中国ドラマ『尚食(しょうしょく)~美味なる恋は紫禁城で』(原題・尚食)ドラマレビュー:中華なスラッカン(水刺間)事情とは!?【許凱/许凯シュー・カイ】【朱致霊/朱致灵チュー・チンリン】【王一哲ワン・イージョー】キャスト情報・あらすじ・感想※ネタバレあり
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今日は、中国ドラマ『尚食☆Royal Feast』ドラマレビュー:中華なスラッカン(水刺間)事情とは!?
を紹介するよ。
※2022・7月現在、早くもわうさんでOAが決定。
サブタイトルが~美味なる恋は紫禁城で、らしい。
これが”ひどい”と話題だ。
なのでてこがサブタイトルを考えてみた。
〜紫禁城ブラック職場で恋をして〜
天才ちゃう?我。
ワウさん、これ使っていいですよ。
監督、王威・白云默
脚本、周末
于正プロデュースの全40集。
主演は
・朱瞻基(後の皇帝明宣宗)→許凱/许凯
・姚子衿(後の孝恭章皇后)→吳謹言/吴谨言
于正Pの「延禧攻略」での悲恋CPの2人が再びタッグを組む本ドラマ。
今回こそ、あの切なかったお二人が幸せに結ばれる様が見たい、と切望している方も多かろう。
公式が最初から”後の孝恭章皇后”と謳っているので結ばれることは間違いない。
本ドラマは(架空の人物もいるが、もちろん)史実に基づく年代や名前が使われている。
大まかな流れは史実通りなので先行きが明らかに分かる、というのが前提だ。
本ドラマの時代背景である明代はドラマ題材にされることが多く、この界隈の中華ドラマぬまんちゅ(沼人)にとっては得意分野だろう。
特に朱瞻基を扱った「大明風華(大明皇妃)」を高確率で見ていると思う。
なので、永楽さんの息子達の行く末を少なからず知っているはずだ。
ということは、つまり、結果を知っているので心配してハラハラしたりが割愛されるわけで。
ということは、その分CP事情を詳しめにする仕様なのかな?と思いつつの視聴開始である。(結果違いましたけどね)
于正Pは俳優を大勢抱えているという背景がある。
なので于正Pドラマは出演者が丸かぶりである。
もちろんお初抜擢明星もいるが、ほとんどが見たことのある俳優であるはずだ。
他作品との演技の違いなどを考察するのも楽しいのではないだろうか。
于正Pの作品は賛否両論あれど総じて興味深いのは確かだ。
新しいアイディアをいつも模索している。
いつもその時々の最善を尽くし、脚本・衣装なども吟味しているはずだ。
1番の弊害は当局による検閲なのだ。
いつもギリのところを果敢に攻めている結果のカットと割り切り、一体どこがどうカットされたのかなどを考察するのもまた一興だと思うのだ。
ってな感じで始めるよ、最後までよろしく!
尚食ってどんなドラマなん?
始まりは永楽二十年なので、つまりは1422年だ。
あと2年で永楽さんはお隠れになる。
永楽ぱぱがもっすごいカリスマで息子3人はそれぞれ一長一短な感じはこのドラマも同じように描写されている。
その中で、孫の朱瞻基(許凱)が永楽ぱぱからエコ贔屓な寵愛を受けている様子があからさまだ。
なので、虎視眈々と玉座を狙う身内から疎ましがられ、今後陥れられるであろう未来を予感させる仕様だ。
ここで、于正のくせにさすが于正なロイヤルファミリーメンを紹介しとこう。
まずは永楽ぱぱ(于栄光/于荣光)
もっすごいカリスマなのでセリフは少ない。
言葉ではなく目で語る男なのだ、御大は。
てこブログでもむさ叔で何度も登場している古参だ。
長男の朱高熾(洪剣濤/洪剑涛)
ふくよかなので、尚食局の用意する食事を楽しみにしていて美味しそうに食べる。
でも永楽ぱぱが、自分が嬉しそうに食べると機嫌が悪くなるので思いっきり食べれない。
周りからも
「一口だけ」
って注意されて可哀想。
次男の朱高煦(王東/王东)
朱瞻基が即位後に謀反起こす人。
ほんとに中の人の演技力たるや。
今回はゲス感を前押しなのに最期は”愛と一緒に・・・”な于正脚色。
于正は賛否両論あれど、てこはわりと好んでいる。
何が言いたいのかわからない時もあるし。
とりまやってみたけど、収集がつかなくなった、ってな時もあるが。
物事には裏表だけじゃなくて側面もあるし天地もあるよ、という言わば当たり前な事だが、
しかし人は見たい物ばかりを全面に出したがるけど、ほんとはそうじゃないよ、って事を表現することがたまにあるのだ。(まわりくどいけど)
誰の立場で物語を見るかでも、随分と印象は変わるのだが。
次男の立場なら謀反を起こすのも道理とも言えるので、皆そういった着眼点の違いなども考えるのも良いと思う。
三男の朱高燧(王雨)
兄との謀反に加担してあわよくば・・・と思ってる次男よりさらに狡い男。
とりま甥をやっつけて、その次は兄を、と思ってる男だ。
出番がとても少なく悲しい。
中の人は妻を娶らば〜の麗華のお兄ちゃんの@識にいさんだ。
「皓镧伝」ではヴィラン筆頭株の@元瞳をあったかく包み込む包容力太陽系の男前であった。
しかし本作ではいいところは1ミリもない、ついでに旨みも全くない役どころだった。
でも于正はこんな豪華キャストなのにあまり政治陰謀は詳しくは描いていない。
なぜならこのドラマはタイトルである尚食を描かないといけないからだ。
尚食局とは、チャングムが務めていた職場スラッカン(水刺間)と同等で、紫禁城の食全般を担当するところだ。
料理もさることながら器も美しいし、何らかの文献を元にしているのかいちいち料理の説明も入る。
映像だけでなく音もんまほ(うまそう)だ。
包丁もよく切れる。
しかしいうほど飯テロではないかな。
皇后(朱瞻基のまま)のお夜食にタロイモの天ぷら作ってたけど・・・
てこはモタれるし太りそうだからいやだなぁ、そんな夜食は。
尚食局は料理人はオール女性で、男は荷物運びとかの下働きだ。
料理を運ぶ際も、男どもはマスク着用が義務付けられているようだ。
これもある意味セクハラだろう。
尚食局は、嫉妬と陰謀の渦巻く女の粘着な戦いが繰り広げられるブラック職場だ。
皇帝初め尊い身分の方々がいつ何時「腹減った」っていうかわからんから、基本常時待機だ。
しかも食べた後もれなく”不安”がついて回る。
最もわかりやすいのは”毒”だが、于正はスパイスを加え”常用漢方薬との食べ合わせ”などもぶっ込んで。
加えてアレルギーなど多種多様なリスクを背景に尚食での仕事の難しさを表現している。
◆ロイヤルファミリーの争い
◆妃たちの争い
・朱高熾ぱぱ(朱瞻基のぱぱ)の妃達(皇后VS側室達)
・朱瞻基の妃達
◆尚食局での権力&派閥争い
と、この↑の3箇所での争いが三つ巴で展開される。
そこに欠かせないのが”ラヴ”だ。
①ロイヤルブラザーズたちもそれぞれの愛を持つ。
永楽ぱぱの言葉も愛ゆえだし、兄弟の情もあるはずだ。
そして愛した女や子供もいるだろう。
②1人の夫に大勢の妻、って図式は考えるほど無理だ、自分なら耐えられない。
だけど耐えてた古(いにしえ)の女達。
加えて、実家事情とかで考慮を余儀なくされ、結果ストレスはいつもマックスだ。
だから拗れるのは当たり前だ。
③女が自立する術などなかった時代に、女だけの職場はある意味魅力的だ。
腕一つで成り上がれる可能性があるということは、野心のある女にとってはうってつけの職場と言える。
そんなぎらぎらした欲望がだだ漏れの職場は、純粋な娘をも変貌させてしまう魔の沼だ。
しかしそこにももれなく愛はある。
単純に異性を好きになるという愛もあれば。
家族への愛もあるし。
自分を愛しんでくれた師匠への愛、逆に弟子への愛もある。
そして、助け合っている同僚との愛もある。
このように”多種多様な愛”と上記の三つ巴を合わせるので、すなわち”四つ巴”だ。
こんなにもたくさんのプロットがあるのに全40集だ。
当然の帰結として全てが薄くあっさりしている。
言い換えればまったく描き切れてない、とも言える。
あっさりしていてもいいのだが、せめてメインCPがらゔらゔならまだいい。
少なくとも延禧攻略の涙組の方々は、2人がいちゃこらしてくれたら納得も出来よう。
しかし、それがない。
そもそも、尚食局で働く庶民の女が後の孝恭章皇后になるのだから。
身分違いの恋だが〜とか。
自分の愛する女ひとり幸せに出来ず民を幸せに〜とか。
身の程知らずめ〜からの斬首セレモニー〜とか。
そんな仕様なのだと思っていたのだが。
どうも様子が違う。
最初(7集くらいまで)はニアミス続きで互いに目も合わせていない。
でもどっちも意識はしてる。
姚子衿(吳謹言)はちーこの時に朱瞻基に一目惚れした、って設定だったので。
両思いでよかったね、なんて思ってたのに。
いざとなったら朱瞻基を全力で拒否する姚子衿。
「生涯尚食局で生きていく」
「あなたを恨んでいる」
「あなたの后にはならない」
とかなんなん?(by藤井風)
どうやら出自に秘密があるようで、そもそも姚子衿は皇孫妃候補だったとか。
嘘みたいな話だ。
それがなんで尚食局に?ってのは皆が思う疑問だ。
まぁ、でもなし崩しに皇帝勅命であっさりと結婚。
で、すぐに洪熙帝はお隠れになるので、即位した朱瞻基は宣徳帝となり公務が忙しい。
ただ一つの癒しが貴妃(姚子衿)とのひとときなのに。
ほかの妃も大事にしろとか、
ここ(家)ではあなたは皇帝じゃなくて夫なのだとか、
自分を尊重しろだとか。
とにかく強気の姿勢を崩さない。
よっていちゃこら・らゔらゔがほぼ無い。
貴妃は無双設定で、陰謀にも引っかからないし眩しいほどの清流属性であり正義そのものだ。
間違いなく彼女が主役なのだ。
どんな悪者だろうと”個人(命)の尊厳”という法原理をもってくる。
てこは道徳の時間がとても苦手だったので、この手の人間には距離を置くようにしている。
しかし、相手の夫(宣徳帝)も流石にちーこの時から妖怪じみた海千山千のじいちゃんや叔父に揉まれてるだけあり。
嫁を利用し、こっぴどく傷つける(心を)。
しかしそのショックで嫁は声が出なくなる。
しかし(やはり尚食のメニュー・口を閉ざしたアサリ)真実を知り、仲直りだ。
唯一のラヴラインはこんな感じで特にフォーカスされるわけでもなく淡々と進むのである。
ちなみにこの他のラヴラインはゼロだ。
なのでロマンスを期待してみた方々はとんでもないストレスを感じるだろう。
残りの集数を考えると、次男の漢王の謀反がクライマックスだろう。
なので許凱は存命のまま終わるはずだし、幸せエンドで間違いないはずだ。
知りたいのは@游一帆(朱瞻禮)の王一哲と@袁琦(宦官)の何奉天の行く末だけだ。
見てる皆もそうだろう?
何奉天は于正事務所の俳優でてこブログでも古参だ。
「大唐流流」では悲しきヴィランで、本ドラマの胡善祥とメオトで、しかしこっぴどく裏切られる役をしている。
「鳳囚凰」では仮面被ったりいろいろしてる。
「皓镧伝」では@羽王子でやはり狡い。
なんか彼はこーゆーイマイチだけど割と重要な役どころが多い俳優だ。
ポテンシャルはそれなりに高い。
尚食てこ監修”イケメン備忘録”
ほぼすん顔だった男子@朱瞻基/宣徳帝【許凱/许凯シュー・カイ】
【許凱/许凯シュー・カイ】だ♡
この男前は、てこがわりと推している若手明星だ。
若手ではあるが彼が持っている演技の才能は疑う余地がない。
ある時は寡黙で愚直な将軍。「延禧攻略」
ある時は天真爛漫なオレ様仙人修行者。「従前有座霊剣山」
ある時はツンデレのプロeスポーツプレイヤー。「妳微笑時很美(君の瞳にメロメロ)」
ある時はわんこからのカリスマ門主への華麗な変身。「招揺」
と挙げればキリがない幅広い演技力。
その上イケメンだ。
完璧でありもはや芸術と言って過言じゃないほどのルックは、すでに顔面世界遺産に認定済みである(注・当社調べ)
その男前が、高殺傷能力武器である”笑顔(エクボ付き)”をほぼ封印して臨んだのが今回のキャラクターだ。
ちーこ命の時からカリスマグランパ永楽帝のもとで帝王学を叩き込まれた”サイボーグ皇帝”である。
座学・武術はもちろん芸術に至るまで完璧だ。
思考・言動ともに寸分の隙もない。
発する言葉も極端に少ない。
「察しろ」
という無言の圧である。
唯一の弱点が嫁だが、その嫁に対しても歩み寄りはほんのわずかだ。
緻密な計算のもと、ギリのところまでしか歩み寄りはない。
好きな嫁でさえそうなのだから、ほかの妃は言わずもながだ。
全ては治世が最重要課題だという姿勢は一貫している。
それでも最後の、6歳だか8歳だかから支えてきたお付き宦官@袁琦への処罰を聞かれた時の
「八つ裂きにせよ」
から〜の、滴り落ちた涙が、視聴者が垣間見れた唯一の彼の心の真実かもしれない。
ファンダムたちにとっては彼のキュートな笑顔を封印され残念に思うかもしれないが。
于正解釈の朱瞻基像はてこには概ね満足である。
1995年3月5日生まれの27歳、185㎝。
デビュー作は「朝歌」だが諸々の理由で未播出だ。
待播は
「愛的二八定律」「迷航昆侖墟」「雪鷹領主」「楽遊原」
虚しい男子@游一帆(朱瞻禮)【王一哲ワン・イージョー】
【王一哲ワン・イージョー】(以下、呼び名ジョー君)だ。
彼はなんでこーゆー役が多いのだろう。
てこの初ジョー君は「金枝玉葉」だ。
爾晴の息子でわりとゲスな男の役だった。
最近どこぞでOAされた「驪歌行(大唐流流)」では一人二役の大活躍ではあるが。
まぁ・・・とんでも設定だったから正当な評価はできない。
祝うべき男主①デビューは「玉楼春」だが。
てこブログで男主①でありながら、てこ監修”イケメン備忘録”にランクインされていない。
(ちなみにそん時は”Newカマー特集”を開催していた)
全て于正Pによるドラマだなのだが。
ゲスなヴィランか、男主でもイマイチか、のどちらかだ。
なんかふつーにかっこいい役をそろそろやらせてあげて欲しい。
今回の役どころは、錦衣衛だ。
于正の錦衣衛像にも概ね満足だ。
どこぞのドラマでは、くるくるとスカートひらひらさせて正義軍団みたいになってるが。
于正は”泣く子も黙る恐怖軍団”として描写しているのが好ましい。
ジョー君はなんとそこのキャプテンだ。
一貫して”クールビューティー”だ。
非常に好ましい。
気に入らないのは、どうやら昔姚子衿に一目惚れしていたらしく。
彼女を見ると若干クールさに翳りが見える事だ。
とち狂って告ったりしてトライアングルとか死ぬほど嫌だ、と懸念が膨らむてこである。
↑これは何をしているところだと思う?
なんと、
今日は自分の誕生日だからと、
長寿麺をおねだりしにきて、それを待っている図だ。
・・・
なんということだ。
てこの懸念が現実に!?
・・・
しかし、心配ナッシングだ。
ジョー君は卵だけ食って姿を消した。
まさに”クールビューティー”だ、好ましい。
その後も、姚子衿が寂しい時はこっそり簫(しょう)みたいな笛を吹いて慰めたり。
刺客に皇帝が襲われた時も、いの一番で彼女を颯爽と助けたり。
「ホームシックか・・・」
などと、ちょっとした彼女の変化を感じ取るほどにねっちりとフォローし続けている。
姚子衿に時折届けられる彼女を描いた絵は、てっきりてこはジョー君が描いてこっそり届けてたと思ってたのだが。
この布石も未回収で終わるのか・・・と思ってたら。
普通に朱瞻基が描いてたとか、ほんとにがっかりだ。
で、最後まで一言も自分の気持ちは誰にも言わず。
彼に課せられた宿命は過酷であり、そんなもの(愛)にうつつを抜かすわけにはいかないのだ。
「この目で、お前の治世を見届けろだと?」(注・言ってませんよ、念の為、あくまでてこ解釈です、念の為)
否
・・・
彼の選んだ答えとは
・・・
最後まで”クールビューティー”、好ましい。
1994年5月14日生まれの26歳、180㎝、62kg。
中国伝媒大学卒業。
「大唐女法医」「拾光的秘密」「青春正好」(待播含む)
再び登場Newカマーな男子@陳蕪/陈芜【朱致霊/朱致灵チュー・チンリン】
再び登場のNewカマー【朱致霊/朱致灵チュー・チンリン】(以下、呼び名リンリン)だ♡。
再びとは2回目登場ということだ。
晴れある初回は「玉楼春」で、↑のジョー君を差し置いてNewカマー特集で登場だ。
なんてったってリンリンは顔面が強い。
漢くさくて非常に好ましい。
今回の役どころも萌えがそこかしこに隠されているので、多くの方を癒したのではないだろうか。
朱瞻基の真意を瞬時に悟り、必要なことを完璧にこなす最強の従者だ。
わざとお茶をこぼす粗相をし、@袁琦をさりげなく復職へ導くイケメンムーブといい。
言うな、と言われても尚、真意を察しそれとなく妃に伝える等。
数え上げればキリがないほどイケメンムーブを量産しているのだ。
彼を密かに想っている女官もいるのだが。
これがまたでしゃばらず性根の優しい女だ。
こんな女は幸せになって欲しいが、この布石も回収無しなのだろうと思っていたが。
まさかの最後できっちり回収した。
やはり最後まで”イケメンムーブ”だった。
「玉楼春」でもやはりほっこりする結末がリンリンには用意されていた。
例えば↑上述のジョー君とか、それこそ@袁琦を演じた何奉天などは、ほぼ死亡退場だ。
その違いとは何なのだろうか。
于正に聞いてみたい。
まぁ、そこは置いといても于正も可愛がってる気がするので今後に期待が持てそうだ。
1995年9月24日生まれの26歳、185㎝。
「离人心上(太陽と月の秘密)」に出てるらしいが全く気がついてない。
今後も期待したいNewカマーイケメンである。
尚食、てこが見た感想
四つ巴ドラマなのに全40集の尺なのでほとんどのフラグが未回収だ。
胡尚食の死も、いたずらに何かをにおわす後ろ姿のカットを入れたり。
回収する気はあったが、結果放置なのだろうか。
それともカットとか?
てこはこのドラマの隠れ主題は”殉葬システム”だと思っていたのだが。
これも見事にスルーだ。
「今は無理だが、いずれ何とかしたい」
と姚子衿は語っており、非常に意味深だった。
しかしそれに対するアクションなどもスルーだ。
それなのに、最後の最後であの漢王と孟尚食の獄中死である。
あれも一種の殉葬であろう?
ひどいよな、皇太后。
この布石は、後に姚子衿の息子の代で解消されますよ、っていう史実で回収という画期的な試みだと解釈すればいいのだろうか。
愛についても、浅くはないが深いとも思えないし。
やはりタイトル通り”尚食”の物語なのだと。
ちょっとがっかりした次第である。
それでもやはり興味深く最後まで見ることができた。
こんな風にガッカリすることもあるが、ドラマなんだからそんなもんだろう。
「今回はおもろかった」
「今回はつまんなかった」
それが普通だ。
次から次に制作されるドラマが全て面白かったら、そりゃ嬉しいが。
そうじゃないからこそ取捨選択の自由があるし。
否定しててもつまんないから、楽しもうではないか、諸君。