中国ドラマ『燕雲台-The Legend of Empress-』(原題・燕雲台/燕云台)ドラマレビュー:鉄血紅顔皇后参上!【竇驍/窦骁ショーン・ドゥ】【経超/经超ジン・チャオ】【譚凱/谭凯タン・カイ】【盛一倫/盛一伦ション・イールン】【連晨翔/连晨翔サイモン・リアン】【于済瑋/于济玮ユイ・ジーウェイ】【阮聖文/阮圣文ルァン・ションウェン】キャスト情報・あらすじ・感想※ネタバレあり

2022年10月26日

ご訪問ありがとう、てこブログへようこそ。
 
今日は、中国ドラマ『燕雲台-The Legend of Empress-』(原題・燕雲台/燕云台)ドラマレビュー:鉄血紅顔皇后参上!
を紹介するよ。
 
【基本情報】
 
監督:蔣家駿
脚本:蔣勝男
原著:燕雲台(蔣勝男)
主演:唐嫣、窦驍、佘詩曼、経超、譚凱、劉奕君、盧杉、季晨、寧理
プラットフォーム:2020/11/3〜騰訊視頻
45分✖️48集
 
ようやくだ。
三度めにしてようやく完走することができたので、晴れてレビューする。
つまらなくて放置してたわけじゃない、念の為。
むしろおもしろいんです、もっすごく、実のところ、念の為。
 
最初の青春タームがつまらないのだが、その後てこ好みの展開になるも途中でてこ激推しメンが退場。
いつもそこで深いロスに陥り見続けられない、という理由だ。
終盤に、かわいいかわいい一倫が出るのだが、それまで頑張りたいのだが苦しい・・・という現状だった。
しかし、三度めの正直なのかは謎だがわりとさっくり最後まで観れた、なぜだか。
 
本作は、”鉄血紅顔”と称されるレジェンド皇后の一代記だ。
ついこないだレビューした「長安諾」も女の一代記だったが、あちらは時代背景など全てが架空なために実に薄っぺらい内容だったが。
こちらは国も皇后も実在した背景なので、自分勝手に奥行きを広げて楽しむことができる。
 
ヒロインはたん嬢(唐嫣ティファニー・タン)で、またも実在皇后を演じる。
じん兄さん(羅晉ルオ・ジン)の嫁であり、撮影時は腹にちーこ命を宿している。
妊娠中なのに重いコスチュームが気の毒だが、顔のむくみなどもなくさすがは女優だ、と感心した。
 
物語の中心は三姉妹なのだが、少女時代から同じ人が演じる。
”アラフォーが十代とか痛いでしょ”などと言う声も聞こえたりもするが。
かーめん姐さん(佘詩曼カーメイン・シェー)は1975年生まれだ。
ここはガラスの十代を演じきれる演技力と、姐さんの若々しさを褒め称える所だ。
最後まで見れば納得する演技力なので、些事には拘らず観て欲しい。
 
とは(些事には拘らず)言うものの。
シナ歴史好きのてこはやはり気になる点はある。
公式サイトによると
今初めて明かされる、中国史上初の征服王朝〈遼〉の物語!
とある。
 
・・・
皆は遼という国を知っているだろうか。
契丹人が建てた国だ。
 
「中国」のことをロシア語では「キタイ」、モンゴル語では「ヒャタッド」と言う。
その語源が契丹だ。
遼を建国した契丹が北方でいかに強大であったかを物語る証拠だろう。
チャイナの語源である秦に次いで、世界に名を残した王朝である。
 
建国は916年だが、国号を建てたのは947年だ。
唐は907年に滅び、宋は960年に誕生する。
その間の唐宋変革期は五代十国時代だ。
遼朝は強力で領地も大きく所謂征服王朝と呼ばれてはいるが、金・元・清のように中原を支配下には置いてはいない。
 
947年に、五代十国の後晋から燕雲十六州の割譲を受け国号を建てた。
渤海旧領と合わせると、多くの農耕民族を抱えることとなる。
その為、遊牧民用・農耕民用、の二元国政を発展させ、それが征服王朝と言われる所以となっている訳だ。
 
多くの人が理解している”征服”とはいささか意味合いが違うことに念を入れておきたい。
さらには、960年以降は宋に
「十六州返せよ」
とやいのやいの言われたりして、983〜1066の間は契丹に国名も戻っている。
 
この983年とは、賢がお隠れになった次の年だ。
賢がお隠れになった後、長い間ヒロインは摂政太后として幼い皇帝を支える訳だが。
実は〈遼〉ではなく正しくは〈契丹〉だ。
まぁ、些事といえば些事だ・・・
 
宋サイドからの”澶淵の盟”はわりと多くのドラマで扱っているが、契丹(遼)サイドからは初めてだ、とワクワクした自分を叱りたい。
そこんとこは見事な肩透かしを喰らった。
 
もうすでに日本上陸済みで、箱はもちろんどこぞでOA済みだし、サブスク数カ所で見ることができる。
てこはもう1・2回目はどこで見たか忘れたが、今回はRakuten VIkiにて視聴した。
 
ってな感じで始めるよ、最後までよろしく!

燕雲台ってどんなドラマなん?

ヒロイン@えんえん(燕燕Yàn yàn)が想い人とは違う人に嫁いで、
最初は嫌だったけど、皇后やってみたら思いの外楽しくってやりがいを感じ、
自分の幸せそっちのけで国の為に尽力したけど、
その代わり犠牲になったものや、失ったものも多くて、
 
”頑張ったなーわたし、辛いことも多かったけど、これからも頑張ろっ”
 
という物語だ。
 
物語の最初は、現在の皇帝・耶律璟の暗君描写から始まる。
残忍で暴力的な暗君に怯えながらも、虎視眈々と玉座を狙うのが先帝(耶律阮)の遺児(次男)@賢(契丹名・明扆)だ。
 
王位継承順位の決まりとか掟とかないようで、わりと多くの人間が王位を狙っている。
背景としてあるのが、初代皇帝太祖と述律皇后の三人の息子の跡目争いだ。
作中で何度も出てくる三支とは、この三人の子孫系列だ。
中には爺世代もご存命の方々もおり、何かと面白い背景で物語は進む。
 
大きく分けて三つのターム構成だ。
内容は、いろんなレビューがあると思うのでそちらを参照していただいて。
てこブログでは、それぞれタームでのpickupキャスト紹介をしていきたい。
 
イー:青春ターム
アル:皇帝賢ターム
サン:太后ターム

第1ターム:青春ターム

三人姉妹の蕭ファミリーは后家といい、代々皇子の嫁を輩出するファミリー。
ぱぱは宰相。
@えんえん(たん嬢)はそこの末娘。
@どぅーらん韓徳譲Hándéràng【竇驍/窦骁ショーン・ドゥ】は、漢人だ。
ぱぱはお医者さんで、後に燕王となるが王族ではない。
とりま身分違いの恋だ。
 
青春タームは、若々しいはじける想いとかいろいろあれど、もう行き着く場所を知ってる場合なんらときめくこともないし、ハラハラすることもない。
なんならナレで済ましてくれて構わないほどだ。
 
光るのは↓やはり暗君の璟だろう。
疑り深くて心がもっすごく狭い。
猫、ぃや鼠の額ほどの心の広さしかない。
趣味が人殺しというサイコな彼も、従者たちによって殺される。
今までなんで殺されなかったのか不思議だ。
 
中の人は、@寧理ニン・リーだ。
てこブログでは過去二回フォーカスされている古参だ。
 
他も、耶律一族には面白そうな男子がかなりいる。
鲁古とかね。
契丹人はわりと脳筋属性気質で、単純で粗野イメイジだが。
しかし漢人の血(半分)のせいか、先帝の息子たちはプリンス感がそこはかとなく漂うわけで。
②皇子の賢みんいー明扆Míng yǐもそうだが、弟の@只没はもっと漂うプリンス感。
@刺客列伝男子だ♡【連晨翔/连晨翔サイモン・リアン】
そうなのだ。
刺客列伝をこよなく愛すてこは、リアンを見ては刺客列伝を思い出しもう一度見る、をやってしまう為に、
本作の視聴が捗らない、という隠れた事実もあったのである。(いずれ必ずレビューしたい・宣誓)
こんなにも愛おしい刺客列伝男子だが、本作では悪い女に引っかかってしまう。
で、暗君サマに”宮刑”という世にも恐ろしい刑を受け、さらには片目も潰されてしまうのだ。
 
悲惨な役で旨味もない役だが、お会いできることは素直に嬉かった。
儚いリアンも味わい深い。
今後も活躍が見たいと切に願うが・・・
 
そういえば、ちょい役だけど身分は高い、っていう役をやってた@邵兵も居た。
てこブログでは「烈火士官学校」でランクイン済みのムサ叔だ♡
 
そして。
そして。
そして、てこが本作一推しメンのえんさーぐぅ罨撒葛Yǎn sā gé様のご紹介だ♡
暗君兄を宥めながら、玉座を手にする為に着実に力を蓄えてる男子だ♡
草原とか馬とか鎧とか弓とかがこんなにも似合う大哥はそうは居ない。
大哥は大刀使いだったが、槍や斧ももちろんお似合いだろう、ぅん間違いないはず♡
しかも自髭(自前の髭)♡
しかも原音♡
この手を見て欲しい。
ごつごつ&むっちり♡
♡が乱立する男子は稀だ、レアものなのだよ、諸君。
 
うっかりしてたら、みんいーに玉座を奪われると言う痛恨のエラーをしちまった大哥だ。
ほんとはえんさーぐぅ大哥が皇帝になってくれてもよかったのだ、てこ的には。
しかし、それだと話は進まんから仕方ないし。
やけっぱちで戦って傷つくえんさーぐぅ大哥は、この上なくかっこぇえから良しとしたい。
 
漢くさくて荒くれ者風なのに、頭もキレッキレの切れ者で。
その上、嫁を一途に想ってるとか。
出来過ぎなほどの男子だ。
その後もう一度玉座を奪いに来るが、その時はお髭が伸びて付け髭に変わっていたのは残念だったが。
 
「待たせたな」
 
には不整脈どきっ♡、心臓が止まりそうだった。
 
中の人は、【譚凱/谭凯タン・カイ】
ケビン兄さんとお呼びください。
1972年1月13日生まれの50歳、180㎝。
中央戯劇学院卒業。
↑見てください、これ。
もうすぐまたもや素敵なケビン兄さんに出会える模様。
もっすごい期待高ぶる。
 
で、話を戻すと。
その嫁こそが、かーめん姐さんだ。
かーめん姐さんは、終盤に一倫とも仲良くなるんだ。
本作でてこが一番なりたいのはかーめん姐さんの役だ。

第2ターム:皇帝賢ターム

青春タームが終わると、てこ好みの展開になって随分と見易くなる。
皇帝賢(みんいー)の嫁・皇后になった訳だが。
初めこそなんだかんだと拗らせてたけど、みんいーが臣下である@喜隠に馬鹿にされてるのを見て覚悟を決めるえんえんだ。
 
現在の状況をさっくり説明すると
 
・国を離れてるけど、間違いなく陰謀してる@えんさーぐぅ大哥
・力はないし計画もないけど、どうにかして玉座を奪おうと根拠なく考えてる@喜隠
・権力ほしい重臣たちの計略
・うるさい親戚
 
ここいら辺で、男②をフォーカスしときますか。
一応ラヴ史劇であり、ラヴもあるのだが。
今回のトライアングルにはあまり萌どころがない。
ないが、いちおー紹介しとこう。
@耶律賢、契丹名はみんいー明扆Míng yǐ【経超/经超ジン・チャオ】
てこブログでは既にランクイン済み男子だ。(「白髪」参照のこと)
ちーこの頃に、@えんさーぐぅ大哥に毒を飲まされ、以降病弱男子になる。
馬も一人じゃ乗れないし、命短しと言われる病弱皇帝だ。
 
・第一にこんなガタイがいいのに病弱設定は信憑性に欠ける
・第二に@どぅーらん韓徳譲Hándéràng【竇驍/窦骁ショーン・ドゥ】を哥哥呼びしてるが、見るからにみんいーのが年上に見える。
 
という意見もあるにはあるが、まぁ、ふつーに佳き皇帝だったと思う。
一度も声を荒げることもなかった、最後まで。
ジェントルメン皇帝。
デフォルトだと、ジェラシーむんむんムーブになって”信じてもらえない”っていうヒロインのジレンマぶっこむんだが。
そんな事もなく。
自分が浮気した時も、デフォルトだと”嫉妬もしてくれない”とか言うもんだが。
 
「大事なことは嫁に任せっきりで。
自分だけ呑気に浮気とかしてごめんなさい・・・」
 
とか素直か!
なかなか新鮮な皇帝キャラだった。
ってかさ、時代劇の男子ってよく好きな女の似顔絵書くけど。
上手すぎだよね?
あとよく工作する男子(木彫りとか)も居るけど。
上手すぎだよね?
 
自分が隠れた後の嫁と息子の為に、一つまた一つと心配要素を消していく。
この計画や、敵を追い詰める様は迫力があり見応えがあったと思う。
静かだが熱い漢だった。
↑「覆流年」現在視聴中(2022/9/30)だがこれがまた佳きなのだ♡
1986年4月15日生まれの36歳、185㎝70㎏。
北京映画学院卒業。
 
物語は、えんえん達三姉妹のぱぱが殺される事件がおこり、自分探しの旅を切り上げて@どぅーらん韓徳譲Hándéràngが帰ってくる。
解決したら帰るとか言ってるけど。
こっちはなかなか思いを断ち切れないようで、えんえんの負担だけがでかくなるばかりだ。
でも、無理言ってえんえんを掻っ攫っちゃった負い目があるので、みんいーも強くは言えず。
・・・
そして十一年後
 
皇帝みんいーとえんえんは、国家体制を確立しつつあった。
しかし、契丹の血は相変わらず騒ぐわけで。
落ち着くと王座や権力を奪いたくなる輩が出現する。
 
その筆頭株が@えんさーぐぅ大哥を成敗した後に残る@喜隠だ。
中の人、季晨ジー・チェン「紳探」「醉玲瓏
えんえんの②姉の夫で、太祖の三男の息子だ。
太祖の三男つまりは喜隠のぱぱは、青春タームで既に謀反で故人となってる。
愚かにも遺言が”王位奪還”だったので、この残念な脳筋男子はじたばたするんだが。
 
どぅーらんを殺害するつもりが、アクシデントでその嫁が死んでしまう。
十一年前は(結婚当初)そんなことなかったのに、十一年後はやっぱりねっちりしたぐちぐち女子になってしまってたが。
何かと気の毒な女子ではあった。
こんな役が多い女優さんだ。
 
結局、みんいー・どぅーらん・えんえん他の策にまんまとハマって、@喜隠&息子の脳筋コンビは揃ってお隠れになる結果となる。
 
ここで浮かび上がるのは、
 
・三姉妹の姉二人の夫&子をえんえんが間接的にではあるが葬った
・二人の姉は、それぞれ亡き夫が持っていた兵権を譲り受けている
 
この二点だ。
 
このタームでは戦いムーブが優秀だった。
 
・@えんさーぐぅ大哥の皇宮での戦い
・@どぅーらんの幽州での戦い
・@喜隠&息子のなんとか門での戦い
 
クルクル回ったりしないパワー系のリアル寄り殺陣で非常に見応えがあって満足だった。
草原の民の戦いは漢らしくて佳きだ♡
 
ここで、もう一人だけpickupしとこう。
@耶律休哥【阮聖文/阮圣文ルァン・ションウェン】だ。
「楚喬伝」@賀蕭、「花千骨」@単春秋だ。

第3ターム:太后ターム

皇帝賢みんいーがお隠れになり、息子の隆緒が帝位を継ぐ。
えんえんは太后となり息子の治世をサポートする事となる。
 
背景としては
 
・契丹人と漢人の平等性に対する契丹人の反発勢力
・@どぅーらんに権力が集中するのを見てられない耶律の古参勢
・②姉の恨みを利用して企む長老勢
・姉二人の持つ兵権
 
ここいら辺で男①をフォーカスしとこう。
@どぅーらん韓徳譲Hándéràng【竇驍/窦骁ショーン・ドゥ】
シャオっちと呼んでくれていいよ、皆も。
青春タームも良かったが、髭タームが思いの外お似合いだ。
 
壮年も良かったが、その後の爺期もなかなかだ。
えんえんが倒れた時
 
「ぁあ・・・どぅーらん・・・」
 
と呼びかけた時の
 
「おぅ・・・」
 
の応え方がグッと来た。
 
「えんえん、君の心の中は全部知っている」
 
このドラマでてこが唯一うるっときたムーブである。
 
結局、十年別の女子と結婚生活はしてたものの、心はいつもえんえんと共にあり。
えんえんを知り尽くし、サポートし続けた男子だ。
えんえんを娶れなくてあんなに苦しんだが、最後は報われた。
さらには、これからも充実した人生を送れる未来を感じるラストは、心がほっとする展開だったと思う。
↑これ見てくださいよ、んーワイルド♡
1988年12月15日生まれの33歳、182㎝、72kg。
北京映画学院卒業。
てこブログでは「楚喬伝」でランクイン済み男子だ。
 
そして。
そして。
とうとう出てくるかわいいかわいいあの子が。
 
妹①の可哀想な最期と、妹②の衝撃的な事実を知り北方へ行ってしまったかーめん姐さん。
そこでとうとうかわいいあの子と出会ってしまうのだ。
 
@あーぼ撻覧阿鉢Tà lǎn ā bō【盛一倫/盛一伦ション・イールン】だ♡
小鮮肉みを全面に出したおぼこぶり♡
ちーこの頃にままを亡くし、姉であり、母であり、時には兄のように家のことを担ってきたかーめん姐さん。
輿入れも自分の意思などではなく、妹のためだった。
初めて見つけた幸せにもうめろめろだ。
この年下のわんこボウイは、きらっきらな瞳で”小胡輦♪”とかーめん姐さんを呼ぶのだ。
もう、免疫のない姐さんは秒で堕ちてしまうのだ。
 
演技もまだまだな一倫だが、このフレッシュさが草原で生きる純朴な役柄と重なって、大根みが目立たなくて良かった。
この後、一倫は演技の勉強に熱心に取り組んでいる、念の為。
なので、皆さんも今後の一倫を楽しみに待つがいい。
将軍在上」では、みんいーの浮気相手と共演している。(@王楚然)
太古神王」も最近日本上陸したので、おぼこいが機会があったら見て欲しい。
 
物語は、運良くというか運悪く宋が難癖つけてきたので戦争することになる。
 
中原にとって北方を支配する遊牧国家の契丹は、最大の軍事的脅威だった訳で。
隆緒が皇位継承したのは982年だが、この宋との戦は十年くらい経ってからの頃だ。
宋はイニシアチブを取るにはどんな道があるかと模索していた時期だ。
戦を仕掛けたり色々したが、賢い宋は決定的には攻め込まれないように、共存を図る工夫を施すようになり。
結局は「澶淵の盟」を結ぶに至る。
1004年の事だ。
 
隆緒にしてみれば中央集権を図るのは当たり前のことだし、燕雲十六州を失うわけにはいかない訳だ。
 
「兵権返してね?」
 
しかしかーめん姐さんは、素直にこの話を受け入れることが出来ない。
しかも恋人のあーぼの脳みそが壊滅的だった。
 
物語は終焉へ進む。

燕雲台てこが見た感想

物語は、えんえん一家(皇后としての一家)の邪魔をするものが一人また一人と消えて行き、着実に風通しがよくなる流れで進んできた。
その中には、実のぱぱや(生きていたら必ずや面倒なことになってたに違いない)、どぅーらんの嫁も居る。
そして悲しいことに、実の姉二人もその中(邪魔者)の一員だったという、辛すぎる事実に同情を禁じ得ない。
 
激動の時代の中、中原からは警戒され続け、内部では契丹人と漢人との軋轢に悩まされ。
常に大局を見、国のことを最優先に考えてきた偉大な女性だった、と素直に感じる。
 
多くの女性が登場するが、この女性たちの描かれ方も新鮮だった。
述律皇后伝説のおかげかもしれないが、夫に依存しない自立した思考を持っている女性が多く描かれていて、みていてとても楽しかった。
 
アクションシーンも洗練されていたし、キャラ設定も念入りだったし。
演員も実力派揃いだ。
愛すべきキャラクターが多すぎで、このキャラ苦手、はおそらく一人も居ない。
まるく(磨鲁古)でさえ愛おしい。
 
物語は、澶淵の盟、えんえんお隠れ、十五ヶ月後にどぅーらんお隠れがナレ説されて終了だ。
そうナレ説だったんだよ・・・
 
でも、いいドラマだった。