中国映画『古董局中局』映画レビュー：2022中国映画週間三作目【雷佳音レイ・ジャーイン】【李現/李现リー・シエン】キャスト情報・あらすじ・感想※ネタバレあり
ご訪問ありがとう、てこブログへようこそ。
今日は、中国映画『古董局中局』映画レビュー：2022中国映画週間三作目、
を紹介するよ。
【基本情報】
監督：郭子健
脚本：朱炫、黄海、郭子健、範文文
P：梁琳
原著：馬伯庸の同名小説
本土上映：2021/12/3〜
日本上映：2022/10/18〜
123分
2022中国映画週間三作目、すなわちてこにとってのラスト作品だ。
日曜昼の日本橋。
折しも日本橋はなんとかいうお祭りの日であり、お囃子は聞こえるは山車は引かれるわで大騒ぎの室町界隈だった。
そんなのを横目に、いつもの様におひとり様キメてやって来たTOHOシネマズ日本橋スクリーン1。
”こ・混んでる・・・”
思わず動揺するてこだ。
両脇に人が居るのは『覇王別妃』以来だ。
うーむ、これはジャック効果か。
ぃや、李現人気か。
ちなみにジャックとは【雷佳音レイ・ジャーイン】の事であり。
「長安十二時辰」でてこが勝手につけたあだ名で、密かに呼んでたのだが。
ジャックレビューをわりと多くしてるうちに大声になってしまっているのだ。
よければ皆さんもジャックと呼んでくれてもいいですよ。
ジャックはああ見えて実はモデル出身だ。
その後、上海戯劇学院に入学するも、そこで胡歌先輩に出会う。
「ぇ、これがス・タ・ァ・・・なのか・・・」
と、ものほんのスタァのオーラにノックアウト。
ルックもそこそこで身長だけは自信があったジャックだが、胡歌先輩は185㎝（ジャックより高い）であのルックだ。
「こりゃぁ、マジモードにならなあかんな」
って事で猛努力を始めたジャックなのだ。
そんなジャック人気か！とかも思うけど、やっぱ李現人気か。
もしくはぼよん先生（馬伯庸）人気か、とかも思う。
で、この「古董局中局」とはドラマで3季まで制作されているほどの人気作だ。
てこは一つもレビューしてないが全部視聴済みだ。（いずれ書く）
イー：夏雨（古董局中局）
アル：夏雨（古董局中局之鑒墨尋瓷）
サン：屈楚蕭（古董局中局之掠宝清単）
が主人公だ。
ちなみに今回の映画「古董局中局」はドラマの1季分を凝縮した内容だ。
ドラマ2季はその続編なので、中の人がそれぞれ変わってる点さえクリアできれば、内容は問題なく理解できるはずだ。
ドラマ3季の屈くんだが。
なんと屈くんは＠許願ではなく、今回の映画冒頭で処刑されるお祖父さん＠許一城役だ。
ラストは、延々と妄想しないといけないので覚悟して見る様に。
本映画は、2021年末に中国本土で公開され2022/2（だったと思う）頃にRakuten Vikiに登場したので既に視聴済みだったが。
やはり銀幕に輝くジャックを見たいのと、綺麗な日本語訳をおべんきょしたいと思い、日本橋へGO！
ってな感じで始めるよ、最後までよろしく！
中董局中局ってどんな映画なん？
ある男が処刑されようとしている。
どうやら、歴史的な遺物を日本（木戸さん）に売った売国奴のようだ。
その男は＠許一城であり、ジャック扮する許願のお祖父さんだ。
裏切り者の子孫として、五脈（公的骨董売買組織）から抹消された許ファミリー。
ちーこなジャックを残し、ぱぱ＠許和平は失踪。
そのぱぱは↓（中の人、郭涛グオ・タム）
「星漢燦爛・月升滄海」のるーすーのぱぱだ。
この優しさあふれるルックの叔なので、失踪にはなんらか理由があるはずだ。
けど、息子のジャックは類稀な骨董目利きスキル男だが、酒ばっかり呑んだくれてやさぐれて成長してしまった。
もっすごくだらしなく生きている初期設定だ。
ぃやぁ、実にお似合いな呑んだくれよ。
そこに、木戸さんの娘＠加奈さんが、仏頭お返しします、と来中して来た。
しかも、元の持ち主である許ファミリーの末裔にお返ししたいとな。
「ぃや、それは・・・
売国奴だし、そこは”五脈”に返してもらわんと・・・
しかももう末裔居ないし・・・」
「居ますよ、末裔！」
と言って颯爽と登場するのが、あの目力の強い＠如懿伝の辛芷蕾だ。
今回も、ジェンダーバイアス根絶希望な強い女子を熱演しており好ましい。
彼女は、五脈会長の孫娘だが、なぜかジャック側について熱烈応援援護してくれるありがたい存在だ。
この女子とジャックとで、イチャコラはないけどもある意味イチャコラしながらたどり着くのが＠葛優老師なんだが。（役名は付貴だったかな）
ダレ？
とか思っちゃった、ごめんね老師。
いつもは↓これなんで・・・
ぇっと、李現は？と思ったあなた。
あわてない、あわてない。
これから説明しますよ。
後のてこ監修”イケメン備忘録”でねっちり語るのでここではサラッとだけ説明すると。
彼のお祖父さんは、ジャックのお祖父さんと一緒に仏頭を見つけた人だ。
なので、木戸さんの言う”元の持ち主”の一人だと五脈側は主張する。
この元の持ち主の一人である＠薬来さんの孫＠薬不然が李現だ。
この木戸さんが日本から持って来た”仏頭”がなんと偽物だと判明した。
元の”仏頭”を発見した許＆薬（祖父さん世代）
”仏頭”偽物の謎解きと本物”仏頭”は何処に？に挑むのが許＆薬（孫世代）という仕様だ。
ストーリーがシンプルでありながら
・仏頭の真相
・ぱぱ＠許和平の疾走の謎
・おじい＠許一城は本当に売国奴なのか
がすっきりはっきりと解決されるのは、さすがはぼよん先生（または脚本家）だ。
さらには登場人物が少ないのだが、皆が上等だ。
特に↓の鄭国渠役の阿如那だ。
眉毛を封印し、今回の役に挑んでくれた。
彼は「了不起的D小姐」という抗日ドラマに出ていて、これはアイチーイーで見れる。
これには＠田中役で矢野浩二さんも出演されている。
阿如那くんは、2016デビュウのNewカマーで主に映画のお仕事をしている。
なんと去年の”のむコレ”上映作品の「掃黒·決戦（修羅の町〜なんとか）」にも出演している。
これもまた未レビューだという事に今更気が付くてこだ。
なんで直ぐに書かないのか・・・（書きます必ず）
クライマックスの肝は。
・本物は誰の手に
だ。
とってもシンプル。
中董局中局てこ監修”イケメン備忘録”
ちょっとは見た目も気にして欲しい男子＠許願【雷佳音レイ・ジャーイン】
ジャックこと、てこ激推しの【雷佳音レイ・ジャーイン】だ♡
もう、ジャックのことはどんな役だろうと全力で褒めちぎる所存だ。
今回は呑んだくれてやさぐれてるし。
酔ってほっぺは赤いわ、吐くし。
鑑定中に居眠りするし、詐欺もするし。
喧嘩もめっぽう弱いし。
↑こんなコスプレ姿ももっすごくカッコ悪い。
それでも全力で褒めるけど。
けど。
・・・
さすがに↑こんなの見ると。
・・・少しはさ、見た目を気にしてくれてもいいんじゃないかな・・・とか思うんだ。
ぃや、どんなお姿でも構わないんだけどもさ。
こんなむっさいアニキなんだけど。
最後に、ぱぱからの手紙読んで飴食べる時とか。
側に寄って頭をなでなでしてハグしてあげたくなる、そんな気持ちわかりますかね。
世の中の垢に塗れたてこの薄汚れた心を、いつも少しだけ綺麗にしてくれる男子、それがジャックだ♡
尊いな。
ひゃっ♡不整脈どきっ♡
本気のジャック（微博）
1983年8月29日生まれの39歳（胡歌のいっこ下）184㎝、70kg。
上海戯劇学院卒業。
ジャック出演作過去レビュー
「長安十二時辰」は好きすぎて其の2まである。
「天才基本法」も好きすぎて其の2まである。
このドラマでは、まさかの長髪を頂き、てこはたいそう喜んだ。
近頃つぃったで（この界隈）賑わってる
#見た人も長髪男子を無言であげるにもこっそり参加したてこだ。
このタグを開けると、イケメン男子がわんさかで場違い感がパネぇが。
てこはめげない。
「我和我的祖国（愛しの母国）」では、ほんのちょっぴりだが出演している。
今後もドラマ・映画ともにご活躍を祈っている。
そして着実にレビューの数も増やす意気込みだ。
待播映画は「堅如磐石」「交換人生」の二本だ。
初めてだぜ、な男子＠薬不然【李現/李现リー・シエン】
【李現/李现リー・シエン】だ♡
安定のイケメン。
期待を裏切らないイケメンだ。
しかし今回はおそらく初めての悪者役だ。（たぶん）
キラリとひかる伊達メガネ。
神経質そうなインテリ。
モラルと欲望を天秤にかけたら欲望の勝ち、っていう男子だ。
そんな初めてのヒールだが。
初めてなので力が入りすぎたか、ちょっと空回りというか作りすぎ感が否めないが。
（それに比べて、ジャックの安定の自然みあふれる演技の尊いことよ）
ぽふぽふ
”ようやったな・・・”
と背中を叩いてあげたくなるひたむきさを感じた。
まぁ、いろんな役をやってこそ役者としての深みを得られるのだから。
ここは彼の発展途上ルートを温かく見守りたい。
それにしてもこの李現とジャックだが♡
人混みぐちゃぐちゃの線路での追いかけっこがあるんだが。
人混みぐちゃぐちゃの中に居て、抜きん出る頭二つ。
お二人とも184・185㎝の長身だ♡
きらっきらに輝いてるんっすけど♡
李現はルックもきらっきらだからわかるとして、ジャックもやっぱり纏うオーラ。
二人で並んでるとわからないけど、その他大勢のなかで輝くのはやはり別世界の生き物なのだ。
できれば映画版中董局も続編があって、薬不全も続投だったら。
成長した李現が見れるんじゃないかな、などと期待するけど。
そんな話は聞こえてこないから、素直に別作品を待つ方がいいかもしれない。
ひゃっ♡不整脈どきっ♡
ELLEさんっすよー。
さすがっすね。
1991年10月19日生まれの31歳、185㎝。
北京電影学院卒業。
出演作過去レビュー
「河神」はヒットし2季も制作された。
しかし2季はこれまたてこ激推しメン＠金世佳ジン・シージアがキャス変で主役だ。
「剣王朝」は、なんといってもほー殿（何潤東）がご出演されているので、無条件で見る作品だ。
李現が人気者になったきっかけは「法医秦明」だがこれまた未レビューだ。
これはキャス変でシリーズ化されてるので、いずれ整理してレビューしたい。
その後は、ドラマでは主にきらきらうふふ路線で活躍中の李現だ。
しかし映画はわりとシリアスなものにも出演し始めており。
謎に売れ始めている李現だ。
待播映画は「中国刑警」「三個字」の二本。
ドラマは「去有風的地方」
古董局中局てこが見た感想
シンプルなクライマックスでありながら
・明快な謎解き
・許ファミリーの根性
・新たな疑問
と隙のないストーリー性を感じさせる技あり作品だ。
まぁ、新たな疑問云々はドラマシリーズありきなのでここでは問題外かもしれないが。
李現の背中が物悲しく、もう少しなんかあってもよかったのに、と情けをかけたくなるところもあり。
さらには、遅れてやって来た（辛芷蕾）意味が今ひとつわからない、とか。
ハンマーが入ってるだけなのに重そうだし、丸いものが入ってる体裁は見せかけだったのか、とか。
思うところは何箇所かあるが。
全体的には納得のいくラストだったと思う。
さらには、プロの翻訳様のお仕事に感心した。
本作では、まじモードも鑑定ムーブは一回だけだったが。
実は、この鑑定シーンのジャックの頭の中の声は難解だった。
あとは囲碁に模した骨董品の配置で、エアー囲碁勝負も実はてこにはさっぱりわからなかったのだ。
こうもすっきりと訳してくださるとは。
プロってすごいなぁと感じた（語彙力）
この映画はドラマも3季まであると冒頭で書いたが。
同じ様な系統で盗墓筆記シリーズと鬼吹灯シリーズがある。
3シリーズともに、映画・ドラマも続編含みたくさんある。
いずれ、全てをきっちり時系列にまとめひとつずつレビューして行きたいと思っている。
こうして2022中国映画週間は終わった。
今年も楽しい一週間だった。
来年も同じ様に楽しめてる我が居ます様に、祈りをこめて。