中国ドラマ『開端』(开端)ドラマレビュー:@南衣が挑むタイムワープサスペンス【白敬亭バイ・ジンティン】【曾柯琅ソン・クーラン】【劉奕君/刘奕君リウ・イージュン】【黄覚/黄觉ホアン・ジュエ】キャスト情報・あらすじ・感想※ネタバレあり

2023年4月10日

ご訪問ありがとう、てこブログへようこそ。
 
今日は、中国ドラマ『開端』(开端)ドラマレビュー:@南衣が挑むタイムワープサスペンス
を紹介するよ。
 
中午阳光プロデュース、全15集。
監督は孙墨龙さん、刘洪源さん、算さんの3人。
孙墨龙さん、刘洪源さんのおふたりは@琅琊榜。
もうお一方の算さんは@疯人院、@云端の監督さん。(脚本も手がけている様)
原作は祈祷君さんの同名小説で、脚本も書き下ろしてくれた模様。
 
中午阳光作品であるからして、クオリティは保証されている訳だが。
@琅琊榜や@山海情の演員つながりや、細かい遊び心がそこかしこに散りばめられており。
ちょっとしたモブに
”あ゛○○だ”
などと、いちいち体温が0,1度上がってしまう仕様になっており。
琅琊榜脳の方においては語りたい思いがたくさんあるのではなかろうか。
 
主角は@重生、@玲瓏の趙今麦で若いながらも力量ある女優さん。
お相手が@南衣(天盛长歌・鳳凰の飛翔参照)こと【白敬亭バイ・ジンティン】である。
南衣の後も着実にキャリアを積み、今や主角をはれるほどに成長した姿を堪能したい。
 
さて、今回のレビューであるが。
これから視聴する皆様におかれまして、内容は知らない方がより楽しめる、ってか楽しんでもらいたい。
なので、レビューではあるが極力内容には触れずに初期設定だけを説明するに留めたい。
なので、メインはキャスト情報とてこ監修”イケメン備忘録”である。
とはいうものの、ちょっとしたネタバレもあるであろうがそこんとこよろしく。
 
ってな感じで始めるよ、最後までよろしく!

开端ってどんなドラマなん?

舞台は45路線バス。
女子大生の@李詩情(趙今麦)はバスの中でうたた寝→隣で寝てた男(@南衣)も起きる→バスが爆発するという夢を見る。
「夢だった・・・よかった夢で」
その直後バスが爆発する。(夢が現実に)
目覚めると、そこはまたもや45路線バスの中。
隣の男も起きる。
バス爆発
∞ループ突入。
 
という事で、女主@李詩情は
「なんだか知らんけど、これは予知夢ってやつだ」
ってことで、爆発を回避しようと途中下車とかいろいろ試してみるが
→結果爆発。
それならっ、ってことで。
隣の男子だけでも助けてみよう、ってことで
↑南衣こと@肖鶴雲(職業ゲームプログラマー)を途中下車させる事に成功。
しかし、事故に巻き込まれ死亡。
目が覚めると、そこはまたもや45路線バスの中。
 
で、このコンビがなんとか爆発を回避しようと奮闘する。
何度も失敗の後に、どうやら事故ではなくて爆発物がある様だ、と気づく。
車内にあるということは、乗客があやしい。
https://www.gugong.net/yingshi/31808.html
ということで、乗客を順番にファーカスしていく流れ。
 
乗客それぞれに割と複雑な背景があったりして、そこは流石の中午阳光。
短い時間でもきっちりとキャラと設定が作り込まれており、さらに演じる演員さんも上等である。
事件現場となる45路線バスの運転手は
↓【黃覺/黄觉ホアン・ジュエ】
@山海情ほか多数出演作があるが、てこブログでは@长相守(双花伝)でもいぶし銀の将軍で登場。
 
途中下車して、警察に
「45路線バスに爆弾があって、1時45分に爆発するからなんとかして」
って連絡するのだが。
ね、どう考えても得策じゃないよね。
案の定困った事態になる訳だが。
その警察官ってのが
↓【劉奕君/刘奕君リウ・イージュン】
もう説明は不要なほどの大ベテランで、さすがの存在感を放つ。
信じるか信じないかではなく、そこに危機があるというのならば迷わず駆けつけ救助したい、そんな胸熱な警官を良演。
てこブログでは@剣王朝であの者を亡き者にしたヴィランでご登場。
 
合計30回くらい(たぶん)のループの後に解明されたこと。
・爆発物の持ち主
・バス爆発の動機
・その動機に対するアクションを起こさないとダメっぽい
・犠牲者0にならない限りループは終わらない
・しかしループにもMAX値があるようで、それを超えたら主角も目覚めないかもしれない
という背景でクライマックスへ突入する。

开端てこ監修”イケメン備忘録”

発展途上な男子@肖鶴雲/肖鹤云【白敬亭バイ・ジンティン】

@南衣こと白くんです♡
今回もしっかり演じ切ってくれました♡
 
最初は痴漢に間違われたり、オドオドしていてキレる感じとか全くナッシング。
キレるどころか、自分さえよけりゃ、的な小狡いスタイルでスタート。
共同経営者に
「いつまでも逃げてりゃいいさ」
って捨て台詞食らうんだが。
!?あなたはもしや@八角亭の警察官(白宇帆)ではないかね。
出番2シーンしかなかった・・・涙
 
っと話を白くんに戻そう。
初めは正義感とは無縁な感じの合理主義な感じから。
爆発回避のために2人で尽力していくうちに、
面倒なことから逃げてちゃダメだ、とか。
物事に真摯に向き合うことの重要さに気づいてゆく。
 
相方の女主が割と脳筋属性なのもあって、その場の感情で動きたがる訳だが。
白くんはゲームプログラマーなので、理路整然思考で解決法を考えてゆく。
途中、相方が殺されたり、自分が殺人犯になったり。
犠牲者が出たり、失敗を繰り返すうちにどんどん成長してゆく。
 
色恋がきらいなてこだが、今回ばかりは許したい。
ってかもう吊り橋効果なので仕方ないし、抑えた演技が素晴らしく(語彙力)
鼻血出ちゃったり、とうとう吐血までいただいた日には心配でならなかった。
「もし、自分が目覚めないとしても・・・」
〜からの〜は、もう・・・♡
 
最後の最後で諦めかけたその時のヒーロー感。
きたーーーーーーって感じで感無量。
強烈な存在感を残す作品になった。
1993年10月15日生まれの28歳、183㎝、68kg。
首都师范大学音乐学院卒業。
 
そう彼は、演劇大出身のエリートではなく音大出身である。
↓ピアノの優雅に弾きこなす白くんをみるがいい。
 
天盛长歌(鳳凰の飛翔))」「荣耀乒乓」「你是我的城池营垒」
今後も粘着に見守っていきたい明星である。

アニオタな男子@卢笛【曾柯琅ソン・クーラン】

ループの途中でループ仲間に入りそうだが入れなかった男子。
この風貌から一番最初に
「あいつじゃね?」
って疑われちゃう男子は実はアレルギー持ちのアニオタだった。
本人はルフィーやスラムダンクのコスプレしてて割と笑えた。
大結局で彼のぱぱがまさかの暁のコスプレにはのけぞった。(渋い)
彼もループ仲間になって三角関係とかは嫌だなぁ、とか心配したけど。
不要要素は入れないしっかりがっちり作り上げてるので、そんな心配はナッシングであった。
1996年8月8日生まれの25歳、185㎝。
北京电影学院卒業。
 
「鹿鼎记(2020)」でデビュー(たぶん)「假日暖洋洋」「爱在粉雪时光」「你好,安怡」
久々のNewカマーかもしれん。
今後も見守ろうではないか、てこの眼に狂いはない、いつでもどこまでも。

开端てこが見た感想

スピード感➕緊張感=一気見の快挙である。
 
経過が面白ければ面白いほど、どう結末を持ってくるのかが気になるところ。
てこもそりゃぁ色々と予想してみましたヨ。
もう1人ヘルパーがいればいいのに、とか。
いっそ劉奕君がループ仲間になればいいのでは、などと考えたりしたが。
この緊張感を維持しつつ皆が納得するエンディングとは一体どんなものになるのであろうか。
 
ずーっと同じ衣装で、幾度となく(30回くらい・たぶん)繰り返したループ中。
全てがリセットされてお腹が空くこともなかったが。
最後に女主がぐぅっ、とお腹が鳴っていたのでループは解除かな?とは思った。
が、今までが今までなのでもう一波乱あったりする?なんて考えてしまう中華脳なてこである。
 
詰めが甘い気もするが(疑問点もわりとあるので)
・動機は分かったがそれがバス爆発につながる狂気が今ひとつ納得がいかない
・ループに入った理由
・なんと言っても途中からなかった事になるタンクローリー
などと書いてみたが。
 
物語は実にうまく辻褄が合っているし、脚本演出ともにさすがと言わざるを得ない出来栄えだと思う。
ここんところ播出されるドラマが面白いのが多くて@雪中〜ロスに至らずに済んでる奇跡に感謝したい。