中国ドラマ『潇灑佳人淡淡粧~The Beauty Blogger』(原題・潇洒佳人淡淡妆)ドラマレビュー:ゲームワールドうるるん♡滞在記【晏紫東/晏紫东ヤン・ズードン】【鄧為/邓为ダン・ウェイ】【鄭繁星/郑繁星ジョン・ファンシン】【謝治勲/谢治勋シエ・ジーシン】【趙柯迪/赵柯迪チャオ・クーディ】【雷澍レイ・シュウ】キャスト情報・あらすじ・感想※ネタバレあり

2023年6月15日

ご訪問ありがとう、てこブログへようこそ。
 
今日は、中国ドラマ『潇灑佳人淡淡粧~The Beauty Blogger-』(原題・潇洒佳人淡淡妆)ドラマレビュー:ゲームワールドうるるん♡滞在記
を紹介するよ。
 
【基本情報】
 
監督:曲栄達
脚本:盧青雨、孟貝貝、莎日娜
P:莎日娜
原著:荔簫《盛世粧嬢》
主演:孔雪児、晏紫東、康可人、鄧為、鄭繁星、謝治勲
プラットフォーム:愛奇藝2022/1/14〜
40分✖️24集
 
なぜ観たのかというと、【鄧為/邓为ダン・ウェイ】が出てるからだ。(②だが)
こないだレビューした「遇龍」で心臓をずっきゅーーーーん、とやられてしまったので。
でいでい(王鶴棣ワン・ホーディ)に負けず劣らずのルックだったもんでね。
 
さらに食指が動いたのは①を務める【晏紫東/晏紫东ヤン・ズードン】だ。
あのトンチキドラマ「鳳唳九天(黄泉がえりの皇妃)」で微妙だが一応③だった男子だ。
これと言った見せ場もないし、よくわからない立ち位置だった役柄から、㊗️①昇格作品だ。
 
この様に男子たちは今回も非常に期待が高ぶるが、
原著タイトルの《盛世粧嬢》はグロリアスなメーキャップアーティスト、という意味なので、残念ながら女子が主役だ。
 
孔雪児という女子で、てこはお初女子だ。
168㎝という見栄えのするスタイルを持つ、26歳の女子だ。
どうやらシンガーのようだ。
この画像だと良くわからんと思うが、動いてる姿を見てるとどーも”誰かににてるなぁ”感が付き纏う。
いろいろと思い起こすと
 
・みー姐さん(楊冪ヤン・ミー)の目
・いーとん姐さん(李一桐リー・イートン)のアゴ
・ずー姐さん(楊紫ヤン・ズー)の唇
 
を足して(➕)三で割って(➗)、なにかを引いた(➖)感じの印象だ。
要するに、なんとなく似てるけど別の顔、って事だ。
 
まぁでも、演技の方はなかなかお上手でしたよ。
 
ってな感じで始めるよ、最後までよろしく!

潇灑佳人淡淡粧ってどんなドラマなん?

人気美容ブロガーのヒロインが交通事故にあい、昏睡状態となっている。
彼女の父親は脳とリンクするゲームアプリを開発する。
そのゲームアプリとは、画面を見て操作するのではなく、
プレイヤーがゲーム内に入り込むタイプのものだ。
そのゲーム内でタスククリアできれば意識が戻るように開発されたものらしい。
まじか・・・
命かかってるっつう事っすねぇ。
 
今現在では考えられない装置だが、昏睡(植物状態)を改善するのに脳を活性化させるというのは、わりと理にかなってる気もしないでもない。
ま、とりま最新IT・AI技術を駆使したゲームっつう認識で見てください、って事だろう。
 
中華なドラマ沼んちゅ(沼人)なら、散々見て来たゲーム体験型ストーリーなので。
イケメンだけを目当てに、さほど期待もせずに見たのがよかったのか。
ふつーに面白いんですけど。
 
このタイプのストーリーも随分と進化したと言うか、
脚本が優秀というか、わりと感心するレベルで面白い。
リセット機能も過去作品にもあったが、本作はチート感がなく、独自の制限ルールなんかがあったりして。
何かと目新しさを感じた。
 
じゃぁ、こっからレビュー始めるよ。
 
まず、ヒロインは今の仕事(美容ブロガー)を活かせる古代都市メイク部署みたいなとこに就職する。
で、ゲームクリアの条件は、そのメイク部署の最高尚宮になる事らしい。
その取説担当が【鄧為/邓为ダン・ウェイ】だ。
自分は執事だ、と言ってるが、ルール説明をしたりアドヴァイスしたりサポートしてくれる取説ポジだ。
ゲーム世界にいるNPCたちと違い、ヒロインにしか見えない存在であり、AIドルみたいなもんだろう。
最初は、執事っぽい黒スーツ♡で登場だが、途中からTPOに合わせて古装に変えたオサレボウイだ♡
 
執事のアドヴァイスで、お金儲けタスクがあるよ、と言う事で街へ行き。
そこでイヴェント発生で知り合うのが①の【晏紫東/晏紫东ヤン・ズードン】だ。
皇太子候補の皇子で、何者かに命を狙われたりしてる男子だ。
 
ヒロインは、すぐに敵を作るタイプなんで、速攻問題を起こし養蜂場に配属される。
ほらメイク用品原材料に蜜蝋は重要でしょ。
そこからメイク対決、みたいなミッションをクリアして頂点を目指していく仕様だ。
 
最初は紫東と仲悪いが、これからイチャコラになるのはもうわかってるんだが。
このドラマには”隠れタスク”がたまにあり、隠れタスクは報酬が高いという設定だ。
その隠れタスクである”恋愛ミッション”に設定されてたのが、われらが@あゆえん【鄭繁星/郑繁星ジョン・ファンシン】だ。(注@あゆえん「陳情令」参照のこと)
ひゃ♡不整脈どきっ♡
こんなにオトナになって・・・♡
 
ヒロインは”隠れタスク”のせいで、あゆえんを見ると♡♡♡になってしまうのだ。
なので、序盤は①紫東との絡みもあっさりで、ゲームクリアに向けて真面目に頑張ってる印象だ。
 
ヒロインは、てこはこのタイプは荒ぶるだろう、と心の準備がよかったのだろうか。
不思議と嫌悪感なく見れた奇跡の女子だ。
冒頭の印象は、わがままでオレ様ないけすかない女子でアシスタントの女子から恨まれてそう、とか、
そのアシスタント女子が気の毒そう、という感じだったのだが。
ゲーム世界に来てからは、わがままも裏を返せば物事を忌憚なく述べるのと、言い訳を言うのがめんどくさいタイプだからそう思われる、と言う事がわかってくる。
オレ様なのは、本ディ(本D・本田圭佑)のように、ビッグマウスで自分を追い込むタイプなのだな、と想像できる女子であり。
嫌悪感どころか、わりと好感さえ抱いてしまいそうになる女子であった。
 
で、ヒロインはあゆえんを見ると”♡♡♡”になっちまうのだが。
これがタスクだと承知しているので
 
「いやいや、この男子とどうこうなる気はない、
だから、自分がんばれ」
 
みたいな感じで、距離をおくのだが。
相手のあゆえんは、何度も遭遇しイヴェントが発生するので(タスクなので)そのうちにヒロインを好きになってしまう、しかしあゆえんをこっそり好きな同僚(一応親友ポジの女子)もいる、という流れだ。
 
①紫東は、命を狙われたり、仕事の邪魔をされたり。
何かと①を邪魔だと思ってる奴らがいそうなのだが。
この世界にもロイヤルファミリーの闇があり、もちろんロイヤル嫁どものくだらない陰謀も散りばめられる。
陰謀→メイクアップ対決、になる図式だ。
 
そしてロイヤルブラザーズの皇太子席争奪戦もあり。
そこで頭角を表すのが【謝治勲/谢治勋シエ・ジーシン】だ。
おそらく今生存中のブラザーズのなかでは一番年長さん設定(たぶん)
185㎝の長身でご覧の様にルックが佳きな男子だ。
このイケメンが
 
「わ、、、、わた、、、、わたしっ・・・も、、、あ、、、」
 
という吃音症、つまり”どもる”という♡
めずらしき設定に感激するてこだ。
 
この男子は、もちろん皇太子席をねらっており、①のことをなんとか蹴落とそうといろいろと企む邪ボウイなのだが。
途中ある女子との愛に目覚めてしまうという、なんともおいしいヴィラン役だ。
それなのに演技がわりと大根であり危なっかしい。
そのせいで愛おしさ(治勲に対する♡)に拍車がかかる事となるわけだが。
もしこれ(大根み)が狙っての事なら、逆にもっすごいハイスキル男子だ。
ぇ、なに?
書いてて急に推したくなってきたんだけど。
 
この男子と仲良くなる女子は、現代でヒロインのアシスタントをしていた女子だ。
そう、もう一人現代で昏睡していてこのゲームに参加しているプレイヤーが存在していたのだ。
 
現代では、可哀想なアシスタントであったが。
ゲーム世界では将軍の御令嬢で、メイク局従業員とのステイタスは雲泥の差だ。
で、こちらの彼女にはヒロインとは違うゲームクリア条件があるようだし。
タスクも複雑そうで、その詳細はちょっとずつしか解明されていない。
しかも、期限があるようで。
すなわちそれは、命の期限と同等の様だ。
つまり、現実の肉体が持ちそうにないんで早いとこタスク終了しないといけない、って状況の様だ。
 
プレイヤーの女子二人が、現実世界の確執を超え協力しあう様になるのだが。
二人とも、この世界で愛する人に出会ってしまったわけだ。
目的も同じ、愛に出会ったのも同じ、
この同じ様な状況の二人が選ぶ道が、対照的なのも興味深く見れる要因だろう。
 
ほかのNPCも、非常に多岐に渡り細やかで面白い設定を施している脚本だ。
例えばもう一人のブラザー【趙柯迪/赵柯迪チャオ・クーディ】
ヒロインと結婚させられそうになったりするのだが。
①とイチャコラ中だし、そうならずに100パー回避されるんだろうから、
それにこれもタスクかもしれんな、などと見てる方にも耐性もできる頃だ。
なので、そこいら辺はスルーしていいんだが。
書きたいのは、彼にぴったりと寄り添う従者だ。
それが【雷澍レイ・シュウ】だ。
中の人の情報はあまりなく、1998年4月30日生まれの24歳。
現在、韓国の中安大学の演技学科に在学中の様だ。
 
彼の役どころは、幼い頃から手厚く教育され育てられたが、それはぱぱの死の真相を究明するためであり。
正体を隠し宮廷へやって来て従者をしている、という設定なのだが。
 
この二人の間にある空気がだ。
誰も彼もがヒロインを好きになる設定など胸糞バッドなだけじゃないか、ひいとつぐらい気持ちの良いCPを入れとこうぜ、っていうスペシャルセンスの持ち主が製作陣に居たと思われる。
妄想体質のものにはたまらない、出過ぎず、しかし隠しきれてない恋ゴコロ、な微妙な匙加減。
この二人の間に漂う空気には、甘酸っぱさや辛さやしょっぱさが混在していてなんとも落ち着かない。
この落ち着かなさがさいっこーに尊いのよねぇ。
 
で、もうひとり。
謎に執拗に①の命を狙ってくる輩がおるのだが。
それが【劉奚子/刘奚子リウ・シーズ】演ずる謎の人だ。
顔の火傷が、三年前の火事と関係があるんだろうけど。
黒幕は一体だれなんだろうか、消去法だとあの人だけど、みたいな感じで推理も楽しめる。
 
ちなみにこのシーン撮影時には、親知らずが炎症を起こして顔が晴れてたらしい。
 
この男子は、最初謎の女装でそれがわりとキモいんだが。
火傷の跡のところにアートメイクしてたり、あくまでもメイクの有用性をぶっ込んでくるあたりも一貫性がありブレてないのも好ましい。
 
で、この謎の男子が重要発言をしよる。
 
「おまい、好きとかふざけんなよ。
おまいの隠れタスクって①殺す事だぜ?」
 
とな。
ふぉっ?
これはおもろなってきたで。
 
メイク局最高尚宮とか目指してコツコツやらずとも、
①を殺っちぇば一発帰還可能って事っすよ。
 
・メイン①とのラヴ
・ラヴタスクのあゆえんとのあれこれ
・細かいタスク従事(〇〇タスク)
・ヴィラン兄のあれこれ
・アシスタント女子の思惑
・ブロマンスの行方
 
と話題には事欠かない上に、な、なんと。
ヴァーチャル執事の鄧為が、AIなのにヒロインをお世話してるうちに恋心が芽生えてしまい。
心配のあまり、プレイヤーとして参加して来よった。
この辺のロジックはいささか曖昧ではあるが。
イケメンは正義だ。
なのでノー問題だ。
 
物語はいよいよ佳境に入る。
ってか佳境続き仕様なんだが、いちいちきっちり片付いて次〜という流れだ。
本当の佳境、つまり現代帰還タスクをいよいよ完了させようとしているアシスタント女子だ。
 
クライマックスの肝は
 
・現代へ帰れるのか?
・ってか帰るのか?
・二人の恋の行方
 
この三点だ。

潇灑佳人淡淡粧てこ監修”イケメン備忘録”

存在感は空気だけど①なんだぞ、な男子@亓官儀【晏紫東/晏紫东ヤン・ズードン】

てこブログ二回目登場の【晏紫東/晏紫东ヤン・ズードン】だ♡
 
ぃやぁ、てこ好みのルックなんですよ、彼♡
で、冒頭の↑のシーンみたいなかっこぇえ描写は、作中にはほとんどなく。
加えて彼の悲劇は、②の【鄧為/邓为ダン・ウェイ】や、拗らせブラザーの【謝治勲/谢治勋シエ・ジーシン】あたりの、顔面の強さに比べるとインパクトの少ないルックだと言う事だ。
つまり、あまり存在感を感じる事ができない。
 
しかし、ピンで見たなら紫東だって十分に魅力的だ。
しかも、役柄が、
 
・わりと単純思考
・すぐに誤解してやきもち焼いて拗ねる
 
という残念さもある。
近頃はスパダリ系の一途無双男主が多いので、皆はそれと比べると物足りなさを感じるかもしれない。
しかし、てこは逆だ。
出来杉くん(出来過ぎ男子)はつまんないし、これくらいの方が可愛げあってやんちゃで愛しさ百倍だ♡
 
それにね、単純思考が逆によかったのか。
ヒロインの現実世界を理解し、決断してくれる。
ってか、最終的にここに持って来れる様に、わざと単純思考キャラ設定をしたのかもしれない。
だとすると、ますます考えの深い脚本だよなぁ、とか感心する。
 
一見地味に見えるルックだが。
地味でもイケメン、なんて実はそう居るもんじゃないんだよ。
逆に真のイケメンポテンシャルがあると言うことでもある。
今後を中深く見守っていきたい。
 
とか思ってたら、向風而行(2022/12/26〜)に出てたし♡
このドラマは、非常にイラつく展開のドラマだが。
ナイスガイガイ(王凱)とりう哥哥(劉暢)出演の目の保養ドラマでもある。(記事は気長に・・・)
 
1994年12月10日生まれの27歳、183㎝、65kg。
謝晉影視芸術学院卒業。
 
「食分喜歓妳」「三十而已」「鳳唳九天(黄泉がえりの皇妃)」「向風而行」「昔有琉璃瓦」

目立ってごめん、な男子@傑克【鄧為/邓为ダン・ウェイ】

くぅ〜〜〜〜♡かっこぇえやろ。
こちらもてこブログ二回目登場の【鄧為/邓为ダン・ウェイ】だ♡
 
初登場のヴァーチャル執事仕様が↑のスーツのお姿っすよ♡
眼福眼福万歳万歳万々歳。
 
で、次がTPOに合わせてお着替えして来た古装姿。
で、次が辛抱たまらずプレイヤー参加姿↓だ。
なんという振り幅か。
ルックだけでこの存在感。
その上、役柄もAIでありながら人間に恋しちゃって一途なのん♡
彼のお美しい瞳から、はらはらとこぼれ落ちる涙の美しいことよ。
正直な話、ヒロインよりもお美しいのであった。
 
最初は記憶がないのだが、途中ある事が原因でメインコンピューターが執事の記憶を戻してしまってからは。
もう切なさが爆盛りだ。
”自分AIなんで・・・”
っていう謙虚さがあって、ぐいぐい来ないとこがまたいじらしい。
ヒロインは現代に帰んなきゃ、ゲーム世界でこのイケメン二人から愛されるんだから、
もう帰んなくてよくね?
ひゃ♡不整脈どきっ♡
お向かいで一緒にランチしてる妄想は自由にして構わないぞ。
 
1995年2月26日生まれの27歳、183㎝。
中央演劇学院卒業。
 
遇龍」「我是歳月妳是星辰」2021/12/9、「重紫」つい最近ブロードキャスト
待播は二本「長月烬明」「長相思」

潇灑佳人淡淡粧てこが見た感想

現代帰還ミッションは、思わぬ方向からなし崩しに失敗に終わる。
 
ふつう、ラスボス成敗でゲームクリアなんだが。
本作の場合は隠れタスクをクリアしない限りは現代へ帰る事、というか意識を覚醒させる事はできない様だ。
 
命の期限つきだったアシスタント女子もそれなりに幸せそうだし。
メインCPも言わずもがなだし。
ブロマンスCPも未来を感じさせる次のステップへ旅立つ。
あゆえんも、それなりな幸せを手にし。
現代へ帰れない点を除けば、みんなハッピーな快楽結局だ。
 
てこはこれで終わりでもよかったのだが。
しかし残り1集ある。
なのでやっぱりきっちり落とし前を付ける気でいる制作陣の思惑だ。
・・・
っつうことは現代へ帰還するんだろうな。
っつうことはよくある現代でもそっくりさんが居たりするんだろうな。
っつうことは①は○○になるんだろうな。
アシスタント女子はどうなるんだろうな。
ヴァーチャル執事はどうなるんだろうな、これもそっくりさんかな。
 
というようなわくわくをのせて最後の1集を皆も見て欲しい。
 
終わってみれば、伏線はほぼ回収している。
見事な脚本だ。
ロジックはわずかに綻びはあるものの、イケメン顔面やストーリー性重視って事で納得できる。
ただ、例の火傷の謎の男だけが唐突すぎてよくわからない点だ。
彼もNPCなのか、プレイヤーなのかはよくわからなかった。
でも総括的に良質なドラマだったと思う。