中国ドラマ『荘主の花嫁はシンデレラ ~江湖を守る二人の愛』(原題・萦萦夙語亦難求/萦萦夙语亦难求)ドラマレビュー:ツンデレ男子♡ツンデレ女子、失われた記憶!?【郭俊辰グオ・ジュンチェン】キャスト情報・あらすじ・感想※ネタバレあり
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今日は、中国ドラマ『萦萦夙語亦難求』(原題・萦萦夙语亦难求)ドラマレビュー:ツンデレ男子♡ツンデレ女子、失われた記憶!?
を紹介するよ。
【基本情報】
監督:曾慶傑
脚本:田川
P:胡可
主演:郭俊辰、李諾
配信:優酷視頻、芒果TV、2020年7月16日〜
45分✖️24集
こないだレビューした「百霊潭(悠久の縁)」のじゅんじゅん【郭俊辰グオ・ジュンチェン】繋がりだ。
で、じゅんじゅんの過去作サーチで本作を見つけた訳だが、なぜ今までスルーだったのか。
その答えが見始めてわかった。
サムネを見てすでに見たことあるリストに入ってしまってる事に気付く。
「遇龍」とキーデザインが似てるもんで、同じだと思ってたっぽいてこだ。
ちなみに「百霊潭(悠久の縁)」は↑このドラマと設定などが似ている(記事は気長に・・・)ので、こんがらがった説もある。
2年前の作品だが、じゅんじゅんは「恋は不意打ち」「僕のルイちゃん」というてこの守備範囲外のドラマで人気を博しているらしいしので、百霊譚が日本上陸するなら本作も可能性はある。
しかも百霊譚より数倍おもろい。
懸念材料としては、イケメンがじゅんじゅんだけなので、絵面がわりと弱いという点だ。
まぁしかし、それはあくまでてこ基準であるからして、てこが気付いていない隠れイケメンがおるかもしれん。
日本に来たとしても、中華本土におけるキーデザインがすでにピンキーなのでがっかりすることもない。
邦題は何になるだろうか。
原題『萦萦夙語亦難求』は直訳すると”余韻の残る言葉は難しい”だ。
本作の主題を考えると”本当の愛を見つけるのは難しい”というニュアンスだと思う。
しかし、あえて”言葉”にフォーカスし、さらに物語の肝となる”笛が奏でるメロディ”も加え
『愛の旋律A・B・C』『いろはな♡旋律』とかがいいと思う。(ぇ?天才ちゃう?我)
ちなみにてこはRakuten Vikiで視聴。
ってな感じで始めるよ、最後までよろしく。
萦萦夙語亦難求ってどんなドラマなん?
ラヴコメ武侠だ、一言で言うと。
ナルシストプリンスと侍女が、真実の愛に気付き育む成長記なのだが。
プリンスんちが江湖一の宗派という背景であり、物語の軸となる事件はその〇〇奥義を奪う、奪われた、というモノだ。
江湖の人間は、”強さ”というものへの欲求が大きい。
さらには”強さ=ステータス”、という公式がある。
強くなりたい欲求が高すぎると、いわゆる”邪道”や”魔道”に堕ちる輩も出現する。
そいつらのすることは予測不可能だ。
武侠の面白いとこは、邪に技を盗んでも
「ぁ゛、この掌の動きは〇〇派のパクリでは?」
とか、
死体の状況でどこの宗派の攻撃なのかがわかると言うとこだ。
「この傷跡は〇〇の仕業だ・・・」
ここにエモが詰まっているのだ。
なぜか。
普通、こう言った事件では動機やアリバイなどを元に捜査するはずが。
江湖の人間はそういったものはスルーだ。
思い込みで罪が決まってしまうと言う、ファジーな江湖人たちににエモることは間違いない。
”誤解”が満載で捩れまくっていくのだ。
と、”ラヴコメ武侠”の”武侠”部分を熱く語ってしまったが、
軸は”ラヴコメ”だ。
それも、ほんとにアホみたいなラヴコメだ。(褒めてます、念のため)
まずはじゅんじゅん扮する男主@慕絶塵は、江湖一の宗派のマスターの息子で時期マスター。
これが、無双に強いが相当なナルシスト設定だ。
李諾扮する女主の@千語は10年前から慕ファミリーの養女となり、男主の侍女をしている。
俺様ムーブの男主に辟易しており、仕事を辞めたいと思ってる。
この女主は、ちーこの時の記憶がないが、わずかに残る記憶の中の逃げてた時に一緒にいた兄のような男を探している、という初期設定だ。
「くっそー、まじムカつく
ボンクラのヤングマスターめーーーー
こんな仕事辞めてやるーーー」
ってしょっぱなから喚いてるのが女主だ。
(とっとと辞めて遠くへ行けばいいのに・てこ談)
「離れたら寂しいくせに」
と勘違い甚だしい男主は、自分がウザがられてるとは1ミリも思い至ってない。
で、辞めるとか辞めないとかで揉めたりしてるうちに、デフォルトの男②なども出てくる。
この男はなんらか思惑があるようだ。
この男が、記憶にある兄のように慕ってた男なのか、と思わせる。
女の方は、離れてても平気なんだが、男主はそうはいかない。
ちょっと離れただけで、不安だし、心配だし、落ち着かない。
思考回路がわりと突き抜けてるせいで誤解されやすい男主じゅんじゅんだ。
背景として、女主の実家は江湖の宗派の家で、ちーこの時(10年前)にぱぱままを惨殺されているようだ。
男主の慕ファミリーの奥義の心経奥義は、どうやら女主の実家の奥義らしい。
ということは女主の家を滅ぼしたのは男主のぱぱか、と思わせる流れだ。
しかし、そんなシリアスな背景をガン無視してコントな流れは延々と続く。
しかし、それが面白い。
男主のキャラが突き抜けてるし、それを演じ切るじゅんじゅんの凄さだ。
女主は気に入らないが、その憎しみも霞むほどに男主の魅力は大きい。
物語は、大抵がコントな流れで進むが、要所要所はシリアスだ。
訳あって女主が男主の千蘊山荘(慕ファミリー)を離れ、隠蔵谷にやってきたり。
ちーこの時に助けてくれたのは男主だ、と気付いたり。
物事の核心は、女主の記憶があれば全て解明されるのだが。
散々男主が
「自分を信じろ」
って言ってるのに
「何があったの?教えて」
ともっすごくうるさい女主だ。
女は、男主が自分勝手で傲慢だと、自分への待遇をもっと良くしろ、と喚いているのだが。
納得いかないのは、ずっと男主の片想いで、女は好きじゃないんだと言ってたのに。
実は相思相愛だとか、わりとムカつく展開だ。
でも、10年前のことを話してくれないならその気持ちに答えられない、とかぬかしてるんだよね。
自分が記憶忘れたせいなのに。
言っとくが、馬鹿そうに見えて男主は聡明だし、木ではなく森を見れる視野を持ってる男子だ。
全てに理由があるのだ。
好きだけど、思考が突き抜けてるせいでツンデレムーブになる男主。
好きだけど、秘密を教えてくれないからツンデレムーブになる女主。
・・・
”このヒロイン、もうムリかも・・・”ってリタイヤしそうなギリのとこの絶妙なタイミングでコントに変わるのだ。
だからリタイヤせずに完走できる。
コントをしながらも、当時の様子は解明され本物の犯人がわかる。
その時には、ツンデレCPは無事に意思疎通に成功しイチャコラタイム突入だ。
しかしそれは長くは続かない。
本物犯人のせいで起きる”試練ターム”の幕開けだ。
ヒロインが死んだと思った男主が、ショックのあまりまさかの〇〇となる。
・・・
面倒だな・・・と思った自分を叱りたい。
こっからもコント流れは健在で、さらに磨きがかかっている。
なのでおもろいのだ。
”振り出しに戻る”な実に面倒な状況なのに面白く見れる。
〇〇のせいで人格が一変した男主には萌えが詰まってる。
武芸をなくしてしまったらしく、攻撃された時に怯える。
物事は、さらなる事件も起きたり、〇〇だけど結婚しよう、とになったり。
盛りだくさんだ。
クライマックスの肝は
・本物犯人との対決
・男主〇〇はどうなる?
の2点だ。
この物語の性質上、ラストは100%ハピエンだろう。
萦萦夙語亦難求てこ監修”イケメン備忘録”
一人勝ちな男子@慕絶塵【郭俊辰グオ・ジュンチェン】
じゅんじゅんこと【郭俊辰グオ・ジュンチェン】だ。
「百霊潭(悠久の縁)」でもかっこよかったが、ほかのイケメンが多すぎて一人だけフォーカスすることができなかった。
今回は、もう間違いない一人勝ちの優勝だ。
デフォルトのツンデレからのドアップでキス迫る、とかはもうふつーにカッコええが
・勘違いナルシストムーブ
・酔っ払ってじゃんけん勝負
の突き抜け方が秀逸だ。
かと思うと、
「俺の女に傷を付けたな・・・」
〜からの、逆鱗マジモードが無双すぎて気絶しそうなレヴェルだ。
前にも熱弁したが、じゅんじゅんの愛しいチャームポインツは耳だ。
横向きだと完璧なイケメンだが、角度によっちゃ
↑こんな風に耳が目立つ♡
アンヴァランスが佳きだ♡
じゅんじゅんのデビュウは「太子妃升職記」(2015)だ。
その後は「旋風少女第二季」(2016)
で、その後はわりと主役という順風ボウイだ。
「少年派」は最近シーズン2も配信された。
そして、本ドラマのすぐ後に播出された「謝謝譲我遇見妳(僕のルイちゃん)」とやらが2022/1〜サブスクで配信開始されている。
なんと2022/9/1〜はアマプラで見放題らしい。(SPOエンタメ倶楽部情報)
さらには、すでに配信され箱にもなってる「上古密約(覇剣)」にも出演してる。
こんな感じなので、本作もいずれ日本上陸するんじゃないだろうか。
1997年10月1日生まれの24歳、180㎝、60kg。
北京電影学院卒業。
今後も活躍に期待できるヤングボウイだ♡
萦萦夙語亦難求てこが見た感想
思い起こせば、ヒロインの実家の奥義は二人組で成り立つとか。
なんでヒロインが笛を吹いてたかとか。
最後には布石はきっちり回収し、辻褄があう仕様であり、わりとしっかりとした脚本だったと思う。
そして、なんと言っても主役のじゅんじゅんの演技。
さらには(ヒロインを除く)お付きの”チーム千蘊四絶”の三人だ。
コント流れの立役者であり、みな愛すべきキャラクターであった。
ラストではちーこ命が誕生し、
「ぱぱに似たとんがり耳」
と言われてたので、やはりあちらでもこの可愛らしいチャームポインツは愛されているのだろう。
若いNewカマーだが、キャリアを見る限り実力はお墨付きだ。
日本上陸の際は、みなもぜひじゅんじゅんをご贔屓にお願いしたい。
(つべやマンゴーでも見れるはず)