中国ドラマ:原題『鬓边不是海棠红』君、花海棠の紅にあらず・WinterBegoniaドラマレビュー:其の2 chapterⅠ:京劇の完成度を検証してみようか?【黄晓明ホアン・シャオミン】【尹正イン・ジェン】キャスト情報・感想※ネタバレあり

2021年8月21日

ご訪問ありがとう、てこブログへようこそ。
 
今日は原題『鬓边不是海棠红』(君、花海棠の紅にあらず)其の2 shapter1 を紹介するよ。
其の1プロローグ編も読むがいい。
とにかく、何かとハイセンスなこのドラマ。
ゲスな時代でありながら美しき世界観をまとっている。
 
衣装、小道具、セット造詣が非常に美しい。
当時の北京を容易に想像できる、グレーな街並み。
衣装は、京劇はもちろんだが、アッパー階層の面々の着こなしに唸る。
姐さんがただけでなく殿方たちの粋かげんにノックアウト気味のてこである。
↑この帽子斜かぶりはすでに多くの淑女がタメ息をついているはず。
↑小物などもいちいちかっこえぇ件。
ハイセンスなクリエイターの存在を感ぜずにはいられない。
 
@瓔珞の美術も素晴らしかったが、間違いなく超えている。
時間がたつほどに、落ち着かなく、日々丹念に調べまくっているてこである。
 
しかしながら、てこのライフスタイルであるイケメン探しもある故。
平日は@イケメン備忘録、週末は@ベゴニア、というサイクルをしばらくは堪能しようと思う。
 
本日の@ベゴニアは「chapter1」京劇の完成度検証、劇中衣装を熱く語ろう、いければてこ基準ピックアップ登場人物あれこれ、までを書きたいと思う。
 
ってな感じで始めるよ、最後までよろしく!

鬓边不是海棠红美しいコスチュームについて語ろうか?

舞台セット編

先にも書いたが美術がこの上なく上等である本作であるが。
まずは舞台セット編。
当時の北京のイメイジとして、街並みは古い写真の質感、グレーな感じで彩度の低い色調で造形されている。
 
街並みの物売りもとてもリアル寄りのようで、かなーり拘り抜いての完成度。
粘土の置物?人形?は当時の北京ではとてもトラディショナルなもののようである。
日本で言うところの「起き上がり人形」みたいなものだろうか。
他にもポン菓子(お米をばくはつさせるやつ)とかもあったなぁ。
柿餅ってやわいのかな、それとも秋田県の干し餅みたいな硬いヤツかな。
 
↓一転、貴族のお屋敷はモダンで洗練されている。
アッパー階級はこぞって海外でビジネスや勉強をしたらしいから、洗練されるわけである。
ジェントルメンよろしくスーツを粋に着こなし、マダムもシルクに豪華な刺繍、ハイソな高襟。
一方↓庶民はというと、灰色とか薄い青色とかの手縫いっぽいジャケットとか、綿入りローブ?みたいなものを着ている。
クッソでゲスな格差社会である。
あまりにも庶民臭が漂い過ぎである。

コスチューム京劇編

とりあえずめちゃくちゃお金がかかってることは間違いない。
「お金ってどこにあるの?」
「ここにありましたーーー」
って感じである。
恐るべしチャイナマネー。
京劇衣装に関しては舞台セットの比じゃない程のお金と手間がかかってる模様。
小物はもちろん、刺繍などもほぼ手作業、ひと針ひと針、ぽちぽちと。
劇中で商細蕊が衣装へのこだわりを説いている。
このときのチェックの指の動きがとても優雅であった。
正に職人さんがこだわり通りに作ってる模様。
その割に上演シーンが短い。
もっと見たいのに。
よもや、ほんとは長いけど端折られてるって事はないだろうか。
 
で、京劇コスチュームはリアルに忠実に再現しようと試みているようだ。
劇中版とリアル版を並べてみるよ。(てこ全力)
完全に、もしくは99%一致シリーズ
 
京剧《霸王别姬》
 
京剧《武家坡》
 
昆曲《长生殿》
 
梅兰芳(たぶん)《百花亭》
 
《战宛城》
 
お分かりいただけただろうか。
(ほぼ)完全に一致しとる。
制作陣、もしくは京劇監督、もしくは監督、もしくは于正P、もしくはみんなが粘着質であることがよくわかる。
衣装だけでなく、小物や舞台セットもとなるともはや気が遠くなる思いである。
恐らくはブラック。
「まじやってらんね」とか
「オレ、寝てねーんだけど」とか
「どこがNGなんだよ、充分だろこれで」みたいなスタッフのボヤキが聞こえてきそうである。
このような縁の下の力持ちの社畜達に支えられた”喜びと悲しみ”である事を今一度再認識しよう。
 
ありがとうございました。
 
京劇や昆劇は非常に細やかなルールがあるらしく、衣装が上下何色で分けられるとか、キャラクターや年齢でも色分けがあるとか、ないとか。
間違った服を着るとキャラの代替感がなくなるらしい。
ふむふむ。
ナルホドね。
これを機に勉強してみるのもよかろう。
実はむかーし(東京で)一度だけ観劇したことがあるのだが、イヤホンを渡されるわけですよ。
解説やら何やらが流れてくるわけでして。
それが聞き取りにくい。
オペラみたいに字幕が電光掲示板に流れてくれたらまだよいのだが。
結果、二兎を追う者~で疲れしか残らなかった悲しみよ。
 
他にも凤冠というのがあって、頭にかぶるやつですね。
由緒正しき凤冠は金糸にエメラルドらしいですよ。
なので↓は凤冠とは言えないらしい。
充分に凤冠っぽいですがねぇ。
職人技の絶妙、材料も絶妙、カラーマッチングも絶妙。
絶妙祭り。
 
《赵飞燕》翎子舞
↑は妖精ステップが軽やかすぎるため、太鼓の上で舞っても音がしないというトンデモアイディア。
計算されつくしたフォルムで真上から見ると一枚の絵画のような美しい舞である。
伝統芸でありながらも新しいものを取り入れる優秀なアーティストである商細蕊。
それを満足げに見つめる程鳳台(オレの推し、すごない?)のどや顔や、
「好!(オレの、、、)」が嬉しくて、てこも一緒に「好!」で拍手、なのであった。
恐らく多くの淑女たちも、PC前で、タブレットで、スマホ片手で、TV前で「好!」量産であろうなぁ。

コスチューム麗しの殿方の着こなしって?

っと思ったが、長くなったので次回。
すんません、ぺこり。
 
次回は、
・麗しの殿方の着こなし
・マダムたちの着こなし
・てこ基準ピックアップ登場人物紹介(@覇王別姫@月花@健次、ほか)
くらいまでは行きたい意気込み。
 
とにかくサーチすればするほど深みに嵌り、もがけばもがくほど雁字搦めになる。
とってもヤバいドラマなのである。
 
追記:OPについて語ろうと思ってたのだが呟きで似たようなのを見かけたのでやむなく中止した。
なので、「長くないやん?」って思ったあなた。
行間で感じて欲しい、我の心を。
仕方あるまい、みな思うところは同じなのだ。
早い者勝ちである。