中国ドラマ『キミだけのヒーローになりたい』(原題・你是我的城池营垒/妳是我的城池営塁)ドラマレビュー:SWAT鬼隊長と研修医の恋♡【白敬亭バイ・ジンティン】【陳昊/陈昊チェン・ハオ】【王陽/王阳ワン・ヤン】キャスト情報・あらすじ・感想※ネタバレあり

2023年5月17日

ご訪問ありがとう、てこブログへようこそ。
 
今日は、中国ドラマ『キミだけのヒーローになりたい』(原題・你是我的城池营垒/妳是我的城池営塁)ドラマレビュー:SWAT鬼隊長と研修医の恋♡
を紹介するよ。
 
2021/5に播出の本作が、2022/9〜早くもサブスク登場(U-NEXT独占)10月〜レンタルも開始とな。
日本上陸でまたもやピンクになっちゃいましたねー。
邦題は、シンデレラじゃないだけよしとしとこうか。
まぁ、いいんじゃないですか。
ラヴロマンスであるからして。
 
基本情報
 
脚本:秦雯、何潔
監督:張彤
原著:沐清雨著の同名小説
主演:馬思純、白敬亭
プラットフォーム:騰訊視頻、優酷2021/5/20
全40集
 
本ドラマは、公安省あたりが協力しているらしく、随所に公安の素晴らしさも散りばめられている仕様だ。
終盤で大規模な軍事イヴェントがあるのだが。
とりま行進見るだけで
「ぉおーーー」
となる。
てこと同じ人間だとは思えない。
厳しそーだなぁ、とかいろいろと思う。(語彙力)
 
日本に入ってきた理由は、主演のお二人の日本における認知度が比較的高いからだろうか。
馬思純は日本で人気が高い「将軍在上(花と将軍)」の男前な女将軍だ。
白くん(白敬亭)は、もちろんてこブログでは古参株(たくさんレビューしてるので、暇なら読むがいい)だが、さほどの人気は感じてなかったのだが。
もしかして、そう思ってたのはてこだけで、実はすでにブレイクしていたのだろうか。
とか思って「キミだけの〜」の公式を見てみたら。
代表作が「ときめき♡旋風ガール」なるものらしい。
・・・
見とらんからわからんが。
おそらくそこできらきらを振りまいていたのだろうか?
 
最近は”ぇ?”と思う作品が上陸することがわりとある。
その場合の理由の一つは、中華な本土での評価が高かった、と言うものだ。
本作の場合、本土での評価も高く、加えて出演者の日本での人気もそこそこあり、
さらには、播出時の日本での評判が頗る良かったと言う、トリプルプラス物件と言うことだ。
 
なるほどなぁ。(注・あくまでてこの所見です、念のため)
 
ってな感じで始めるよ、最後までよろしく!

妳是我的城池営塁ってどんなドラマなん?

↑のキーデザインをみてわかる様に、3つのラヴラインがある。
 
てこはね。
・・・
言い難いことだが、実は前々から思っていた事があるのだ。
それは、サブCPとか他のラヴラインは不要じゃないかと。
ぃや、いいのだ、あっても。
あくまでヴォリュームの問題を取り上げたいと言う事だ。
 
本作の場合
 
イー:運命の2人のおぼこな愛
アル:一途だけど普通の愛
サン:大人な愛
 
こーゆー多様な愛の在り方と言うか成就を描きたかったのかもしれんが。
それはてこの求めるものではない。
なら見なきゃいい。
そう自由だ。
しかし、ここはそうではなく、あくまでてこの希望を述べていると理解して欲しい。
 
てこが妥協できる範囲はメインCP7:その他CP3、これがいいとこだと思う。
てこの体感として本ドラマの割合は
メインCP4:セカンドCP4:サードCP2、だ。
 
ラヴ要素はそのままに、②CPに費やした尺を他に使えないものだろうかとてこは考える。
例えば、本ドラマの舞台となるのは医療現場とSWAT現場だ。
実際に、その現場でのエピソードは面白かったしダレることもなかった。
本格的な医療現場モノじゃないんだから、と言われればそれまでだが。
少なくともサブCPの女がジムでムカつきながら走ってる姿とかを見るよりはいい。
 
と、前置きが長くなったが。
このドラマは研修医とSWAT史上最年少隊長のもっすごくほんわかするラヴ物語である。
 
ヒロインは@米佧(Mǐ kǎ)そう”ミカ”なのだ、非常に親しみやすい名前だ。
ミカの務める病院は、緊急時の医療を特殊部隊で学ばせる事にした。
そこの鬼隊長が@邢克塁こと白くんだ。
 
実は2人は初対面ではなく、2年前に出会った事があるのだが。
出会った時は↓なので
てこは目だけで白くんてわかるけど。
ミカは気付いてない様だ。
白くんは知ってるけど、ミカは知らない、という状況だ。
実は”運命的なふたり”なんだよ、という初期設定なのだ。
 
このメインCPのラヴラインは文句のつけようがないくらい完璧だ。
白くんの鬼隊長の鬼ムーブと、気になる女への辿々しいおぼこムーブのギャップが芸術的であるし。
このおぼこムーブは、相手のミカこと馬思純もである。
おぼこすぎる2人に目を細めない人間はきっと鉄の心を持つ者だけだろう。
それほどに初々しく尊い。
 
馬思純はアラサー女子だ。
アラサーでありながら、ここまで嫌味なくおぼこさを出せる中の人の演技力には脱帽だ。
 
ついでに言うが、③CPの女は@邢克瑶、中の人は張瑶だ。
そう、「将軍在上(花と将軍)」では義理のままだった方だ。
@将軍のまま役も違和感はなかったが、今回の白くんの姉役もなんら違和感はない。
さらには、過去編で大学時代までもご本人が演じておられるが、これまたふつーに女子大生に見えない事もない。
ご本人はアラフォーだが、どんな世代でも演じられるスペシャルなお人であると言う事だ。
 
しかしだ。
彼女の相手役の@邵宇寒となれば話は違う。
中の人、王陽は実はてこブログでは何度か言及しているのだが、なかなかの歴史を持つ俳優だ。
慶余年」などでいい感じの配役のせいか”イケ叔”などと持て囃され始めたのだが。
その昔は「金玉良縁(金蘭良縁)」ではめちゃキモな姿を晒しているのをご存知だろうか。
失礼な事に、当時てこは”ロバート秋山”とまで呼んでいる。
いまだに忘れられない強烈すぎるキャラクターだったのだ。
なので、できる脳外科医とか言われても全くもってピンとこないし。
学生時代のほろ苦さも、ロバート秋山と重なってしまって1ミリも伝わってこないのだ。
 
しかしそれは、あくまでロバート秋山のせいであり、中の人の演技力やルックに問題がある訳ではない。
現に、バリキャリビジネスマンとかクールCEOとか”デキる男”みの役を数多くこなしている。
 
「誰がオペると思ってるんだ。
私だ。
私なのだから大丈夫なんだ。」
とか言われても。
ロバート・・・
 
とまぁ、どーでもいい話が続いてもあれなんで、本題に戻しますねー。
 
おぼこCPは拗らせることとかも一切ないし、トライアングルとかもない。
とにかく、初々しいおぼこさが全面押しだ。
好き、って言うまでももっすごい時間がかかった。
と言うのは単純に2人の仕事が忙しいというのもある。
2人は恋に関してはおぼこだが、仕事になればロフェッショナル仕事の流儀だ。(byスガシカオ)
そう、プロなのだ。
片や安全のプロ、片や命のプロだ。
このプロ2人がタッグを組んだ時、それは無双となる。
しかし恋となると・・・おぼこなのだ♡
 
このおぼこ2人が、少しずつ距離が縮まって行く様が本当に尊くて佳きである。
 
脚本として、好きだ嫌いだ、だけで40集稼ぐことは無理があるだろう。
なので3CP用意した。
で終わるはずが、本作はそうではない。
それなりなエピを周到に用意していた。
 
・事件
・災害
 
は、まぁ医療現場だしSWAT現場なので想定内だったのだが。
 
・男主@邢克塁(白くん)が〇〇に!?
 
というなんとも心配案件をぶっ込んできた。
この展開のおかげで、男主自身の成長過程も見せられるし。
加えて2人の在り方の成長も見れると言う。
一石二鳥シナリオである。
 
・ヒロイン〇〇へ
 
というこれまた大きいハードルを投入したが、これは序盤で予想がついていたてこだ。
予想はついてたが、結論までの過程が素晴らしいほどのストレスフリーであり予想外であった。
これは全力で褒めたい案件だ。
すれ違い・拗らせは1ミリもない。
いつも敏速な判断を迫られる職業に従事している者の、揺るぎのない決断力。
そして互いへの信頼と理解。
未来を見る力。
本当に見ていて気持ちの良い2人の未来に乾杯したい。
 
途中よくわからない姉妹が出てきたが。
このタームは要らない。
てこの嫌いなタームだ。
不穏な女どもが、なんらか企むのだ。
いやだいやだ。
必要あったのか、なかった気がするのはきっとてこだけじゃあるまい。
 
クライマックスは2人の再会だ。
この再会タームで事件が起きるのだ。

妳是我的城池営塁てこ監修”イケメン備忘録”

鬼隊長は期待を裏切らない、な男子@邢克塁【白敬亭バイ・ジンティン】

【白敬亭バイ・ジンティン】こと白くんだ。
もちろん今回も1000%期待を裏切らない完璧なイケメンだ。
 
彼は今回の役作りで鍛えた〜とか思ってる人いたら、それまつがい(間違い)だから。
彼はもともとはおピアノを弾く音楽専攻ボウイだったのだが。
この道へ入ってからこの方、ずーっと鍛錬しているのだ。
天盛長歌(鳳凰の飛翔)」(2018)の頃はまだまだ幼いが。
栄耀乒乓」(2021)ではすでに逞しき肌肉を拝む事ができるのだ。
ティミっち(許魏洲)ともっすごく卓球しまくってるので皆もぜひ見て欲しい。
 
↑の画像を見ても
「ほっそっー」
とか思うかもしれないが、それもまつがいだから。
つくとこにはしっかりついてる肌肉。
肩パッドなしの制服だからね、これ。
さらに、レイバンサンブラスの比率でわかるかと思うが。
お顔がちっさいのだ、もっすごく。
トイレのマークみたいな男なのだ、白くんは。
そしてこの指♡
長くてお綺麗だろう?
一ノ瀬カイみたいにショパンを弾くんだぜ。
惚れてまうやろ?
 
今回の役どころは、史上最年少でSWAT隊長となった無双な男設定だ。
ストイックなカリスマで、自他共に厳しいが、部下からも慕われてると言うありがたい設定でもある。
この隊長の時の鬼ムーブ時のcoolさがとても佳きだ。
反面、ミカを前にすると思ったことの半分も言えないおぼこムーブだ。
このギャップがいい、と言う方も多かろうが、てこはやはり鬼ムーブがお気に入りだ。
 
ラストの事件解決の時の、後ろ手縛られ〜ナイフでこっそり切ってからのコンマでアタックとか。
カメラワークが秀逸なのもあるが、何回か見直すほどのお気に入りシーンだ。
あとさ、〇〇の後の射撃訓練タームとか。
ナイフの刃の部分スレっスレに銃弾とか。
銃弾で釘を打つ、とか。
がこの上なくかっこぇえ。
 
この前の「開端」ではおどおどムーブから徐々に成長し、最終的にイケメンムーブへ華麗に変身したが。
今回の2typeもなかなか佳い設定であると思う。
 
楽しみなのはコスチュームドラマ(古装)だなぁ。
白敬亭超語にて〜夏限定カラーに染まる白くん。
SIDEKICKの代言人にもなった様だ、売れっ子だ。
1993年10月15日生まれの28歳、183㎝、68kg。
首都師範大学音楽学院卒業。
 
そう彼は、演劇大出身のエリートではなく音大出身である。
↓おピアノの優雅に弾きこなす白くんをみるがいい。
 
「平凡的栄耀」「目標人物」「与晨同光」「八零九零」「我們的新時代」「我的助理六十歳」「長風渡」(待播含む)

魁!!男塾な男子@束文波【陳昊/陈昊チェン・ハオ】

てこブログではお初の【陳昊/陈昊チェン・ハオ】だ。
おそらく「燕雲台」の@耶律隆緒だと思う。
彼はNewカマーでデビューは2018ごろだ。
 
本作の評価が良かったのか、本作後は順調に出演作を増やしており。
2021では堂々の男①も務める様になった。(「霞光」)
 
そうだろう。
本作の役どころは、SWAT副隊長で主演の白くんの腹心設定だ。
真面目で勤勉でチャラけた事など大嫌いな魁!!男塾な男子である。
 
こんな魁!!男塾な男子がサブのラブラインを担うのだ。
↑この2人だ。
・・・
いいですけどね、彼には文句ないから。
硬派な魁!!男塾なので、チャラい女はごめんだ、って事で↑の女を避けてたのだが。
地震災害で我が身を顧みず救助活動する女を見て
「ごめん、誤解してた」
となり、その後も一線は超えずにいたのだが。
とうとうこの女に堕ちてしまった。
このラヴラインについては、てこの感想は一切ないのでスルーしたい。
 
彼の好ましい点は、でしゃばりすぎず、近すぎず、であると言う点だ。
白くんに対してだ。
白くんを陰日向で支えてるのだ。
言葉足らずを後でこっそりと補い、噛み砕いて部下に指示を出したり。
誤解が解ける様にこっそりと答えを導いてくれたりもする。
白くんが〇〇の時は、心配でご飯も食べられない優しい子なのだ。
 
体格も良いし名門出身だし、しっかりした基礎もある事だろう。
きっとアクションも得意に違いあるまい。
デカ(刑事)のバディものなんか良さげだし。
もちろんてこの大好きな侍ものもいけるだろう。
無精髭にざんばら頭のジャックスタイルも似合うだろうし。
すんっとした神仙スタイルもお美しいに違いない。
まぁ、言うててこの好みとはいささか違うけどね。
 
とは言え、今後も期待したいNewカマーである。
1995年3月26日生まれの27歳、183㎝。
中央戯劇学院卒業。
 
「遠大前程·双竜会」←はもしやクンフーだろうか、見てみようかな。
「鐘馗捉妖記」「愛国者」「燕雲台」「明天我們好好過」「霞光」「我的助理六十歳」(待播含む)

妳是我的城池営塁てこが見た感想

本ドラマには3つのラヴラインがあると散々書いてきたが。
必要ないだとか、ヴォリュームがどうとか言ってはいるが。
このそれぞれ3人の女は皆わりと好ましい。
 
3人に共通しているのは、しっかりと己の力で生きている事だ。
男に依存したりはしていない。
なので仕事面では3人共充実しているのだ。
充実していると言うことは、今までにそれなりの紆余曲折があったと言うことだ。
楽しいことだけしていても決して充実した仕事は手に入らないからだ。
こーゆー人間は、愛と引き換えに仕事を手放すと言う事も、おそらくないであろう。
仕事も充実し幸せだ、さらに愛にも出会えたらいいよね、ってスタンスが好ましい。
この中に1人でも愛至上主義がいたら、完走はなかったもしれない。
 
やや本格的な医療ドラマで、手に汗は握らないがレスキューアクションはわりと見応えがある。
医療現場・SWAT現場・ラヴ現場の三つ巴スタイルだ。
ラストはきれいに締めくくり
「よかったねー
お幸せにー」
とほっこりできるドラマであった。