中国ドラマ『蒼蘭訣(そうらんけつ)』(原題・苍兰诀)ドラマレビュー:愛は勝つ♡【王鶴棣/王鹤棣ワン・ホーディ】【張凌赫/张凌赫ジャン・リンホー】【林柏叡リン・バイルイ】【張宸逍/张宸逍 チャン・チェンシャオ】【徐海喬/徐海乔シュー・ハイチャオ】【陳若軒/陈若轩チェン・ルオシュアン】キャスト情報・あらすじ・感想※ネタバレあり

2023年11月3日

ご訪問ありがとう、てこブログへようこそ。
 
今日は、中国ドラマ『蒼蘭訣』(原題・苍兰诀)ドラマレビュー:愛は勝つ♡
を紹介するよ。
 
【基本情報】
 
監督:伊峥、銭敬午
脚本:劉暁琳、白錦錦、孫苑
P:楊蓓、王一栩、張宇成、于飛、沈京京、王天竜
原著:九鹭非香の同名小説
主演:虞書欣、王鶴棣、徐海喬、張淩赫、林柏叡
プラットフォーム:愛奇藝、2022年8月7日〜
45分✖️36集
 
楽しみにしてたコスチュームドラマの一つだ。
しかし”恋恋シリーズ”のようで、すなわちそれはラヴモノと言う事だ。
需要が多いから供給も多いという、世の中の当たり前の摂理だから仕方がない。
で、↓こんなの見つける。
とんでもないコスプレだ。
これは間違いなく天界の生き物で、りんほ【張凌赫/张凌赫ジャン・リンホー】は”白”扱いで、でいでい【王鶴棣/王鹤棣ワン・ホーディ】は”黒”扱いだろう。
 
幻想(ファンタジー)なので、飛べるのはもちろんだが、手からビームが出せたり、まばたきでやっつけれたり、ぐーを握るだけで石像を壊せたりするやつだ。
あほくさいが憧れる世界だ。(てこも目線一つで小バエをやっつけてみたい)
 
懸念は、いつもの如くヒロインだが、
とりま男子勢の顔面の強さは世界遺産級なので、おそらく我慢できるはずだ。
 
てこはあいちーいーで視聴したが、Rakuten Vikiでも見れる。
あいちーいーは今日(2022/8/31)見たら、6〜13と21〜以降がVIPになっている。
新しい戦術だ。
VIPは600円くらいだったと思う。
ちなみに、ネトフリが買い付けたようで他国では配信されるようだ。
ネトフリJapanはまだのようだが、間違いなく早々に日本上陸するはずだ。
 
ってな感じで始めるよ、最後までよろしく!
 
※てこブログは、大いなるネタバレを含みます。
閲覧の際は、十分にお気をつけください。

蒼蘭訣ってどんなドラマなん?

まずは冒頭で数分間のナレ説がある。
経験上このナレ説は重要な背景説明なので、面倒でもきっちりと訳した方がいい。
 
この世界は仙界(水雲天)、月族(倉岩海)、人間界(雲夢湖)がある。
星組(仙界)と月組(月族)が喧嘩してるんだが。
3万年前、月組のドンである@東方青蒼は10万の兵士を引き連れ征戦開始。
三界を守るべく、星組の女戦神@赤地女子は、己の命と引き換えに@東方青蒼と10万の月組兵士を封印。
 
@東方青蒼が復活した場合、三界は再び惨劇となる。
彼を封印できるのは、息山の女神だけだというが、女神は行方不明だ。
実は、女神は1万年後ちっぽけな”ポンコツ蘭妖精”に転生していた・・・
 
というのがナレ説の要約だ。
 
・・・
3万年前。
・・・
中国4000年の歴史を優に超えている。
地球は46億年の歴史を持つが、哺乳類が誕生したのが2億3000年前。
人類爆誕は実のところほんの20万年前だ。
星組と月組は人じゃないからいいとしても。
人間界(雲夢湖)が3万年前に飴細工を楽しんだり、ランタン飛ばしたりするのはあり得ないのだ。
旧石器時代(200〜1万年前)なんだから。
 
別世界の話ならなんでも受け入れられるが。
人間界が関わった瞬間に、”リアル”を考えるのは理系頭の悲しい性か。
3万年前といえば、ホモ・サピエンスが・・・
って、もうぃいか・・・
 
ポンコツ妖精は、ちょっと頭おかしいん?ってくらい突き抜けてるキャラだ。
↑が彼女の職場兼住居で”命簿”の管理がお仕事だ。
と言ってもまだまだ新米で、師匠が居るのだが旅行に行ってしまって、このポンコツが一人でお仕事してる。
そのマスターがイートン姐さんだ。
ちなみに姐さんが持ってる↑の葉っぱが”命簿”だ。
姐さんは終盤にもう1回出番がある。
 
ポンコツのキャラは、許し難いものがある。
まず声だ。
まるこ(ちびまるこ)を5キーくらいあげた声と喋りだ。
驚くことに原音だ。
 
でへっ、とか
うふ゛っ、とか
んぼっ、とか
朝露ボウルを飲むときの唇とか、ずずぅーーーと飲む姿・・・
ぅわーぃ、ぅわーい、長珩仙人にあえたーーー、とかのテンション・・・
ほんとにヤバいレヴェルの突き抜け方だ。
 
しかしそれを上回るでいでい【王鶴棣/王鹤棣ワン・ホーディ】のかっこよさだ。
ほんとに最初の帝王ムーブがさいっこーにイカす。
ポンコツと唇が触れたことで@青蒼の封印は解け、しゃばに復活した訳だが。
唇が触れた=根っこが消滅し枯れた木(心)に触れた、という事らしい。
最初のキスが全ての始まりであり、重要な意味を持つこととなる訳だが。
これで、二人は心と体がリンクすることとなる。
要するに、ポンコツが怪我したら自分も怪我するので。
ポンコツがピンチの時に颯爽と駆けつける。
そん時の勝ち確BGMが戦隊モノっぽくて佳き。
 
「おまえが誰を好きだろうと、何をしたかろうと、好きにしろ。
だがしかし、お前は俺のものだ」
 
というチョモランマ級の帝王だ♡
 
それに比べると相当見劣りするのがりんほ【張凌赫/张凌赫ジャン・リンホー】扮する@長珩だ。
ビジュアルはチョモランマ級だが、キャラがいまいちだ。
納得いかない。
ポンコツの一人片想いと思いきや。
実は500年前に出会い、そん時からポンコツの事が好きらしい。
それも、あの馬鹿っぽい(失礼・ぺこり)喋りで
 
「私が守ってあげる、でへっ」
 
と言われてだ。
 
”今まで守るばかりで、守ってあげるなんて言われたのは初めてだ・・・”(心の声)
・・・
ジーザス、なんてこった。
とんだウブボウイだ。
 
しかし自分は息山の女神(現在行方不明中)と婚約している身、
だからこの想いは伝えられない、
って事で、その時の記憶をポンコツから消してしまってた。
 
でも500年間ずーっとねっちりポンコツの事を想い見守ってきた、という初期設定だ。
天帝みたいな立ち位置の生き物が兄ちゃんで、星組のイチ推し戦神なので。
いつも兄ちゃんの言いなりだし、星組の安寧が最優先事項の優等生だ。
 
優等生より悪(ワル)のが魅力的という公式は、ファンタジー界でも成り立つのだ。
しかも強さも魔尊(@青蒼)のが格段に強い。
今後、ポンコツと魔尊がでれっでれに愛し合うはずなので、りんほは間違いなく報われない枠だろう。
それならそれで、最後まで報われないでほしいし。
報われない、を全うして欲しい。
 
魔尊の目的はただ一つで、10万の月組兵士の封印を解く、という事だ。
その為には、それらを封印した星組の女戦神@赤地女子の原始の魂が必要らしい。
この魂探しがストーリーの軸だ。
 
そこで出てくるのが、明らか胡散臭い@鼻穴だ。(「夢華録」参照のこと)
鼻穴などと言っているが、馬鹿にしている訳では決してなく、愛情を込めて呼んでいる、念のため。
ほら、案の定東方不敗みたいな頭して出てきよった。
ここは悪霊の館で、おそらくはなんか企んで邪道に堕ちてるんだろうなぁ。
 
物語は次の月組タームへと移る。
いろいろあって、月組本拠地にやってきたポンコツだ。
帰りたーーーーーい、騒いでるポンコツはもう倍速でいいと思う。
ここでは、業火を習得する為に七感を封じた古(いにしえ)の禁術についてや、
実のぱぱをその手で殺さなければならなかった経緯など。
主に魔尊にフォーカスした展開だ。
 
この辺りから、折角封じた感情が復活してきて魔尊の様子が変わってくる。
帝王一色から、徐々にデレムーブへと移行してしまう。
残念な事だ。
ずっと帝王で、用が済んだらポンコツとはおさらばしてほしいが、それじゃ誰も見ないよね(てこは見るけどもさ)
この先は一途道をまっしぐらだろう。
橋に鍵つけるとかJKか。
初めて彼氏ができたOLか。
しかし、これをやりたがってるのはポンコツじゃなく魔尊の方だ。
恋って怖いね。
 
この月組タームでてこを癒してくれたのは
魔尊弟@巽風【張宸逍/张宸逍 チャン・チェンシャオ】だ。
 
中の人は1999年10月18日生まれの22歳。
南光通信学院卒業の役者だ。
2020の短編ドラマ「今天也晴朗」でデビュウの正真正銘Newカマーだ。
 
初めは、ぱぱを殺した仇、と憎々しげに見てたのに。
だんだんと子犬の目になってくかわゆさよ♡
 
この子のおかげでポンコツも苦しむことになったし、封印された兵士も復活したし。
結果、魔尊の立場も守られMVPをあげてもいいくらいの働きだったと思う。
 
ずっとポンコツの命を犠牲にせずに封印を解く為に星組の女戦神@赤地女子の原始魂を探してたのだが。
ポンコツが女神になって命を犠牲にしたら、そこから@赤地女子の原始魂が出てきたのはなんでだろう。
正直意味がわからない。
こうなるなら人間界へ行く意味などなかったのではないだろうか。
 
でもまぁいいや。
ポンコツいなくなってすごく静かだし、月組と星組も停戦100年約束締結したし。
男子二人は気の毒だけど、これでいいよね。
このポンコツがいない時間、てこは非常に穏やかに観れたのだが。
・・・
な訳ないよ・・・
ポンコツは復活する。
 
ご教示してくれたのはマスターだ。
なんとマスターの夫は驚きの【陳若軒/陈若轩チェン・ルオシュアン】だった!
セリフはない。
魔尊を一発殴るだけの出番だ。
彼もこんな古参感を出す立ち位置になったのか、と感無量だ。
 
マスターが余計なご教示してくれたせいで、ポンコツ復活の緒が見つかってしまった。
で、男子ふたり頑張る。
 
ポンコツ種を世話する魔尊には、もはや帝王の面影は見当たらない。
完全に下僕だ。
ポンコツ愛で全身がいっぱいになってしまった魔尊だ。
 
しかし、これにも全て意味があった。
いずれ来るであろうクライマックスのラスボス対決に愛は不可欠なのだから・・・

蒼蘭訣てこ監修”イケメン備忘録”

帝王な男子@東方青蒼【王鶴棣/王鹤棣ワン・ホーディ】

でいでいこと【王鶴棣/王鹤棣ワン・ホーディ】だ。
 
てこブログでは「将夜2」でランクイン済の明星だ。
「遇龍」(記事は気長に・・・)でもプラチナヘアーと肌肉で存分に魅力をアピールしていたが。
今回は今までで最高のキャラ&出来、だと思う。
 
中身がポンコツになった時のぶりっこ魔尊の出来も相当だし。
最初の帝王ぶりと、感情が芽生えてからの一途さと、全くの別人だ。
イチャコラモードから突然のツンムーブ。
ひどいこと言ってヒロインを遠ざける、っていうのはもう見飽きるほどのデフォルトだ。
これで今まで上手くいった例はない。
だからする意味ない。
でもこれは、魔尊のせいじゃなく脚本のせいだから、でいでいには1ミリの罪もない。
 
顔面の強さだけでなく、しっかりとした演技スキルを持っているでいでい。
しかし、彼はまだ23歳という若輩であり、演技の名門の出身でもない。
出演作も僅かに5〜6本くらいだ。
しかし@道明寺(流星花園2017)がデビュウだが、最初っから主役街道の明星だ。
 
しばらくは、こういったラヴものやアイドルものが続くのだろうが。
いずれはムサめの侍などをやる機会もあるだろうし。
ソシオパスな犯罪者とかも見れたら嬉しいなぁ。
1998年12月20日生まれの23歳、183㎝、65kg。
西南航空大学卒業。
 
「流星花園」「将夜2」「遇龍」「理智派生活」「我們的西南聯大」

気の毒枠認定第3号な男子@長珩【張凌赫/张凌赫ジャン・リンホー】

りんほこと【張凌赫/张凌赫ジャン・リンホー】だ。
 
てこブログでは「少女大人(探偵麗女)」で既にランクイン済みの明星だ。
その「少女大人」がデビュウ作の、これまたNewカマーである。
Newカマーでありながら、こちらもその後は現代劇で3作連続主役だ。
 
すごい売れっ子Newカマー二人を男①・②と起用したドラマなのだ。
 
今回のキャラは、仙人モードの時は上述の通りイマイチだ。
優等生で思い切りが悪いし、思い遣りのつもりが悪い方向へ行くという典型だ。
 
しかし、人間界タームのりんほは無双のかっこよさだ。
りんほは仙人より人間のが合ってるという事実を発見した。
このツーショットを見てほしい。
完全にでいでいよりも魅力的だ。(好みの問題だろうが)
それにしてもでいでいってば小顔だなぁ。
 
ルックだけでなく、人間界のキャラが仙人のそれとは全く違うタイプなのだが。
見事に演じ分けている。
仙人モードは、いつも”すんっ”としてて優等生だったのが。
人間モードは、天真爛漫のやんちゃボウイだ♡
なんとかわゆな事よ♡
 
そして、懸念の”最後まで報われなさを全うできるか”案件だが。
合格だ。
 
「おれは?おれの気持ちはどうなるの?」
 
という渾身の質問に
 
「どぅぶち」
 
の、たった一言で済まされた。
この虚しさは、報われなさを通り越して気の毒枠認定でいいと思う。
ちなみにてこブログ史上3人目だ。
わりとレアな枠なのだ。
 
華麗に殉死も叶わず
「我々にできることは時間稼ぎだけだ」
が涙を誘う気の毒さだ。
悔しくも生きながらえ、今後は幸せそうなポンコツたちを見る機会もあるだろう。
完璧なほどの気の毒さだ。
1997年12月30日生まれの24歳、188㎝。
南京師範大学卒業。
 
少女大人(探偵麗女)」「心働的瞬間」「我和我的時光少年」「百錬成鋼」
待播「寧安如夢」「虎鶴妖師録」

黒龍な男子@觞阙【林柏叡リン・バイルイ】

㊗️てこブログお初明星【林柏叡リン・バイルイ】だ。
台湾人なのでチャールズくんと呼ぼうね。
 
魔尊の側近で、なんと黒龍になるんだな♡
でいでいも大概でかいが、この子は桁違いにでっかい。
 
恋愛ムーブの魔尊に釣られて、この子も恋愛しちゃうのは余計だがかっこぇえから許してもいいかな。
彼も魔尊・ポンコツ・ポンコツの友達と共に人間界へ行くのだが。
この保存版の画像を見てほしい。
明らかに縮尺がおかしい右端がチャールズくんだ。
でいでいも183㎝あるんだが。
185?うそやろ。
でいでいが盛ってる説?
 
まぁ、真実は知らんが、このでかいチャールズくんが黒龍なんて、ぴったり♡
キャラ設定もなかなかで、忠臣ぶりがMVPだった。
 
チャールズくんは2014「中国好男児」の決勝TOP10らしい。
まったくノーマークのチャールズだが、2017には「深藍与月光」というBLにも主演しているようだ。
早速観なければ・・・
2019には映画「斗破乱世情」で@盛英豪を差し置き、主演を果たしている。
 
ぇ、この頭飾りはまさかの呂布だろうか。
きゃー♡
背中が黒龍なっとるやん。
ぜったいプチブレイクするよね、チャールズ♡
 
1991年6月6日生まれの31歳、185㎝、75kg。
台北文化大学卒業。
 
まさかの文系男子か、ギャップ萌えやろ。
 
映画「射彫英雄伝之九陰白骨爪」「長江妖姬」 

蒼蘭訣てこが見た感想

第一にVisual Effectsが優秀なので、ファンタジーにありがちなウソくささとか安っぽさがない。
加えて、公式がさまざまな小物のスチールを発表しているように、衣装や小道具の芸術性や完成度が高い。
その割に、ヒロインのメイクだけが変だったのはわざとなのだろうか。
実は色モノ要員だったのではないかと、密かに思ってるてこである。
 
第二に、脚本・演出が絶妙だ。
あのトンチキなポンコツヒロインでも最後まで見れたのは
 
・男子たちの顔面偏差値
・男女スイッチの妙
・Newカマーと古参のバランス
・先が読めない脚本
 
↑これらのせいだ。
 
特に、実力はあるが若手では出せない渋さを@鼻穴が一手に引き受ける。
しかし、実に見事に演じ切る実力だ。
彼の理不尽さが、作品に深みを加える事になる。
全ての出来事の原因は↑@鼻穴の我儘のせいなのだ。
実に罪深い諸悪の根源の@鼻穴を、みなさんも是非観てやって下さい。
 
物語の命題は”愛”だ。
ラスボスとの戦いに繰り出された魔尊の火は業火ではなく”琉璃火”というらしい。
またの名を”慈悲の火”だ。
天帝は言う。
「まさか月組の者が、この火を操れようとは・・・」
 
愛は全てを救う。
愛で乗り越えられないものはない、という帰結だ。
・・・
なので命題上バドエンは成り立ちそうもないし、悲恋であろうはずはない。
なので安心して見るがいい。