中国ドラマ『霓裳(げいしょう)~七色に輝く虹の如く』(原題・小女霓裳)ドラマレビュー:服屋の娘の一代記【畢雯珺/毕雯珺ビー・ウェンジュン】【何泽远/何澤遠ホー・ゾーユエン】【王若麟・宋文作】キャスト情報・あらすじ・感想※ネタバレあり

2023年5月25日

SPOエンタメ倶楽部公式サイト
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今日は、中国ドラマ『霓裳(げいしょう)~七色に輝く虹の如く』(原題・小女霓裳)ドラマレビュー:服屋の娘の一代記、
を紹介するよ。
 
大陸でのキーデザインもピンクなので↑の日本版も大差ない。
”霓”という字は、日本語では訓読みで”にじ”(虹)。
意味は色の薄い虹、だそうだ。
なので、邦題も副題も合格だ、今回は。
 
本作は「小女花不弃(花不棄)」の姉妹作ということらしい。
制作会社が一緒で、”勇敢なヒロインシリーズ”第2弾らしいよ。
なのでなつかしの出演者(メイン以外)がわりと多いので懐かしさも楽しめる。
@莫若菲ねえさんも、今世でもやっぱり男と偽って生きねばならない宿命を背負っているようだ。
内容はともかくとして。
ねえさん、かっこよすぎ。
日本には宝塚というスペシャル劇団があるが、間違いなくトップスターになれそうなルックである。
(歌えるなら、踊れそうではある)
 
男①は【畢雯珺/毕雯珺ビー・ウェンジュン】
きらきらで、さらには、もはや中華なドラマ界においてはデフォルトとなっている
”180以上はふつうでしょ”な高身長187㎝。
 
対する女主は164㎝ととくに小柄でもないが、小柄に見える身長差23㎝。
彼女は流星花園2018に出てた子だと思う。(たぶん)
 
男②は宋文作ソン・ウェンズオ。
微妙、もっすごく微妙(失礼・ぺこり)
 
ってな感じで始めるよ、最後までよろしく!

小女霓裳ってどんなドラマなん?

悲惨な体験でお家滅亡〜ケナゲな小女がお家再建を目指す物語、である。
 
内容はともかくとして(2回言ったった)
序盤はプロローグで紹介したねいさん愛も味方して(花不棄組は)継続できるはずだ。
 
最初は、幸せな呉服屋の毎日を描く。
そして男主は陰謀で崖落ち後記憶がなく5歳児の知能となる、という初期設定だ。
この設定が斬新だ。
助けたはいいけど、名前もわからん5歳児だし。
捨てよう、とかぱぱが言うけど。
わたしが育てるから、と娘の小霓が言うのでとりま呉服屋で働かせることになるのだが。
 
この5歳児設定がなにかと萌えるのだ。
ふつうならキャラ崩壊になりかねないのだが、きらきらのイケメンが演ると全く問題ナッシング。
包子ぱくぱくとか、お化粧されてお人形ごっことか。
ふつうなら引き気味になるのだが。
とりま絵面はイケメンだし、だだっ子も許しちゃう可愛さなのである。
 
一方、ヴィランズたちが小霓んちの謝家呉服屋を罠にかけようと虎視眈々と動いている。
謝ファミリー最大のピンチ時に、この5歳児は包子盗んでなぐられて記憶が蘇り、皇子様にお戻りになる。
で、5歳児は皇子様となり、謝ファミリー裁判に同席するのだが。
!!!
包子じゃん?
謝ファミリーみんな思う。
包子助けてくれるんじゃね?って。
!!!
覚えてねぇ、こいつ、5歳児時を忘れてやがる。
 
という恩を仇で返す所業。
その後、流刑地に向かう途中刺客に狙われ悲惨な事になる。
しかし、小霓だけはある刺繍パビリオンに流れ着く。
 
ここに居るんです。
中華な古装劇を少しでも齧っている者ならば誰でも知っている、レジェンドが。
そう、あの、かの@曼陀ねえさん降臨である。
 
この刺繍パビリオンタームは何かと面白い。
中華ドラマぬまんちゅ(沼人)にとっては喜びの連続だ。
もうひとりのレジェンドも投入。
王若麟までも降臨してくれる。
かれは「山河令」で認知度がぐぅーんと上がったが。
何がレジェンドかって、私服のセンスがレジェンド級に突き抜けてるのだ。
股間コブラは不動の優勝で、他の追随を許さない。
けどやっぱりここでも完全なる脇だ。
でもいい、久々に拝顔できたから。
勝手にカメオってことにしよう。(大物認定)
 
話を戻すと、
ここで小霓は皇子と再会するのだが。
はて?
小霓だが、なんだか再会を喜んでるんだが。
ほんわか5歳児包子時代を思い出して涙ぐんだり、思い出し笑いなどしてるんだが。
・・・
は?
違うだろ?
ここは
「おのれ、包子め。
助けてお世話したのに、大事なこと忘れやがって。
おかげでこっちは一家破滅だぞ。
おい、こら」
って荒ぶるとこなんじゃなかろうか。
 
しかし包子はポンコツで記憶を思い出しそうになると頭が痛くなってしまう。
まだまだひっぱる作戦のようだ。
 
このータームで、今までのヴィランが霞むほどのスペシャルなヴィランが登場する。
@顔文秀である。
この女が不穏・邪悪、もうひどい。
ヴィラン好きのてこだが、このタイプのヴィランは苦手だし嫌いだ。
なぜなら理由が”嫉妬”だからだ。
 
この女の悪さは最後までブレることなく、粘着に続く。
いずれ訪れるカルマに向けてひたすら続くヒロインの耐え。
積み重ねる理不尽。
これがくどくてくどくて。
 
もう中盤からは、悪巧みのとこは2倍速。
それにより、BGMがシリアスシーンなのに軽快みが出てしまうという。
それでも視聴を継続できたのは、
「もしかして、ねえさん復活するかも」
がワンチャンあったからである。
だって
崖落ちだったんだもん。
ね?生きてますって、確実に。
 
で、中盤まで男主①の出番は本当に男主?というほど少なく。
ほとんど存在は空気と化していたのだが。
21集くらいでようやく記憶が戻る。
そっからはいちゃこらが始まるし、一途にヒロインをサポートするので。
安定に出番はある。
 
こっからクライマックスの35集くらいまでが、リタイヤ危険ゾーンである。
見たくもないヴィランの暗躍だし。
メインのいちゃこらだし。
ただ、男②のクズさは特筆してもいいかもしれない。
 
プロローグで失礼ながら”微妙”とした宋文作ソン・ウェンズオである。
今までの役がスネ夫みたいな役が多い彼。
実はそんなことなくて、「天機十二宫」では立派な男①だ。
 
でも、今回もヴィランズの甥だし。
全くもって見当違いなあさってな言動だし。
相手のことを尊重しないデリカシーのないひどい発言するし。
酒飲んでぐだぐだするし。
で、ほんとにクズの極みなキャラクターなのである。
 
こんなポテンシャルなのに最後まで黒化はしない。
そんな中途半端さもまさにスネ夫。
最後は地球の平和のためにのび太たちに協力するスネ夫。
 
まぁそんな感じで、見どころはあるっちゃあるけど。
女の悪巧みとかいちゃこらは・・・って方には倍速をおススメしよう。
 
小霓のサクセスストーリーは
 
逃亡
刺繍パビリオンで修行
服屋開店
陰謀で倒産の危機
美容部員修行
総合美容店開店
謝呉服屋再興なるか
皇子との結婚は?
 
ってな感じです。

小女霓裳てこ監修”イケメン備忘録”

後半は頼りになる男子な@欧陽子虞/欧阳子虞【畢雯珺/毕雯珺ビー・ウェンジュン】

きらきらイケメン。
漂亮〜の@雨だね。
向こうでは宋くんというライバルがいたが、本作にはライバルは居ない。
一人勝ちだ。
 
このドラマ、時代背景もはっきりしないし、皇帝はただの一度も出てこない。
洛王も該当人物は居なさげなので、架空ということでいいだろう。
でも紫禁城とかは出て来るんだよね、単語。
ということは1421年以降ということになるが。
まぁ、どうでもいいか。
 
皇族である、ということしかわからんが。
洛王という名を拝命して皇居外に居を構えている。
で、普段は当たり障りなく生きていて、たまに公務が入る、みたいな生活。
 
5歳児演技ではだだっ子のあざと可愛さ出してきたり。
武芸もわりとできて、おぼっちゃまだけど運動もできるよ、とか。
軽巧で空飛べて、屋根の上でお月見のメローさも出してきたり。
 
まぁ、死角なしのプリンス上等でルックも言わずもがな。
なんだが。
CPの魅力はさほどでもなく。
この後紹介するNewカマーのサブCPの方がインパクトはあって面白かった。
物語が女が主人公で、男はあくまで添え物だから、存在感が薄いのはしょうがないと言えばしょうがないが。
やはり、それでも(女が主人公もの)がっつりと存在感を出してくる男主というのもやはり存在するのだ。
願わくば彼がそんな役者に成長してくれるのを期待し見守ろうではないか、諸君。
1997年11月21日生まれの24歳、187㎝。
沈陽音楽学院卒業。
 
楽華NEXTというグループの一員らしい。
なら範丞丞と同じとこのグループだ。
 
「淑女飘飘拳」「孤独的野兽」「漂亮書生」
待播は
「九霄寒夜暖」「奪夢」「墨白」
@墨白がよさげ、楽しみ。

顔が大きいけどNewカマーなイケメンな男子@承天【何泽远/何澤遠ホー・ゾーユエン】

顔が少し大きめだけどNewカマーなイケメンである。
 
役どころは、刺繍パビリオンの曼陀ねえさんの息子役。
小霓の同僚である。
彼も小霓のこと好きになるん?とか心配したが。
そんな心配はナッシング。
同じ同僚のちがう女と仲良しになった。
このサブCPが面白かった。
このパビリオンってみんなお揃いの制服着てるんだけど。
彼も着せられてるんだよね、パステルピンク。
 
で、小霓が次々に起業するんだが、やっぱりそこでも揃いの制服を着せる。
パステルパープル。
パステルレッド。
 
漢くさいでかい男+パステルカラー=魅力半減である。
半減してもなおかつこの存在感なのであるから。
つまり、渋い役で黒衣装とか、
髭付きのムサ路線で武侠とか、
タバコを咥えたアウトローな探偵とか、
そんなんやったらどんだけステキか想像するだけで幸せである。
ぜーったいてこの好きなタイプなんだよね、彼♡
1995年8月20日生まれの26歳、183㎝、65kg。
 
侠探简不知」に出てたらしいが全く記憶にない。
「我的刺猬女孩」「我憑本事単身」「不会恋愛的我們」
今までは完璧な脇のようで、本作が今のところ一番出番の多い作品のようだ。
今後はアイドルものではなく武侠とかミステリとか社会派とかノアールとかに出て欲しい。

小女霓裳てこが見た感想

小女花不弃(花不棄)を見たものなら、ある恐怖がある。
それはラスト懸念である。
花不棄のラストで荒ぶらない者など1人もいない、そんなラスト。
本作もあの不当なラストが懸念されたのだが(一瞬)。
結論から言って、安心してください
きっちり終わってます。
 
コントなギャグレベルな人質交換劇。
ある意味これは見る価値あると思う。
ほんとにきれいさっぱり復讐も終え、きれいにまとまった結末。
 
なぜに”その後”設定にしたかは謎だが。
それまで耐えに耐えてきた、女主への嫌悪感が最後のあのシーンで尾が切れた(堪忍袋の)。
「結婚してくれるか」
〜からのドヤ顔でコクリ。(うなずき)
・・・
っとまぁ、こんな感じ。
 
とにかく中盤のヴィラン女の悪どさがくどい。
そして宦官っぽいふくよかな男の付けホクロがキモい。
ほんとに見るのがつらい。
でも25集まで見てる場合。
もう半分過ぎてる場合。
放置するには惜しいし。
ねえさん復活もワンチャンあるし。
なんと言ってもびー君(畢雯珺)かっこええし。
で、結局ラストまできてもうた。
 
作品としては女に感情移入もできないし、かわいいっ、とも1ミリも思えないが。
びー君推しの方は見といた方がいい作品、という感じ。