中国ドラマ『嫣語賦』(嫣语赋)ドラマレビュー:七変化の元祖見守り男子”段宏さん”【徐正溪シュー・ジェンシー】【劉芮麟/刘芮麟リウ・ルイリン】【戦宇/战宇チャン・ユウ】【張奕聰/张奕聪チャン・イコン】キャスト情報・あらすじ・感想※ネタバレあり

2022年7月28日

ご訪問ありがとう、てこブログへようこそ。
 
今日は、中国ドラマ『嫣語賦』(嫣语赋)ドラマレビュー:七変化の元祖見守り男子”段宏さん”、
を紹介するよ。
 
監督は丁英洲さん、脚本は魯辰さん(他大勢)の全34集。
34集だがきっちり45分なのでわりと詰まってる感じだ。
2022・3月辺りに播出された作品。
 
元祖”見守り男子”の段宏さんの【徐正溪シュー・ジェンシー】が男①だ。
(「衛子夫」参照のこと、段宏にいさんのことを胸熱に語っている)
 
とてつもない萌えが詰まっていた段宏さんの後は、碧眼の宇文護がブレイクした。
しかし、その後のてこのシーメデ(※正溪を愛でること)は停滞している。
なぜか・・・
それは、ちかごろの段宏さん(正溪のこと)さんが整いすぎてるからである。
今回のスチールも↓これだ。
 
どや?
もうここに段宏にいさんの面影はない、1ミリも。
もう垢抜けて雲の上のお人になってしまった気がするのだ。
いいんです、羽ばたいていくのは喜ばしいことなのだから。
もうてこの見守りなど必要ないのだ。
 
しかし、とりま少しだけ見てみるか、ってことで視聴開始。
!!!
原音だ!。
 
初めて聴きました、段宏さんの声。
なっんてステキ(語彙力)。
こんなリーサルウェポンを隠していたとは・・・
驚きだ。
嬉しい驚きだ。
 
内容がどうであろうと視聴は続行である。
どんなに胸糞悪くても(失礼・ぺこり)視聴は完了させてみせるという決意だ。
ぇ、荒ぶるんですか、てこさん・・・
という声が聞こえてきそうだが。
 
注:てこブログは大いなるネタバレを含みますので、閲覧の際は十分にお気をつけください。
 
ってな感じで始めるよ、最後までよろしく!

嫣語賦ってどんなドラマなん?

悲しいことに、このドラマも女が主役だ。
女の出番の方が格段に多い。
悲しいかな男どもは添え物だ。
主役の女は@秋嫣(中の人、喬欣)
琅琊榜の@宇文念だ。
そして↓琅琊榜之風起長林の@荀安如でもある。
@秋嫣は、秋ファミリーの家を継いでいるぱぱの側室の娘だ。
生まれと育ちのせいで、さまざまなハラスメントを受けてきた彼女は
『バイヤスを取っ払うべく己は生きるぞ』という命題を持っている女だ。
・・・
大賛成です。
そう、本来ならこの手の女にはエールを送るのだが。
じゃぁ、なにがそんなに胸糞悪いん?ってことだが。
まぁまぁ、これから説明するから慌てない慌てない。
 
まず、↑の大層な命題を持っているのだが結局のところ秋ファミリーの命令で賀ファミリーへ嫁ぐことになる。
だが、てこはこの嫁いだ男の目が、例の”死んだ魚の目”だったので。
何かあるのはわかってたが。
秒で大袈裟に吐血し死亡。
嫁ぎ先はもれなく殉葬を希望というこれまたとんでもないハラスメントだ。
秋のぱぱとまま(実母ではなく正妻)は
「おかしいだろ
そもそも病気かなんか隠してたのでは?」
と当たり前の主張をするも、グランマ(祖母)は
「もう、いろいろと面倒だし、(問題児でもあるし)向こうの言う通りにしなよ」
 
で、殉葬とか数珠り(尼寺行き)とかを回避するには真相を暴かなくては、ってことで捜査が始まる。
別件で捜査中の@梁翊【徐正溪シュー・ジェンシー】と出会う。
彼は実は秋嫣の”王子様”で6年前に劇的な出会いをしている。
 
秋嫣は最初は、
「ぁ、王子様だ、助けてもらおう」
と思ったのに、
今は秘密警察みたいなことやってて腹黒い冷徹男になってしまってて取り付く島もないそっけなさ。
なので、早々に見切りをつけ次に手を出したのが、男②だ。
↑@秦暄【劉芮麟/刘芮麟リウ・ルイリン】だ。
今までもいい感じの報われない枠を担当してきたりんりんだが。
今回は今までで一番気の毒だ。
報われないとかじゃなくて、気の毒なのだ。
りんりんのことは後で”イケメン備忘録”で詳しく書くので、ここでは割愛するが。
彼は、秋嫣に惚れちまって全力で彼女を助けるために頑張るけど。
あんまり役に立たないゴンズー(若様)だ。
彼女が罰で、跪きながら1000回戒めの言葉を唱えるのを、自分も横で跪いてる。
気休めにしかならないようなサポートしかできない。
 
そんなこんなで捜査し、いろいろと明らかになってはいくが。
偽札が秋ファミリーから出てきたり。
ままが死んだり。
名探偵コナンばりに、よくもまぁこんなに次々と・・・と言うほど事件は起きる。
 
で、その都度、聡明な頭で推理し捜査していくのだが。
何が気に入らないって、
自分さえよけりゃいい”ってスタンスが気に入らない。
「女でも〇〇したい
女でも〇〇であるべきだ」
というのは同意するし応援したいが。
だからと言って、嘘をついたり罠に嵌めたりするのは許されることではない。
もちろん暴力もだ。
とても不愉快だ。
 
事件の極め付けが、陰謀により秋ファミリーが横領容疑で投獄されることだ。
男どもは取り調べを受け、女どもは妓楼に送られる。
ここで女どもは下働きをさせられるのだが。
ここでも秋嫣は機転をはたらかせ、なんとトップ芸妓に成り上がる。
皆に卑まれる芸妓だが、秋ファミリーの女どもの生活を少しでも豊かにするために、という彼女の頑張りは評価したい。
 
だが、訳あって秋嫣は段宏さんの側室となるのだが。
本人らにとっては茶番なのだが、息子がようやく愛する女を見つけたと喜んでるままが気の毒だ。
それにシリアスな背景を無視して”恋の駆け引き”などを楽しむとは。
生きるか死ぬか、の切羽詰まった感が1ミリも感じられない。
 
そして、ここで決定的な事件が起きる。
彼女には腹違い(正室の子)の妹がいるのだが。
男②のりんりん(@秦暄)が好きで、でも彼は姉が好きなんだと、いつもぐじぐじ考えてる妹なのだが。
この妹(画像左)がレイプされるのだ。
それを機に、妹は闇落ち覚醒する事となる。
・・・
ここんとこ立て続けなのが、この”レイプによる闇落ち”である。
現在視聴中の説英雄誰是英雄もだし、現在OA中の長相守(双花伝)もだ。
もちろんレイプという性犯罪も不愉快①だが。
闇落ちの理由にするのも不愉快②だ。
 
そして、この妹がなんとしてでもりんりんを落とそうと媚薬仕込みの酒を飲ませ一夜を共にする。
そう、”セルフ美人局”だ。
これも歴とした犯罪だ。
とても不愉快③なのだ。
不愉快の3乗である。
 
これまでのヒロインの自分中心な思考にうんざりしてるところへ、不愉快3乗案件の投入。
うんざり✖️不愉快3乗=胸糞悪い、という公式が成り立つのである。
 
実は男①の段宏さんもこのヒロインと同じだ。
中盤から人が変わるが、それまでは自分の野望に忠実だ。
そもそも、秋ファミリーが陥れられた原因は、段宏さんが妹と結婚する、などと言い出したせいだ。
このドラマで誠実なのは男②のりんりんと、段宏さんお付きの従者@宋錦の2人だけだ。
ただ、野望をもつ人間はてこは嫌いではない。
いい人ぶったり正当化するのはいやだが。(まぁエコ贔屓だけど、つまるところ)
 
この胸糞悪さは止まるところを知らない。
最後まで変わらないのだ。
 
苦労の甲斐あって、秋ファミリーは放免される。
しかし、本当の黒幕が暴かれたわけではなく恩赦だ。
妖精伝説みたいな茶番を繰り広げ、結果皇帝からの恩赦で放免というおかしな流れだ。
で、これにも不愉快なことが一つ。
妖精は処女じゃないといけないらしい。
・・・
でも妹はレイプもされてるし、セルフ美人局もしてるから当然処女じゃない。
なので、また胸糞悪い茶番を繰り広げることとなる。
処女が問題になるのに、その証が”出血”というのはもう笑うしかないのだろう。
 
りんりんの
「最後に一つでも秋嫣の役に立ててよかった・・・」
はもう気の毒すぎて可哀想、まじで。
 
で、秋ファミリーがお家再建でめでたし、なんだが。
 
秋嫣は
「もう、思い残すことないし、私は旅に出て自分の可能性を試す」
とか言い出し。
 
・セルフ美人局の事実を知ってショックな男②
・捨てられたとショックな男①
・セルフ美人局バレたから助けて欲しいのに放置される妹
 
などをばっさり切り捨て、自分探しの旅へと旅立つヒロイン。
・・・
もう突き抜けてる。
もう、こんなに自分本位で生きれるって、ちょっとすごい。
 
もちろんここで終わったりはしない。
まだまだ続く胸糞バッド。
 
今度は段宏さんが罠に嵌ってお尋ね者に。
6年前の段宏さんぱぱの死の真相も明らかになる流れだ。
ヒロインは案の定、段宏さんをサポートするために戻ってくる。
 
ここで、今まで粘着に段宏さんを陥れようと秋ファミリーに横領疑惑をぶつけてた男
@元阆【張奕聰/张奕聪チャン・イコン】だ。
↑散々嫌がらせをしてきたこの男となぜか手を組む。
正直な話、意味がわからないし。
朝廷や後宮に蔓延るスパイの話になり。
要は諸悪の根源(段宏さんのぱぱの死の真相)なども敵国のスパイのせいらしい。
もうここいら辺はどーでもいいのだが。
 
いちおークライマックスの肝は
・黒幕は誰?
である。

嫣語賦てこ監修”イケメン備忘録”

俺様を見ろ、な男子@梁翊【徐正溪シュー・ジェンシー】

段宏さんこと@梁翊【徐正溪シュー・ジェンシー】だ。
このドラマには全編を通して段宏さんのナルシスト臭が漂っている。
↑のこの自信満々の顔を見て欲しい。
自分に自信があるのだ。
絶対に確信している
オレはかっこいい
と。
 
どや?
どや?
どや?
どやーーー?
 
なーんか裸ばっかでてこさんってやらしぃなぁ・・・などと思われるかもだが。
驚くほど露出度が高いのだ。
朝の剣術のお稽古の時なども、高確率で上半身は裸だ。
 
衣装もたくさん用意されており、もちろんどんなコスチュームも優雅に着こなす。
七変化段宏さんだ。
しかも無双だ。
忍者並みになんでもできる。
爆弾も作れるよ。
 
それなのに悲しい時は泣く。
それも声をあげて”おぃおぃ”と泣きじゃくる。
これは
どんなオレでもかっこいい(たとえ情けなく泣いたとしても)」
という確固たる自信があるからだ。
 
最初の冷酷非道なツンムーブからの溺愛ムーブ。
もう飽食気味で目新しさもないはずの設定でも、一味違う感を出してくるのはやはり流石と言わざるを得ない。
 
しかもあの声で、だ。
あの声は、好き嫌いは分かれるかもしれないがてこはとても気に入った。
低音でこもる感じが独特だ。
あの声でアウトローな孤独の侍とかやられたらイチコロだろう。
もうツンデレとか溺愛とかラヴとかやめて欲しい。
 
最終話では
↑ご丁寧にイメイジチェンジもぶっ込んでくる念の入れようだ。
間違いなく徐正溪シュー・ジェンシーPV仕様であるのだ、本作は。
1985年5月5日生まれの(鯉のぼりの日だ)37歳、184㎝、70kg。
 
衛子夫」「独孤天下(独鈷加羅)」「人生若如初相見」「鳳弈」「帰還世界給妳」「九州天空城Ⅱ」「痕跡」「重紫」「造作時光」「影帝的公主」(待播含む)

最後まで気の毒な男子@秦暄【劉芮麟/刘芮麟リウ・ルイリン】

今までもわりと旨みのある報われないポジションを担当してきたりんりんだ。
しかし、本作は報われないとかではなくとにかく気の毒だ。
 
腹黒い人間が渦巻く中、最後まで清流属性で頑張った。
 
両思いだと思ってた女は、自分を頼ることなく他の男を頼る。ショック①
一生の不覚と思ってた過ちが策略と知る。ショック②
愛してる女は、自分を妹へ差し出す。ショック③
結局はどちらの男も選ばなかった、と少しだけ嬉しかったのにやっぱり男①を助けに戻ってきよった。ショック④
 
ざっと挙げただけでもこんくらい、細かいのを入れたらもっとある。
もっすごいショックでりんりんのハートはもうボロボロだ。
 
しかも、本人さえ気付いていない実はショック⑤があるのだ。
 
もう、これ聞いたら立ち直れないだろうから彼には内緒にしときたいほどだ。
でもりんりんがてこブログを読むことは万に一つもないだろうから。
ここでカミングアウトしておこう。
 
それは、妹が姉を庇って身代わりになるムーブだ。
このムーブで、りんりんは
「ごめん。
君も辛かったんだよね。
僕を愛したばっかりに・・・
僕の愛した女を命懸けで守ってくれた。
そんな、君の愛に、僕は応えるよ」
となった訳だが。
 
これは罠だ。
妹が最後に仕掛けた、一世一代の賭け、だ。
 
いいか、りんりん。
人はそうそう変われない。
あんな不穏で邪悪な思考を持つものが一転していい人になる訳ないのだよ。
自分の欲のために、従兄弟に毒を盛るような女が。
自分の命と引き換えに憎っくき姉を守る訳なかろうが。
 
しかし、もちろんりんりんはまんまと騙される。
清流属性だから。
善良な人間だから。
 
ぁあ、神様。
りんりんが最後まで真実に気付くことなく、幸せに暮らせますように・・・
 
ほんとに最悪の姉妹だった。
なに?もうcuteすぎなんだが。
1990年10月6日生まれの31歳、180㎝、65kg。
北京電影学院卒業。
 
三生三世十里桃花」「烈火如歌」「回到明朝当王爺」「幕後之王」「趁我們還年軽」「三生三世枕上書」「嘉人本色」「暴風眼」「烏鴉小姐与蜥蜴先生」「另一半的我和妳」「且試天下」「聴説妳喜歓我」「夢中的那片海」(待播含む)

Newカマーな男子@宋錦【戦宇/战宇チャン・ユウ】

Newカマーだが。
今回はお詫びの意も込めてのランクインだ。
割と最近レビューした「我就是這般女子(夢織姫)」に出てるんっすよ、実は。
最初に結婚するはずだったゴンズーで、後に片目が不自由になるあのゴンズーだ。
顔面世界遺産ボウイや気の毒ボウイの紹介で君をフォーカス出来なかったんだ。
なので、今回は大絶賛したい。
 
彼の役どころは、段宏さんのお付きの従者なので。
段宏さんが画面に出てきたら、もれなく彼も出てくるのだ。
コンスタントにこの可愛らしいルックを愛でることができる。
彼が萌えポジだった方はおそらく多いと思うのだ。
バランスの良いきらきらのイケメンだ。
 
しかし、製作陣に問いたい。
退場させる必要はあったのか?、と。
下手すりゃ、これでリタイヤする人が増えるかもしれない、という大事に気付かない愚か者め。
 
このドラマがどれほど不愉快で胸糞バッドであろうと。
男前3人がいれば見続けられたのだ。
 
段宏さん
彼は紛れもないエースだ。
エースストライカーでありながら、ゴールも守る守護神でもある。
そう神だ。
普通の尺度で考えてはならないレヴェルだ。
 
そしてりんりん。
彼はサイドバックだ。
守り、走り、センタリングを上げ、エースが輝くようにサポートし。
一転、ボールが奪われたらがむしゃらに自陣へ走り守る。
 
このNewカマーは。
いわば大事な中盤。
そうボランチだ。
主に体を張り、運動量はチーム1だ。
チャンスさえあれば華麗なドリブルも見ることができる。
地味なポジションでありながら、重要度もチーム1なのだ。
 
そのボランチポジのユウ君を・・・
なんという浅はかさ。
1998年11月3日生まれの23歳、180㎝。
中央戯劇学院卒業。
↑は新作の「新上錯花轎嫁対郎」だろうか。
期待高ぶる。
 
「遇竜」「公子傾城」

嫣語賦てこが見た感想

クライマックスの後も、ぐちぐちねちねちと多方面のグダグダが続き。
全くもってスッキリしない展開。
 
敵も味方もばっさばっさと薙倒れてゆき。
極め付けが
「私を恨んで生きて」
なんじゃそりゃ。
 
最後まで自己中の無責任さにてこのモヤもMaxだ。
 
命題としては、女性ではあるが自身の力で運命を切り開き、フリーダムに生きたヒロイン、だと思うのだが。
見終わった感想は、そんな爽やかではない。
 
結局のところ、多くの人が退場したし、大事な人も無くした。
しかしそれは逆を言えば、自由に枷をつける人間が居なくなったということである。
すなわち、もう彼らの自由を阻む者は居ないということだ。
自分を愛してくれた男には不誠実極まりない妹を押し付け。
偽りの愛の中で生きることを義務づけ強要する。
 
しかしメインCPは溢れる愛の中、自由に幸せに生きていくのだ。
 
とはいえ最後まで見ることが出来た。
ということは、それなりにおもろかったということでもある。
てこのような穿った見方をしなければ、逞しいヒロインに感心し。
彼女を支えた男前たちを応援する、という当たり前の感想を持つことも可能だ。
 
日本に来るかは分からんが、ここまで言うなら見てみようかな、なんて思うであろう?