中国ドラマ『三国志 司馬懿 軍師連盟』(原題・大军师司马懿之军师联盟/虎啸龙吟)其の2《曹丕ターム》ドラマレビュー:英雄たちの見果てぬ夢が戦を呼ぶ!北方三国志とどう違う?【李晨リー・チェン】【肖順尭/肖顺尧シャオ・シュンヤオ】【檀健次タン・ジェンツー】キャスト情報・あらすじ・感想※ネタバレあり
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今日は、中国ドラマ『三国志 司馬懿 軍師連盟』(原題・大军师司马懿之军师联盟/虎啸龙吟)其の2《曹丕ターム》ドラマレビュー:英雄たちの見果てぬ夢が戦を呼ぶ!北方三国志とどう違う?
を紹介するよ。
本記事は第2弾目、第1弾《曹操ターム》↓も読むがいい。
↑は、曹操が好きすぎるため”マニアてこ考察”などをちょいちょいぶっ込んでしまったため、非常に長くなってしまったが、是非とも読んでいただきたい。
てこの曹操愛がよくわかる記事となっている。
ちなみに現在はU-NEXT、Amazonプライムで無料配信中。
見るなら今、今でしょ。
きらきらのラヴ史劇はさくっと書けるのに、大河歴史モノだと色々と蘊蓄やらこだわりやらを語ってしまい。
長くなり、収拾をつけるので精一杯、てこ監修”イケメン備忘録”まで行き着けない。
今回の第2弾は、てこ選出”三国志ヒーロートップ3”がすでにお亡くなりになっており。
例えるなら、サッカーの試合で、ワントップ・キャプテン・キーパー、がレッドカード一発退場のまま試合続行、と同じである。
「あきらめたら、そこで試合終了ですよ?」
と安西先生(スラムダンク)にも言われてるので、頑張りますが。
司馬懿になど1ミリの興味もないし、ついでに曹丕などにも1ミリの思い入れもない。
なので、今回の《曹丕ターム》は、さくっと行ける、はず。
、、、、。
などと思ったら大間違いである。
違う意味で荒ぶってしまうのである。
何を荒ぶるかって?
まぁ、見てくださいよ。
あの絶対的カリスマの父曹操を超えることはできるのか?
曹丕は父曹操の宿願を果たせるのか?
関羽雲長死す、その報に計り知れぬ衝撃を受けた蜀、荊州侵攻、孫権討伐を決意する。
劉備の荊州侵略に備え、蜀へのあらゆる謀略をめぐらす孫権。
英雄たちの見果てぬ夢が戦を呼ぶ。
ってな感じで始めるよ、最後までよろしく!
大軍師司馬懿《曹丕ターム》
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英雄たちの熱き戦い、とかかっこぇえこと書いたけれども。
実は蜀や呉の話はほとんど出てこない。
”司馬懿のお話”だから、、、。
本当なら。
本当なら、関羽を失い、呉の裏切りに対し自らを責める孔明。
過酷な調練を繰り返し、孫権討伐に燃える劉備と張飛。
この辺りを見たいのだが。
そんなてこの気持ちと裏腹にドラマは進む。
とりあえずは禅譲することになるのだが。
漢王朝ラストエンペラーが@劉協/刘协である。
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「外に出てみたいんだ、、、」だって。
気の毒ーーーー。
初めは、再び帝風を吹かせられるだろうと信じていたに違いない。
”皇帝”という冠意外に何も持たない男。
皇帝という名に何の希望もないと悟った時に願うのは。
穏やかな平民としての暮らしであった。
気の毒ーーーーーー。
中の人は、王茂蕾ワン・マオレイ。
「延禧攻略(瓔珞)」の@袁春望。
他も多数出演してるので、みなさんお馴染みの顔であろう。
于正Pの作品にはほぼ出てる。
で、本来ならば、曹丕は司馬懿と共に魏内の謀反精力をどんすか駆逐して行くはずなのだが。
どうも、様子がおかしい。
ちーこ命の時からカリスマパパに厳しく帝王学を叩き込まれ。
しかし、ちーこ命の時からカリスマパパには優しくされたことはなく。
長子であるが故に、ちーこ命の時から暗殺者にびくついて生きた心地がしない人生であり。
要するに、人格破壊者に近いものがあった曹丕。
10代ですでに不眠症に陥り、自分以外の人間を誰一人信用することができなかった。
猜疑心が強く、冷酷、粘着。
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そんな男が、あの胡散臭い司馬懿を信じられるわけがない。
てこも信じられないと思う、司馬懿は。
で、司馬懿に監視をつけるとこにする。
それが司馬懿の側室となる@柏霊筠(張鈞甯チャン・チュンニン)
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美しい?
まぁ、美しいかもだけど、琴を弾く指はお美しくなかった。
この女と、正妻の@張春華(劉濤/劉涛リウ・タオ)のどーでもいいやりとりが、けっこう続く。
正直この辺要らない。
こんなお美しい女に言い寄られても、妻1人を愛する、とかがいいの?
司馬懿なのに?
粘着で、煮え切らない、目つきは悪いし、首もぐるんってなるのに?
関羽がいなかったら、赤壁で曹操は死んでて、その後の魏はどうなったか。
よしんば曹丕が跡ついだとしても、司馬懿がいなかったら蜀が間違いなく天下統一してたはずなのに?
いなくていい人No.1の司馬懿なのに?
とか思っちゃうんですね、てこは。
しかも、この女、どっかから降って湧いたんですね。
どこぞから曹丕に献上された、どこぞの御令嬢らしいが。
曹丕は会ってすぐに、この女を司馬懿の下に送ろうと考えるのだが。
はて?
こーゆーとこも無理くり感が否めない。
汲布と同じような必要性、脚本を都合よく帳尻合わすための要員である。
で、曹丕のソシオ&サイコパスちっくなクリミナル・マインドを、自分の愛で少しでも解かそうと頑張るのがこの女である↓@郭照(唐藝昕/唐艺昕タン・イーシン)
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↑これ初登場時である。
うざっ。
張若昀/张若昀の嫁ってだけでウザいのに、はにかんでやがる(ほんとすみません・ぺこり)
さらには皇后にまでなりよる。
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うざっ。
似合わんし。
でも曹丕の正室は@甄宓(張芷溪チャン・ジーシー)
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この女が自分に心を開かない、ってだだこねる曹丕。
昔のことをいつまでもぐじぐじ言ってる曹丕。
いつまでおんなじこと言ってるん?いい加減に信用してよ?子供だってあなたの子だって何度言えばわかるん?ってはっきり言えばいいのに。
昔の人ってなんで思った事、素直に言わないんだろう。
ふつーに話せば「そーだったんだ!」って解決できる事たくさんありそう。
親がこんなんだと子供が不幸、スネくれちまうぞ?
蜀も呉も、虎視眈々と天下統一に向けて準備中の中、魏はのんびりと政治改革中。
度重なる戦で国は間違いなく疲弊してるはずだが、そんなことは置いといて勢力・権力争いの方が大事という。
このドラマで最初から違和感を感じるのはこういった所である。
リアリティがないのである。
こんなに食べ物はないし、酒なども貴重。
こんな服もないし、そもそもこんなに人間もいない。
でもまぁ、そんなことを言っててもしょうがないので進めるけど。
曹操の親戚たちが色々と面倒を起こすのだが。
とりあえず冒頭にちょこっと出のあと鳴りを潜めてた曹操の次男@曹彰。
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脳筋属性だから、難しいことは考えられない残念な男子。
中の人は、郭洺宇グォ・ミンユー。
年齢は公表してないが肌肉系のばっきばきボディのよう。
「择天记(擇天記)」に出てるらしいが全く記憶にない。
「擒狼」「血战边境线」「空天猎」などに出演とあるが、見事にひとつも見ていない。
けっこう好みのタイプなのだが、これからぼちぼち見ることにする。
曹家で厄介なのは其の1でも登場の@曹真子丹。(曹操の甥)
あとみんなキリキリしたであろう鄧艾の嫁@子夜を殺しちゃう@曹洪子廉(曹操の従兄)
中の人は、陳之輝チェン・チーフイ。
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曹家は脳筋か粘着か、紙一重の家系。
そのあわいにある中途半端なのが夏侯家。
@夏侯玄太初(夏侯惇の甥の息子)である。
中の人は、程誠チェン・チャン。
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彼は史実にある”夏侯玄の乱”の夏侯玄である。
妹が司馬懿の長男@司馬師に嫁入り、司馬家と親戚となる。
司馬懿を信用し切れないが、義弟である子元とは友情を深め合う。
、、、だったんだがねぇ。
彼が最後にあんな事するとはねぇ、、、。
で、お待ちかねの司馬懿のふたりの息子は、曹丕タームではまだまだ本領を発揮していない。
長男@子元は父の言いつけをしっかり守るし、文武両道な賢(かしこ)クラス。
次男@子上は、どーも不穏な匂いがする。
なんかやらかしそうな、そんな危うさがあって良き。
詳しくはてこ監修”イケメン備忘録”にて紹介しよう。
大軍師司馬懿てこ監修”イケメン備忘録”
愛されたい!な男子@曹丕子桓【李晨リー・チェン】
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いろんな曹丕を見てきたが、この彼の曹丕が一番かっこぇえと思う。
カリスマパパに厳しくされて、弟ばっかり可愛がるパパを見てしょぼんぬ姿も実にお似合い。
パパが死んで自分が王になったら、あーもしよう、こーもしよう、と悶々と考えてそうな。
誰も、自分なんか愛してくれっこない(そんなことないよ、待ち)、と卑下してる姿も堂に入ってる。
パパを見つめる目が「よし」を待つ犬のようで。
”認めてもらいたい”オーラ全開の可愛さよ。
実際の曹丕はどうだったかというと。
曹操亡き後は、粘着バディの司馬懿と共に、敵味方ともにばっさばっさと薙ぎ倒し。
政治改革を強行、屯田も本格的に開始。
宗家のボンクラどもなど死んでも構わん。
戦じゃ、戦じゃーーーーーと息巻いてた。
が、しかし。
彼は一度も勝ち戦をしたことがない。
死ぬまで一度もである。
政治的手腕は非常に高く、新しい登用制度を取り入れ、斬新な政治改革を行った。
が、しかし、戦上手の父曹操と違って、戦のセンスはなかったのである。
そう、曹操の戦とは、まさに美学であり・・・以下略。
魏の将軍たちより、他国の将軍の方がはるかに優秀であったのだから、曹丕のせいだけじゃないのだが。
曹丕はかなり意気消沈し、自信喪失となってゆく。
心の憂いがやがて、肉体をも蝕み始める。
彼は40歳でこの世を去る。
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1978年11月24日生まれの42歳、180㎝、76kg。
元嫁は@范冰冰である。
2017あたりに結婚し(たぶん)2019あたりに離婚(たぶん)
人生山あり谷あり。
「今夜天使降临(今宵天使が舞い降りる)」「武媚娘传奇(武則天-The Empress-)」
最近だと「云南虫谷」
間違いないイケメンだと思うので、今後も頑張って欲しい。
従順な男子@司馬師子元【肖順堯/肖順尭シャオ・シュンヤオ】
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小さい時から、お利口さん(たぶん)
聞き分けが良くて、努力家で、弟の面倒もみる良い子のお手本のような子だ。
司馬家の面々は、じいちゃんはじめ、みーんな仲がいい。
家訓はおそらく”家族のために、司馬家最高”だと思う。
自分中心、自分勝手、自分らさえよければそれでいい、思想である。
家族のために奔走する祖父・父・母・叔父・義叔母を見てたら自然に自分もそうしなきゃって思うよね。
今のところは従順な男子であるが。
おそらくはポテンシャルは弟の方が高く、それを自分でもうっすらと感じてはいると思うんだよ。
なので、これから佳境に向けて、一皮むけて覚醒するのか。
はたまた、間違った方向に転ぶのか。
ちょいと目が離せない男子のひとりなのである。
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1988年3月23日生まれの33歳、185㎝、70kg。
どうやら@MIC男子団というアイドルグループの一員で歌手らしい。
「天醒之路」「执念师第二季(執念師第2季)」どちらも見たが記事は気長に、、、
役者としては、間違いないNewカマーである。
今後も大いに注目し見守ってゆかねばなるまい。
ほっとけない男子@司馬昭子上【檀健次タン・ジェンツー】
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んもぅ、見てください↑この可愛らしさを。
おまいは天使か、って顔ですやん。
住処は清流、って顔ですやん。
これがねぇ、兄の嫁に目ぇつけとるし。
パパやにいちゃんに隠れて余計なことしよる。
でも、この顔で。
この、屈託のない純真な笑みで。
「結果オーライでいいよね?」
って言われたら、、、。
でも、そんな風に周りから見えるから許される、ってところまで計算ずくだとしたら?
もしかして父司馬懿を超える計略家なのでは?
しかも、どうやらこやつもサイコパスっぽい。
ぜーったいなんかやらかすのは確実である。
史実から言えば家を継ぐのは子上だから、そうなると兄ちゃんは?とか。
色々と落ち着かなくなるわけである。
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1990年10月5日生まれの31歳、174㎝。
北京体育大学卒業。
実は彼も@MIC男子団というアイドルグループの一員である。
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一番ちっさい、右から2番目が健次である。
ちなみに一番右は兄ちゃんの@子元(肖順堯/肖順尭)である。
「三国机密(三国志 Secret of Three Kingdoms)」で@曹丕を演じ、ブレイク中。
その後も順調に出演作を増やしている。
もっとあるかもしれない。
もう、ほっといてもブレイクしてるので見守りは必要ないと思う。
大軍師司馬懿《曹丕ターム》てこが見た感想
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ひとことで言うと”なくてもいいターム”である。(ほんとすいません・ぺこり)
ぃや、ほんとはなくてはならないタームなのだが。
佳境に向けての布石作りとして重要だし、曹丕もかっこぇえのだが。
やはり敗因は女どもであろう。
曹丕の恋愛事情も、司馬懿のそれも、全く興味なし。
ほんとどうでもいい。
できれば、恋愛事情よりも、その”負け戦”の詳細を見たかった。
”愛より戦”だって、断然。
作戦立ててなんぼの司馬懿が、宗家から身を守るための策略とか。
スケール感がない、まったく。
司馬懿のいいとこって、他国の軍師をギャフンと言わせることだけなのに。
人間的にもいい男みたいに描かれるのは、どーも納得いかないし、つまらない。
曹丕の見せ場ってのもなかったなぁ。
曹操退場時はあんなにもレジェンド扱いだったのに。
家臣も信じ切れず。
宗家にも二枚舌。
女にはぐじぐじ嫉妬。
とうとう正室に毒まで飲ましたし。
ほんとはね、冷静だし、頭も切れるし、さすがの帝王、なはずなのだが。
最期はアレなに?
最期に一目でもいいから会いたかったの司馬懿なん?
ぇ、そんな好きだったん?
、、、、。
ぃや、泣いたけどね、てこも、、、。
実は小説の方でも曹丕っていつの間にか退場。
曹丕存命中は、関羽のために蜀が”呉を打つーーーー”って息巻いてて魏はとりあえず棚上げだった。
なので、主要都市の守りでの戦いは数あれど、〜の戦い、みたいのはなかったのである。
それが幸か、不幸か。
とりあえずはその間に国力を回復させて、静かに退場となったわけである。
地味、もっすごく地味なこの感じが、まさに曹丕そのものと言えるのではないだろうか。
で、次はいよいよファイナル、佳境である。
魏は次の代、曹叡の世ですよ。
彼の時代はドラマティックなことあるから。
期待が持てます。
新しい登場人物も色々とおもろいんですわ、これがまた。
では、つぎの第3弾・ファイナルでお会いしましょう。