中国ドラマレビュー『雲中歌~愛を奏でる』(原題・大漢情縁之雲中歌/大汉情缘之云中歌)間違いだらけのキャスティングに萎える。てこ監修”イケメン備忘録”は于安役【劉冠翔リゥ・グァンシィァン】【陸毅ルー・イー】【陳暁/陈晓チン・シャオ】【ドゥ・チュン杜淳】キャスト情報・あらすじ・感想※ネタバレあり
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今日は「雲中歌~愛を奏でる」(原題:大漢情縁之雲中歌)を紹介するよ。
間違いだらけのキャスティング。
CGも安っぽく水中交わりとかあまりに雑。
冒頭2話の子供時代へんてこ体験とか意味わからなすぎ。
こんなとこまで?!ってところもCGだったりして、もう全体的にチープ。
さすがの于正Pといったところ。
しかしながら于正Pは”まずいけど癖になる味”もしくは”ものっすごく臭いけど、怖いもの見たさで食べてみたい味”もしくは”好物だけど食べるとアレルギーでじんましん”もしくは…(もういっか・笑)
まぁ、わかりやすく言うと”ピータン””ドリアン””牡蛎”みたいなもん。
だから于正Pは見とかなきゃね。
加えてヒロインがてこの嫌い、苦手なアンジェラベイビー。
イケメンに期待で見るしかない訳だが、、、これが、、、残念な事に、、、。
「雲中歌」は「風中の縁」の続編って触れ込みなのだが。
「風中の縁」と「雲中歌」は同じ桐華原作のシリーズものだが、制作が李国立→于正と違うから?とっても毛色の違う作品になってて、どこをどう見ても続編と思えない件。
ヒロイン雲歌は「風中の縁」の衛無忌と莘月の娘設定。
「雲中歌」の衛無忌と莘月が「風中の縁」とキャラ違い過ぎで萎えた。
まぁ、「風中~」もヒロイン(リウ・シーシー)が嫌でしょうがなかったし(フー・ゴー見たさのみ)ヒロイン嫌い繋がりという一点で見ると続編という解釈でも可(笑)
あと言っときたいことがあるのだが。
それは雲歌(アンジェラベイビー)以外の女子のメイクがみんな変。
雲歌だけを際立たせるための陰謀とみた。
ってな感じではじめるよ、最後までよろしく!
雲中歌ってどんなドラマなん?
お話は”ラブ史劇”
でもさ?ふとした疑問、”ラブ史劇”って?なんなん?
ラブ史劇を大量生産しているはずの当の中国には、 “ラブ史劇”なるジャンルはないっぽい。
おそらく日本でドラマを宣伝する際に、配給会社なり放送局なりが使い始めた表現では?
”ラブ”は言わずもがな、でわかるとして。
じゃあ”史劇”とは?
本来は史実に基ずくはずだけど、実際の体感としては史実ベースじゃなくても、広く“時代劇”の意味で使われてる感じなので、細かい分類はもはや不要なのかも。
中国だと、“古裝劇”という都合のいい表現がある。
これは、史実か架空かは関係なく、時代設定が古代であれば“古裝劇”。
“ラブ史劇”の“史劇”も、この“古裝劇”に相当すると見た。
史実ベースでも全くの架空でも、非現代ならOK、ってことでどうかな?
脱線したけど(すんまそん)
時代背景は漢、昭帝劉弗陵(ルー・イー[陸毅] )、宣帝劉病已(チン・シャオ[陳曉] )の時代(宣帝は衛子夫の曾孫)
冒頭2話のヘンテコ体験談は少女1人、少年2人の出会い編なのだが。
少女Aこと雲歌と少年Aこと陵兄さんはヘンテコ体験を通してすでに相思相愛になり将来の約束を。
少年Bは一緒にヘンテコ体験したにも関わらず、2人の眼中にはなく。
でも少年Bは、なかなか空気が読めない性格のようで
”いいなぁ、ぼくも雲歌が好き♡、ぼくは絶対生き延びて雲歌と結婚したい♡”
とストーカーの道へ。
そんで、8年後。
8年後?
うそやろ?・・・・・・・(絶句)
ここでこのドラマ最大の不具合発生!
少年A・Bともにメチャおじさんに成長しちゃってる件。
年取りすぎ。
少年Aは昭帝(劉弗陵)ルー・イー[陸毅] 、史実では昭帝は21くらいで崩御するので再会の頃は10第後半なはずが、まさかのアラフォー。
でも、ルー・イーはまだ許せる、「三国志」での諸葛亮もクールでかっこよかったし、間違いない美形イケメンだから。
しかし、しかしである。
少年Bこと孟珏ドゥ・チュン[杜淳] 、、、、
これはない、、、、
ないわぁ、、、、、、、
雲歌は陵兄さんと再会するために上京するけど、人違いしちゃう訳で。
わかるわぁ、劉病已(チン・シャオ[陳曉] )のが年齢的に合ってるからね。
チン・シャオは確かに文句なしのイケメンだけど、このドラマでは本筋から外れてる訳で。
ファースト陵兄さんとセカンド孟珏の二人が(最悪一人でも可)イケメンでなくてはならない。
声を大にして訴えたい。
カモン・イケメン!
それなのに、それなのに、、、、、(涙)
孟珏がチン・シャオなら良かったのに、、、、
孟珏のストーカーぶり、キモイことこのうえなし。
キモ過ぎてマインドコントロールも叶わず、孟珏はやっぱりドゥ・チュンにしか見えなかった。
でもストーカーが功を奏し相思相愛になるも、野心のせいでうっかり他の女に見初められ雲歌に誤解される。(しかし、孟珏がキモ過ぎなためモテ設定に信ぴょう性を感じられない件)
この誤解から先は孟珏受難の時代の幕開けである。
好きな女は本物の陵兄さんと再会し、愛を育み始める。
↓
自分(孟珏)は野心の為にはどんなものでも利用する人間と誤解される(誤解じゃないけどね)
↓
愛する女に刺される(死なないけど)
↓
溺れる愛する女を助けるも、陵兄さんの陰に隠れてしまって存在スルーされる
↓
愛する女の罪をかぶり処刑されそうに(死なないけど)
↓
愛する女に毒入り食事を食べさせられる(死なないけど)
とまぁ、キリがないけど。
本質は哀れなキモいおじさんストーカー。
実は、「宮パレス2」は孟珏出てるんだけど、なんかやっぱりタイプじゃないようで途中リタイヤなんだよね(懺悔)
「宮パレス1」はウィリアム・フォンだから2巡した。
雲中歌『イケメン備忘録』 劉冠翔 (リウ・グァンシャン)
文句なしのイケメン「チン・シャオ」といきたいとこだけど。
本作ではあまり魅力的なキャラではなく(即位あたりからの腹黒さが何とも…)思ったほど愛でる気にならない。
代わりに萌えポジションを獲得したのが于安役 劉冠翔 (リウ・グァンシャン)
まつ毛まで白マスカラだから、おそらくアルビノキャラ💖
良きかな、良きかな💕
生年月日:1980年8月5日
身長:178cm
招揺に出演してるらしい(まだ見れてない、期待高ぶる)
雲中歌~てこが見た感想
最後までメチャキモの孟珏なんだけど、だんだんと違和感を感じてくる不思議。
ヒロイン雲歌が身勝手過ぎで、まったく感情移入できないし、好きになれないからである。
人違いは、自分の早とちりだし。
孟珏から陵兄さんへの鞍替えの変わり身の早さも気に入らない。
復讐相手も早とちりで間違うし(そもそも諸悪の根源は自分だってことに気付けや・怒)
早とちりで大騒ぎしたせいで、義姉は死ぬ羽目に。
そういえば雲歌のせいで愛ゆえに殉死した百合ってのもいたな。
小妹の気持ちも知らず家出するし。
嫌がらせの為に、孟珏と結婚して孟珏と孟珏の嫁を不幸にしたし。
そんなこんなにじっとりと耐える孟珏はまるで悲劇のヒロインのよう・・・・・。
孟珏のキモさだけが際立ってたのに、いつの間にか
孟珏のキモさ<雲歌への嫌悪感
・・・・・・・・?・・・・・・・・・!?
なんか既視感。
ぇえ、ぇえ、覚えておいでか?
「孤高の花」の何侠と同じ匂いが、、、
可侠×アンジェラ=孟珏×アンジェラ
という公式が成り立つなら孟珏はこのドラマのヒロイン枠。
アンジェラ=セカンドの引き立て役、っていう公式も導かれる訳で。
そう考えると何かと納得・ふむふむ。
話すべきことの一つであるラストシーンは、中国ドラマあるある”結論は視聴者におまかせ”方式にズッコケる。
でも中国ドラマあるある”OP&EDネタバレ”だとEDに雲歌・孟珏・謎子供の3ショットがあるね。
だからハッピーエンドなのか?
いずれにせよ、一本のリボンを蓮の花に結ぶのはそうそう簡単ではない、と突っ込みたい。
最後までチープであった。
ということで”ラブ史劇”の定義に≪陳腐≫というワードを加えたい。