中国ドラマ『雲之羽』(原題・云之羽)ドラマレビュー其の2:花嫁は刺客!?黒幕は誰!?堂々完結ラスト考察してみようか?【張凌赫/张凌赫ジャン・リンホー】【丞磊チェン・レイ】【田嘉瑞ティエン・ジャールイ】【紀淩塵/纪凌尘チー・リンチャン】【梁雪峰リャン・シエフォン】【譚煜橋/谭煜桥タン・ユーチャオ】【張嘯昂/张啸昂チャン・シャオアン】【王楽夫/王乐夫ワン・ルーフー】キャスト情報・あらすじ・感想※ネタバレあり

2023年10月25日

ご訪問ありがとう、てこブログへようこそ。
 
今日は中国ドラマ『雲之羽』(原題・云之羽)ドラマレビュー其の2:花嫁は刺客!?黒幕は誰!?堂々完結ラスト考察してみようか?
を紹介するよ。
 
基本情報と其の1は↓だ、読むがいい。
あいちーいーでブロードキャストされてる本ドラマ。
TV勢が多い現状(日本において)の中、あいちーいーは全力で新規顧客獲得に取り組んできた。
その結果、多くの新参者が(翻訳に文句をつけながらも)あいちーいーを重宝し始めている昨今である。
この数年で随分と視聴環境が変わって来て時代の流れを感じる今日この頃。
本作は注目度が高く、たくさんの方が視聴している様で喜ばしい限りだ。
 
てこは一気見派なので落ち着いたら見るつもりだったのだが。
配信スケジュールが微妙だったのと、監督がアレなんでいつ何時停配するかわからん、と思いリアタイ視聴した。
結果何事もなく大結局まで配信されたが、超前システムをぶっ込まれ泣く泣くお小遣いを課金した方も多いだろうなぁ。
もちろんてこはケチなのでそんなことはせずに毎日1集ずつちまちまと見た。
更なる課金システムは困るけど、アナザーエンディングは課金、などよりは(待てば見れる)ましだとは思う。
 
さて、3種の試練も残りひとつ。
ここで不思議に思うのは、なぜ3つ?4つではないのか?である。
宮門を支える裏山4大長老たちだが、未だに3長老しかお目にかかってない。
残りの”風宮”は公式でも未だに?で霞がかかっている。
ずっと気にかかってた事だが、試練がそれぞれの長老のもとで行われると聞いた時にてこは思ったものだ。
 
なぜ3種なのだ?
残りの風はどこに?
 
と。
その答えは後にわかる。
 
注:てこブログは、大いなるネタバレを含みます。
閲覧の際は、十分にお気をつけください。
 
ってな感じで始めるよ、最後までよろしく!

雲之羽(途中からラストまで)ってどんなドラマなん?

最後の試練の舞台は、花宮。
花宮men’sの花公子はユキちゃんこと【梁雪峰リャン・シエフォン】
ぇえ!?
ユキちゃん?もっすごくアップデイトされてる!?って驚いた。
彼は「盛勢」でニワトリ追いかけてた男子なのだが。
そのドラマはBLなので裸(上半身)も拝見できた。
今回も肌肉を光らせで”カンっ、カンっ”と鋼を鍛える姿を見れるのだが。
その姿は別人に見えるほどイケメンである。
それもそのはず盛勢は2016制作だった。
その後音沙汰がなかったが、本作の小黒見た時は、
 
ん?誰だっけ?見たことあるような・・・
・・・!?
ユ・ユ・ユキちゃん?
 
と2度見した。
知ってる子見るとどうも贔屓目で見てしまうが、今回もエコ贔屓めで見た。
まずは全体的にルックがアップデイトされていて、自分磨きに余念がなかったここ数年が窺える。
なにより出番がわりと多かった事を喜んでいる。
それも大人気の商姐さんとの絡みが多く、たくさんの方に認知してもらえただろうと思うと泣けてくる(嬉しくて)
終盤にばたばたと慌ててぱぱ(長老)との絆バナをぶっ込まれたので、これはフラグだろうと察したが。
見せ場もあって何よりだった。
 
話を試練に戻すと、最終試練は鋼を鍛えて刀を作る事だった。
しかし、その刀を製錬するには大事な者の命の犠牲が必要だと言う。
ここでもまた思ったよね?
大兄と②兄はどうしたんだろうか?と。
大兄は知らんが、レイレイ哥哥には玉護衛居なくね?
 
しかしりんほは天使なので、愚かな選択などせずに難なく攻略し。
姐さんの心配は無用だったが、おかげで大変な秘密を目撃してしまう。
この首の感じ、あの方では無いだろうか、とてこは思ってた。
おそらくはチート爆裂案件だろう。
 
で、りんほはここでもご褒美の鏡花三式奥義書をもらう。
しかし、ユキちゃんが三式をマスターしてないらしく試技披露はなく、自分で学んで?スタイルだった。
ぇーーーーー見たかった。
 
最終試練突破で、晴れて3大長老から宮門の本当の秘密を明かされるりんほ。
ここでの話は非常に重要でここでようやく黒幕の目的に見当がついたてこだった。
 
宮門では”無量流火”という超強力火力武器の開発を過去にしていたらしい。
しかし強力過ぎるこの武器は、この世にはあってはならぬ、と封印した。
聞けば、裏山には秘密の謎種族が住んでいるらしく。
無量流火はその謎種族駆逐に使うべきであり、他の世界の人間に使われるべき物ではない、と長老は語る。
なので宮門は代々この超強力火力武器の設計図を守って来たのだと言う。
 
なるほど。
黒幕の目的は無量流火だろう。
つまり無量流火の存在を知っている者の誰かが黒幕と言う事になる。
黒幕=無鋒なのかは、現段階ではわからない。
無量流火の秘密を知れるのは3種試練をクリアした者と長老だけだ。
消去法であの方しか居ないのではないだろうか。
 
宮門に戻ったりんほに衝撃の展開。
あの方が華麗に復活を遂げていた。
紹介しよう。
大兄のchanチャンこと【紀淩塵/纪凌尘チー・リンチャン】
ここは公式スチールじゃなくて本人の微博の画像をあげとくね(纪凌尘chan
たぶんご自慢の肌肉なんだと思うんで、皆も見てやってください。
 
チャンもてこはお初で、サーチするとドラマは本作で2作目。
映画出演2作のこちらもNewカマー男子の様だ。
189㎝、30歳。
んーマンダム♡
わりとてこ好みのルックだしデカイし任侠ものなんか良さげ、バエそう。
 
てこは、開幕から宮ぱぱと大兄はワンチャン生きてる説をずっと感じてたのだが。
姐さんが目撃した後ろ姿で宮ぱぱの線はねぇなと、大兄だなとてこは確信していたんだ。
古装チートでわりと多用されるのが”生きてるのに死んでる様に見える薬”だ。
後宮ものの毒杯を賜った妃などにもよく使われる手だ。
今回、すでに月男子がヒロイン妹に使用してたので可能性は低いが(2度使用はあまりない)ゆるい脚本なので有りかな、と思ってたが。
やっぱり生きてた。
 
でもさ。
最初の方での無鋒女子①&②の会話覚えてますか、みなさん。
 
むしろ、執刀は殺すな、って言われてる
 
って言ってましたよね?
でも大兄は執刀屠っちゃってますよ。
ってことは、大兄は何らかを企んでるが無鋒とは無関係と言う事か。
ぃや、待てよ。
大事なのは執刀ではなく執刀の〇〇なのでは?
などとぐるぐると考えてたこの時間はとても楽しかったし、ようやくこのドラマの良さを感じた瞬間だった。
 
しかし、ヒロインが地図持ち出したとかなんだとかですったもんだがあり。
21集でようやく執刀らしくなったりんほ。
そして膝をつく(跪く)兄弟たち。
 
この時、立ち去るヒロインをみて涙するりんほに軽く苛立ちながらも
 
ようやく行ったか
 
と安堵したてこの気持ちわかるだろうか。
てこはこのラヴラインに1ミリも興味がなかったのだ。
だからハマれなかったんだろう、このドラマ。
 
で、後ろ髪をひかれながらも逃げるヒロイン。
ん???
全然逃げてる風もないし、そんな悠長に歩いてて(変装もしてないし)なんなら場違いな服装で目立ってるけど。
無鋒に見つかるんじゃ?
などとイラついてたら、自分から無鋒基地に入り込んでると言う呆れる流れ。
 
ここで会議してたメンツは、魑魅魍魎の2位ランク魍の3人らしい。
みんな悪そうだけどみんなイケメン。
無鋒の採用条件はルックかもしれない。
@悲旭【譚煜橋/谭煜桥タン・ユーチャオ】
@寒衣客【張嘯昂/张啸昂チャン・シャオアン】
@万俟哀【王楽夫/王乐夫ワン・ルーフー】
んー、マンダムの3乗♡
無鋒men’sも宮men’sと負けず劣らずのイケメンぶり。
こちらは白塗りの刑に処せられてないし、坊主かポニテでなんとも佳き♡
 
それに①&②の鴉と遊女(紫女子、妓楼で古箏?弾いてた女子)。
ここで、無鋒men’sはつらつらと宮門襲撃計画を話し合っていて。
執刀就任式&結婚式でまたもやヒロインは嫁になりすまして潜入するらしい。
 
一方宮門ではりんほが覚醒していた。
月男子のおかげでサラッと身バレを済ました後、りんほは愛故に全てを包み込む覚悟だったようで。
第2の試験後から今までのあれこれは茶番だった事が発覚した。
つまり、18集くらいから21集くらいまでの出来事全て演技だったと言う事だ。
無鋒(女②)を泳がせ、無鋒を引き入れ迎え撃つ計画だったのだ。
あんなに仲が悪かった兄弟なのに、急に一致団結み。
宮ファミリーさいこーか。
 
ってな感じでクライマックス其の1に突入。
宮門と無鋒の戦いである。
 
・雪組はVS@万俟哀
 
・月組はVS鴉②(刺客列伝)
ここに赤玉侍衛と女②も参戦
 
・花組はVS@悲旭
花宮は設計図安置場所なので重要(と敵にはリークしてある)
 
・りんほはVS遊女
ここに鴉①(スケボー雪天狗)とまたもや嫁に成り済ましたヒロイン参戦
 
・レイレイ哥哥&弟田くんはVS@寒衣客
ここは10年前の因縁決着でもある
 
それぞれの見せ場があり、それぞれ懸命に戦ってるが犠牲は大きく。
りんほは、遊女に呪い技を喰らってしまい(執刀なのに弱っ)呪いが心臓に達するとヤバいらしい。
本来なら自身の内功で相殺できるが呪いで内功も無効になってるらしい。
なにそれ?
聞いた事ないけど。
ぁあ、たぶんあのチートアイテム。
弟田くんがうっとりと栽培してたあの花”出雲重蓮”の出番じゃね?
たしか爆発的に内功を上げれるとか、そんなチートアイテムだった様な気がする。
と思ってたら、月組薬局にあるんだと、ひとつ。
取りに行った赤玉侍衛だが無鋒女子②に掻っ攫らわれ大ピンチ。
ん?田くん持ってるよ、って教えてあげたい。
でもてこの声は届かないから必死に取り返す赤玉侍衛。
 
もう・・・この件はチートすぎて。
茶番を見せられてたのにもがっかりだが、おそらく多くの方がPCの前で涙したであろうあのシーン。
更なるチートも見せ付けられる羽目に。
まぁ良いですけど。
綱手もさくらも白豪(びゃくごう)チャクラで傷治せるしね。
 
で、無事に設計図は守り切ったと思いきやそこにあるはずの設計図は無くなっていた。
ですよね。
あの方の出番でしょう。
それがクライマックス其の2である。
 
Xらんどの呟きでは演説が長過ぎるとのクレームが多発していたが。
てこは知りたかった事が知れて、もっと聞きたかったくらいであり。
疑問が晴れて目の前が明るくなった気がした。
出番も少ないし見せ場もちょっとしかないんだろうから、これくらい多めに見て欲しいものだ。
大兄だって立派なイケメンですしね。
 
でもびっくりしちゃった。
8境どころか10境?突破?とか初めて聞いたんだが。
武侠常識を超えてきよった。
めちゃ強でしょ、それ。
なんでも10境クリアするには1度内功を無にしないといけないらしいが、なかなかそれが出来なかった。
で、隠れてた時にたまたま無状態に達したので、これはチャンスと大声で助けを求めて今に至ってて、
救出された後、こっそり鍛錬してた、との説明だった。
 
で、かっこいいのは執刀になりたかったのはあくまで無量流火を使って無鋒をやっつけたかったからで。
使った人間は犠牲になるのだし、自分は死んだはずの人間なんだから使って良いでしょ?っていう理屈。
そんな理屈に皆が賛成する訳ないし、実際だめなんだけど。
結構筋が通ってて信念あるヴィランだったと思う。
 
しかし、大兄は執刀の〇〇の秘密は知らないのか?
設計図持って宮門から出たとしてもそれで武器は作れない事を知らないのか?
これは執刀になったものだけ(あと長老)知ってる事なのだろうか?
?だらけだ。
 
あと驚いたのが無鋒女子②と接触してた事なのだが。
この時期がいつなのか。
17集前なのか後なのかは、見直しても判明しない。
しかし十分に考えられる線。
よくよく思い出してみて欲しい。
レイレイ哥哥との最後の会話。
耳元で囁いたあの言葉。
 
宮家の子を孕ってる
 
あなたの子、ではなく、宮家の子、だった。
もちろん虚言もあり得るがこの線もワンチャン捨てきれない。
まじか、女②やるなぁ。
 
そして、大兄と女②との会話から、無鋒の点竹さんは無量流火の存在を当たり前に知っている事が明らかにされた。
これは点竹さん特定の大きなヒントになる。
 
と言う事で、大兄との対決。
 
〜からのラストへと続く。

雲之羽てこ監修”イケメン備忘録”

ちょっと僕が主役ですよ!?な男子@りんほ(宮子羽)【張凌赫/张凌赫ジャン・リンホー】

てこブログ3回目ランクインのりんほこと【張凌赫/张凌赫ジャン・リンホー】だ♡
 
レイレイがどんだけ輝こうとも。
田くんがどんだけ彗星の如く現れて人気を掻っ攫ったとしても。
それでもりんほはてこにとっていつだって幸せを運んでくれる安定のイケメンなのだ。
 
りんほは名門で学んだわけではなく、いわばルックだけでここまで来たイケメンだ。
なので表情スキルなどは、いわゆるエリートみに欠ける。
しかしそこが逆にいい♡って感覚わかるだろうか。
なんとも垢抜けないおぼこみが演技にだだ漏れてて、それなのにリーサル・ウェポン級のルックで攻めてくる感じ。
そういう系統の明星も一定数居るには居るが、りんほはその中でも群を抜いて頭ひとつリードしている。
しかも今回は、役柄(実力は伴わないが優しさの中にブレない強さを持ってる甘やかされた坊)と重なり、何とも言えない一体感を醸し出している。
 
いろんな意味で、レイレイより劣ってはいるが。(役ですよ、念のため)
シリアスな中でも周りを和ませる素質を持つりんほ。
どちらが執刀なら皆が幸せか、と突き詰めればそれはきっとりんほに軍配が上がるのではないだろうか。
 
ぼたぼたと流す涙はジブリみ溢れ、拭いてあげたい気持ちが抑えきれない。
真実草のしょぼんぬに胸をずきゅんとぶち抜かれ。
最後の待ちぼうけの呆け顔には切なさに心臓が痛くなったてこである。
相変わらず鼻のほくろがcuteなんです♡
 
本作で3作目の視聴だが、「少女大人(探偵麗女)」の時よりは格段にスキルアップしている。
待播含め今後も期待してるが、目下のところてこを興奮させてるのは「天官賜福」の実写版だ。
ぇえぇえ、もちろん@花城です。(アニメレビュー「天官賜福」参照のこと)
ぁあ、アニメレビューしといて心底良かったと思ってる今日このごろ。
やっぱり天使だったりんほ♡
微博:张凌赫z
 
1997年12月30日生まれの25歳、188㎝。
南京師範大学卒業。
 
少女大人(探偵麗女)」「心働的瞬間」「我和我的時光少年」「百錬成鋼」「蒼蘭訣」「他従火光中走来(2023/9/19ブロードキャスト)
待播「寧安如夢」「虎鶴妖師録」「狐妖小紅嬢月紅篇」「四海重明」「度華年」

俺の時代がやって来たかも?な男子@レイレイ(宫尚角)【丞磊チェン・レイ】

てこブログはすでに3回もランクイン済みのレイレイこと【丞磊チェン・レイ】だ♡
 
虚顔」という短編が界隈では地味に人気で、てこも御多分に洩れず面白がって観たものだ。
そこで過去作も見てみたが、これも短編で恐ろしくユルいドラマで、謎に心に残るドラマだった。
それが「進撃的皇后」である。
そして続編の「進撃的皇后2」である。
未だに完結はしていない。
完結編を密かに待ってはいるが、こんな売れっ子になってしまった今となっては儚い夢だろう。
 
短編とはいえ、過去作を3作もレビューしているし、レイレイ専門家と名乗っても差し支えないのでは無いだろうか。
レイレイはその後も主に短編をこなし、近頃ようやくサスペンス(「妻子的秘密世界」)やラヴもの(「愛的勘探法」)の男②を演じるまでに駆け上がって来た。
レイレイも名門出身ではなく、学生時代はデザインを学んでいたが、
友人に誘われエキストラのバイトをし、監督にスカウトされてエンタメ界へと参戦した男子である。
 
とにかくそんなレイレイがこんなにも持て囃され褒めちぎられる日が来ようとは。
嬉し泣きしそうである。
 
レイレイのチャームポインツは、なんといっても”三白眼”なのだが。
作品が違うとこうも印象変わるもんですかね。
ぃや、冷たく見下ろす目なんて「進撃的〜」の時も皇后をサイコパス眼で見下ろし、暗殺しまくってましたがね。
本作はもうぜっんぜん違う種類のイケメンにアップデイトされてる。
あとなんですかね、あれ。
入浴シーン。
こんな日が来るかも、と日々トレーニング・プロティン摂取ですかね。
少なくとも「進撃的〜」の時はこんな肌肉はお持ちでなかった様に思う。
いずれにせよ、高インパクトで人々の記憶に残る役を演れたことを素直に喜ぼう。
微博:丞磊
 
1995年12月18日生まれの26歳、181㎝、68kg。
河北美術学院卒業。
 
2018の映画「妳是我的魂斗羅」でデビュウ。
「兄長大人,解約吧!」「虚顔」「進撃的皇后」「進撃的皇后2」「妻子的秘密世界」「愛的勘探法」
待播は「顔心記」これはとらお(羅雲熙)主演の古装なので必ず見るはず。

雲之羽、ラストシーン考察しようか?

時系列は前後するが、大兄決戦の前に呪い云々の時にりんほとヒロインの内功が反応し合い、互いを補ってた話しが出る。
雪長老が
 
ん?ちょっとやってみて?
 
で、ヒロインがひらひらやると。
なんとそれは風宮由来の剣技だと言うでは無いか。
風宮は4大長老のひとつでずっと?の領域であったのだが、ようやく登場して来た。
で、風宮はサポート役であり、風三式と合わせると鏡花三式を容易に会得できるのみならず
 
・風雪三式
・風月三式
・風花三式
 
という由緒正しき九式を会得する事ができると言う。
まじか。
風宮最強アシスト説。
で、気になる話が2点。
 
イー:本来風三式を継承できるのは執刀妻だけだと言う点
アル:なぜヒロインは無鋒で風式を教わる事が出来たのか
 
この後に、大兄の告白→決戦へと続き、結果大兄と無鋒は無関係であり黒幕ではない事が明らかとなるが。
まずイーに関して考えてみると。
つまりは本来風宮とは執刀妻を輩出する家柄でつまり女系家である。
しかし瘴気のせいで短命、もしくは絶滅?
それなら4大長老が現在3大長老になってる点も納得できそう。
次にアルを考えてみると。
点竹さんは風家の生き残り、もしくは親戚とか?
 
という考察を踏まえてエピローグでの出来事を振り返って見よう。
 
りんほは執刀として無鋒に囚われてる者を開放し平穏が訪れる。
月男子はヒロイン妹を想い。
雪重子は雪公子を想っていた。
赤玉侍衛と姐さんはメオトとなり幸せいっぱい。
りんほはヒロインとの愛も再確認し大団円。
 
ここで終わって欲しかった、という呟きを多く見かけたし界隈でも大騒ぎだった様だ。
ラストの6分は無かった事にする、という意見も多かった。
幸せで終わっちゃいけないルールでもあるのか、や、
次(2季)への可能性を示唆したいという制作側の意図だろう、等、意見は千差万別だ。
良いか悪いかは別として、きっちり考察してみよう。
 
待ちぼうけの表情が切なかったりんほ。
扉を開け入ってきた人、もしくは見えたものは何だったのか。
 
まず点竹さんの正体を考察してみよう。
考えられるのは
 
・風家由来の人間
・ヒロイン(ツインズ)の実のまま
・無量流火は隕石がルーツだったので、裏山に住んでると言う謎種族は異星人で点竹さんはその種族(チョップひとつで頭かち割ってたし)
 
現段階で考えられるのはこれくらいだろう。
無量流火を異星人が知ってたかは謎なので、異星人説の可能性は低いかもしれない。
そして結論はもちろん出せない。
情報が少な過ぎるからだ。
唯一考えられるのが、雪長老が
 
んーーー風宮で無鋒に行きそうな人・・・無鋒、無鋒・・・
 
と悩んでたので、やっぱり風宮の落武者説が有望か。
 
で、扉を開けて見えたものは何かを考えてみると。
 
イー:ヒロインの亡骸
アル:生きて戻ったヒロイン
サン:ヒロインは死んで(もしくは囚われ)、ツインズが成り済まして登場
スー:点竹さん降臨(マント脱いで美女設定登場)
ウー:女②の亡骸(手土産なしで無鋒に戻ったので)
 
これらが候補だ。
りんほの最後の表情からみるとイー・アルは除外出来そう。
残りはサン・スー・ウーだ。
 
点竹さん計画では、実はヒロインが本命アサシンであり。
その後ツインズを潜入させるつもりだった、とか。
点竹さんが執刀の刺青の事まで知ってるなら、もともと誰か(過去在執刀or長老)の嫁だったとか。
まぁいろいろと妄想は尽きない。
 
いずれにしても第2季が作れるポテンシャルはある。
次を作るつもりなのかそうで無いかは別として、オープンエンディングとして成り立っているのは事実だ。
しかし、「蓮花楼」で見た、もうこれしか無い、全てやり尽くした先にあるそれ(オープンエンディング)とは似て非なる全くの別物だ。
詰まるところ、描ききれなかっただけだろう。
 
とはいえ、こうやってまとめてみると、案外楽しんでた自分に気付く。
19集くらいまでは実に怠かったのだが、終盤は黒幕考察が楽しくあーでもないこーでもないとぐるぐると考え続けていた様だ。
もしも大団円の幸せハッピーで終わっていたなら、てこの荒ぶりも凄かっただろう。
だって宙に浮いたままの???をどうやって消化しろと。
それよりはまだなんぼかましだったラストだと結論付ける。
 
しかし、終わった後、何が一番印象的で心に残ったか?と問われれば。
・・・
あれか?(りんほのラストの呆け顔)
これか?(しゅん君の前髪詐欺)
それともあれか?(刺客列伝鴉のツンデレ最期)
ぃやあれか?(弟田くんの魂の叫び・誰かーーーーーー助けてーーーーー哥ーーーーーー)
そうじゃねぇ、これか?(レイレイ入浴)
とわらわらと湧いてくるがどれも今ひとつ。
要するに全体的に詰め込みすぎて何を堪能すべきかわからなくなる豚汁みたいな作品だったのだと思う。
まぁ美味いっすよね豚汁。
てこの好物ですよ。