中国ドラマ『夢華録(むかろく)』(原題・梦华录)ドラマレビュー:3人娘生き方ファイル【陳暁/陈晓チン・シャオ】【代旭ダイ・シュー】【徐海喬/徐海乔シュー・ハイチャオ】【管雲鵬/管云鹏グァン・ユンホン】キャスト情報・あらすじ・感想※ネタバレあり

2023年7月25日

ご訪問ありがとう、てこブログへようこそ。
 
今日は、中国ドラマ『夢華録』(原題・梦华录)ドラマレビュー:3人娘生き方ファイル、
を紹介するよ。
 
開机が2021の初め頃だったと思う。
たっぷり1年半待ち、ついに2022/6〜㊗️播出だ。
 
まずは基本情報から
 
監督:楊陽
脚本:張巍
原作:関漢卿《趙盼児風月救風塵》
主演:劉亦菲、陳暁、林允、柳岩、徐海喬、代旭
45分くらい✖️40集
プラットフォーム:騰訊視頻
 
ヒロインの劉亦菲は「神彫俠侶2006版」のヒロイン@小龍女であり、
彼女こそが、てこ選出ベストオブ小龍女だ。
ちなみに、こん時の@楊過は黄アニキ(黄暁明)だ。
もっすごくぎらつきぬらついたサイコーな黄アニキだった。
 
彼女はその後1本だけドラマに出演しているが、未だ世に出ていない。
なので本作は、およそ15年ぶりのドラマという事になる。
 
お相手の男主①は陳暁である。
彼もまた、于正Pによる「神彫俠侶2014版」で@楊過を演じている。
こういった”縁”にニヤつくのはぶきょんちゅ(武侠沼人)特有のモノだ。
なので、ノーマルな方はニヤつかずフツーに観てくれていい。
 
導入を読んでみると、この物語は3人娘が主人公らしいし、ビジネスマンでもある様だ。
なので武侠ではない。
さらに、娘たちが主役なので、男どもはすなわち添え物なはずだ。
添え物、ってもいろいろあるよね。
もやしをただ炒めただけ、とか。
でも、ほっくほくの皮付きのインカの目覚め(じゃがいも)バターのせ、とかは上等だよなぁ。
 
できれば極上の添え物がいいなぁ・・・
と願いつつ視聴開始である。
 
ついでに、監督は「将夜」の監督と同じだ。
なのでちょいちょい顔見知りが出てくる。
 
ってな感じで始めるよ、最後までよろしく!

夢華録ってどんなドラマなん?

3人娘の山あり谷あり人生奮闘記である。
 
・元官奴だった女(ヒロイン@趙盼儿)
・離婚された女(大姐ポジ@孫三娘)
・現楽妓の女(末妹ポジ@宋引章)
 
この3人娘が、さまざまなハラスメントに立ち向かい運命を切り開いて行くお話だ。
 
時にステイタスであったり、時にジェンダーであったり。
3人娘に限らず、登場する男どももそれなりなハラスメントを感じて生きている。
男主①の@顧千帆【陳暁/陈晓チン・シャオ】は、実のぱぱと姓が違う。
ここになんらかの事情がありそうだ。
男②の鼻穴が印象的な@欧陽旭【徐海喬/徐海乔シュー・ハイチャオ】は、娶る女の家の格が高くて苦労してる様子だし。
男③の@池衙内【代旭ダイ・シュー】は、お金は持っているが所詮は商売人といった感じは否めない。
お役人や、やはり宋代ということで学者なんかの方が格は断然上だ。
 
この様に、皆がさまざまなハラスメントに耐え忍んでいる訳だが。
主題が重い割に、物語はわりと清々しく進んでゆく。
それはひとえにヒロインが上等だから、という一言に尽きる。
 
主題が立派でもヒロインで台無しになってしまった作品はわりと多い。
しかし、本作のヒロインは全力でオススメできる10000満点のヒロインだ。
 
昔賤籍に在ったことを何故恥じねばならないのか。
無意味な仕事など、世の中には何一つとしてないはずなのに。
誰に頼ることなく成り上がり、大姐と妹分を支えるのだ、という確固たる信念を持っている。
 
不幸自慢でさめざめと泣くこともしなければ。
勝気に喚き立てることもしない。
一つ一つ淡々と冷静に物事に対処していく。
卑屈にもならず、かといって開き直るとも違う。
 
そして、ひとつ理不尽を目にした時は、颯爽と弱きを助けてくれるヒーローだ。
強いものに与したり、男に媚を売ったりもしない。
性格も男より男前なのに、ルックもお美しい。
装いも派手じゃないし、実に好ましい感じだ。
お茶を淹れるときに何故踊るのかは今ひとつ謎だが、風情なのだろうし、なんと言ってもお美しいから目の保養になる。
 
理不尽を積み上げられ、こちらのイラつきもMaxとなり、
「がんばれー、負けるなーーー」
となり、その声援を受けてヒロインが頑張る、という仕様だ。
だからこそ清々しいのだ。
 
お相手の陳暁はルックはもうすでに申し分ないし、今回はおそらく原音だ。
もっすごくステキだ。(語彙力)
 
とりま1集で出会いは果たすが、すぐにどーこーなる訳ではない。
ヒロインは、結婚お約束を反故にされ
「んな訳ないやん」
で本人に直接確かめる為に都へ出向く。
男①は訳あって追われる身となり、満身創痍の2人はとりま互いに助け合おう、みたいな感じで絡み合う仕様だ。
 
男①はわりと早い時期からヒロインの事が好きになったっぽい。
しかし、ヒロインは結婚の約束をした@鼻穴を好きな初期設定なので。
相思相愛には程遠い感じだ。
男①が、陰日向となりサポートに徹する様は萌えが詰まってるはずだ。
 
そうなのだ。
本ドラマはラヴものなのだ。
しかし見てる体感としてはラヴはさほど感じない。
脚本が秀逸なのか、演出がかっこぇえのんかは知らんが。
武侠ではないが、
男①は秘密警察みたいなとこの皇城司という所が職場の”生きた悪魔”と名高い男なのであるが。
この男のアクションシーンが思いのほか本格的だ。
加えて、シリアスな内容だし、複数の場所を背景としてる物語が同時進行なので、思いのほか複雑だ。
なのでラヴものだが
「ふたりがうまくいったらいいな」
くらいのラヴしか感じない不思議現象なのだ。
 
ちなみに、男①を序盤で苦しめるのは①兄さん(※「将夜」参照のこと)だ。
お久しぶりです、大師兄。
中の人、陳震マルコ・チェンはてこ推しメンだが、ギャフンと退場だ。
見せ場は無い。
 
で、話を戻すと。
物語は、男女それぞれの事情で忙しく過ごしてる。
まずは結婚詐欺にあった妹分の救出作戦だ。
あれやこれやで無事救出し、都でヒロインは茶楼を開く事となる。
・自分の茶スキル
・大姐の料理スキル
・妹分の琵琶スキル
この三つ巴作戦だ。
 
紆余曲折あり、途中茶バトルもぶっ込んで物語は痛快に進む。
同時に、結婚の約束をしていた@鼻穴に幻滅し、
「それならそれで、きっちり落とし前つけてもらおうか」
というスタンスのヒロイン事情だ。
男①も政治的なパワーゲームやら、出自のトラウマやなんか、盛りだくさんだ。
 
ヒロインが都で縁あって出会うのが我らが男③の@池衙内【代旭ダイ・シュー】だ。
そのお付きの従者が@皮皮十二師兄(※「将夜」参照のこと)だ。
中の人、胡宇軒。
相変わらずいい笑顔だ。
 
男①の腹違いの弟は、@第三皇子(※「将夜」参照のこと)だ。
中の人、李聖佳。
ずーっとこすかったが、最後に一つだけファインプレーがあったので良しとしよう。
 
@鼻穴を左遷させることに成功し、メインCPの距離はぐーんと近づく。
物語半分くらいで、ようやく男①の告白だ。
誠心誠意君を想ってる、
身分の差など関係ない、
きちんとした正妻という形で君を娶りたいと想っている、
という100満点の告白に思わずコクリのヒロインだ。
 
ここは、皆がにやにやしながらも”ほぅ、裏山”となるシーンだ。
ここからは、細かい行き違いなども随所に散りばめながらも、基本は互いを思いやり好きすぎるCP、という仕様だ。
なので安心タームだ。
 
しかし、セオリーは嫌が応にもやってくる。
その名も”別離ターム”だ。
ラヴには欠かせないタームである。
互いがより強く結びつくための試練タームでもある。
 
男①が出張。
おりしも、同じ頃大災害が起こり茶楼が壊滅的被害を受ける。
しかしポジティブシンキングで上昇志向の高いヒロインは
「いい機会だ、
これを機にレストラン開こうじゃない」
となるのだが。
イニシャル費用が足らない。
足りない分は男①に出してもらおうと想ってたのだが、男①は出張先でピンチに陥って帰ってこれない。
「まさか、また裏切られたのか・・・」
みたいなヤキモキ投入。
 
そんな時、唐突に頭角を表すのが男③の@池衙内【代旭ダイ・シュー】だ。
トライアングル案件までぶっ込んできよった。
 
見てる方は、あっちもこっちも状況が変化してて、脳みそフル稼働だ。
といういのは、大姐もただ料理作ってる訳じゃなく。
大姐のラヴラインもあるし、彼女の男児案件なども勃発。
 
そして、妹分にひっついているのが@隆慶(※「将夜」参照のこと)だ。
そう、てこの息子だ。(注「説英雄誰是英雄」参照のこと)
孫は、将夜でもだが説英雄誰是英雄でもゲスの極みキャラだ。
今回も最初はいい人だけど、イメイジとしてゲスを払拭できない。
きっとゲスに華麗に変身するはずだ。
こいつに、妹分がまたもや騙されてるんじゃなかろうか、などという心配案件も同時勃発なのだ。
 
さらには、急遽受け入れた少女案件まであり。
もう話題には事書かない状況を作り出す。
 
要するに
「愛は大事。
信じたいけど。
もし裏切られてるのならば・・・。
しかも同時案件が多すぎる。
そうだ、愛だけ考えて生きれる訳じゃなし。
結局のところ、生きるか死ぬかは自分次第」
という思考回路が自然に受け入れられる仕様になっているのだ。
全くもって同感だ。
この思考回路は、多くの人間に支持されるはずだ。
「加油!自分を信じろ!」
という視聴者がヒロインたちを応援する状況を自然に作り出している訳だ。
天才的な脚本だ。
 
さらには、僻地で苦労を重ねてた@鼻穴がこすいアイディアで都に華麗にリターン。
男①はようやく出張から帰ってきたが、ヒロインのぱぱの敵はどうやら自分のぱぱらしいと気付く男①。
会いたいけど、なんとなく都合が悪いなぁ、みたいな感じでこそこそしだす。
で、急に頭角を著してきた皇后問題なども勃発し。
さらには叔世代(皇帝含む)の、思惑が複雑すぎててこは随分と考えちゃいましたよ。
 
・メインCP暗殺未遂
・男①のぱぱ、ヒロインを亡きものにしたい欲求
・男①囚われ拷問される
・ヒロイン鞭打ちの刑
・皇后忖度  
 
という風に、寸分の隙のない脚本でクライマックスへと続く。
 
クライマックスの肝は
 
@鼻穴成敗
 
である。

夢華録てこ監修”イケメン備忘録”

極上な添え物な男子@顧千帆【陳暁/陈晓チン・シャオ】

【陳暁/陈晓チン・シャオ】だ。
彼の出演作はわりとたくさん見ているのに、てこブログでは一度しかレビューしていない。
その一度も「雲中歌」だ。
しつこく男①は陳暁であるべきだ、カモンイケメン、と叫んでいる。
 
「神彫俠侶2014版」はとんでも神彫俠侶だったので書いてないし。
@月花(那年花開月正円)は好きすぎて未だレビューできずにいる。
「陸貞伝奇(後宮の涙)」もなんで未レビューなのか自分でも謎だ。
などと徒然考えてみると、本作はレビューするのに塩梅のいい作品だったと言える。
まぁ、できればガチ殺陣の侍モノでcoolなアウトローならもっと良かったが。
適度に動き、適度に出番がある。
 
本作は女が主役なので、彼は添え物だ。
しかしその添え物がメインよりもんまかったらメインの立場がない。
どっかのだれかさんみたいに(注:「嫣語賦」参照のこと)PV仕様にしてはいけないのだ。
添え物の本来の存在意義とは、メインをより美味しく戴けるようにサポートする事、なのだ。
 
本作の陳暁はもちろん合格だ。
おそらく過去最高得点合格ではないだろうか。(当社比)
キャラクターの設定などは制作陣の仕事ではあるが、それをすんなり演じれる俳優はさほど多くはない。
まぁ、てこはラヴ時のデレムーブよりは、お仕事中の悪魔ムーブの方が断然魅力的ではあったが。
↑特にコレ。
ぱぱに血を返した、って痺れるやつだ。
 
しかしデレムーブの時の、”落ち着いたしっとりした男の恋の仕方”は今後のコスチュームドラマのロールモデルにしてもいいほどだ。
若い奴らは、本作の陳暁を見て大いにお勉強したらいいと思う。
髭付き画像見つけちゃいました♡
1987年7月5日生まれの35歳、180㎝、70kg。
中央戯劇学院卒業。
 
「笑傲江湖2013」「神彫俠侶2014版」「陸貞伝奇(後宮の涙)」「五鼠鬧東京」「雲中歌」「遇見愛情的利先生」「雲巅之上」「那年花開月正円」「紅蔷薇」「独孤皇后」「火柴小姐和美味先生」
「氷雨火」(これはいーぼと共演)「雲襄伝」「了不起的児科医生」「舒克与桃花」「百錬成鋼」「突囲」「好好説話」

鼻穴な男子@欧陽旭【徐海喬/徐海乔シュー・ハイチャオ】

【徐海喬/徐海乔シュー・ハイチャオ】だ。
彼のチャームポインツはなんといっても鼻穴だろう。
大きめの鼻穴で、てこはことのほか気に入っている(褒めてます、念の為)
 
わりと最近「当家主母」のほんのさわりの部分をみて、この鼻穴がちっさくなったんじゃ・・・と心配していたが、心配ナッシングだ。
ご健在でした。
今回の役は本当に神様からのギフトじゃなかろうか、と思うほど美味しい役だったと思う。
正直てこも見直しました。
なので、イケメン枠ではないがランクインである。
 
もともと「醉玲瓏」でのヴィランも佳きでポテンシャルはあった。
今作の闇落ち方がとにかくパネぇ。
 
黒化要員は、必要悪として作品を支える軸の一つである。
よって非常に重要だ。
このヴィランの出来一つが、作品に大きな影響を及ぼす。
悲惨であればあるほど、邪悪であればあるほど、”善”側が引き立つ、という公式なのだ。
本作の@鼻穴は1000点満点合格だ。
 
左遷され身を崩し、長芋を生で齧るその姿。
老僕を殴り殺した時の顔は
「やばっ、こわっ」
ってなりますよ。
 
闇落ちした人間の思考回路は破綻しているので、まぁ自分に都合よく周りのせいにするのはみな総じて一緒だが。
それを語る目が違う。
何も映っていない深い暗闇の目だ。
何一つ未来を描けない、深い深い闇の中に居るのだ。
なんと哀れな事だろう。
@鼻穴の闇落ちが100%完璧なおかげで、物語ににも深みが増した。
 
おそらく視聴者はほぼ全員ヒロインの味方で、@鼻穴を成敗しろーーーー、という構図だったのだと思う。
皆の期待に応え、ことは二転三転し、結局のところは期待通りの見事な散り方であった。
 
今回は本当に目が覚めるほどの良演であり、今後に大いに期待したい。
1983年4月17日生まれの39歳、180㎝、67kg。
上海戯劇学院卒業。
 
「花千骨」「重生之名流巨星」「昆侖阙之前世今生」「熱血長安」「醉玲瓏」「那抹属于我的星光」「夜天子」「無憂之地」「戦警」「蒼蘭訣」「当家主母」(待播含む)

Newタイプな男子@池衙内【代旭ダイ・シュー】 

@池衙内【代旭ダイ・シュー】だ。
てこブログでは、すでに2回ランクインだ。
 
無證之罪」では基本は怯え顔だった。
招揺」では”一瞬の不覚”から生まれたものの、基本俺様ムーブだった。
 
上の2作もキャラクターは全然違うが、今回はまさにNewタイプだ。
仕事は成功してお金持ちだが、いつも大勢の子分を引き連れたお山の大将だ。
気分が乗らないと、すぐ意地悪する。
喧嘩も弱い。
おふざけは全力投球。
まるでコメディアンだ。
 
中盤までは、特に何するわけでもなく。
たまにヒロインの商売の邪魔をするくらいだったが。
水害あたりで状況が一変する。
いろいろあってヒロインの事が好きになってしまう。
だけど、ヒロインは仕事とプライベイトをしっかり線引きしてるので、付け入る隙がない。
そこで彼は拗ねたり、泣き落としたりする。
でもヒロインは靡かない。
あまり今までに居ない男③像であり、非常に斬新だ。
 
出番はあまり多くはないが、実力のあるこーゆー俳優が脇をしめることで物語全体がだれる事なく進んでいく印象だ。
代旭の演技が秀逸なおかげだ。
 
本当は、もっと旨みのある役を見たいが、代旭はコミカル演技がうまいなぁ、と感心する。
1989年10月28日生まれの32歳、180㎝。
中央戯劇学院卒業。
 
無證之罪」「招揺」「無主之城」「黒色灯塔」「生活万歳」「玫瑰之戦」(待播含む)
ブレイクにはまだ至ってないがいずれ来る明星だ。
なので皆さんもぜひご贔屓にお願いいたしまっす。

Newカマーな男子@陳廉【管雲鵬/管云鹏グァン・ユンホン】

@陳廉【管雲鵬/管云鹏グァン・ユンホン】だ。
 
2017デビュウのNewカマーである。
初々しくて佳きだ。
 
きらきらしたイケメン枠ではなさげだが(失礼・ぺこり)きれいな明星はそれこそゴマンとおるので。
ちょっとズレてる方が印象に残る場合もある。
とりま今回は配役に恵まれたという事で、素直に喜ぼうではないか。
 
男主①が逃亡中に出会ったボウイで、その後もなし崩しに男①のお付きとなる。
男主のお仕事の悪魔ムーブと、ランデヴーなデレムーブとのギャップを唯一知る男である。
男主は陰日向でヒロインをサポートするが。
その男主を陰日向でサポートするのが彼だ。
なので彼が居なかったら、物語は進行できなかった訳なので影のMVPと言える。
 
Newカマーにおける大チャンスは、”男主の従者”である。
男主の出番は多いのは当たり前だが、従者はいつも従ってるからもれなく出番が多いという事だ。
しかし、従者でありながら、サブのラヴラインなどを担当することも時には多い設定だ。
これは常にてこが荒ぶる案件だが、このサブラヴは不必要だとてこは思っている。
なので、できればその路線は避けたい。
 
今回は、危ないとこだったがセーフだ。
しかも、逆にほっこりとして
「いいじゃない。
幸せにするんだぞ」
とか思える仕様だった。
 
彼の今後はしばらくは追いかけようと思う。
がんばれゆんほん!
1993年1月21日生まれの29歳。
河南大学卒業。
 
「戦天狼」「浴血十四年」「雲中路98号」「夜猫快逓之黒日夢」「功勲」

夢華録てこが見た感想

困難に遭遇しても、自暴自棄になったり自分を卑下したりせずに、自分のできることを着実に積み上げて行くヒロインの生きる姿勢は見ていて清々しい。
さらに、このドラマがストレスが少なく見れる理由として。
ヒロインがコミュニケーション能力が高い点だ。
すれ違いや勘違いの多くはコミュニケーション不足が原因である事が多い。
彼女は、しっかりとはっきりとものを言う。
なのでその分リスクを回避できる。
 
終盤に男①がぐずぐず言い始めた時も
「どうすんの?
やめんの?
やめないの?
わたしはいいって言ってるじゃん?」
とはっきりと言い、聞き、答えを要求している。
 
大姐も気持ちの良い性格の女だった。
正しい・正しくないは全ての人に平等だ。
偉いから正しい、は間違いだ、とはっきりと言う。
妹分に対しても、耳に痛いことをはっきりと述べる。
 
最終的に一番成長を遂げたのは妹分の女だろう。
何度も男に騙され。
自分の足で歩く、と言うことをようよう悟った女だ。
良い姉たちのおかげだ。
 
メインCPも大姐CPも、互いが対等であり、依存性は低い。
好きだなどの情熱ではなく、互いが信頼し求め合うという自然な恋模様で好ましい。
 
ただ一つ心残りは。
あの海千山千の妖怪じみた叔世代の面々だ。
政治的なパワーゲームの行く末はきちんと語られないままだ。
皇帝は真宗らしいので、〇〇派とかいろいろ当てはめて待ってたんだが・・・
 
この作品は、本土でも評価が高く、日本上陸の可能性は高い。
このドラマは衣装もシックだったのだが。
日本上陸の際には、キーデザインはまたきらきらピンキーに変わってしまうのだろうか?