韓国ドラマ『Voiceボイス4〜審判の時間』(原題・보이스4)ドラマレビュー:Newヒロイン【ソン・スンホン】が絶対聴力とタッグを組む【イ・ギュヒョン】【ペク・ソンヒョン】【ソン・ ブゴン】【カン・スンユン】キャスト情報・あらすじ・感想※ネタバレあり

2022年11月18日

出典:SPOエンタメ倶楽部
ご訪問ありがとう、てこブログへようこそ。
 
今日は、韓国ドラマ『Voiceボイス4〜審判の時間』(原題・보이스4)ドラマレビュー:Newヒロイン【ソン・スンホン】が絶対聴力とタッグを組む、
を紹介するよ。
 
【基本情報】
 
監督演出:シン・ヨンフィ、ユン・ラヨン
脚本:マ・ジヌォン、キム・ジョンヒョン
企画製作:スタジオドラゴン、tvN
2021/6/18〜tvN放送開始
全14話
 
Voice1の初代はチャン・ヒョク、
Voice2・3はイ・ジヌク、
本作Voice4のNewヒロインはてこ激推しメンの【ソン・スンホン】だ。
 
前回のボイス3では、ジヌクが死んだように見せかけといて実は生きてるかもワンチャン、だったのだが。
本作が始まってみると、あっさり
 
「ト刑事は死んだ」
 
とのナレ説があり、てこをがっかりさせた。
まぁ、でも”シーズン4はイ・ジュンギで”という(↑の過去レビュー参照のこと)てこの願いは叶わなかったが。
それ以上に嬉しいキャスティング【ソン・スンホン】なので上機嫌のてこだ。
 
実はてこはイケメン探しをライフワークとしており、
日々韓流・華流ドラマ・映画を見ては、男前図鑑としての”イケメン備忘録”を書き留めているわけだが。
数多くの作品を見てきた中でも、一二を争うほどの涙量だった作品が、ソン・スンホン主演の「師任堂(サイムダン)色の日記」だ。
今読み返してもわりとひどいレビューで、なんでリライトしてないのかわからないレベルだが、一応書いてはいる。
 
愚かな一途男子イ・ギョムを熱演したのがソン・スンホンなのだ。
このギョムという男。
報われないとか、そんな簡単な言葉で言い表せないほど全身が切なさで覆われている男子だった。
相手のサイムダンも突き抜けている。
最近レビューした「長安諾」のヒロインの塩対応がわりと話題になっておるが。
まるで比較にならない。
”真の塩サイムダン”を見たら理解できるだろう。
その真の塩サイムダンに永遠と塩られるギョムの辛さ切なさったらないのだから・・・
 
っと、サイムダンの事を語る場ではなかった。
で、そのギョムがVoiceシーズン4での新加入だ。
しかもアメリカ国籍で英語ペラ〜の破格設定なので。
もう全力で褒めちぎる所存だ。
 
ってな感じで始めるよ、最後までよろしく!

Voiceボイス4ってどんなドラマなん?

出典:tvN
絶対聴覚”を持つ112通報センターのセンター長@カン姐さん(イ・ハナ)が主役だ。
 
姐さんも、シーズン1の時は可憐だったが、回を重ねるごとに大女優みの貫禄がつき、今ではりっぱな姐さんだ。
で、絶対聴力を活かして数々の難事件を解決してきたが。
”パートナー殺し”みたいな不名誉なあだ名を陰でつけられている。
シーズン2・3でパートナーだったト・ガンウを失い、悪夢に悩まされる毎日だ。
 
ギョム(ソン・スンホンのこと、ほんとは@デリック)は、ロサンゼルス市警所属のデカ(刑事)で、事件を追って韓国に居る。
さほど難しい事件でもないのですぐ帰る予定だが、妹も一緒に帰国している。
その妹が殺人事件に巻き込まれ殺されてしまう。
で、ゴールデンタイムメンバーと協力し犯人を捕まえよう、というのが初期設定だ。
 
この妹殺人と、関係ありそうでいて関係ない、と思わせといて実は少しだけ何かに近づく、
みたいなショートエピソードを何パターンか解決しながら、少しずつ本筋に近づく構成だ。
 
それぞれのエピソードは、すべて面白い。
 
・カン姐さんの絶対聴力がいつも役立つ
・単純じゃない二転三転するストーリー
・いつもギョムが大活躍する
・社会問題を提示する
 
という隙のない作りで、まじで感心する。
1話およそ65分ほどで全14話だが、中弛みはない。
物語の枠組みも二重三重に背景を絡ませており、実に引き出しが多い印象だ。
 
・カン姐さんの過去(絶対聴力の秘密)になんかありそう
・ギョム兄妹に起きた悲劇part1、まま殺害事件
・ギョム兄弟に起きた悲劇part2、里親からの虐待
・犯人の異常性の原因解明
・ピモ島の闇
・怪しげなソナン村
・ゴールデンタイムチームメンズの憂鬱
 
ざっと挙げても↑こんくらいあるが、
多岐にわたる為にとっ散らかる心配もなく、上手に丁寧に綺麗にまとめ上げてる印象だ。
まぁ、多重人格者が声紋や体型まで変えてしまう説明は、苦しい部分もあるがそれを言っちゃ始まらんので許容範囲だ。
でもね、これもね、終盤に実際に変身する過程を見せてくれるんだよね。
・・・な部分もあるけど、制作側の”誤魔化してないよ”という強気の意思表示を感じて好ましい。
 
犯人は、わりと最初の方にわかるのだが。
シーズン3の終わりに、シーズン2の犯人が復活してたので、そいつだろう、とか思ってたのだが。
まったく違う人だった。
でも一眼見た瞬間に”ぁ、こいつやろ”ってわかる、なんとなく。
ギョムも天性の野生の勘で”あいつやろ・・・”って思ってるとこがさすが♡
 
で、犯人の”サーカスマン”ってのが三人組なのだが。
実は〇〇だというのも、映像化の妙と言えるうまさだ。
出典:tvN
 
ここで、サーカスマン三人組の真ん中が姐さんと同じ顔に見えるだろう?
なんと絶対聴力も持ってるんだと。
ね、なんだか面白そうでしょ?
 
このサーカスマンの中の人【イ・ギュヒョン】の演技がもっすごい。
頭痛そうに苦しむのも、ほんとに痛そうだし。
変身も、ほんとにぎりぎりいってそうな神演技だった。
演じ分け(これは見たらわかる)も天才的だと思う。
 
サーカスマンのハラボジの爺さんももっすごくキモくて不穏だった。(特に若い頃の黒髪がNGだった)
このハラボジにくっついてるソナン村メンズもみんな不穏で、シャーマン役のアジュマもいかがわしさMaxだ。
背景も複雑で、事件も多発しているのに、さらにキャラ設定まで余念がない仕様だのだ。
 
途中のエピで、痴呆症の老人達を騙して働かせてるタームがあるのだが。
その老人達まできっちりキャラ設定できてる。
あのエピのせいで、もうホルモン食べれなくなっちまったよ、てこは・・・
 
ゴールデンタイムチームの中で、気になるのはク・グァンス(ソン・ブコン)だ。
出典:tvN
 
無骨に見えて繊細なク刑事は、同僚のちょっとした表情の変化に気付ける男子だ。
カンチーム長が、なんらか悩んでるんじゃねーか、と。
勇気を出して
 
「悩み事とか・・・
聞きまっすよ、俺・・・」
 
とか言ったのに、秒で塩られてて可哀想だった。
 
虐待とかのトラウマを心配して、なにかとギョムの事も気にかけてた優しいクだ。
シーズン5では、なんでもいいから、ちょっとでいいから見せ場を作ってあげてほしい。
てこからのお願いです。
 
新加入組はIT担当のハン・ウジュ(カン・スンユン)
出典:tvN
 
わりとフォーカスされていて、フラグを心配したり。
彼の差し入れたエナジードリンクが麻薬入りだったのでちょいと疑ったりしたが。
最後まで可愛いがんばりやボウイだったので、安心して見るがいい。
 
物語は、全14話なのだが、
サーカスマンさんのいろんな事情で自滅っぽくなり、11話くらいで逮捕される。
でもまだ尺は十分な残りがある訳で。
要するに、こっからはサーカスマンさんを掘り下げていこう、という路線に変わる。
捕獲→逃げる→捕獲→逃げる→・・・みたいなので、結果サーカスマンVSギョム対決が何回もある。
途中、ずっと陰日向でギョムをサポートしてくれてたチャドもやられる。
でも、このドラマ。
一貫して残酷だし、容赦のない現実の厳しさを説いているが、最後には必ず救いがある。
カン姐さんの思い遣りの深い言葉も然り。
なので不思議とバッドエンドにはならないような気がするのである。
だからチャドたちもきっと生きてる、って予感があった。
 
そして、最後まで息をつかせぬ展開で。
一度危機を免れた女子高生があわや・・・とか。
まさかの四人目爆誕とか。
さらには”ぇ、でもまだ謎残ってるよね?鷹とかさぁ・・・”みたいなのまである背景でクライマックス突入だ。
 
クライマックスの肝は
 
・サーカスマン逮捕
・怪しげなソナン村撲滅
・鷹の秘密(カン姐さんの過去)
 
以上三点だろう。

Voiceボイス4 てこ監修”イケメン備忘録”

無双な男子@デリック・チョ【ソン・スンホン】

 出典:tvN
ギョムこと@デリック【ソン・スンホン】だ♡
 
もう、日本ではお馴染みの俳優だ。(そうだよね?)
「ブラック〜恋する死神」とか「情愛中毒」とか鬼リピしてるのにレビューしてないことを反省している。
でもなんと言ってもギョムだ。
師任堂(サイムダン)色の日記」は、見てない方は是非とも見てほしい。
 
今回の役どころは、大事な妹はサーカスマンに殺され、大事なままはその昔そのサーカスマンのハラボジに殺されたという、もっすごく可哀想な男子だ。
犯人見つける為に、殴られても、転んでも、車に轢かれても、へこたれないもっすごく頑丈な男子だ。
 
もういろいろと今まで苦労してきたらしく、経験値がパネぇ。
医学知識が豊富なので、薬物関係もすぐに特定できるし。
犬の扱いも神級だし。
もちろん格闘技も優秀で脳みその出来も良く、
 
「そういえば・・・〇〇のようなケースが過去あった」
 
などと、いちいち覚えてる。
さらには、虐待された傷跡をわざわざ視聴者に見せてくれ、立派すぎる上腕二頭筋を見せびらかしてもくれる。
もう破格な無双設定でてこは非常に満足している。
 
終盤は、古傷の悪化による左腕の痛みが度々襲うという、ビハインドまで用意してもらって。
もうてこは感無量だ。
最後の心配は、想いが強すぎて犯罪者にならないか、という事であったが。
これは、皆も最後までその目で見て確認してほしい。
もう♡だから♡
 
今回は
・優しい兄
・幼いながらもがんばった健気男子
・強い
・頑丈
・足速い
・頭いい(記憶力・豆知識etc,,,)
・ルック世界遺産級
 
終盤の古傷が痛む演技は若干わざとらしさもあるっちゃあるが。
これも狙いかもしれないよ。
”ほら、ここで心配しろ、心配したくなっただろ?”っていう制作サイドのあざとさかもしれん。
まんまとハマったおバカがここに居まっす!
1976年10月5日生まれの46歳、180㎝、70kg。
京畿大学映像多重媒体学科卒業。

お久しぶりな男子@シム・デシク【ペク・ソンヒョン】

出典:tvN
㊗️てこブログお初の【ペク・ソンヒョン】だ。
 
彼はね、シーズン1で鉄球で頭割られたはずの男子だが、今回華麗に復活した。
シーズン1では、わりと情けなくも命乞いをしてた男子なのだが。
今回はその痛恨のエラー案件を、なんとかアップデイトしようと頑張ってる設定だ。
 
本作は、シリーズものではあるが1〜3までを見ていなくても、すんなり内容が理解できる仕様にはなっているが。
シーズン1から見ている古参勢もより楽しめるように、こんな配慮がされているという訳だ。
なんて素敵な制作陣だろう。
 
このね、シーズン1のヴィランってのが歴代一位の邪悪さで、まじやばい男子だった。
そいつに鉄球で頭ぶん殴られたんだけど、しっかりリハビリして復帰。
しかし、復帰したもののうまくいかず休職してスキューバダイビング講師をしてる、という設定だ。
髭とか生やしてワイルドみをだして、さらには事件のトラウマのパニック障害持ち設定なのだが。
見ての通り”スペシャル童顔”な男子だ。
だからいくらカッコつけてもかわいいの♡
 
海人さんタームでは、見当違いの予想をしていそいそとウェットスーツ着てて・・・
でも視聴者は船の中にいるの知ってるから・・・
めちゃ気まずいの・・・
 
ぁ、イタいな・・・
ウェットスーツ無駄・・・
 
みたいな感じ。
ウェットスーツで船の中の水槽入水は見ててまじで気の毒だった。
 
でも、このまんまじゃ終われないよ。
って事で、いろいろ制作陣が仕込んでくれて。
心の弱さにつけ込まれる、と思わせといて〜からの○○とか。
終盤にはスペシャルフォーカスシーンも用意されている。
よかったね!
うそやろ・・・
もうちーこがおるとは。
童顔なのにアラサーだったw
 
1989年1月30日生まれの33歳、181㎝、68kg。
中央大学メディア公演映像学部卒業。
 
「恋人」「ずっと会いたい」「 美しき日々」「 チェオクの剣」「 天国の階段」「 ビッグ」「 男の香り」「 マラソン」「 雲から抜けた月のように」「 ボイス」「 ボイス4」「 恋は盲目~二度目の恋」

Voiceボイス4てこが見た感想

出典:tvN
ぃやぁ、面白かったっす!
 
・第一に、カンセンター長の絶対聴力がずっとフォーカスされ続けてた事に感心する。
そしてヒロインの魅力が全面に出されるキャラクター設定が好ましい。
 
・第二に、ラヴ封印。
これが素晴らしい。
吊り橋効果的なフォーリンラヴもないし、男女の情より上等な精神的な支え合いが気持ちよく描かれている。
 
・第三に、脚本の妙。
シーズン4でありながら、背景を地方の島に移した事で新しい展開ができた。
さらにはキャスト新加入組が魅力あふれるキャラクターであった。
 
・第四に、これが一番重要ポインツだが。
シーズン5もギョムが続投しそうな事。
これはすごい事だ。
ラスト5分で、今までの14話は序章に過ぎない、という提示がされたのである。
とんでもなく、はっきりとした問題を提示して終わってしまったのだ。
 
という事はだ。
明らかに本編であるシーズン5をはなから念頭に入れて制作したということになる。
ここでギョム(デリック)が別の人にキャス変するという可能性は低いのではないだろうか。
すなわちシーズン5も出演することが決定事項なんじゃなかろうか、とほくそ笑んでワッショイしてるところなのだ。
 
これでキャス変なら荒ぶるが、例えばイ・ジュンギならおとなしくなるだろう。
ギョムとイ・ジュンギ以外はNGだ、と大声で警告しておこう。
ぁ、チュ・ジフンでもいいかな・・・