中国映画『奇跡の眺め/素晴らしき眺め』(原題・奇蹟·笨小孩~Nice View)映画レビュー:2022中国映画週間上映作品2本目【易烊千玺/易烊千璽イー・ヤンチェンシー】【王傳君/王传君 ワン・チュアンジュン】【田雨ティエン・ユー】【公磊ゴン・レイ】キャスト情報・あらすじ・感想※ネタバレあり

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今日は、中国映画『奇跡の眺め/素晴らしき眺め』(原題・奇蹟·笨小孩~Nice View)映画レビュー:2022中国映画週間上映作品2本目、
を紹介するよ。
 
【基本情報】
 
監督:文牧野(「我不是薬神」)
脚本:周楚岑、文牧野(「我不是薬神」)、韓暁邯、鐘偉(「我不是薬神」)
P:王易氷(総P) 劉明轶、李勇、胡昌傑、謝好喫
主演:易烊千玺、田雨、斉渓、公磊、許君聰、黄尧、陳哈琳、鞏金国
中国公開:2022/2/1
日本公開:2022/6〜ネトフリジャパン
2022中国映画週間2022/10/18〜TOHOシネマズ日本橋
106分
 
日本上陸がネトフリで残念に思ってた。
これで、映画館で見る機会は永遠に来ないと思ってネトフリで見てしまった。
しかし、予想に反し”2022中国映画際”で上映されるというニュースが舞い込んだ。
嬉しい誤算だ。
 
割と最近「長津湖(1950)」を映画館で観て、気持ちも十分に上がってるところへのこの朗報だ。
去年は秒でチケットがなくなるという悲劇に見舞われたが、
今年はさっくさくチケットも取れた。
場所はTOHOシネマズさんだ。
椅子がふっかふかでお気に入りで、さらに日本橋館はセレブでハイソな雰囲気な館内なんだ。
しかも中国映画際作品は1500円とお得だ。
皆もぜひ一度足を運んでみて欲しい。
 
監督の@文牧野さんは「我不是薬神(神の薬じゃない)」の監督さんだ。
脚本も数名神薬組の名前が見える。
なので、神薬組がちらっととか、わりと、とかでちょいちょい出演している。
そんなのを楽しむのもありだろう。
 
例えば神薬の主役の@徐崢シュー・ジェンは、結婚式のコックさんで出演してたし。
神薬の@金髪くんは、ビルの窓拭きの隊長役だ。
神薬の@神父さんは、心臓病のドクターだった。
他ももっと居るかもしれない。
 
原題の「奇蹟·笨小孩」は直訳すると”ミラクルお馬鹿さん”だ。
馬鹿者というよりはお馬鹿さん(愚直?的な?)というニュアンスに受け取ってもらいたい。
 
邦題はネトフリでは「素晴らしき眺め」、日本劇場公開版は「奇跡の眺め」となっている。
この邦題に関しては否定的な話も聞こえてくるが、てこはそれなりな”眺め”を感じたので、これはこれで良いのではないかなぁと思っている。
 
それと、↓をみて欲しい。
チェンシー(易烊千璽)が歌うのは主演だしわかるとして。(しかも安定に上手いしかっこぇえ♡)
ラウ先輩だ。(劉德華)
作詞もされてる様です。
古参筋の情報によると、向こうでは人気の歌らしい。
”笨小孩”でいいじゃん?”笨小孩”で行こうぜ?みたいな感じらしい。
 
注:てこブログは、大いなるネタバレを含みます。
閲覧の際は、十分にお気をつけください。
 
ってな感じで始めるよ、最後までよろしく!

奇跡の眺めってどんな映画なん?

舞台は2013の広東省深圳だ。
深圳は田舎町だったが、改革開放政策により電子機器製造で急成長した街だ。
アジアのシリコンバレーと呼ばれる街でもある。
 
物語冒頭は、チェンシーがちーこな女の子を起こして、ご飯食べさしたり髪の毛結ったりしてるシーンから始まる。
・・・
ぇ?
・・・
もっすごく動揺する自分に驚くてこだ。
 
”ぱぱなん?
高校せーの時に出来た子とかなん?”
 
という動揺だ。
自分のあほらしさに心底呆れ失望しかけた瞬間だ。
 
でもみなさん。
安心してください。
でした。
 
どうやら妹は心臓病で、ままも心臓病でお隠れにしてしまってる様だ。
ぱぱはそんな彼らを見捨ててお隠れになった様で。
要するに、学生時代から(自分もまだまだ子供なのに)妹を育ててきたらしい。
もう間違いない設定だ。
 
妹は6歳で8歳までには手術が必要で少なくとも30万元はほしい。
でもスマホ修理業では日々の暮らしがやっとだし、金は思う様に貯まらない。
そんな時に、規格不合格の廃棄スマホを横流ししてもらうことになる。
 
興味深いのは深圳の街のコアな一部分が垣間見れるところだ。
修理済みのスマホを売りに行く先が秋葉原みたいなとこなんだが、相当なカオスだ。
2013って中国じゃそうゆう年だったんだなぁ、などと思ったり。
華々しいIT躍進の影には、法律の目を潜り違法な商売も横行してたであろう闇部分でもある。
 
で、最初はうまく転売してたのだが、政府からのお達しでコピー品や再生品の販売が違法になってしまい。
チェンシーには、大量の規格不合格のスマホと借金が残される。
そっからどうやって抜け出し這い上がって妹の手術代まで稼げるのか、
っていう一攫千金サクセスストーリーなのだ。
 
で、まずは規格不合格スマホの製造元である深寧集團という会社にコンタクトをとるチェンシーだ。
賢い彼は、廃棄処分にするよりも、使える部品のリユースルートを作るべきだ、という新しい提案を思いつく。
天才ちゃう?チェンシー。
 
そこの部長さんが、我らが傳君【王傳君/王传君 ワン・チュアンジュン】だ♡
神薬ではマスク何枚も重ねて、それはそれは愛おしいキャラだったが。
今回はイヤミ先生キャラだった♡
どっかのMBA帰り設定とか、インテリ決めてる傳君に、ちょっとだけ笑っちゃうのはてこだけじゃないはず。
いつ見ても愛しい傳君だ♡
 
物語の方は、その傳君の会社の社長さんが根性認めてくれて
 
「規格合格率85%なら考えてもええよ、その代わり前金とか無しね」
 
って事で、チェンシーは工場作って従業員とパーツを集め、いざ制作開始だ。
で、その工場従業員のメンツが個性的で面白い設定は、神薬と一緒だね。
ここで少しだけpickupしとく。
 
まずは【田雨ティエン・ユー】
六人居る従業員の中で、唯一の昔からの知り合い。
チェンシーをサポートしてくれる優しい善良な人間だ。
彼は「慶余年」の@王啓年でイケオジスキーたちのハートをしっかりと掴んだ俳優だ。
↓真ん中が田雨先輩だ。
 
もう一人は【公磊ゴン・レイ】
彼は誰かな?なんか見たことあるな?の人はそれ正解です。
長安十二時辰」のあのイケすかないお役人だった俳優だ。
ちなみに後ろ姿で写ってる頭にテニスボール乗っけてる男子はチェンシーだ♡
 
今回の役どころは、強面だけどイッヌを保護して面倒見るつかみどころのない人間だ。
保護犬に”タイソン”と名付ける彼もタイソンのようなキレッキレの喧嘩をしてくれた。
 
他のメンバーも個性豊かで、それぞれにフォーカスムーブも少しだがきっちり配慮してあるので。
短い時間でもしっかり彼らを応援するベースが作られる仕様だ。
神薬もだったが、こうゆうちょっとの描写だけで人物像を想像させれる監督さんなのだ。
 
個性的かつ曲者の従業員たちを制御しつつ、自分は昼間はビルの窓拭きをして現金を稼ぐ。
工場の運転資金捻出のためだ。
しかし、肝心の売上金は納品審査後でなければもらえないので運営は当然ながら苦しい。
ってか最初から計画が甘すぎなので無理な話なのだ。
それを根性で乗り切ろうとしてた訳だが。
いろんな事が起き、重なり、それでもチェンシーはボロ雑巾のようになって働き続ける。
(使いすぎてぼろぼろのへたへたで薄く臭い雑巾)
 
しかし、そんな彼もギブアップと白旗を挙げそうになった時。
そこに手を差し伸べてくれたのは、あの仲間だった・・・
 
クライマックスの肝は、ただ一つ。
 
・納品した製品の合否

奇跡の眺め てこ監修”イケメン備忘録”

愚直でがんばるお兄ちゃんな男子@景浩【易烊千玺/易烊千璽イー・ヤンチェンシー】

彼こそがタイトルの”笨小孩”である@景浩【易烊千玺/易烊千璽イー・ヤンチェンシー】だ。
 
てこブログでは、ここ最近なんども登場してるので”またかっ”と思ったりもするだろう。
まただ。
また紹介させてもらう。
 
チェンシー出演作の過去レビューは
↑これらに続く四本目だ。
今後も着実に増えると思われる、最近の一推し俳優のチェンシーだ。
 
今回もきっちりと別人にキメてきたチェンシー。
 
妹を慈しみ大事に育ててきたと想像できる優しみ溢れるムーブ&目。
新幹線に乗り込むために、転んでも車に轢かれても倒れないし諦めないくっそ悪ガキみ溢れるムーブ&目。
台風の暴風雨のなか、ずぶ濡れネズミの
 
「ごめん・・・遅くなっちゃった・・・」
 
の、野良犬み溢れるムーブ&目。
挙げればキリがない。
彼は作品によって全くの別人を作り上げれる天才なのだ。
 
今回の、
 
「お前は何をしたい?」
 
という問いに答える時のチェンシー。
その時の”間”の演技はちょっと心の声(てこの)が漏れそうで、手で口を抑えてた(劇場で)てこだ。
 
さらに極め付けは、エピローグのCEOムーブだろう。
 
庶民感ゼロの、生まれ持ったセレブみ溢れるCEO。
そう本来のチェンシーはこんな隙のない洗練された男子なのでは?(実際そうなんですよ)と思われるほどのcool&beauty。
 
作品としては、この成功後エピはテロップ&ナレで済ます方が良かったと思うし。
このタームで少し興醒めしたのは確かではあるが。(あまりにも綺麗に上手くいきすぎだから)
チェンシーファンダムとしては、こんなチェンシーを見れるのは嬉しいので素直に喜びたいと思う。
2000年11月28日生まれの21歳、176㎝、体重未公表。
中央戲劇学院卒業(ついこないだ)
ドラマ
「思美人」←これ2017作品でおぼこいチェンシーを摂取できるドラマだ。(いつか必ずレビューする)
「我們的少年時代」「熱血同行」「青雲志」
映画
「冷血狂宴」「送妳一朵小紅花」「世間有她」
「長津湖之水門橋」は12月にシネマート新宿さんで上映決定した。

奇跡の眺め てこが見た感想

若い時から頼る者もおらず、己の力で生き抜いてきた男子。
頼ることも頼る術さえしらない愚かもの。
それでも守りたい、守れると信じて頑張る愚直な男子。
自分が守ろうと必死になってた、その者たちが。
その者たちが差し伸べてくれた手。
そして、工場の荷物を載せたトラックの荷台で皆で見た深圳の街。
栄光と挫折の混在するカオスな街。
その中で輝ける栄光を夢見る。
こんなちっぽけな人間が掴み取れるなら、それは奇跡に近い。
けど掴みたい。
そして皆に幸せを分けてあげたい。
掴めるだろうか。
いや、掴む、必ず・・・
 
成功を手にし、フラッシュライトを浴びてチェンシーが見た先。
そこに居るのは、苦労をともにした仲間達。
そして病気を克服し成長した妹。
自分が根性で成し遂げた先にある”素晴らしき眺め”こそが彼らそのものである。
 
先にも書いたが、エピローグは余計というか、いつもの様にテロップ&ナレで良かった気がする。
しかし、現地では春節興行作品だし、こんな単純なカタルシス流れの方がむしろいいのかもしれない。
ふつうに楽しめる映画で、国も問わない仕様で好ましい。
頑張って生きてる人間はどこの国にでも居る世界共通事項だ。(まぁ、でも保険制度の違いなどはあるか・・・)
さらには劇場でしっかりした字幕で見れるのも嬉しさ倍増だった。
 
余談だが、てこの家の人間は皆冬生まれだ。
11月と12月に生まれている。
なので無条件ケーキは1〜10月の間は食べれない。
毎年、栗とか柿とか食べると”そろそろ太る時期だな”(ケーキ)という楽しみと。
さらには”中国映画祭り”や”のむコレ”開催期もこの辺りだ。
なにかと生きる楽しみを実感する季節になってきたなぁ。
という、まさにどうでもいい話だ。

華流映画

Posted by teco