中国ドラマ『虚顔』(原題・虚颜)ドラマレビュー:私の顔が・・・!?【丞磊チェン・レイ】キャスト情報・あらすじ・感想※ネタバレあり

2023年9月23日

ご訪問ありがとう、てこブログへようこそ。
 
今日は、中国ドラマ『虚顔』(原題・虚颜)ドラマレビュー:私の顔が・・・!?
を紹介するよ。
 
【基本情報】
 
監督:曾慶傑
脚本:趙林
P:陳亜飛(総)、湛亜莉、杜浩
主演:柯穎、丞磊、王沢軒、宋昭芸、鄧友
プラットフォーム:芒果TV、2022/9/23〜
15分くらい✖️18集
 
この監督さんのドラマはてこは何作か見ている。
@猫将軍の「従零到一的愛情」と短編ドラマ「念念無明」だ。
どっちも面白かったのにレビューしてない。
どちらもヴォリュームが少ないので、できれば再視聴してレビューしたい。
 
男主の【丞磊チェン・レイ】も過去作を見たことがあるがこれも短編だ。
「兄長大人,解約吧!」「進撃的皇后」「進撃的皇后Ⅱ」
今のところ短編専属男子の様だ。
わりとクセになるジワるルックの男子で、わりと気に入っている。
 
マンゴーで見ると18集だが、Rakuten Vikiにて視聴するとさらに見やすく9集仕様に編集してくれている。
なんて素敵な思いやり。
マンゴーさんは、話題作はわりとすぐにVIPになる感じだが、↑に記載した過去作は見放題ばかりだ。
面白いのに話題性は低かったのかもしれない。
でも本作で急上昇して軒並みVIPになる可能性だってあるので、
見るならお早めに。
 
短編なので余計なものは極力削ぎ落とすが、ロマンチックメロウもきっちり入っているし。
ヒューモアもありテンポも良い。
いろんな要素が詰まったお得品だ。
 
※てこブログは大いなるネタバレを含みます。
閲覧の際は、十分にお気をつけ下さい。
 
ってな感じで始めるよ、最後までよろしく!

虚顔ってどんなドラマなん?

小画師の@十七が、相国府の長女に成り代わって護国大将軍に輿入れして起こるお話だ。
↑入れ替わる前の本当の顔。
右が十七、左が沈沁。
この後顔が入れ替わる。
 
相国府の長女@沈沁は、政治道具として使われることがいやだし、ほんとは皇子@寧王が好きなので将軍に嫁入りしたくない。
↓寧王(中の人、王沢軒)
 
で、代わりに輿入れする女子を選ぶのだが。
それが、遊女たち”自分の美しさを残しておく絵”を書いている@十七だ。
同意の上で成り代わったわけではなく、騙されて@沈沁の顔になってしまった十七だ。
 
輿入れ先の男子は、十七が何年も前に一目惚れした@蕭将軍だった、という初期設定だ。
↑が何年か前の事件当時の様子だ。
この出会いから、実は将軍もこの時の女子(@十七)に一目惚れし、一途に恋し続けてるらしい。
なので、死んだ魚の目の花婿だ。
 
で、十七は
 
・無理矢理嫁がされたけど実は好きな将軍だったので内心喜んでる
・でも、@沈沁に人質を取られ脅されてる十七は、あるミッションを義務付けられている
 
で、将軍は
 
・嫁は相国府の長女なので、父親の手先となるスパイなのでは
・でも、直感でこの女子は信頼できる、と感じている
 
こんな感じで物語はスタートだ。
実のところは、十七は相国府と言うより寧王の手先となっている@沈沁から、皇太子殺害の証拠を将軍宅から盗んでくる様に言われている。
でもそうなると、大好きな将軍に迷惑をかけてしまうからなんとか方法はないか、と悩んでる。
 
しばらく経つと、将軍はちょっとした言動から、
 
「ん?その言葉なんで知ってる?」
「この絵は、いつ誰が書いたんだ?」
 
みたいなのから、嫁はもしや十年前のアノ子じゃね?と思い始める。
 
十七は、ちょっとした言動から、
 
「ぇ?ぇ?
もしかして将軍も私のこと好き・・・なん?」
 
みたいになってくるのだが。
 
十七:両思いって言っても、私の顔@沈沁やん?信じてもらえる?
将軍:顔は違えど中身はアノ子だ、ぜってぇなんとかする!
 
という微笑ましい状況なので、どちらかがカミングアウトすれば簡単な話なのだが。
それだとつまんない、と思った監督さんとか脚本さんとかが、頑張った結果。
 
@沈沁の中身が十七だと知らない寧王が参戦してきたり。
@沈沁と寧王のちちくりシーンの絵を将軍に届けたり。
妊娠したり。
将軍暗殺計画。
とかをぶっ込んで、ヤキモキ展開もふんだんに用意されている。
 
そして、コスチュームドラマにしては破格のベッドシーンだ。
↑は@沈沁♡寧王シーンだが、目隠しプレイなどわりと過激だ。
可愛らしい十七♡将軍CPも、ベッドシーンは打って変わって色っぽい。
実は@進撃の皇后もわりとキスシーンが激しめで多めだ。
短編はキスシーンの制限が緩いのかもしれない(そんなわけあるか)
 
で、物事も随分と行き詰まったし、尺ももうすぐだ、と言うあたりでクライマックスはやってくる。
クライマックスの肝は。
 
・顔は取り戻せるのか
・二つのCPの行方
 
この二点だろう。

虚顔てこ監修”イケメン備忘録”

ジワルックな男子@蕭寒声【丞磊チェン・レイ】

㊗️てこブログお初【丞磊チェン・レイ】ことレイレイだ♡
 
レイレイのチャームポインツはなんと言っても”三白眼”だろう♡
本作はさほどでもないが、@進撃〜でのレイレイの三白眼パワーはすごいから是非見て欲しい。
 
本作での、離縁状破り捨てムーブ見ましたか?
こっそりニヤリも佳きなのだが、三白眼の満面にっこりはもっすごくエモい。
いつもはちょっと間違うと犯罪者の目なのに、にっこりしたらこんなに童顔♡とか。
萌えまくること間違いなしだ。
 
初登場時は
 
「ぇ、これが男主?
ぇ、見続けられるか不安・・・」
 
とか思う方が居るかもしれんが。
このルックは噛めば噛むほど味わい深くなる貝柱の干物みたいなルックなのだ。
このような系統を”ジワルック”と言う。(注:てこ命名、オフィシャルじゃないです、念のため)
しかも、(これで)@進撃〜の時よりはイケメン度はなんぼかましで、成長してるんだぞ。
 
役どころも、精錬で善良で強いという美味しい役だったし。
今後はもう少し長い作品がみたいなぁ。
1995年12月18日生まれの26歳、181㎝、68kg。
河北美術学院卒業。
 
2018の映画「妳是我的魂斗羅」でデビュウ。
「兄長大人,解約吧!」「進撃的皇后」「進撃的皇后Ⅱ」
待播は「妻子的秘密世界」

虚顔てこが見た感想

実は@沈沁は〇〇だった、ってのは想定内だった。
ひとつしっくりこないのは、寧王は@沈沁が好きだったのか、それとも中身の十七が好きだったのかはモヤる。
でもそのモヤもラストシーンで
 
「ぁ、〇〇好きだった、ってことでいいのかな?」
 
みたいに納得できるかもしれない。
でも、もっと穿った味方もできるので。
何かと余韻を残す終わり方であり、技ありかなぁ、と思う。
 
こうゆう、後は視聴者にお任せ、とは違う、予想の余地を残す余韻の作りというのは、監督やPのスキルではないだろうか。
 
女優についてはいつもの様にノータッチだったが。
このお二人の女優さんの演技はなかなか佳きで。
元の@沈沁は、邪悪な感じなのだが、十七が中身になってからは清流属性の天使に見える。
一方、中身が変わった十七が今度は邪悪に見えるんだよね。
これはお二人それぞれの演じ分けが非常に上手だからだと思う。
 
十七↓(中の人、柯穎)
沈沁↓(中の人、宋昭藝)
 
日本でOAとかされることは、万に一つもないだろうが。
マンゴーTVとかYouTubeとかで観れるし、あっという間に観終わるので興味があったら躊躇せずGOだ。