韓国ドラマ『熱血司祭』(原題・열혈사제)ドラマレビュー:祭りじゃー!ナムギル祭り開催!【キム・ナムギル】【コ・ジュン】キャスト情報・あらすじ・感想※ネタバレあり
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今日は、韓国ドラマ『熱血司祭』(原題・열혈사제)ドラマレビュー:祭りじゃー!ナムギル祭り開催!、
を紹介するよ。
【キム・ナムギル】だ。
みなさんはどんなナムギルがお好みですか。
・ピダム(善徳女王)
・ゴヌク(赤と黒)
・イヌ(医心伝心〜)
・イス(サメ)
・ガンス(ワンディ〜)
挙げればキリがないが、てこはガンウ(美人図)がイチ推しだ。
でも、ゴヌクも捨てがたい。
要はどんなナムギルでも気に入っているという事だ。
てこが選ぶ韓流俳優トップ3にランクインなのに、レビューを1本も書いてない。
なので今日はナムギルを全力で褒めちぎろうと思う。
2020くらいにRakutenVikiで見て、GYAOなんかでも配信されてたがあれは広告がうざすぎる。
しかし最近U-NEXTが見放題に変わった(前は課金だった気がする)
なので追い1巡してのレビューである。
2019〜SBSで放送。
全40部作
演出:イ・ミョンウ(パンチ余命〜・耳打ち)
脚本:パク・ジェボム(キム課長〜・グッドドクター)
ってな感じで始めるよ、最後までよろしく!
熱血司祭ってどんなドラマなん?
タイトルのまんまだ。
1人の神父がもっすごい熱血に巨悪に立ち向かうお話だ。
非常にシンプルで好ましい。
命題はわりと真面目で重く、熱血司祭のトラウマも悲惨だ。
さらに悪者はマジモードで悪さしてる。
こういった場合、多くはシリアスな流れで、熱血司祭は口数の少ないアウトローな黄昏感を出してくるのがふつーだ。
しかし本ドラマはシリアスで辛いながらもほっこりと笑える救いをスパイスとして加えている。
なので熱血キム神父も、マジムーブのときはもっすごくかっこぇえのに時に白目剥いたり変顔もしてくれる。
1話につき2〜3回は”マジで笑える”シーンをぶっ込んできてくれるのだ。
時に悪者の悪さに心底腹立ち
時にマジで笑い
時に登場人物の背景に気の毒さを哀れみ
時に辛い背景を克服するのが自分のことのように嬉しい
要するに”喜・怒・哀・楽ドラマ”だという事だ。
40話があっという間に過ぎてしまう。
なんなら100話とかでもいいくらいだ。
いつまでも見ていたい、そんなドラマなのである。
まずこのドラマの魅力の1番はもちろんナムギル扮するキム神父だ。
文字通り七変化の魅力で我々を夢の世界へと誘うのは確実だ。
ギルのことは後のイケメン備忘録でねっちりと語る。
第2に魅力てんこ盛りのバイブレーター達である。
実に多くの登場人物がいる本ドラマだが。
心底クズな悪者は2〜3人ほどしかいない。
ほかの人間は、例えばヴィランだとしても回を重ねるごとに憐憫や愛着を覚えるようになっていく。
例えば、キム神父は初めはたった1人での捜査だったのだが。
1人、また1人と仲間が増えていく。
本心と違う行動をしてしまうのは、それぞれの背景が単純ではないのも理由の一つなのだが。
それでもキム神父の言動や存在が、彼らを変えてゆく様がとても好ましい。
皆が(視聴してる皆も)ギルに心酔してゆく図式がとてもうれしいし、
「もっと、もっと」
とさらに欲深くなってゆく自分(てこ)さえも愛おしくなってゆく摩訶不思議現象だ。
第3は主題が明確であるという事だ。
”神”に縋るのは何故か。
”赦し”を得たいからだ。
赦しを得た、と同じ過ちを繰り返し、心を癒すために神を信じる。
心が楽になるための贖罪は本来の意味から逸脱している。
しかし、それらは実は皆心の奥底で理解していることでもある。
皆、見えないふりをしているだけなのだ。
日常のそのような小さな腐敗に無感覚になっている人々。
そんな”モラルハザード”をこれでもかと見せつけるドラマだ。
ここで愛すべきバイブレーター達を少しだけ紹介しとこうか。
まずは一推しのカポエラ君。
@チャンリョン(ウム・ムンソク)
とても愛おしいヴィランだ。
まさに完璧なチンピラ像を演じてくれた。(おしりから薔薇の花びら散らしてる白スーツ)
この演技力で実はMonsterzとかいうK-POPのボーカルだというから驚きだ。
なるほどちらっとみせたヒップホップが上手いのも納得だ。
彼にイヂメられてるタイから出稼ぎのムエタイ君。
@ソンサク(アン・チャンファン)
一度負けてしまい、リベンジのために特訓する姿がリーサルウェポン級だ。
何が?と思うだろう。
敢えてここでは伏せておくので、皆も観て確認するが良い。
期待は裏切らない、決して。
次は、ヴィランズの中でも高権力ポジの区長のジャイアンママだ。
@ドンジャ(チャン・ヨンジュ)
見てくれ、この完璧なるオールバックヘアを。
かなりの長さとヴォリュームと推定されるこのヘアを、華麗ににオールバックだ。
結果として頭部の大きさがかなりだ。
なので全身ヴァランスもちょっと縮尺的におかしい。
目の錯覚か!?と二度見することになる。
次はロシアマフィア@ゴザエフ(キム・ウォネ)
流石です、チョ部長(キム課長〜)。
金庫破りの穴掘りは立派に役に立った、ありがとう。
ラッパーな新人デカ(刑事)
@ソ・スンア(クム・セロク)
最後はロング兄弟のコスプレまで見せてくれた。
挙げればキリがないが、登場人物はAll魅力的だ。
警察署の班長や同僚でさえ愛おしいのだ。
この多種多様な人物像がドラマに厚みを持たせている。
本当に救いようのない根っからの悪人は2人だ。
・カン部長検事
・イ・ジュングォン(ヘイルの元上司・国家情報院テロ対策チーム)
クライマックスの肝は↑の2人との対決である。
熱血司祭てこ監修”イケメン備忘録”
七変化な男子@キム・ヘイル【キム・ナムギル】
ギルの司祭姿をみてほしい。
完璧だ。
この身長、この小顔、完璧なるプロポーションが着こなす司祭ルック。
お祈り姿ももちろん萌えるが↓
黒のロングコートを靡かせ、走る、蹴る、時にバイク(600cc)までも自在に操るのだ。
ハイキックの時に、ロングコートから伸びる足の長さは、思わず
「目の錯覚か」
と二度見、もしくはスロウモーションで再生は確実だ。
そして、この
「オレ怒った
いっちょやったるでーーー」
の時の↓こーゆームーブ時は
若干スロウモーションになり、勝ち確BGMも流れる。
まさに”ヒーロー降臨”で、皆がギルをアゲる図式がほんとに好ましい。
ついでに無双だ。
それもそのはず、前職は国家情報院のテロ対策チームのエースだ。
要は、怒りのアフガンのランボーのようなものだ。
もっすごい強いしキレると怖いけど、心はあったかい傭兵だ。
傭兵を辞めるきっかけになった事件がトラウマになっている。
その上”憤怒調節障害”なるものを患っており、怒りを抑えることが困難だ。
無双ヒーローなのにそんなトラウマやビハインドを背負ってるという。
念入りな背景設定が本当にありがたい。
ヒーローよろしく参上のあとの優しき介抱ムーブ
完璧なのだよ、諸君。
それなのに白目剥いたり、変顔も躊躇なくしてくれる。
シェパード姿でさえかっこぇえのだ。
そしてギルの女装姿だ。
ふつーにお美しい、美人だ。
”オッケイコール”のコートを攘う所作がお美しいギル。
チンピラルックのギルももちろん完璧だ。
そして極め付けが黒化したキム神父↓だ。
大事なものを守るために司祭服を脱ぐ。
マジモード降臨だ。
前髪下ろしました♡
こうなったオレは強いよ?
誰にも止められねーぜ?
なギルを是非皆も見て欲しい。
皆が願う、祈る。
「キム神父・・・
撃たないで・・・」
・・・
「オレは何度でも赦す」
・・・・・・・・・・・・・・・・・
声にならない感動で死にそうになったてこだ。
本当に大満足だ。
七変化ギルは魅力だだ漏れで沼入りは確実だ。
見といた方がいい、期待は裏切らない、と断言しよう。
1980年3月13日生まれの42歳、184㎝。
김남길、金南佶、Kim Nam-gil
スルメな男子@ファン・チョルボム【コ・ジュン】
愛しきヴィランである。
最初は冷血無比な欲まみれのヴィランだったのが。
回を追うごとに愛情が湧いてくる不思議な魅力を持ったヴィランだ。
噛むほどに味が出るスルメのようなキャラクターだ。
クダム区長のジャイアンのママと義兄弟だというファン。
なんかあの2人が、手に手を取って成り上がってきたのかと思うと。
あまりにハマりすぎでステキだ。
ありがちだけど、非道なことはしてきてるけど人情に厚い人柄なんだよねぇ。
カポエラくん(おかっぱ)の事も捨て置けないし。
いつも陰日向で働いてる腹心(イ・ジェヨン)の慕りようからも容易に想像できるけど。
きっとほんとはいい奴なんだろうなぁ、ってなってくるんだよ、見てるうちに。
まぁ、わりと最初っから
「あいつ(ギルのこと)は只者じゃねぇ」
って言った時から、もうてこは推すことに決めたんだけど。
ファンは元ボクシング選手という設定なので、トレーニング時に見事な筋肉を拝む事もできる。
そしていつもはスーツ姿で↓キレッキレの格闘ムーブを見せてくれるのだが
もともとヴィランなのだが、元のチンピラ風情に戻るってからの造形が好ましい。
ギルほどではないが、ファンもいい線は行っている。
そして極め付けが↓これだ。
なんと泣いちゃった・・・
ステキです♡
1978年12月8日生まれの43歳、184㎝。
고준、Ko Jun
「ミッドナイト・ランナー」「浮気したら死ぬ」
熱血司祭てこが見た感想
ノンストップで駆け抜ける40話だった。
モラルハザードに対しての処方箋は、詰まるところ人間の強い信念と善意である、というドラマだ。
いずれにせよナムギルの魅力が詰め込まれている秀作だ。
ナムギルはかっこぇえことこの上ないし、
スカっとするし、
ほんわかもできるし。
てこレビューは☆採点制度はないが、あるとしたら満点☆7つ(セブンスター)だ。
そして最後に↓これ
シーズン2を匂わすとか。
最後までソツのない製作陣だ。
もうシリーズ化して、ギルのライフワークにしてくれてもいいくらいだ。