだ。
素朴でピュアで、素直に”こんな良い子なのにな、少しは報われて良いのにね”って思わせるキャラだからこそ、先輩は大金を託したのだし、ウィウィも情が移る羽目になるのだ。
 
次女は長女と違い賢いがために気付かなくて良いことまで気付いてしまう損な生き方を強いられるタイプだ。
正義感をふり飾りすぎて、てこのように薄汚れた人間には些かにウザさを感じなくもないが。
その姿勢も基本は強がりであるようで、実はアルコール依存症だったりする。
なにかと細かいキャラ設定だ。
彼女について回るバディは@ハ・ジョンホ【カン・フン】だ。
なかなかのイケメン男子だが、てこの好みとは若干ズレているので残念ながらランク外だ。(すみません・ぺこり)
1991年5月23日生まれの31歳、184㎝。
今後良いキャラクターに巡り会えたらランクインするかもしれない男子だ。
 
彼は、アッパー階級の家の子らしく仕事はしてないっぽい。(農業ユーチューバー)
彼女の調べ物のお手伝いをしてくれるのだが、有能だし優しいしなにより次女に惚れてるようだ。
次女んちは極貧だが、彼と結婚すれば極貧生活から抜けだせるんだけど?
それより先に、大叔母とやらが不動産会社の社長なんだが?
ぇ、自分に惚れてる男子も大叔母もアッパーじゃん?
ぇ、極貧抜け出すチャンスごろごろ転がってる気がするのだが。
・・・
ぁあ、あれです、プライド、ね。
金に魂は売らない、っていうアレです。
金で腹は満たされるが心は満たされない、とかいうの。
わからなくもないが、金でも十分に心は満たされるが(てこは)自分を大切に思ってくれる人が幸運にも金持ちならその幸運に乗っかれば良いのにね、まぁいいけど。
 
基本は、
 
・先輩は自殺じゃなく他殺、犯人は誰
・事件現場に必ず残される”青い蘭”の秘密
 
この謎を追いながら、三(四)姉妹がそれぞれのアプローチで迫って行くのだが。
諸悪の根源だと思われていた@パク・ジェサン(@チュ・ダンテ【オム・ギジュン】)が途中であっさりお亡くなりになる。
・・・
ということは?
ちょっとイカれ気味のあの〇〇が影ボスってことだろうか。
 
途中、むりくりシンガポールロケをぶっ込み、セオリーのヒロインおめかし→あまりに綺麗で見惚れてしまう男子、ムーブなどもあり。
その時、やはり”先輩生きてる”説を有望にさせといて
〜からの実はやっぱ死んでましたーーー、とか。
わりと驚きの展開の脚本は技ありだろう。
でもてこは信じてるんだ。
先輩は生きてるはず。
 
姉妹以外の登場人物は、みな一様に一筋縄ではいかない海千山千の人生を送ってきたので、誰が誰の利益のために何をどう企んでるのか、一向にはっきりとわからない仕様だ。
どこまでが演技で、どこに真実があるのか。
一連の流れで”あっちゃーーーー”とか心配してたら
〜実は〇〇だった、演技だった、とかが多いわけで。
なので、途中からこれも芝居で本当は〇〇なのかも、と穿った見方を会得したてこなのだった。
 
チュ・ダンテ死んじゃったあとは、更に力をました影ボスが容赦なく姉妹を追い詰める。
来ましたよ。
そろそろです、下剋上。
 
クライマックスの肝は
 
・下剋上
・若草姉妹の未来
 
この二点だ。

シスターズてこ監修”イケメン備忘録”

coolな男子@チェ・ドイル【ウィ・ハジュン】

㊗️てこブログお初【ウィ・ハジュン】♡だ。
 
ぃやぁ、キャラが最強で。
有能、優秀、そしてcool、洗練された外見でさらに強い。
出てきただけで画面が二割ほど明るく感じる現象は、ある一定レヴェルのイケメンだけが起こせる現象だ。
誰でも出来るわけじゃないし、キャラクターの魅力ももちろん必要だ。
今回は、キャラ建ても念入りだしさらに魅力的な人間性、そしてそれを演じる中の人の持つ雰囲気とが一致した非常に稀で嬉しい事例だ。
 
coolキャラなんで、満面の笑みは頂けず”ふふっ”くらいのささやかな笑みしか拝むことができないが、
それでも滲み出る清涼感。
冷酷ムーブで、”金を信じてる人間だから自分の事は金だと思ってくれれば信じられるはずだ”なんて、よくわからないことを真顔でしゃべってくるのだ。
こんな魅力的な男子を前に正気を保てるのだから、じつは長女も相当な猛者だ。
てこなら間違いなく騙されるし、言いなりに違いない。
 
そして、スーツの下には驚くべきマッスルが隠されているはずだ。
でもcoolな男子は見せびらかしたりしないのだ。
・・・
残念だ。
見たかったんだ・・・肌肉・・・
見つけた↑肌肉隆々♡
Instagram:wi__wi__wi
 
1991年8月5日生まれの31歳、180cm、68kg。
聖潔大学校演劇映画学部演劇専攻卒業。
 
「コインロッカーの女」「よくおごってくれる綺麗なお姉さん」「最高の離婚」「ロマンスは別冊付録」「霊魂修繕工」「18アゲイン」「イカゲーム」「バッド・アンド・クレイジー」「京城クリーチャー」「最悪の悪」他多数。
 
「イカゲーム」でぷちブレイクだったが、今後に期待したい俳優だ。

シスターズてこが見た感想

脚本家によると、若者たちが主人公の話が書きたかった、らしい。
で、今の若者って何に興味があるかな?
愛でもなく、復讐でもなく、冒険でもなく
韓国社会の至る所に金にまつわる話が溢れているようで
”金”の話になった、
という事らしい。
 
で、基本は女子のバイブルと言われる『若草物語』なので、メグ、ジョー、ベス、エイミーの四姉妹が現代韓国社会でどう考えどう感じるかを書いた、という事らしい。
 
現代韓国社会ってどんななの?
我らの金の欲求ってどこからくるの?
四姉妹は金についてどう考え何を語り、何を夢見るの?
 
『若草物語』で四姉妹は常時金のことを細やかに話し合っていたものだが、本ドラマではその舞台が現代韓国になるという、わりと面白い試みだったと思う。
 
実力派と名高い演出家(監督)による匙加減で、『若草物語』のような小さな世界の素朴な物語ではなく、似て非なる新しい物語になっていると思う。
ミステリー・愛憎・復讐、多くの要素を取り入れているがとっ散らかった印象はなく、全てが一つに向かって収束するように作り上げている。
豪華な出演者たちも実力派を取り揃え、未回収の布石もほぼないのでは無いだろうか。
何より、女子四人(➕先輩)の未来が明るく希望に満ちて終わっていることに誰しも嬉しく思うだろう。
 
一つだけ残念なのは、↓この女子。
このもっすごくコワくぶちギレる女子のザマァシーンがなかった事だ。
長女に三発くらいは殴られてたけど。
きっともっと悪いことしてるだろうし、できれば
 
「あんでぇ・・・あんでぇーーーーーーーーーっ、みあねぇーーーーーーー涙」
 
ってのが見たかった。