中国ドラマ『長相思・第1季』(原題・长相思)ドラマレビュー:1女子4男子!あなたの推しは?【張晚意/张晚意チャン・ワンイー】【鄧為/邓为ダン・ウェイ】【檀健次タン・ジェンツー】【王弘毅ワン・ホンイー】キャスト情報・あらすじ・感想※ネタバレあり

2023年10月4日

ご訪問ありがとう、てこブログへようこそ。
 
今日は、中国ドラマ『長相思・第1季』(原題・长相思)ドラマレビュー:1女子4男子!あなたの推しは?
を紹介するよ。
 
【基本情報】
 
監督:秦榛(総導演)、楊歓
脚本:桐華、王晶、雪霊之(聯合編劇)、秦晔(聯合編劇)
P:湯攀晶(総制片人)李黎明(総制片人)肖莎、肖若材、譚傑、王雅詩、楊小欣
原著:桐華《長相思》
主演:楊紫、張晩意、鄧為、代露娃、王弘毅、檀健次
プラットフォーム:騰訊視頻、2023年7月24日〜
45分✖️39集
 
毎年7月は夏期講習始まりで社畜となって働くが、中華エンタメはてこが一年で一番死んでいる時期である7〜8月に力作をぶつけてくる傾向にある。
そして今年もやはりそうだった。
潤沢な供給期間であるのに見る気が起きないほど疲れていた。
本作は8/14に第1季の最終話がブロードキャストされたが、遅ればせながらようようてこも完走した。
そうです。
終わったんです、夏期講習。
うっひょーーーーーーぃ。
 
えっくすらんど(旧ついったらんど)のつぶや・・・もといポストを見るに、評判はよろしいようだった。
ひとりの女子が4人もの男前らに好かれるという、聞いただけで胸糞バッドな感じなのに、ズー姐さん(楊紫ヤン・ズー)の評判もいいし。
2集ではやくも界隈をざわつかせた男前は、最近てこが推しているうぇいうぇい【鄧為/邓为ダン・ウェイ】のようだ。
名前は十七らしい。
そして健次【檀健次タン・ジェンツー】だ。
もっすごい拗らせキャラらしいがプラチナヘアーで、ファンダムがここぞとばかりに画像を貼りまくっていて、ありがたく目の保養をさせて頂いていた。
 
原作はジャクギ(若曦)の桐華さんで、脚本メンバーにも名前がある。
つまり原著にわりと忠実な脚本になっている可能性が高い。
まぁ原著読んどらんので、その原著が面白いかどうかもわからないがな。
 
なんでも世界観のベースは中国古書《山海経せんがいきょう》らしい。
山海経とは、世界最古といわれている地理書だ。
構成は山経5書、海外4書、海内4書、大荒4書、補遺1書。
しかし地理書というのは側だけで、なかみは怪獣図鑑だ。
てこは平凡社ライブラリー版山海経を持っているんだ。
この本は、地方独特の摩訶不思議な生き物や、植物の話がまことしやかに紡がれているロマンあふれる読み物なので。
皆も興味があったら読むが良い。
 
注:てこブログは、大いなるネタバレを含みます。
閲覧の際は、十分にお気をつけください。
 
ってな感じで始めるよ、最後までよろしく!

長相思ってどんなドラマなん?

冒頭ナレ説によると。
この世界は人間・神族・妖族が共存している。
以前はA国(西炎)、B国(辰荣)、C国(皓翎)という3国でヴァランスをとっていたが、
AとBが戦争してAの勝ち。
以後A国、C国の2強時代となる。
 
そして、ちーこ男子とちーこ女子の悲しいお話から物語は始まる。
ちーこ男子はA国王の孫、ちーこ女子はA国王のままの弟子の娘。
ちーこ女子のぱぱはC国王、つまりままはC国王の嫁、ただし離婚済み。
(でも途中からちーこ女子も孫設定に変わってる。
ちーこ女子のままはA国王の娘でちーこ男子とは従兄弟。
でも開幕時は従兄弟設定ではなかった。なぜ?)
ちーこ男子とちーこ女子は、互いに兄妹として人生を支え合おうと固く誓うも離れ離れに。
このちーこタームだが、ここはてこは泣かされた。
つまりたった1集の尺だが、このふたりの絆は視聴者の脳裏に深く刻まれる事になるという事だ。
 
必ず玉山に迎えに行く
 
300年後。
ちーこ女子は、なぜだか男子に変身していた。(変装、男装ではない、変身だ)
清水鎮という村で、医院を経営しているお医者になっていた。
このお医者がズー姐さんだ。
ちらっとだけ視聴者に明かされるのは、物乞い風に彷徨ってる様や、檻に入れられ虐げられているシーンだ。
そして
 
自分の顔がわからない・・・
 
と狼狽えていたところから察するに、自分の意思で変身したのではなさげだという事だ。
しかし本当のところは何もわからない。
変身してはいて、村人から(妖怪含め)も男子認定はされているものの。
喉仏もないし声も女子だし不思議に思わないのも不自然だが、妖怪や魔物もいる世界なのでこんなへんちくりんな男もいるだろう的な感じかもしれない。
こんな時便利だよね、山海経ベースって銘打ってると。
 
哥哥(ちーこ男子のこと)は結局玉山に迎えに行かなかったらしい。
聞けば哥哥はA国王の息子達(つまり哥哥の叔父ら)に命を狙われ、人質としてC国へ追いやられたらしい。
その哥哥がズー姐さんのいる清水鎮にやって来た。
今も狐しっぽキーホルダーを大事に持っていて、評判とは違い今も一途に臥薪嘗胆中なのだと、視聴者にはわかる仕様での登場だ。
↓@哥哥【張晚意/张晚意チャン・ワンイー】
時は前後するが、哥哥が清水鎮に来る6年前。
ズー姐さんが、生き倒れてた男子を見捨てられずに拾って来た。
足は折れてるは、全身傷だらけ、相当な間拷問されて来た体で瀕死の男子。
姐さんの血は万能薬のようで、そんな瀕死も助けられる血を与え、華麗に復活。
それが↓コレだ。
@十七【鄧為/邓为ダン・ウェイ】
まぁ皆さんがざわつくのもわかりますよね。
このルックですから。
そりゃぁ狼狽えますわな。
実は狼狽えたのは視聴者だけじゃなく、ズー姐さんもだった。
てこは思うのだが、ズー姐さんこんとき一目惚れしてたんだよね、おそらくは。
でも、
 
言うて、今男やしな自分。
元の姿に戻れるかもわからんし。
この件(一目惚れ)は無かった事にしよう。
 
って思ってたと思う。
しかし、十七(うぇいうぇいの役名)には最初っから女子だってバレてるんだな。
まぁなんかしらの事情があって変身してるんだろうが、僕は好きです、あなた女子ですしね、って気持ちでぴったりとくっついてまわる十七だ。
途中で姐さんの信頼を裏切ったりもするけど、その反省の仕方が♡
誠実だしなんてったってかわゆだ。
 
この十七が哥哥だったら何の問題も無かったんだが。
だってあの時のちーこ達が愛し合うのがセオリーだから。
ちーこ達の悲しい話はまだ記憶に新しいので(視聴者は)、
 
違うよ哥哥だよ、哥哥来てるんだよ?
十七とかじゃ無いから
 
って思いになるはずが。
十七の魅力と存在感がデカすぎて、十七推しが増えてしまう危惧。
 
時を同じくして、もう一人の男子とも出会う。
それが健次だ。
↓@健次【檀健次タン・ジェンツー】
この造形見てくださいよーーー♡
ちょっと最近プラチナヘアーよく見かけますがね。
ここんとこで一番じゃないっすかね、これ。
 
健次は妖族でB国の軍師。
国は滅びたが残党が小さいB国領土を守りながら、虎視眈々と復活を狙っている設定。
このB国領土に薬草を探しに来た姐さんを連行しいきなり鞭打って痛めつける健次。
健次はねぇ。
もうやってる事意味不すぎるんだけど。
唐突に血を吸って来たりして(首筋)もうっ♡とにかく美しすぎるから許してあげて、ってなる現象。
そして健次でさえも見抜く変身。
・・・
そう見抜けてないの哥哥だけ。
神族なのに・・・なんで?
 
そうでなくとももっすごいビハインドスタートだった哥哥。
十七は6年前からずっとそばに居るし。
健次は血を吸ってるし。
それなのに哥哥と来たら、石の妖怪(精霊か?)が言ってんのに
 
違う、俺が探してんのは女子だ
 
とか言ってこれっぽちも気付かない。
しかも別の女子(公主)を庇って、姐さんをぶん殴り鼻血を出させる始末だ。
 
それでも姐さんが愛されキャラなので、男子3人で親友みも帯び仲良しになってもくる。
健次はスネくれてるが、何度も姐さんの血を吸いに来ていろいろと話すうちに、姐さんの心の中にある孤独に共感していく。
そして気付けば姐さんの虜となっており。
愛の毒蟲を自分の体にうつしたりしちゃって。
なんだかほんとに独りよがりがすぎる健次が愛おしくてしょうがないてこなのだった。
 
この姐さん男子ヴァージョンタームは、わりと面白く見ることが出来た。
男子ふたりに愛されては居るが逆ハーレムのような胸糞悪さはない。
それは姐さんが男子スタンスを崩さないし、十七も健次も自分の気持ちをはっきりと言葉にしていないからだ。
健次に至っては、姐さんは、いつか自分の作った毒で殺してやる、などと思われている。
気の毒な健次。
心を捧げたと言うに・・・
そして大本命の哥哥は、未だ正体を知らない為に手酷い拷問などする始末だ。
暗闇で手を蛆虫に食わせる拷問。
古代中国の拷問レパートリーのなんと多いことよ。
 
まじで、なにやってんの?って状態の哥哥ではあるが、てこの最推しはやはり哥哥だ。
開幕のエピソードのせいで肩入れしてるのもあるが。
十七は主体性が無さすぎて好みじゃないし、健次は子供すぎてめんどくさい。
今のところ一番説得力がありぶれない思考・行動をしてるのが哥哥だ。
しゃおやお(小夭Xiǎo yāo)だって気付いてないけどなっ!
 
ところで十七だが、わりと早い段階で視聴者は正体がわかる。
彼は九尾狐で青丘公子らしい。
そして十七をひどく拷問してたのはにいちゃん(腹違い)のようだ。
で、本来のアイデンディティに戻れば稼業を継がないといけないし、許嫁も居るらしい。
 
時を同じくして、哥哥が哥哥だと姐さんは気付いてしまう事柄が起き。
さらには哥哥が毒付き矢で射られる事柄なども起き。
清水鎮での穏やかな暮らしも潮時か、ってことで姐さん旅に出る準備を始めたが・・・
 
わりとずるずると進んできた感のある流れから、13集あたりから動きが出始める。
C国に戻った哥哥が、姐さんを迎えに来たのだ。
つまり姐さん故郷へ帰る、って事だが。
300年も経ってるんで帰りづらいのか、はたまた男子に変身してるからなのかは謎だが、姐さんは帰りたく無いようで。
ここら辺から姐さんへの嫌悪感が芽生え始めたてこだ。
逃げる為に十七に泣きつく、という行動がわりと不愉快。
断れないってわかっててのこの依頼。
男子スタンスが崩れた瞬間である。
で、ここで実に嫌な展開なのだが、十七がとうとう言うんですよね。
 
ほんとの姿を見たい
 
とね。
言っちゃうんですよ。
でも、ここでお別れならいいかな、などと思ってたら。
なし崩しで一緒に捕まってC国牢屋へぶち込まれ。
〜からの”15年の約束”へと繋がってしまうのだ。
・・・
まぁしかし。
姐さんもすぐにOKだったし、自分からキスもするし。
やっぱそうだったんだな、って感じ。
 
ってか哥哥、しゃおやおの足折って牢屋ぶち込むとか・・・
あとで後悔するよねーーーー
 
そして16集の神回へと続く。
ここがてこが面白がって見てたピークだったと思う。
C国王つまり姐さんの実ぱぱは、一目で娘だとわかった様子。
とうとう哥哥も正体に気付いて。
〜からの流れは一気に哥哥の存在感が鰻登りである。
十七は?どこいった?ってな具合ですよ、皆さん。
待ってましたよね、この流れ。
そっからの哥哥の豹変ぶりは特筆に値する。
取り乱す姐さんも迫真で胸が詰まるが、哥哥はもっと声を張り上げてて・・・
熱い漢だぜ哥哥。
 
しゃおやおの幸せが第一?
しゃおやおが十七を好きなら身を引く?
とかそんな薄っぺらい事じゃ無いんですよ。
しゃおやおを守る為に、
しゃおやおの側に生涯居る為に、
我らは”生き続けなければならない”。
そう、彼らはいつだって命を狙われているのだ。
愛だの恋だの言ってる暇なんかねぇんだ。
足場をしっかり作って、叔父達に対抗する力を付け、いずれ玉座を手に入れる。
これが哥哥の真摯な思いだ。
 
とは言うものの、仲睦まじいふたりを見るのは辛くて、ついつい殺したくなっちゃう(十七を)哥哥のヤバい顔を皆も見ておくべきだ。
 
でね。
哥哥を見るのはもっすごく楽しいんだが。
姐さんが18集あたりで女子に戻ってしまうんだが。
てこから見れば、髪型と服が変わっただけだが。
みんなしゃおりう(小六Xiǎo liù)=姐さん、と認識出来ないのが不自然だ。
まぁいいけど。
で、男子スタンスから急に女子スタンスと変わってしまった姐さんがわりと不愉快なんだ。
例えば、15年の約束があるんだから15年は黙って待てば良いのに。
嫉妬して拗ねる→十七が懇願し仲直り→また拗ねる→続く
ってのがくどいしつまらない。
 
極め付けは健次をだしに使うムーブだ。
健次はここでは訳あって他のアイデンティティになりすましてて、黒髪のプレイボウイになってるんだが。
十七を懲らしめる為だけに、健次を利用するんですよ。
許せませんねぇ。
あの気持ちのよい男子スタンスはどこへ行ってしまったのか。
もうすっかりてこの苦手な女子へと変わりつつある姐さんだ。
 
確かに行動力や決断力に欠ける面は十七にはあるが、それでも婚約者にもばあちゃんにもはっきり気持ちは伝えてるしね。
うぶさや優柔不断さは否めないが、それでも姐さんが”絶対に攻撃しないで”と念を推されてる哥哥への協力体制を陰で整えるべく尽力もしてる十七だ。
その冷静さと聡明さがあれば、婚約者ともうまく破談に出来そうだが。
そのへんは不器用な十七なのだった。
 
ところでこのA国には4大氏族が居て、そのうちのひとつが十七の青丘なのだが。
十七と仲良くしている赤水ファミリーもそのひとつだ。
そこで、十七は哥哥の為に赤水ファミリーを仲間に誘う。
その@赤ボウイが↓【王弘毅ワン・ホンイー】、㊗️てこブログお初明星である。
いいですね、彼。
思わず最推しにしちゃいたいほどの男子である。
真っ直ぐで誠実で、裏表もなく一番楽なタイプだと思う。
おススメ男子だ。
 
十七は、身内(にいちゃん)にねっちりと狙われながら、さらには婚約者をどう切るかに頭を悩ませ、
それでも赤ボウイを使って哥哥の援助に尽力中。
 
赤ボウイも、全力で哥哥を援護し、自分が当主になれるよう臥薪嘗胆中。
 
哥哥はまじで泣けますよ。
命は狙われるは。
叔父たちの目を晦ます為に、自堕落を演じヤクも決められ中毒に。
それを必死に支える姐さんの気持ちだが。
完璧に”哥哥は別物”枠として、心の多くを占めているように感じる。
自覚は無いようだがね。
 
で、姐さんは。
 
・哥哥からは猫っかわいがられ、がむしゃらに哥哥を支え応援する
・十七とは時に拗ね時に甘えのいちゃこらムーブ
・健次からは弓を教えてもろたり、たまにはデエト(闘技場)
・赤ボウイからも熱烈オファー
 
と、まじで嫌な流れが続き、もう視聴をやめようか、などともうっすら思い始めた頃。
調子こいてたら殺されちゃいました姐さん。
 
なんかね、姐さんを赤宸の娘だと言ってやっつけに来た男子がおって。
血の呪いだ、とか言ってあっと言う間に屠られてしまう姐さん。
セオリーならすんでのところで男子がお助け参上するのだが、誰も間に合わない。
愛の毒蟲の知らせはどうなった?
 
実は、最初から気になってる点があって。
それは姐さんのままが離婚してる件だ。
なぜ離婚になったのかの理由は明かされていない。
姐さんはままと赤宸との間の不義の子という噂もあるらしい。
そして、C国王が何かと気にしている小指のリング。
いちいちフォーカスしてくるこの小指リング。
いずれ来る何かの布石だと思う。
まま曰く
 
しゃおやおはあなたと違う(1集でままが哥哥に言ってた言葉)
 
らしいっすからねぇ!?
 
で、姐さん。
鼓動も呼吸もないが、蟲のおかげか内臓は生きているらしい。
なす術がない哥哥は、泣く泣く健次にしゃおやおを託す。
 
こっからしばらく(3〜4集)は、健次の渾身の看病タームである。
自分の心血(心臓の血液)を移し、姐さんの体内の毒を吸い取る。
これをなんと37年も続けた健次。
このタームで健次のかわいい”ちっさいお手手”も再度拝むことが出来、てこは感無量だった。
姐さんは横たわってる死体?から幽体離脱して、天真爛漫に健次に話しかける。(健次には聞こえないけど)
このタームで、健次の今までがわかる仕様になっている。
健次は姐さんが聞いてるとは知らずに、奴隷の身から脱却し、助けられた辰栄の大将軍への恩義のために軍師をしていることなどを話すのだ。
とんだ拗らせボウイの健次だが、義理堅く情に厚い誠実な男子なんだよなぁ。
もう少し素直になれればいいのに、長所と短所は紙一重なのだ。
 
その間十七は・・・
なんと意識不明の昏睡中。
37年ずっと死にそうになってた。
健次があんなにがんばってた時に?
哥哥が心配しすぎて頭がおかしくなりそうだけど、足場築きを着々とこなしつつ次々と霊薬を送り続けてた時に?
そうただただ昏睡していた十七だ。
でも姐さんの血でみるみる復活。
2度も死にそうになり悟った事、それは姐さんが全てだ、という事。
”葉十七”となって姐さんの側にずっと居ようと決め、哥哥にも赤ボウイにもはっきりと言い。
ばあちゃんにも婚約者にもはっきりと意思表示したものの・・・
やはり青丘の柵は大きく、十七は困った状況に陥ってしまう。
 
哥哥と一緒に携わったパビリオン完成式もすっぽかし。
一体何をしている、十七よ。
 
哥哥は、忖度なしでしゃおやお暗殺犯人に容赦なく報復し、報復された氏族でさえ哥哥に従わざるを得ないカリスマを発揮。
ちーこの時から変わらぬ信念。
実に魅力的だ。
 
それに比べ、十七は。
己の痛恨のエラーに心底落ち込み、すでに白旗揚げた状態。
おそらくはエラーはしてなくて、来季にあの女子(婚約者)には相応のカルマが訪れるだろうが。
絡み合った糸は解れる事はないだろう。
 
十七が姐さんと一緒になる未来はほぼ消えたと言って過言ではない。
まだ健次の方が確率は高いくらいだ。
37年の看病はMVPだしな。
 
35集からは第1季のクライマックスへ向けて、大きく物事が進んでいく。
哥哥は躊躇なく(心では大泣き)政略結婚し。
中原の氏族の支持を得て、王になるべく奮闘する哥哥の姿が余す事なく描かれている。
そしてもしやの為に、ずっと練習してきた弓が役立つ時もやって来た。
その弓は健次が姐さんの為に丹念に作らせた物なのだった。
自分の気持ちは1ミリも言わず、ただただ姐さんに無償の愛を捧げる哥哥と健次。
なんとも甲乙つけ難いふたりの男前である。

長相思・第1季てこが見た感想

本来なら、てこ監修”イケメン備忘録”なのだが。
それは来季完結編での開催にしたい。
今の段階では、哥哥VS健次、のどちらを最推しにするか決められないてこだ。
十七の巻き返しにも期待したいが、あまり期待しない方が良いかもしれない。
赤ボウイと結婚する決心をした姐さんだが、簡単にいく訳はないだろう。
今のところ赤ボウイとはこれといったエピもないので肩入れは出来ないが、今後スペシャル案件がぶっ込まれないとも限らない。
なので、まだまだランクをつけるのは時期尚早なのだ。
 
まぁ、正直な話。
この4人の男子、帯に短し襷に長し、みたいな感じで。
つまり”ぴん”とこないというか、ぴったり填まる感じの男子はいない。
それが魅力なのかもしれないが。
てこは思ったよりハマれなかったこのドラマ。
 
姐さんが男子だったタームは面白く見れたが、女子に戻ってからはウザい女子(婚約者)などもうろちょろし。
姐さん自身も、わりと不愉快なムーブでてこの視聴も滞りがちではあったが。
ここまでか・・・と思う寸前に、引き戻されるエピが挿入され、
結局最後まで見てしまった。
 
このドラマは、ヒロインが幸せになるのを見るドラマではなく。
どの男子に幸せになってもらいたいかを考えるドラマである。
なので、結末は誰を推しにするかでHEかSEかが決まる。
つまり3人3様のフリーダムドラマだ。
しかしながら、今季ラストが哥哥の戴冠であり、やはり紛う事ない男主①なのだと再確認した次第だ。
やっぱ哥哥かな!
 
姐さんに関しては、男子ムーブはお見事だった。
女子ムーブも、相変わらず天真爛漫演技はやはり魅力的な女子に見える。
ほんとギリのところを攻めてくるし、
哥哥が殺されそうになる時の渾身の叫び声などは、さすがに見せてくれるなぁと感じた。
 
しゃおやおとしては。
哥哥は特別枠。
十七はときめき枠。
赤ボウイは親友枠。
として、きっちり棲み分けを感じるが、素のしゃおやおではない気がする。
健次にだけは、本心を語りわりと本当の姿を見せている気もしなくもない。
まぁしゃおやおの気持ちなんてどうでもいいがな。
 
さて、当局からの新しい指導として。
2部構成のドラマは、1季配信終了から少なくとも1年明けてから2季を配信するようお達しが出された。
と言う事は、2季は来年の夏期講習時期という事か。
とはいうものの、あちらのネット上では春節興行に配信されるのでは、という情報もあるとかないとか。
まぁどちらにしても、てこは気が長いんで待てると思う。