中国ドラマ『山河令』ドラマレビュー其の1:ブロマンスな武侠アクション【龔俊/龚俊ゴン・ジュン】【張哲瀚チャン・ジャーハン】弟子の【孫浠倫スン・シールン】も可愛いぞ!キャスト情報・あらすじ・感想※ネタバレあり

2023年5月9日

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今日は中国ドラマ「山河令(天涯客)」を紹介するよ。
今回も「其の1」シリーズ。
”やおい”もはや”やおい”とはいにしえの言葉となってしまったようだ。
今風にいうと”ブロマンス”というらしい。
驚くのが”Brother Romance”から来てるらしい。
桃園の誓い(生まれる日は違えども死ぬのは一緒)寄りか?
「Hey,ブラザー」的なノリだろうか?

なにかと≪陳情令≫と比較されてる様だが、顔面偏差値だと若手イケメンを揃えた陳情令の圧勝だが(失礼・ぺこり)ドラマはそれだけじゃないからねぇ。
武侠アクションと銘打ってるし、金庸モノを吟味してきた者として、きっちり見たいと思う。

ぃやぁ、それにしても≪陳情令≫よりさきに「山河令」を書くとは、、、。
”追い一巡”なんてせずにとっとと≪陳情令≫書くべきだった。
十分に消化し吟味してから書く、っていうてこルールを破ってしまい罪悪感に似た感情に押し潰されそうな今日この頃、、、。

ってな感じで始めるよ、最後までよろしく!

山河令ってどんなドラマなん?

武侠について語りたい

江胡のいろんな宗派が出てくるが、かなりの完成度だと思う。
いつの世も”正統派VS邪道派”はざわついている訳だが。
加えて、宗派同士の盟主争奪パワーゲームもし烈だが、同門内でもそれぞれ不穏な動きがあったり。

正統派は五湖盟や崋山、秦山、丐幇あたりか。
丐幇のコスチュームはトラディショナルな物乞いスタイルで、幇主はちゃんと杖持ってた(緑じゃなかったけど)し。
五湖や崋山の傲慢で上から目線で見下す感じとか、バイブル(金庸本)通りで好感が持てる。

邪道派が鬼谷軍団と四大殺手軍団。
悪人谷思い出すんだが、笑。

さらに、その道の達人たちはアクの強い輩ばかり。
老人メオトがカップルコーデでかわいぃ👍
もしやこの二人は天山双鷹では!?

その道の達人たちは殺陣も上等、武器も種類豊富、クンフー映画に勝るとも劣らないアクションを披露。
それなりの身体能力が必要であるが、主役の二人は勿論(張哲瀚は早くも1話で上半身お裸いただきました、見事な6パック💖)チョイ出の武人たちも皆上等である。

ブロマンスについて語りたい

知己”をどう解釈するか、これに尽きると思うが。
「若㬢」でも⑬様と”知己”と言ってお互いを認め合っていたが。
”親友”という感じかな、と解釈していた。
因みに「若㬢」は日本語字幕で見たが、まんま”知己”と訳していた。
「これぞ知己、乾杯!」みたいに。

一方「山河令」の二人は”親友”ではちょっと軽いというか、もっと強く深いつながりを表現したい様だ。
soul mate”ソウルメイトという感じか。
そこで、やはり思い浮かぶのは”桃園の誓い”の劉備・関羽・張飛の義兄弟トリオである。
彼らの繋がりは、まさしく”生来知己”ではあるまいか。

出会いはラッキーや偶然じゃなく必然であり”運命”である。
前世から決められていたようなスピリチュアルな運命で、魂の仲間である。
出会うことで人生が大きく変わり始め、出会えたことが終着点ではなく、結果としての未来を見ることが重要だと言うこと。
三国志演義の3人はそんな感じだった。
3人とも死ぬときは別々だったが、死ぬ間際まで想っていたのは妻や子ではなく義兄弟3人のことであった。

「如慰伝」の凌雲徹も死ぬ間際に海蘭から”如慰の事を好きなのか?”と問われ、
「そんな単純な気持ちではない、そんなものはとうに超越した」みたいな事言ってたが、まさにそんなニュアンスではないだろうか?

てこの”涙涙ポイント”である。
恋愛感情では泣けないが、義兄弟感情は大いに泣けてしまう不思議。

”崇高な精神の繋がり”であり、それはどこまでも徹底的に”normal”である。
それが”BL”と”ブロマンス”の違いではないだろうか?
てこはBLに抵抗はないが、BL前提で”ほれ、ほれ、これやろ?”みたいに押し付けてくる感じはいや、なにごともいい塩梅あんばいが重要である、ということを明記しておこう。

ストーリーについてざっと説明しようか1~16話

12話くらいでようやくわかったのだが、皆が躍起になって探してる「瑠璃甲」とやらは5個あるらしい。
そして5個そろった「瑠璃甲」は天下無双の武器を保管してる倉庫の鍵になるらしい。

基本はこの「瑠璃甲」争奪戦と、龚俊扮する鬼谷マスター温客行のリベンジと、孫浠倫扮する張成岭の成長記、の3本軸。

16話までで、五湖盟の盟主が謀反で失脚、ようやくラスボスが誰になるか見当がついた。
新たに加わったキャラ黄宥明扮する葉白衣とともに龍淵閣を目指すところで終了。

山河令てこ監修”イケメン備忘録”

四季山荘マスター周子舒【張哲瀚チャン・ジャーハン】

↑右の人ね💕

四季山荘マスターだったけど、いろいろひどいことしてきて、ようよう耐えられなくなって脱退することに。
脱退条件は”七窍三秋釘之刑”というらしいが、とにかく惨い刑で要は余命3年。
変装して身分を隠し、更にタイムリミット付という破格のヒロイン設定である。

12話くらいまでは3年で死ぬし、、、3年あれば十分、、、。
と、生きることに執着がないし、お酒ばっか飲んでるし、なんだけど。
少年の哀れさ、ひたむきさに段々と情が沸いてくるし、温客行と接するうちに割と明るくなってきて”生きようかな”ってなってくる演技が上手。

1991年5月11日生まれ 江西省出身 上海戯劇学院卒業 181㎝。
琅琊榜」に出てたらしいけど、全く記憶にない。梅長蘇の子供時代だったらしい、そういえばそうかもしれない、、、。

鬼谷マスター温客行【龚俊ゴン・ジュン】

鬼谷マスターで不穏で邪悪なんだけど「アシュ」「アシュ~」と呼ぶ姿がかわいぃ💕
因みに”阿絮”の”阿”は日本語でいうところの○○ちゃんみたいなもん。
鬼谷マスターの時、十大悪鬼に指令出す時とかサイコっぽい邪悪さと、アシュといる時の純粋さのギャップ萌え💕

16話までで解明されてることは、どうやら五湖盟に恨みがあるらしいこと。
20年前の悲劇と関係してるっぽいこと。
なんでかはまだ謎。
なんでマスターになったかとか、今までの苦労バナとかもなし。

最初、彼の”鼻”がどうしても目について「なんだかなぁ、、、」と思ってたのに、
回を重ねるごとに目が慣れてきたのか、てこの眼がおかしくなったのか、ふつうにイケメンに見えてきた不思議である。

1992年11月29日生まれ 四川省成都出身 東華大学演劇科卒業 身長186㎝。
大きんだよね、彼。
背だけじゃなくて、体格も。
張哲瀚と並ぶと一回り大きい、張哲瀚も決して小柄じゃないのだが。
サービスシーンは16話までないが後半あることに期待しようではないか。

かわいい弟子 張成岭【孫浠倫スン・シールン】

ストーリー3本の軸の1つである、彼の成長記。
なんか”ダメな子”みたいに皆に言われてて、郭靖思い出す、笑。
ヤング神木を彷彿とさせるルックスで、日本人はサクッと受け入れそう。
何年か後にワイルドな孫浠倫でファーストデビュウとかになってたらがっかりするだろうな、、、。
工事はしないでほしいと切に願う。

山河令 今後の期待値は?

武侠ドラマとしての骨組みがしっかりしているし、ストーリーに綻びも今のところ見当たらない。
神木少年の成長も楽しみだし、侍女の恋も気になるし。
武器庫がホントにあるのかも気になるし、余命がどんな風にリセットさせるかも楽しみである。

ただ↑のような画像を見つけると、”ブロマンス”街道をブレないでほしい、と熱望してるてことしては不安がぬぐえない。
義兄弟はこんな風に肩にもたれかかったりしないからね、、、。
2人とも血吐いとるようだし。

って感じで、リタイヤせずに最後まで突っ走るどころか、下手すると”ロス”懸念まである喜びよ。

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