中国ドラマ『玉骨遙』ドラマレビュー其の1(1〜20集まで):お待たせしました!のおじゃん降臨、久々の古装ファンタジー☆【肖戦/肖战シャオ・ジャン】【方逸倫/方逸伦ファン・イールン】【王子奇ワン・ズーチー】【叶盛佳イェ・シェンジア】【韓棟/韩栋ハン・ドン】【何晟銘/何晟铭ホー・シェンミン】【此沙ジェ・シャ】【阮聖文/阮圣文ルァン・ションウェン】キャスト情報・あらすじ・感想※ネタバレあり

2023年11月3日

ご訪問ありがとう、てこブログへようこそ。
 
今日は、中国ドラマ『玉骨遙』ドラマレビュー其の1(1〜20集まで):お待たせしました!のおじゃん降臨、久々の古装ファンタジー☆
を紹介するよ。
 
【基本情報】
 
監督:蔣家駿(総)、彭学軍、杜淵、江洪敏
脚本:呉迎盈(総)、趙宇、張可欣
P:黄星(総)張睿玲(総)俞城佳、何志昌
原著:滄月《朱顔》
プラットフォーム:騰訊視頻、Netflix、2023/7/2〜
45分✖️40集
 
待ちに待ったおじゃん【肖戦/肖战シャオ・ジャン】の古装がとうとうブロードキャトされた。
めずらしくてこは原著も読んで、万全の体制だ。
・・・と言いたいところだが、読んだの随分と前でね(2021年末辺りだった気がする)。
わりと忘れてる。
ってかほぼ忘れてる。
〜からの冒頭のシーン(朱顔の婚礼ムーブ)だが。
・・・
なんだかいささか違う気がする(原著と)。
 
原著者の滄月は「鏡・双城」の原著者でもあり、描かれている世界は繋がっている。
《朱顔》(本作の原著タイトル)は「鏡・双城」の前の時代を描いていて、つまりおじゃんは鄭業成のご先祖様という事だ。
さすがはイケメン家系。
 
ツインタワー(双城)での空桑王国を知ってるので、所詮どんな頑張ったところで結局はあの様になるんだから・・・などと穿った見方をしそうな視聴者が此処にひとり。
ともあれ、ひさびさのおじゃんの古装となれば見る一択だ。
珍しく配信おっかけの書きたてほやほやレビューをお届けしよう。
 
※てこブログは、大いなるネタバレを含みます。
閲覧の際は、十分にお気をつけ下さい。
 
ってな感じで始めるよ、最後までよろしく!

玉骨遙1〜20まで、ってどんなドラマなん?

舞台背景を説明すると。
空桑王国が頂点に君臨、そこに赤・白・青族らが従っている。
鮫族たちは随分と身分が下のようで、隠れて暮らしてるふうだし、肩身も狭そう。
というパワーヴァランス。
 
冒頭はヒロイン朱顔の婚礼ムーブ。
結婚式から法術で騒ぎを起こして逃げる作戦決行中に師傅(おじゃん)と再会するのは原作と同じだが。
逃げる理由が違う気がする。
もちろん結婚が嫌で逃げ出すのは一緒だが、原著では淵さんが好きで逃げ出した記憶が・・・
まぁいいか。
まだちゃんとした説明もないしな。
 
嫌われてる朱顔の結婚相手はちなみに【此沙ジェ・シャ】だ。
こんなイケメンなのに。
どういうつもりか、朱顔。
 
そっから回想編へとシフトする。
幼少期の出来事からか〜数年後(5年後だったかな)
一番弟子になり〜初めはギクシャクしながらも師弟愛を育み数年(3年くらいだったかな)
冒頭の朱顔婚礼ムーブにエピソードが追いつくのに、、、ってかまだ追いついてないんっすよね。
・・・
だいじょぶなんかな?
全40集の半分終わっちまったけど。
 
一抹の不安を胸にそっとしまって、こっからレビューを始めるが。
まじでネタバレ盛大なのでそこんとこよろしく。
 
まずは幼少期ターム。
おじゃんは空桑王国の世子だが、鮫族側室の陰謀でぱぱ(皇帝)から殺されそうになる。
おじゃんままは、むすこおじゃんをドン朕(韓棟/韩栋ハン・ドン)に託し、焼死自殺偽装する。
 
ひどいぱぱだよね。
その、愛に溺れたひどいぱぱ皇帝は【何晟銘/何晟铭ホー・シェンミン】
今のところ回想ターム以降はちょっとしか出番なし。(20集でちょっとだけ出てきた)
今後おじゃんが戻ったら、なにかと拗らしてくるのだろう。
 
ドン朕は、おじゃんままを昔から知る者のようで(おそらくドン朕が愛した女子なんだと思われる)、
大事に大事におじゃんを隠して育ててきた九疑山の大司命様だ。
 
おじゃんに災難が降りかかったその幼少期のエピは朱顔の行動がきっかけとなっており。
そのせいで彼らふたりの間に因縁が出来てしまった。
おじゃんが18歳になるまでは絶対に出会ってはならない女子、それが朱顔だ。
18歳前に出会えば、その女子のせいで命を落とす事になる運命だという。
 
原著とはいささか設定が違うが、帰結は同じなので良いだろう。
つまり18歳になる前にしっかり出会って、命助けてもろてます。(心魔に蝕まれ中に朱顔が助けた)
 
ドン朕は、朱顔が因縁女子なんじゃないかと疑心暗鬼になってるんだが。
星読めるんだし、法術もばんばん使えるのになんでわからんのかはスルーした方が良さそうだが。
こういうご都合主義も多用するとうんざりしてくるものなので、今後の展開を注意深く見守りたい。
 
で、ハッピーバースディおじゃん、で18歳になりました。
ドン朕計画は、18がターニングポイントであり、無事18になったらとりま”小司命”にしてさらにはもっと強くして〜
ままの仇をうたせ、皇太子の座を勝ち取り〜
みたいな計画だと思う。
 
で、空桑王国の内情も話に絡んできて。
おじゃんまま亡きあとは、青族出身の妃が実権をふるっていて、もちろん息子を皇太子にしたい。
つまりおじゃんの腹違いの弟だ。
この青族一派は、
 
もしかしておじゃん生きてる?
 
って思っていて、スパイやら刺客やら猛攻を仕掛けてくる戦闘民族だ。
その青族妃のにいちゃんが青王の耶律休暇(阮聖文/阮圣文ルァン・ションウェン)だ。
なんで耶律休暇と呼んでるかは「燕雲台」を参照してほしい。
 
この青族一派の猛攻をかわしつつ、おじゃんは広く一番弟子を募る事になり。
そこにもれなく集まるのはウザ枠女子だ。
いうてね。
ヒロインも大概ウザいんで。
さらっと説明しとくけど、パワーヴァランスを保つ為に赤・白・青族から公平に募った。
赤組はヒロイン朱顔で、天真爛漫キャラ。(つまりワガママ)
白組からは白ふたり、鷺(さぎ)と鶯(うぐいす)だ。
ウザ女子は鷺(さぎ)の方で、なかなか悪辣で邪悪だが。
鶯(うぐいす)の方もわりかしウザい。(自己否定型・うじうじ泣き虫)
要するに、集まった女子がみなウザいという悲しい現実だ。
 
青組から参戦してきたのは、まぁ♡お久しぶりの殿下【王子奇ワン・ズーチー】だ。
なんで殿下なのかは「御賜小件作」を参照してほしい。
彼は青族所属なので、お妃のスパイだが。
まぁちょっとした事情があってやむなくスパイ活動してたが、ヒロインの脳筋さとおじゃんの心の清らかさで事なきを得る。
しかし、懸念が・・・
どうも鷺(さぎ)の方を気に入っちゃってるらしく。
今後悲しい結末しか予想できない悲しみだ。
ヒロインに横恋慕するよかはなんぼか良いですけどね。
 
青妃の息子(おじゃんの弟)は、鶯(うぐいす)と良い♡仲になるんだが。
あの一度の出会いだけで、こうも好きになるとはとんだ世間知らずだ。
まぁ良いけど。
こちらも自己否定型男子で、鶯(うぐいす)とはいわば共依存型CP。
”ぐじぐじ同盟”みたいなの結んで楽しそうなんで、なまあたたかい目で見守ろうと思う。
中の人は【叶盛佳イェ・シェンジア】
鏡・双城」にも(見せ場はないが)出演している男子だ。
 
ところでおじゃんの役名は@時影だ。
そして弟は@時雨。
何気に日本みでかっけーーー名前なんっすよ。(おじゃんと呼ぶけど、今後も)
 
白鷺がいろいろと画策するも全敗で、一番弟子決定戦では紅組勝利。
すぐに目標を太子妃に変えるあたりが、猛者み全開ですな白鷺さん。
 
で、ひとしきり(2年後)師傅(おじゃん)と赤弟子(ヒロイン)のほのぼのエピをぶっこみ。
ヒロインはそこいら辺の棚に置いといて、おじゃんのお美しさに見惚れながらもちょっとじれてきた頃にようよう話は動き出す。
 
青族一派と氷族謎の軍団が手を組み、おじゃんを屠りに来た。
おじゃんは折しも、境界突破の瞑想中だったりを朱顔が邪魔する形になって、ドン朕激おこになったり。
ヒロインの血が呪いを〜とか、チートアイテムブレスレットなどでエナジー移したり、水中キッスしたり、と。
ひとしきりファンタジーあるあるを詰め込んで。
きました龍神降臨
 
鮫族といえば龍神。
ツインタワーでも封印されとったが、ここでもやっぱり封印されてる龍神さま。
そこに絡んでくるのが、ヒロインをちーこの時からお世話してる@淵さん【方逸倫/方逸伦ファン・イールン】だ。
困りましたねぇ♡
今回は(も)もっすごい佳きな造形ですよ、皆さん♡
 
原著ではヒロインの初恋の人設定だが、本作ではちょいと仕込みがあるようだ。
水の人らしいので鮫族なのだろうが、龍神様とお話できるようだし。
これは込み入った背景がありそう。
”海皇の涙”なんかも登場し、これも新たなチートアイテムとなるはずだ。(ヒロインの首飾りになってます、今のところ)
つまり、今後これを使わなければならない、もしくは役に立つ何らかの事件が起きるフラグでもあるはずだ。
 
淵さんは、今のところ頭に響いてくる龍神様の声で苦しんでる姿が多い。
これからの活躍に期待したい。
おじゃんと戦ったりするはず。
 
そう言えば、もともとヒロインが九疑山で魔法を習いたかった理由は、皇太子を生き返らせるのが願いだったからなのだが。
まぁ、その死んだと思ってる皇太子がおじゃんなんで、死んでないし、生き返ったりもしないんだが。
ヒロイン朱顔は本来の目的なんてすっかり忘れて、師傅師傅〜〜〜〜〜うるさくほんわかライフを満喫してたのだが。
師傅=皇太子だと気付くのが17集くらいだったか。
 
それと、ツインタワー(双城)でキーアイテムだった”指輪”も海底に出現。
黒のもあもあが漏れてる謎男子が”白薔めーーーーーくっそーーーー”とイキってるムーブもあり。
今後拗らせてくるのは間違いなさげだ。
 
いろいろと訳あって朱顔が山をおり、青族妃息子(弟)の嫁の件で揉めたり。
おじゃんと淵さんは、どっちも
 
オレってばもしかしたらもしかするけど
朱顔のこと好き?
 
となり、それぞれ距離を置く。
ってのが20集まで。

玉骨遙1〜20まで、てこが見た感想

おじゃんですよ。
前半を終えての感想は、役柄が真面目なんでちょっとつまんないかな、と思わなくもない。
ルックはもう申し分のない男前さで、指先まで気を使った優雅な所作に見惚れます。
 
真面目でストイックで努力を惜しまず、そして誠実。
お相手があんなん(天真爛漫脳筋属性)なんで、さらに多くを内に抱え込む事になる。
気を抜くとこがひとつもないキャラなので、見ていて窮屈というか気の毒というか。
 
衣装も白とか薄青とか薄だいだいとかの清流属性仕様だが。
スチール見ると今後はちょっと覚醒したおじゃんを拝めそうで、それを楽しみにしている。
 
ストーリーとしては、18歳になる前に朱顔とは出会ってしまったので。
おじゃんは死ぬ運命にある。
しかし、古装ファンタジーはチートルールだらけなので、生き返るはずだ。
 
結局のところ、朱顔の一人称で物語は進むのであり。
つまりは国がどうとか、星巡りがどうとか、皇太子だなんだ、というのは二の次であり。
要するに朱顔のお花畑脳みその中身が主体で物語は進むのだ。
しかもわりとまったり進んでる感じの展開で、スキップしたくてしょうがない我が居る。
特に、精神と時の部屋、みたいな場所でのやりとりとか長くないっすかね。
脚本さん頼みますよ・・・