中国ドラマ『沈香の夢:後編』(原題:沉香如屑·沈香重華/沉香重华)ドラマレビュー其の2:沈香重華38〜ラスト&おまけpartⅡまで【成毅チョン・イー】【張睿/张睿チャン・ルイ】【李欣澤/李欣泽リー・シンズー】キャスト情報・あらすじ・感想※ネタバレあり
ご訪問ありがとう、てこブログへようこそ。
今日は、中国ドラマ『沈香如屑·沈香重華』(原題:沉香如屑·沉香重华)ドラマレビュー其の2:沈香重華38〜ラスト&おまけpartⅡまで、
を紹介するよ。
本作は上部「沈香如屑」38集
下部「沈香重華」21集という二部構成だ。
わりと最近、当局から”お金儲けのために話数を多くするのはやめてね、お達し”が発令され。
苦肉の策で誕生したのが、この二部制だ。
まったく逞しいお国柄だ。
イケメン探しがライフワークのてこを喜ばしてくれてありがたい事だ。
基本情報と上部レビューは其の1を読むがいい
さて、上部では
・奈落の底へ身投げして、900年三途の川を渡れずに彷徨ってたやんだん(顔淡Yán dàn・ズー姐さん)を見兼ねた帝君(いー天界version)がやんだんの記憶を消し、なんとか人間界へ旅立たせる
・人間界で蓮悪魔になったやんだんと唐周(いー人間version)が出会い、四つの神器探しをしてるうちに恋心が芽生える
・唐周はやんだんに告るが、アクシデントで記憶が戻ったやんだんは塩対応
・残る一つの神器さがしと、唐周とこの門主問題
みたいなとこで下部に突入だ。
てこは最後まで観たので、其の1でのレビューがわりと的をはずしてる事をお詫びしたい気持ちだ。
こんなにも長く多くのコスチュームドラマを見てきたてこの想像と違う展開が繰り広げられる。
それも力技ではなく、きっちり辻褄を合わせてくるあたり。
原著も面白いのだろうし、しっかりとした力量の脚本家なのであろう。
※てこブログは、大いなるネタバレを含みます。
閲覧の際は、十分にお気をつけください。
ってな感じで始めるよ、最後までよろしく!
目次
沈香重華39〜59集(ラスト)までってどんななん?
まずは、門主だよね、唐周んとこの。
このタームは、もうてこの予想通りの展開だった。
生派が実は邪悪(主に門主)って、古装じゃわりとデフォルトだ。
だから、ずっと懸念案件だった”don’t love問題”だって、なし崩しに撤廃されるはずだ。
しかし、デフォルトと違うのはヒロインであるやんだんがそれを受け入れない、というとこだ。
やんだんは、天界での仕打ちを覚えているし、何より唐周が帝君に戻った時にまた拒絶されるであろう、と思っている訳だ。(天界のdon’t loveルールにより)
一方唐周は、”おれは唐周で帝君じゃねぇ”と言い、さらには帝君に嫉妬する始末だ。
「天界での事なんて俺知らねぇし、
今はもっすごく好きだって言ってんじゃん。
それに帝君に戻ってもぜーーーーったい好きだからっ。
捨てたりしないからっ。
ってか、俺、人間のままがいいっ」
なんてやりとりをしながら、やんだんはそれでもしょっぱくて。
それにやんだんにはゆもっていうストーカーもついてる訳で。
ゆもは妖怪センサーみたいな”両思いNGセンサー”みたいなのが備わってる男子だ。
やんだんと唐周が見つめあったり、大事な告白しそうな時に発動するセンサーだ。
「やんだん、例の・・・ぁ・・・」
みたいに(ぁ、ごめん、邪魔しちゃった?)グッドタイミングで間を割く事が出来る。
そんな感じで三人はいつの間にか、チーム感を出すまでに健全に友情を育み結束するんだが。
そのうちに唐周の様子が大変な事になっていくのだ。
実はいーは人間界に来た時に、謎の陰謀によりなんとか鎧が壊れて”不滅の魂”みたいなのが流れ出てしまう事態に陥っている。
しかし、神器を体内に収納する事で魂流出を防いでいた。
その体内収納の神器が奪われて、命の危機勃発だ。
神様達の謎の体内システムだが、(不滅魂も出し入れ出来るし)まぁそこに食いついてもしょうがないので、素直に受け入れることをおススメしたい。
飛べるしビーム出すし人間じゃないんだからそもそも。
ゆもは魚だし、やんだんは花だし、そもそも。
ぇ、でも死んでも帝君戻るんでしょ、とファンタジー古参は思う訳だが。
天命を全うしないと戻れない、という掟はこのドラマも一緒で、
”愛の試練”はクリアしてるので大丈夫かと思いきや。
そもそも人間界に来たのは天刧ではなくミッションなので、帰還条件は違うらしい。
とにかく不滅魂が無事であればギリOK、みたいな感じだと思う。
神器三つなくなってヤバいが、最後の一つがスペシャルでそれさえあればクリア出来るらしい。
でもすんなり行く訳なく、それ相応のリターンがある訳で。
さっくり言うと唐周は死んじまう。
でも、全身薬という特別体のやんだんは残り半分の自分の心臓を捧げて唐周を救うのだ。
あんだけ塩対応だったのに、究極のツンデレ女子だ。
あんだけツンムーブだったのに、思いあまってのデレムーブで自分が死ぬとか。
なんという切なさか。
二度だ。
二度も心臓を捧げる愛。
・・・
などと、てこは三度目の涙涙の渦に居た。
一度目は奈落の底へムーブ。
二度目は900年後の三途の川ムーブ。
〜からの三度目だ。
全てズー姐さんタームだと言う衝撃的な事実だ。
・・・
ところがだ。
ところがじぇじぇ(姉さん)が自分の心臓の半分をやんだんに注入しているではないか。
!
チートすぎやしないか・・・
考えてみてほしい。
めいめい(妹)のそんな思惑を察し、やんだんを止めるべく魔法ドームみたいなのに閉じ込めてたじゃないか。
ぃやぃや、待てよ、ぉい。
最初っから、自分の心臓で妹を助けられるなら。
最初っから、そーゆー計画でやればよかったんじゃね、と思うのだ。
我の涙を返してほしい、と思ったね、正直。
ムダ泣きだった。
まぁ、でも生き返った唐周がじゃじゃーーーーん(効果音)と、帝君に変身する様が思いの外かっこよかったので、すぐに気を取り直したてこだ。
単純な人間に育ててくれたぱぱんままんありがとう。
そっからはてこの予想とは反して、帝君だけが天界へ戻るのだが。
驚いた事に、以前あれだけ
「愛してなどいません。
愛って何の事?」
とスッとぼけてた帝君が、唐周(人間)体験により覚醒していた。
「愛?
はい、愛してます。
ぇえ、愛してますとも。」
と天帝に言い切ってるんだなー。
”帝君は開き直りを覚えた”テレレレッテレーーー♪
今はちょっと怪しい事があるから、それを調べてる。
調べて決着ついたら、帝君辞めるし俺。
で、やんだんと旅行行くね、と皆にも宣言する開き直りっぷりだ。
何?もう。
唯一のマイナスポインツだった”愛してると言えない”がなくなったら、もういいとこだらけと言う事だ。
そうでなくても魅力大なのに、これ以上魅力的になると言うのか。
てこの心臓がもつか心配だ。
こんな風に真正面から誠実に接しても、やんだんの塩対応は緩むことがない。
唐周は死んだ、とか言ってとりつく島もない様子だ。
いいね、実にいい。
おかげでいーの切なさ顔を拝顔できるのだ、ありがたい事だ。
そうこうしてるうちに、やんだんの親友が天界で行方不明になってるというニュースが飛び込む。
で、よりを戻す気はないが(やんだん)一緒に捜査しようか。
で、うまくいけばよりを戻せるかもしれない(いー)一緒に捜査しようか、となる訳だ。
ここからが驚きの展開の始まりだ。
前情報で、ダークモードのいーが居ることは知っていた。
いつがそのタイミングなのかと、ずーーーーっと待ってた訳だ。
阿修羅の血統らしいので、闇落ちすんのかとか思ってたら。
・・・
ぱぱまま世代の回想編だった。
要するに帝君の出自の秘密が明かされるタームだ。
ここでのいーの素晴らしさは、後のてこ監修”イケメン備忘録”でねっちり語らせていただくが。
非常に素晴らしいのだ。(語彙力)
そこには若かりし日の天帝もご登場だ。
こんな背景だからこそ、don’t loveルールだったのか。
だから、こんなにも帝君を愛しんで育ててきたのか。
と実に納得のゆくエピソードなのだ。
・・・
と言うことは、あの愛刑で愛の釘を憎々しく打ち込んでたあの天帝は?
〇〇ってことだ。
いつから?
ぇ、あの多くの神が死んで、いーがヒドラ毒に冒されたあの戦争の後?
・・・
ぇえ!!!???
ってなる訳だ。
上部で魔尊エピがあったのも理由があり、布石の一つだったと言うことだ。
神器を集めさせることにも、女神を生き返らせなければならない理由もあったのだ。
決して魔尊のラヴのための生き返りではなかったと言うことだ。
こんな辻褄が合うドラマは久しぶりかもしれない。
しかし、敵も黙ってない。
またもや帝君とやんだんを愛刑に屠ろうと企むのだ。
その時、”愛の鎖テスト”みたいなのやるんだが。
これって@鮫話し(らばとレンくんの)にも似たようなのがあった。
もしかして旬なの?don’t loveって?
で、愛してないとその鎖は切れるんだが、いーはもちろんやんだんの方も切れなくて。
それをみたいーが”にやり”とニヤつくのを見逃さないてこだ。
生きるか死ぬか、殺されるほどの刑を受けるって時に
「やっりーーーー♡
やっぱやんだんも俺のこと好きなんじゃん♡」
という心の声がこのニヤリ顔に繋がるのだ。
もうひたすらにやんだんのことが好きな帝君だ。
やんだんは、今まで散々ツンムーブでしょっぱかったのに、またここへきて
「いっしょに・・・」
を決行。
こんな大事な時なのに、ゆもは居ない。
山守りに行ってるとかそんなだったと思う。
ストーカーのくせに大事な時は居ないのがゆもだ。
クライマックスの肝は
・本当の敵との決着
・阿修羅血統の顛末
・ラヴの行方
この三点だ。
沈香如屑·沈香重華てこ監修”イケメン備忘録”
ひとり5役な男子@応淵/唐周/玄夜【成毅チョン・イー】
いーこと【成毅チョン・イー】だ♡
とりま待ちに待った↑このversionが登場した時は、体温が0,1度上がったてこだ。
一人五役と書いたが説明しよう。
イー:応淵(帝君)
アル:唐周(人間)
サン:玄夜(むーはん暮寒mù hánバージョン)
スー:玄夜(阿修羅族ヘッドバージョン)
ウー:応淵(阿修羅族ヘッドバージョン)
この五役が全て別人に見える演技だ。
もう顔芸がすごい。
まばたきの仕方とか、唇の歪み具合とか、とにかく芸が細かい。
例えば、悪いこと考えてる時のまばたきは、両目の瞼の閉じるタイミングが違う。
うまいこと言えないが、要するに左右同時のまばたきではなく、若干右目の方が早いとか遅いとか、そんな感じ(伝わりますか?)
右だけ、もしくは左だけひきつって若干遅れる、みたいな。
微妙な表情の顔芸が神レベルだと思う。
ちょっと困った顔。
恥ずかしいけどそれを悟られたくないと頑張って取り繕う顔。
はっきり聞きたいけど、答えが怖くてはっきり聞けない自己嫌悪の顔。
とにかく微妙な心を表す表情が天才的だ。
顔芸がすごいので、自然と顔をガン見してしまい、結果いーの顔が脳裏に焼き付く事となる。
もうしばらくはいーのことしか思い浮かばないだろう、というレヴェルだ。
極め付けとして、玄夜の二つのversionの時は原音だ。
多くの方がノックアウトの模様だが、まじで佳き声だ。
なんで今まで原音で攻めて来なかったか不思議なくらいだ。
わりと掠れて渋めの声だ。
滑舌は声優さんほどではないが、気になるほどではないし、逆にそれがいいのだが。
方言訛りなども問題なさげだが。
きらきらルックに合わないとかで配音だったのだろうか。
まぁでも、一度も大声を張る訳でもなくひたすらに落ち着いた威厳あるお声&優しく語りかけるメローさ、
は流石のイケボの@張傑で、いーのルックにぴったりではある。
みなさんご存知の「十里桃花」の@東華帝君だ。
兎に角、全ての役でかっこいいし、悪いとこがひとっつも見つからない。
神レベルの男主だった。
1990年5月17日生まれの32歳、181㎝、67kg。
中央演劇学院卒業。
あまりにかっこよかったので、「与君歌」と「長安諾」は途中放置だったが観てレビューしようと心に誓ったところだ。
「琉璃」は恐らくはチャレンジしない。
他は、青雲志、怒海潜沙&秦嶺神樹、営救汪星人、詭愛、女生宿舎、一年級·畢業季、〜他多数
待播:蓮花楼、南風知我意
「底綫」は2022/9/19〜配信が始まった。
最後までイイ人な男子@余墨【張睿/张睿チャン・ルイ】
ゆもこと【張睿/张睿チャン・ルイ】だ。
てこブログでは2回ランクインだ。
まずは「天意」
クレジットで@特別出演とあり、スチールまであるのに、本編では1秒たりとも出番はなかった。
荊軻役と聞いてとても楽しみにしていたのに、残念だった。
で、次が「独步天下」の@ダイシャンだ。
ゆもは最初に人型になった時は、造形が残念な角が生えてたのだが。
いつの間にか↑こんな感じのイケメンな青年に成長した。
自分の幸せより、いつでもやんだんの幸せばかりを考えてきたやんだん命な男子だ。
やんだんをもっすごく好きだが、やんだんを困らせたくないので告ったりしない。
サポートに徹するマジモンの報われない枠の男子だ。
ゆもがでしゃばりすぎず、引き下がりすぎずで巧妙なお陰で。
本来は横恋慕トライアングルが、妙な絆が生まれ結果”仲良し三人同盟”結成に至ったのだ。
ゆもは善良で真面目だ。
なんか火と水をどうとかするとかで、キツそうな修行をしてたけど。
それを見せびらかす見せ場もなかった気がするし。
大事なとこでは、仲間外れにされる憂き目にあってて。
わりと気の毒でもある。
あのドラゴンガールと仲良くすればいいのにね、って皆も思ってるはず。
1987年4月7日生まれの35歳、180㎝、63kg。
中央戯劇学院卒業。
代表作:新還珠格格、花非花霧非霧、愛的階梯、仙剣雲之凡、独歩天下、隋唐英雄、明天妳好、河豚〜他多数
顔出しが少なすぎな男子@桓欽【李欣澤/李欣泽リー・シンズー】
㊗️てこブログお初の【李欣澤/李欣泽リー・シンズー】だ。
過去作品の作品名を見ると随分と観たことあるのが並んでるが、記憶はない。
記憶にあるのは「大秦赋」くらいだろうか。
「太古神王」や「女世子」はレビューしているが、わからない。
「将夜」?ぇ、ほんと、どこに?
「上古情歌」に至っては昔すぎてほぼ忘れてる。
恐らくは「琉璃」とか「明月曾照江東寒」とかで人気になったのではないだろうか。
今回も非常によかったとは思うが、具体的なジャッジはできかねる。
てこはしんずー君には特別な思いはあまりないんで我慢できだが。
彼をこよなく推しているファンダムにとっては、このドラマは非常にストレ〜スだったと思う。
と言うのは、ほぼ顔出ししてないからだ。
ふつうに考えて、推す理由の多くはまずは顔・ルックであろう?
その理由第1位を封印されたら、悲しみ以外の何が残るだろうか。
上部の天界タームの時は善良な仙人であり、帝君の親友だったがあっという間に戦で殉死だ。
しかし、其の1でてこも言ってるように、公式が↓こんなスチールを上部で出している。
と言うことは、死んでいないはずだ、と容易に想像できる。
しかもダークversionでイケメンだ。
額には不穏なお印まであるし。
期待は嫌が応にも高まるはずだ。
で、おそらくは途中不穏な動きをしている、ロングの雨ガッパ(フード付き)を着てるのは、紛れもないしんずー君なんじゃなかろうか、とてこは思ってた訳だ。
ファンダムなら、ちょっとだけ見える下唇の形だけでわかるのではないだろうか。
「ぁ゛ーーーーーーー
ぃらぃらする゛ーーーーーーー
はよ、顔見せてーーーーーーーー」
というファンダムの心の叫びは、てこには届いてたよ。
気の毒だし、早く出してやって、とてこも願ってたよ。
しかし、いつまで経っても顔は出してくれないのだ。
そして。
そしてようやく本性が分かってもーーーーーー
ーーーーーーー
変化の術みたいなので変身しちゃってるの。
要するにいくら中身はしんずー君だっつっても、皮は別人なので別の顔と言う事だ。
もう少しだけでいいから早く変身を解いてあげて欲しかったなぁ。
てこももっと観てみたかった。
1990年7月6日生まれの32歳、180㎝、68kg。
東華大学卒業。
待播の「少年歌行」はもしかしたら男③とかで出番が多いかもしれない、と密かに期待している。
ってか@劉学義が激痩せでそれが心配。
沈香重華クライマックスの行方とてこが見た感想
クライマックス、まずはラスボス対決だ。
チーム仲良し三人同盟が協力して敵と戦う。
↑これで仕留めきれなかっんで、万全の計画を立てて最終決戦に臨む。
場所は夢の中みたいな謎の場所だ。
そこでは己のうちなる罪なる心クリミナルマインドとの戦いの場でもあり、悪夢と対峙しなければならない場所だ。
そこで四度目の涙涙の渦に呑まれるてこである。
もうきっと最後は見せてくれると信じて願ってた
帝君VS玄夜(悪version)だ。
「いんゆえん(応淵Yīng yuān)・・・
息子よ・・・
よき息子よ・・・」
・・・・・・・
涙 涙 涙。
いーで泣けれて良かった・・・
もちろんこれで終わらない。
だって、最後〇〇との対決あるし。
夢の世界閉じちゃったら、閉じ込められて永遠に出て来れないらしい。
ゆもだけ逃げさせる事に成功・・・
またゆも仲間外れ・・・
あっちで泣いてるだろうな・・・
ぁ゛ーーー
こーゆーラストか
そうか、そうだよな・・・
って感無量でまたもや涙涙涙
だったのに。
まただよ。
ぴゅーぴゅぴゅーーーーーん(効果音)
で、こっち側に戻って来れた二人だ。
ぇ?
正直なんでこっちに戻れたかわからない。
唯一理由がわからなかった点だ。
二回目の我の涙を返してほしい、案件だ。
ハピエンなのか、結局?
しかしこれでは終わらないのだ・・・
・・・
さぁ、結末は如何に・・・
終わってみると、上部と下部(特にラスト10集)との温度差の大きさに驚きを隠せない。
全編を通して、ヒロインやんだん(ズー姐さん)が非常に賢く、
呑気に暮らしていた蓮の妖精がここまで精神的に成熟することに感心する。
それほど過酷な体験を積み重ねてきた結果だ。
男主のいんゆえん(いー)も、人間時代を経て成長したが、ぱぱ世代の因縁を理解したことでままや天帝の心の重さを感じ取り更に成長した。
成長した二人が紡ぐストーリーには深みがあり、薄っぺらい感情のやりとりではない本気さを感じ取ることができる。
最初は見飽きた三生三世の恋かと思ったが、最後はもっすごい濃い人生を見させてもらった気分になった。
ラストについては、これでいいと思う。
意味のわからないハピエンより、
最後まで重要なアイテムだった蓮の香炉に帰結をもってくるのは粋だなぁと思う。
そして、タイトルに戻るのだ
〜沈香如屑·沈香重華〜
沈香如屑·沈香重華おまけepisodeⅠ&Ⅱ
おまけ①EP
なんとなく、その後どうなったのか想像できる映像だが。
天界の人たちは、楽しそうにしているし。
プラスの想像でいいのかな。
ととりま思う。
しかし、その後いんゆえん&やんだんが、一言もしゃべらないのだ。
もしかして、これは全て夢のようなもので、
二人とも転生出来ずにいるのだろうか。
香炉もきらきらし続けてるし。
どう解釈すればいいのか悩む。
まぁもし、そうだとしても(転生出来てない)。
あちらの世界でもこうして一緒に居れて、抱き合って居られるのならいいのだろうか(香炉の中で)・・・
おまけ②EP
魚釣りしてる子が居る。
ゆもも居る。
そして人間界では、劇の開幕を待つ観客がたくさん居る。
天界の仙人も見にきてる。
劇の作者はやんだんだ。
・・・
正直な話を言うと、このおまけ②は余計かなとは思う。
本編では綺麗に辻褄が合っていたし、納得のできるラストであったからだ。
しかし、このおまけ②になれるような伏線もきっちり貼っていたのも確かだ。
だから、こんなラストもありだと思う。
なんと言ってもやはり幸せそうないんゆえん(いー)がみれるのが嬉しいから。
あと、ついでだから最後に一個だけ言う。
このドラマは全体的に音響が多過ぎだ。
そうじゃなくても、セリフに被せてガンガンBGMを流す。
さらには、ぴゅーんとかの効果音も多い。
全体的に作品の世界観としてはこれでいいのだろうとは思う。
しかし、いーの次回作は、できれば静寂の中で佇むいーを愛でてみたいなぁと願う。