中国ドラマ『王家の愛〜侍女と王子たち』(原題・蘇茉児伝奇/苏茉儿传奇)ドラマレビュー:スマラ♡ドルゴン一途愛【厳屹寛/严屹宽イエン・イークァン】【富大龍/富大龙フー・ダーロン】【張天陽/张天阳チャン・ティエンヤン】キャスト情報・あらすじ・感想※ネタバレあり

2023年1月22日

ご訪問ありがとう、てこブログへようこそ。
 
今日は、中国ドラマ『王家の愛〜侍女と王子たち』(原題・蘇茉児伝奇/苏茉儿传奇)ドラマレビュー:スマラ♡ドルゴン一途愛、
を紹介するよ。
 
【基本情報】
 
監督:柏杉
脚本:王歓、翁海鑫、瞿韻
P:郭靖宇
主演:杜若渓、厳屹寛、富大龍、岳麗娜、劉芊含
プラットフォーム:爱奇藝、2018/10/1〜
45分✖️40集
 
2018播出だが、制作は2015だ。
なので当時主流だった↓こんな感じのコスチューム&メイクだ。
いかなる時(寝る時も拷問されてる時も人事不詳時)もフルメイクだ。
そして、それはヒロインだけじゃ無い。
ヒーローもだ。
この頃主流であるピンクルージュを施す多爾衮ドルゴンだ。
 
ちなみにこのお二人はリアルでもメオトだ。
 
ヌルハチさんがお隠れになり、後金二代目大ハーン皇太極ホンタイジの時代の物語。
 
てこはヌルハチさんがお気に入りだ。
なので少し豆知識を話していいですか?
ぇ、いらない?
・・・
そう言わんと、少しだけお願いしまっす。
 
ヌルハチさんは、女真族一首長の息子だが、明のお役人にぱぱとじぃちゃんを誤って殺される。
でもタダで起きないヌルハチさんは、それを機に明との交易権を手に入れる。
そして、富と軍備を蓄え、やがて周辺女真族を統一。
中国北東部(満州)全域を征服し、後金王朝を開いたお方だ。
 
曲者揃いの女真族を統一出来たのは、ヌルハチさんがもっすごくできる男子だからだ。
ヌルハチさん自身も相当な荒くれ者だが、脳みそも優秀だ。
例えば「八旗」と呼ばれる軍事組織を始め、
さらには、女真族を満州族と改め、満州文字の制定を行うという凄腕だ。
 
ヌルハチさんの姓は愛新覚羅。
後金という国名は、チンギス・ハーンの時代にモンゴルに降伏した女真族の国に《金》と言う国があり、その継承者であるとの意味を込めて後金と号したと言われている。
 
息子のホンタイジが二代目の後金国ハーンになり、その後国号を清に変更する。
なのでヌルハチさん時代は、まだ清ではない。
しかし、ヌルハチさん死後、ホンタイジは
”清朝があるのは父上のおかげ”と廟をたて”清の太祖”と諡する。
厳密に言えば、秦の太宗はホンタイジだが、事実上の太宗はヌルハチさんであり、清の全ての基礎を築いたのはヌルハチさんだ。
 
こんなぎらぎらなヌルハチさんなのだが。
ヌルハチさんがフォーカスされているドラマは意外にも少ない。
そもそも後金国ドラマというのが少ない。
本作も、明への仕返し戦で負傷し、もうすぐお隠れになると言う弱々しい姿での登場だ。
 
ぎらついたヌルハチさんは「独步天下(孤高の皇妃)」くらいだろうか。
わりと荒ぶったレビューだが、ドルゴンは屈くん(屈楚蕭)なので興味のある方は見るがいい。
 
同じ時代のドラマに「大玉児傳奇(皇后の記)」と言うのがあるが。
ドルゴン役が1ミリも(てこにとって)魅力的じゃ無いので未レビューだ。
ただ、ホンタイジはニエ先輩(聶遠)でわりと佳きだった。
で、ドルゴンがこよなく一途に愛したのはユアルだった。
ユアルとは誰かというと。
後の孝荘文皇后、つまり名布木布泰ブムブタイの事だ。
 
しかし本作でドルゴンは、このブムブタイを袖にし蘇茉児スマラという女子を一途に愛し続ける。
いったいドルゴン、おまいはどっちが好きなんだ?と問いたい感じだ。
 
ってな感じで始めるよ、最後までよろしく!

蘇茉児伝奇ってどんなドラマなん?

大まかな史実(誰が後つぐとか、いつ死ぬとか、玉璽とか)の上に、
 
・猜疑心旺盛なホンタイジと善良優秀ドルゴンの兄弟問題
・皇子ドルゴンと侍女スマラの恋
・ホンタイジ嫁事情
 
を盛り込んだ、基本は”スマラ♡ドルゴン一途愛”ドラマだ。
 
史実との違いなんかを説明しながらレビューしたい。
 
ここで注意をしておきたいことがあるのだが。
ヌルハチさんたちが住んでいるのは紫禁城に見えるが、紫禁城ではない。
数多くの清朝ドラマで使われてきた紫禁城と同じだが、宮の名前が違う事に気付くだろうか。
 
紫禁城とは1406年(永楽14年)から14年かけて作り上げたものだ。
ヌルハチさんが建てた後金国の時代にも、明代は存在している。
1420年から1644年の間は明代皇帝の宮殿だったのだ。
つまり、ヌルハチさんがお隠れになる1626年にはまだ紫禁城へお引っ越ししてはいない。
お引っ越ししたのは1644年(順治元年)なので、ホンタイジでさえ紫禁城では暮らしていない事になる。
ヌルハチさんやホンタイジらが暮らしていたのは瀋陽故宮だ。
なので紫禁城と同じに見えるが、そこは違う建物だ。
本来は↑これだが、これを作るのは面倒なので既存の紫禁城セットを使用したのだろう。
こういう話は、需要が無い気もするが。
歴史を混同し混乱してしまう方もおるかもしれないので、敢えて言及した。
 
で、ようやくレビューを始める。
事の発端は、ヌルハチさんの具合が悪いのだが”神馬”を見つけられたら具合がよくなるかも、って事で神馬探しに王子たちが出かけるとこから始まる。
王子たち、といっても、フォーカスされているのはドルゴンだけだ。
ホンタイジは漁夫の利を狙って、横取り作戦で離宮待機。
他の王子たちも神馬探しに出ているはずだが、その様子は1ミリも窺い知ることが出来ない。
 
ドルゴンと同じまま(アバハイ)を持つNo.12アジゲ、No.15ドドは、ちょっとは出てくるが。
アジゲはすぐに毒杯を賜るし、ダイシャンやマングルタイは存在そのものをスルーしている。
要するに、この物語で重要なのはドルゴンVSホンタイジの二人だけだ、と言うことだ。
兄弟だけで無く叔父も含めた貝勒たちによる、微妙なパワーゲームを鼻っから省略した仕様なのだ。
 
まぁ、でも。
結局のところラヴものなのだからしょうがないのだろう。
しかしだ。
納得いかないのは、ドルゴン=善、ホンタイジ=悪、という図式だ。
史実から紐解くと、ドルゴンのがよっぽどたちが悪いのだが。
このドラマでは、ホンタイジは散々な描かれようだ。
しかも中の人は↓【富大龍/富大龙フー・ダーロン】だ。
「隋唐演義」の暗君煬帝だった男子だ。
↑煬帝の時はキレッキレのサイコパス男子だったが、本作は猜疑心が強く心が狭く綺麗な女子に目がないかっこよさがこれっぽちもない大ハーンだ。
察哈爾チャハルの平定も、本来はホンタイジの案なのにドルゴンの手柄になっていた。
 
話を戻すが。
神馬探しでドルゴンがやってきたのがホルチン部だ。
そこの馬競走に男装で乱入してきたのが蘇茉児スマラだ。
そこでドルゴンと運命の出会いを果たす。
 
ある日、スマラの住む村にチャハル部族が襲撃してきて家族を失い天涯孤独の身となるスマラ。
再会したドルゴンを都まで送り届ける約束をして旅してたが、すでにこの時に相思相愛となり将来を誓い合う仲になっている。
しかし、ドルゴンの暗殺を目論むホンタイジの配下に襲われて離れ離れになる。(注:崖落ち)
 
その後、スマラはモンゴル・ホルチン部の首領ジャイサンファミリーの娘・ブムブタイの侍女となる。
スマラとブムブタイがピンチの時に颯爽と助けに来てくれたのがドルゴンだ。
 
「ぁ、ドルゴンだ♡
また会えたーーー、ラヴリードルゴン♡」
 
「・・・誰?おまい・・・」
 
第一の苦難”記憶喪失”だ。
 
さらにはブムブタイもドルゴンに一目惚れしちまって、
 
「私が好きなんだから、侍女ごときのおまいは諦めろ」
 
ととんでもないパワハラムーブの上に、記憶喪失のドルゴンが
 
「俺の仙女はブムブタイだと思う・・・」
 
という超勘違いで、二人は結婚の約束をしてしまい、スマラは陰から見てこっそり涙する羽目になる。
 
第二の苦難”スマラ後金へ”
なんだかんだで(記憶戻ったり)結婚はご破産となるも、ブムブタイはホンタイジに輿入れする事となり。
側仕えのために帯同し、後金国後宮へ行く事になる。
 
「ホルチンで待ってて、って言ったのに・・・」(ドルゴン談)
 
スマラ事情だけで無く、他の事情もぶっ込んでくる。
それがチャハル部事情だ。
チャハル部は非常に重要な出来事があるので、それを絡めるためにうまいことエピソードを考えた、というところだろう。
 
ホンタイジはしばしば明軍と交戦したが、これを破ることができなかった。
なので彼はモンゴル高原を迂回して明を攻撃する計画をたてたのだが、その迂回経路にチャハル部は位置する。
みたいな説明はドラマでは皆無だ。
チャハルって何?どこ?のレヴェルだ。
 
このチャハル部首領が林丹汗リンダン・ハーンだ。
中の人は、みんな大好き黒子先輩だ。
黒子先輩は、てこブログ古参勢なので、興味ある方は勝手に検索して読んで欲しい。
これがひどいキャラ設定だった。
何がキモいって、好色で娘と同じ、ぃや娘より年下の女子でさえ手を付けるエロ男子だ。
そして公主(娘)のことももっすごく猫っ可愛がりしていて、きちんとした教育をしていないがためにとんでもない社会不適合娘を育成してしまっていた痛恨のエラー男子だ。
 
この公主の差別ムーブや、黒子先輩ハーンに嫁入りしてきたブムブタイの姉海蘭珠ハルジョルの苦難。
ハルジョルの侍女がこれまた突き抜けた邪悪さだ。
 
黒子先輩が明と組んで悪いことするもんで、後金国はナイマン部、アオハン部、カラチン部、オルドス部、アバイ部、アスド部などと手を結び、黒子先輩リンダン・ハーンと戦った。
史実では、ホンタイジが満蒙の連合の盟主となり、逃亡生活に疲れた黒子先輩の息子エジェイは、元の玉璽を献上し帰順を願った事になってるが。
ドラマでは、全てがドルゴンとスマラの手柄になっている。
まぁいいけど。
 
で、チャハルではハルジョルの侍女ノミンの不穏さに嫌な予感しかない。
案の定、ノミンは後宮での企みにはほぼ全て関わる大活躍だ。
しかし、てこはこの手の女どもの画策が嫌いなのでスキップしまくりな為に詳しいことはよくわかっていない。
あと、
 
・おもひで涙BGM付きムーブ
・いちゃこらムーブ
・不幸自慢涙ムーブ
 
↑このようなシーンもスキップ案件だ。
ご了承いただきたい。
 
第三の苦難”苦役従事”
ブムブタイはホンタイジの嫁になったが、床入りは拒むし、嫁の心得が全くなってない。
それはすなわち従者の責任だとして、さらには生意気な物言いだった為に捕虜たちが働く収容所へ送られる。
そこで、タタールの大ハーンらしき男子と顔見知りになったり。
拷問されたり、もういろいろと盛りだくさんだ。
でも、ラヴものなので。
寸でのところで、もれなくドルゴンが助けに来てくれる仕様だ。
その度に、愛が深まり、またもや将来の約束をし直す二人だ。
 
そして、いつも邪魔が入るのだが。
それはほとんどの確率で戦争だ。
明も健在だし、モンゴルの各部族たちもいつでも争ってる南北朝時代再び状態なのだから。
そんな知らせをいつも伝えにくるのがNo.15のドドだ。
中の人【張天陽/张天阳チャン・ティエンヤン】
 
司馬懿 軍師連盟」の@辟邪はサイコーのあたり役だったし。
雪中悍刀行」ではもっすごく旨みたっぷりのキャラクターを演じれたし。
「天龍八部2021」(記事は気長に・・・)でも主役の一人と、人気俳優だが。
本作撮影時はまだまだひよこ組だ。
可も無く不可も無い、ふつーの男子ドドをふつーに演じている。
ふつーだが、萌えポジだ。
 
で、なんだかんだで、また二人で逃げることも出来ずにドルゴンは戦争へ。
収容所で待つ約束だったけど、諸事情でまた後宮へ戻されるスマラ。
 
第四の苦難”スマラ失明”
もうなんでも有りと言うか、災難が降りかかりすぎるスマラだ。
死んだと思ったスマラの兄が生きていた。
その兄がよりによってドルゴンに刺し殺されるのを目撃し、そのショックで失明してしまう。
・・・
 
苦難は加速度的に降りかかるのだが、それ以上にスマラが無双でしぶとい。
出会う男子はほぼ皆スマラの魅力にノックアウトだし。
謎に助けてくれる無言狼もいる。
賢く機転が効くし、うざいほどに正義感を振りかざし、正論を吐く。
この手の女は同性から高確率で嫌われる。
思った通り
 
第五の苦難”親友ノミンに恨まれる”が勃発した。
 
親友ノミンのみならず。
ホンタイジの大福晋や庶福晋やらにも恨まれたり、利用されたりして。
幾度となく苦境に立たされる。
斬首セレモニーもある。
 
第六の苦難”人質としてタタールへ”
 
ハルジョルの身代わりで人質になるのだが。
そんな事実を知ったらドルゴンが暴れるので、わざと傷つく事を言ったりして。
拗らせるのは、正直面倒だし省略して欲しいが、そうはいかないだろう。
一通りの流れは残念ながらきっちりある。
スキップを推奨しておこう。
 
タタールの大ハーンは、すでに顔見知りであり、もちろんこの大ハーンはスマラに惚れている。
すると、大ハーンを好きな女子ももれなくいるのがセオリーだ。
この女子に酷い毒を飲まされてしまうスマラだ。
もう今までに何度死にそうになったかわからない。
 
「さよなら・・・
ようやくぱぱ、まま、にいさんにあえるわ・・・
来世では、きっと、必ず・・・」
 
でもね、死なない。
本当に頑丈でしぶといスマラなのだ。
そして解毒薬があるらしい。
 
”スマラを愛する男の目玉を使って作る毒消しが必要”という俄かに信じがたい話も出てきた。
 
ここにスマラを愛する男は二人居る。
この二人の男子のどちらかが己の目を犠牲にスマラを助けるのだろうか。
なんて胸糞バッドな展開だろう。
 
第七の苦難”仙女認定”
 
後宮の女どものせいで、成り行きで仙女認定されてしまったスマラ。
ドルゴンとの挙式は目の前だったのに。
どこまでもクソキャラ設定のホンタイジだ。
ここまでホンタイジを落とす理由がもはや分からないほど、ゲス男子にされている。
さらには、ここまでされてもまだスマラを諦められないドルゴンに胸がきゅっとなるどころか、幻滅してくるのはてこだけじゃあるまい。
 
第八の苦難”謀反はやめて”
 
スマラを嫁にしたいがために、謀反に踏み切るドラゴンよ。
一貫して不幸自慢してるアバハイの息子たちよ。
ここへ来てまさかのキャラ変のホンタイジ。
猜疑心旺盛な心の狭い男が、懐の深い包容力太陽系へと華麗に変身してしまった。
急に物分かりがよくなったホンタイジ。
そのせいで、駄々をこねてるわがままボウイなドルゴンみたいな図式になってきて、正直萎える。
そして極め付けが
 
「私のせいなの・・・」
 
というスマラ発言だ。
もうこん時は、観てるものは
”死んでくれてもいいよ、スマラ”って思ってるはず。
なんかギャーギャーうるさく喚いてるし、実際スマラのせいな気がしてくるし。
 
で、スマラは己の言動にケジメをつけるべく。
我が心臓に刃を突き刺すのだーーーーーー
 
クライマックスの肝は
 
・史実とどう違う結末なの?
ハピエンorバドエン?
 
この一点のみだ。

蘇茉児伝奇てこ監修”イケメン備忘録”

これぞ正統派イケメンな男子@多爾衮ドルゴン【厳屹寛/严屹宽イエン・イークァン】

㊗️てこブログお初【厳屹寛/严屹宽イエン・イークァン】だ。
 
古参であり、過去作もたくさん見ているが。
てこブログの歴史が短い(まだ三年ほどのひよこ)のだから、初登場も仕方のない事だ。
 
正統派のイケメン男子であり、漂う気品はプリンスだ。
ざっとてこが今まで見てきた作品を紹介しておこう。
 
「萧十一郎」
「水滸伝」
「隋唐演義」
「秦王李世民」
「五鼠鬧東京」
「辺城小子」
他にもある気がするが、疲れてきたのでこの辺でやめておく。
 
先にも書いたが、スマラとはリアルでもメオトで2013年に結婚している。
2018年にはちーこガールも誕生している。
 
今もばりばり活躍中だし、待播作品も多い。
なかには賞味期限切れ(三年とか?)で日の光を浴びない作品もある。(ビンビン姐さんのせいとか)
「鲲鵬与蝴蝶」ももうすぐ期限切れだ。
「昆侖·絲路宝蔵」「絶交吧,爸爸」は是非とも播出して欲しいものだ。
1979年1月24日生まれの43歳、180㎝、70kg。
上海戯劇学院卒業。
 
直近のweiboではちーこガールを披露しておった・・・(かわえぇ・・・)

蘇茉児伝奇てこが見た感想

史実に基づいているならば、このタイミングでの不幸はないはずだ。
ドルゴンは38歳と言う若さで没するが、まだまだこのタイミングではお隠れにはならない。
果たしてスマラは目覚めるのか。
ドルゴンを残し旅立つのか。
・・・
 
皆のドルゴンのイメイジとは如何なるものだろうか。
 
イー:愛に恵まれず、愛に飢え、愛を求めていた切ない男子、だろうか。
 
アル:それとも、類稀な才能を持ちながら時代に選ばれなかった残念な男子、だろうか。
 
サン:はたまた、愛など求めておらぬ、我が欲しいのは”覇権”だ男子、だろうか。
 
てこは迷わずサンだ。
だから看病とかしてほしくないし、スマラのことなどとっとと忘れて欲しい。
そして、一刻も早く政治の世界に戻って力でねじ伏せる恐怖政治を始めて欲しい。
 
しかし、本ドラマはラヴものである。
なのでてこの希望とするラストになるはずはない。
しかし、妄想は自由だ。
皆も自由に”あなたの望むドルゴン像”を描いてくれて構わないのだ。
 
もしも、ホンタイジではなくドルゴンが大ハーンを継いだなら。
清朝は生まれなかっただろうし、よしんば建国できたとしてもこれほど長く栄華を極めることはなかっただろう。
紙一重の男、それがドルゴンだ。
 
ーーーーーーーーーーー
ここで少し、どーでもいい話を最後にしておこう。
 
ホンタイジは清朝発足のタイミングで、頂点に君臨するものを大ハーン改”皇帝”とした。
ホンタイジ亡き後皇帝となるのは順治帝であり。
その実母はブムブタイ孝荘文皇后だ。
 
ドルゴンとブムブタイの間に噂は尽きなかっただが、実際のところは分からない。
この二人にはレビラト婚の噂もあり(正史には記載されてはいない)、息子はいささか不快だったのかもしれない。
そのせいなのかは知らんが、順治帝はドルゴンの死後成宗の廟号を与えるものの
 
「やっぱやめた」
 
と一転、爵位を剥奪し宗室から除名し墓を暴いて屍を斬首に処している。
その後、乾隆帝が忠の諡を贈り王号と名誉は回復されている。
 
こんな話から、ドルゴンは何かとロマンスの題材にされるのであろう。
ドルゴンにしてみりゃ迷惑な話かもしれんな。
 
もう一つ。
ホンタイジの長子@豪格ホーゲは本作にもさらっと出ているが。
長子でありながら、何かとホンタイジからはスルーされているが。
のちにドルゴンと酷く争う男子でもある。
 
彼のままは烏喇那拉ウラナラ氏であり、離婚されている。
 
ホンタイジの実のままは葉赫那拉氏イェヘナラであり、亡くした後は、マングルタイ、デゲレのままである富察フチャ氏に面倒を見てもらった。
 
この嫁たちの姓は、清朝の後宮を理解するのに役立つので覚えておくと良いだろう。