中国ドラマ『浮図縁』(原題・浮图缘)ドラマレビュー:でいでいが宦官に!?【王鶴棣/王鹤棣ワン・ホーディ】【何潤東/何润东ピーター・ホー】【李東赫/李东赫リ・ドンフゥ】【李熹子リー・シーズ】キャスト情報・あらすじ・感想※ネタバレあり

2023年5月1日

ご訪問ありがとう、てこブログへようこそ。
 
今日は、中国ドラマ『浮図縁』(原題・浮图缘)ドラマレビュー:でいでいが宦官に!?
を紹介するよ。
 
【基本情報】
 
監督:呉強
脚本:李晶淩、肖鷗淩、張煦
P:楊蓓(総)、張秋晨(総)、馮楽(総)、于飛、何麦
原著:尤四姐《浮図塔》
主演:王鶴棣、陳鈺琪、何潤東、曾黎
プラットフォーム:2022年12月27日〜愛奇藝
45分✖️36集
 
でいでいの新作だ。
2022/2/21には現代劇の新作もブロードキャストされる(「今日宜加油」)ので、早いとこ見とかないとね、って事で視聴開始だ。
 
でいでい【王鶴棣/王鹤棣ワン・ホーディ】は、いつだってでいでいであるからして、
龍王(「遇龍」)だって、魔王(「蒼蘭訣」)だって、ついでに冥王の子(「将夜2」)とか誤解されたって、いつでもどこまでも死角0ゼロZEROの完璧ボウイだ。
だから、宦官だろうがでいでいの事だから心配はナッシングなはずだ。
 
しかし、問題はほー殿【何潤東/何润东ピーター・ホー】なんだ。
泣いていいですか。
なんの苦行。
なんかのいじめか。
ついこないだレビューした「飛狐外伝」では、もっすごくクズなゲス男子だったのだ。
しかし、あちらは金庸センセの武侠だし、それなりであり、結果として”さすがほー殿”と無理矢理納得させられるものであった。
一方こちらは”ラヴ史劇”だし、なんと言っても↓この造形はさすがにNGではないだろうか。
これではほー殿の魅力など伝わるはずがない、ムリだ。
ヒロインに横恋慕し、闇堕ちするキャラらしい。
・・・
もう不安しかない。
 
ヒロインは@陳鈺琪。
過去てこが高確率で荒ぶってきた女子だ。
懸念はあるが、流れてくる評判はさほど悪くない。
 
注:てこブログは、大いなるネタバレを含みます。
閲覧の際は、十分にお気をつけください。
 
ってな感じで始めるよ、最後までよろしく!

浮図縁ってどんなドラマなん?

運命と封建的倫理に抗う後宮女子の奮闘記、というのは建前で、
ほんとは、宦官との秘密の情事を楽しむ女子の物語だ。
 
舞台背景は架空というのも建前で、
殉葬されるところを助けられて次の皇帝のハーレムに入る、という聞いた事のある話と同じような状況設定だ。(息子じゃなくて弟だけども、本作は)
ま、いいですよ、面白けりゃどんな設定でも構いませんとも。
 
でいでいは、泣く子も黙る昭定司掌印太監、つまり宦官だ。
皇帝に次ぐ権力を持っていて、事実上朝廷を牛耳っているのはでいでいだ。
セオリーだと、権力を持ちすぎた太監(宦官)が反派ヴィランで、対抗する皇帝チームを応援する、なのだが。
本作は、このでいでい扮する宦官を応援する斬新なドラマだ。
宦官時の造形がこれまた秀逸なのだが、特に↓の”シースルーはちまき”みたいなのが♡だ。
なんの為に付けてるかは謎だが、韓流時代劇のソレ(はちまき)とはちょっと違う感じに見える。
相変わらず、向かって左の眉がきゅっと上がり気味のでいでいに皆も思う存分萌えるがいい。
 
宦官なのか・・・
と残念がってる皆さん、ご安心ください。
序盤(1集だったと思う)で”髭の育成を抑える”薬を服用していることが判明するので、古参なら察する事が出来よう。
おそらくは歴とした男子だろうて。
頭脳明晰・武道も極めた文武両道、そして冷酷無比。
そんなcool宦官でいでいは、双子の兄を殺されておりその復讐の為に力をつけ成り上がってきた、という設定。
 
序盤〜12集くらいまでは、ほっこりラヴコメ路線で悪くない。
でいでいは冷酷無比だろうが、ツンだろうが、デレだろうが、いつだっててこに幸せを運んできてくれる男子だ。
本作の萌えアイテムである”ちぇりー・さくらんぼ”を好む理由と姿にノックアウト確実だ。
しかしこのアイテム、スタッフの至らなさのせいか品種が一定ではなかったな。
時にアメリカン、時に佐藤錦(っぽい)。
ついでに言うなら品種改良ちぇりーではなく、原種に近いルックのちぇりーを用意すべきだった。
まぁどうでもいい些事だ。
 
驚いた事に、ヒロインへの嫌悪感を今の所感じずに視聴できている奇跡だ。
この女子はわりと賢く、なんと言っても泣き虫だったりぎゃあぎゃあ騒いだりしない、じつに好ましいキャラ設定だった。
殉葬からギリで逃れ、その後は皇帝の求愛をギリでかわし、あーでもない、こーでもない、ないろんなをやってるうちに、でいでいとの距離がどんどん縮まっていく仕様だ。
 
ほー殿は。
・・・
おどおどほー殿は、わりと新鮮、ってかやっぱりすごいなぁ、って思う。(語彙力)
まじでキモい。
あのぎらついて、ぬらついてる中身をまったく1ミリも感じる事はできない。
完璧封印術だ。
ちーこの時からヒロインを思い続けてて、いつでも陰から見ていたらしい。
切なさよりキモさの勝ち、完全にイカれたストーカー、オペラ座の怪人。
このドラマは、今やファンダム獲得率の高いラヴ史劇であり、こう言ったカテゴリーでの男②には高評価がつく事が多い。
しかし、本作のほー殿では”イケオジ”などと声が聞こえる訳がないし、新規ファンダムなど居ようはずもないだろう。
なんとも微妙な気持ちだ・・・
 
しかし、どんなほー殿であってもてこの心は揺らぐことなどない。
いつだってどこまでだってほー殿への気持ちは変わる事はない。
などとつぶやくが、
この後も確実に着実に、キモさを積み重ね続けるほー殿なのだった・・・
 
ここまでの前半タームで、前皇后への制裁をした訳だが。
ポインツは、ギャフンと言わせたが息の根は止めていない、という点だ。
おそらくは、中盤もしくは後半に復活しメインCPを苦しめる要員になる事だろう。
 
中盤(13〜25集くらい)は、メインCPは早々に互いの気持ちを確認しいちゃこらモードへ移行。
ヒロインがでいでいとデキてるなどと露ほども思ってないほー殿は、ヒロインが後宮に入る日を指折り数えて待つ日々。
ほー殿は
 
イー:とにかくヒロインがもっすごくどうしようもなく好きなので早く娶りたい
アル:真の権力を手にしたい(でいでいの権力を削ぎたい)
 
という流れなので、前半のラヴコメ感は薄まり、三角関係や覇権争いにフォーカスした仕様に変わる。
ほー殿の黒化して行く様は、なるほど見応え十分ではあるが、相変わらずキモいしさらには怖っ、って言うのも加わって、もう庇いきれなくなって来た。
 
しかし、ヒロインはもっぱらでいでいとばかり過ごしているので、相変わらず絵面はいちゃこらも多い。
でいでいの敵討ち案件もあるので(南苑王が犯人だと思ってる)、いろいろあって南苑へ行く事になり。
セオリーの、襲われ〜からの二人で荒屋で夜明かし、なども盛り込み。
結果的に南苑王を捉える事に成功するが、これまたセオリーで真犯人は別に居る事が明らかになる。
 
このタームで、ヒロイン実家への報復制裁が成功するが、またしても息の根を止めてはいない。
ポインツは、ヒロインとでいでいは着実に愛を深めてきたが、同時に敵も着実に増えている、と言う点だ。
前皇后に加え、ヒロイン実家メン、南苑王、とどんどんと面子は増える一方だ。
 
南苑タームで、でいでいのアイデンティティも明らかにされ、
”それでも、どんなでもでいでいが好きなのっ!”というヒロインの漢前さに感心し、勝手に盛り上がってる二人は天地拝礼(結婚)とフライングだ。
いちゃこらるんるん♡で戻って来たら、そこにはほー殿が居た。
毒を飲まされたと聞き(ヒロインが)心配で南苑に来ちゃったらしい。
幸せるんるん絶頂に水を差すほー殿。
なんなん?この脚本。
あまりにほー殿を落とし過ぎだろ?
 
”ぅわっ、キモっ、怖っ、邪魔っ”の四段活用。
 
今までも散々キモかったのに、ここへ来てようやく他に好きな男子が居るのでは?との疑惑を持ち始め。
嫉妬まで加わり、ヒロインを後宮に閉じ込めちゃうほー殿だ。
誤解で瀕死の重症を負わされた可哀想な従兄弟(中の人、李熹子リー・シーズ)
↑㊗️てこブログお初明星【李熹子リー・シーズ】
1994年4月9日生まれの28歳、湖北芸術学院卒業。
 
なかなかのてこ好みのルックの男子なのだが。
彼はね、てこがこよなく推している@刺客列伝(記事は必ず絶対いつか書く)男子なのだ♡
蒼蘭訣」↓(@北幽王)ではスルーしちゃったので、本作でフォーカスしときたい。
ね、なかなか佳きな男子であろう?
 
だが、本作ではこれと言ったエピも見せ場もなく。
浮気相手だとほー殿に誤解され、濡れ衣で瀕死の重症を負わされてしまう気の毒な男子だ。
 
この様子を見たヒロインは、でいでいに疑惑の目が行かないように”もう嫌いになったわ茶番”などを繰り広げるところで終盤へ突入だ。
 
逃げ出す約束を反故にしたり、心変わり茶番などもしてるけど。
全ての事情を知ってる侍女が↓こんな感じでラヴなんで、遅かれ早かれでいでいの耳に入るはず。
案の定、でいでいいきなり幽閉されてる部屋の布団置き場の扉からやって来た。
ヒロインにいつでもこっそり会えるように、
でいでいは『琅琊榜式秘密通路』を作って、いつでも行き来が可能だ。
 
お二人はいちゃこらなので安定だが。
問題はほー殿だ。
棚ぼたで手に入れた玉座だが、権力を手にしたら人が変わってしまった。
もしくはもともとこんな人格だったのか、と思わせるほどの豹変ぶりに目が離せない。
さすがはほー殿だ。
この終盤戦は、ほー殿の存在感がマシマシだった。
政治手腕はもちろんなく、でいでいの頭脳に依存してたのだが。
でいでいの権力を削ぐ為に、懸命にない頭を悩ますのだ。
今まで権力に苦しんできた者が一転権力を手にしたら、権力の魅力に取り憑かれ執着し狂って行く様がなんとも怖いし、哀れだ。
暗君のお手本と言える暗君ロールモデルの出来上がりだ。
 
メインCPのお二人は、仲良くて幸せそうだし早くどうにかしてやりたいのだが。
手っ取り早いのは、二人で逃げたらいいのだが。
そこにブレーキをかけるのが、でいでいの敵討ち案件なのだ。
うまいこと作ってるよね。
最初は南苑王だと思ってたのが→前皇后になって、さらに→真犯人はヒロイン実父、という事が判明した。
二人の愛は深いし、今更娘だ、父だ、も問題なさげだが。
さすがに、でいでいの手で息の根を止めるのはいささか芸がないよね、って事で。
南苑王謀反反乱勃発で、芋づる式に敵討ち決着だ。
 
この反乱でほー殿の身にアクシデントが起きるのだ。
なんとも皮肉なアクシデントであり、でいでいとの対比がパネぇ残酷な脚本でもある。
この件でほー殿がなぜ原音でなく配音なのかがうっすらわかったてこである。
 
話は前後するが、前皇后も自分の策に溺れ毒杯を賜る事になったのだが。
中の人、曾黎
この女子の宦官でいでいに対する色目が不愉快で、中の人の演技力に感心したのだが。
この女子の語る
 
「あなたに最後に髪を整えてもらえるとは・・・
最初は、道具の名前も使い方も知らなかったのに」
 
などと言う昔話を聞くと、でいでいが宦官として如何に辛酸を舐め、成り上がる為の臥薪嘗胆を思わずには居られない、というなんとも技ありの脚本である。
 
で、クライマックスってどんななの?
って事なのだが。
最後の最後に、とうとうヒロインの恋のお相手がでいでいだと知ってしまったほー殿。
こっからのほー殿の逆襲がどのようなものなのか。
ま、まさか・・・
でいでい本物の宦官にされちまうとか・・・?
 
とりま、でいでい捉えて拷問、から始まり。
ヒロインは皇后にしちゃうぞ、で。
耳の痛い事言う奴は皆殺しね、で。
強壮剤みたいなハーブ飲みまくって鼻血。
夜な夜な皇子殺しの悪夢を見。
着実に狂気の階段を昇るほー殿、という仕様だ。
 
もう謀反を起こす人間も居ないし。
皇帝やっつけても、次の皇帝候補が居ないし。(候補は前皇后がみんなやっつけちゃってた)
一体彼ら(でいでい&ヒロイン)の未来はどうなるの?
という流れで最終集に突入だ。

浮図縁てこ監修”イケメン備忘録”

ニヒルな笑顔が♡な男子@肖鐸【王鶴棣/王鹤棣ワン・ホーディ】

でいでいこと【王鶴棣/王鹤棣ワン・ホーディ】だ♡
 
ルックは神級なので宦官だろうがかっこいいに決まってるが。
本作も、でいでいによくお似合いのダーク色調のコスチュームで間違いなしだ。
ツンムーブは、もう十八番なので見慣れたもんだが、その合間に見せるデレにデレるてこだ♡
向かって顔面の左半分だけが若干上がるニヒル笑顔に皆もめろめろになって欲しい。
 
本作は出来過ぎな宦官で、いつでもどこでも無双だ。
アクションもでいでい自身でやったのも多いようだ。
相変わらずのノックアウトなルックのせいでジャッジが甘めになってしまうが。
本作でも、悪いところは何一つ見つからない。
最後までブレない脚本のおかげだろう。
 
成り上がる為に非道な事をして来た、と思わせといて、善人は一人も屠ってないとか、奇跡かよ。
従兄弟も助けたとか、シャーマンかよ。
昭定司の一枚岩結束ぶりとか、カリスマかよ。
 
と全てにおいて無双であり、そんな場合”出来過ぎだろ〜”みたいな空気が流れるが。
でいでいの死角なしの完璧ルックを目の当たりにすると、もう何も言えなくなる、そんな気持ちわかりますか?
わからない?
見ればわかります。
なので見れ!
何が良いって。
相手の質問に言葉じゃなくて、目で答える圧の掛け方が佳きだ♡
 
血塗れの手で、怯えるヒロインに駆け寄るほー殿を無言で遮るでいでいの所作の優雅な事よ。
こっちの方が皇子?と錯覚するほどのプリンス感。
宦官っぽいなよなよしさはないのに、そこはかとなく嫋やかなる所作。
かと言って猛者な猛々しさは感じないが、確実に漢を感じさせる強さ。
間の取り方が上手く、視聴者が息をつめて見てしまう、そんな役者だ。
 
1998年12月20日生まれの24歳、183㎝、65kg。
西南航空大学卒業。
 
「流星花園」「将夜2」「遇龍」「蒼蘭訣」「理智派生活」「我們的西南聯大」「今日宜加油」
待播は「以愛為営」

やっぱさすがな男子@慕容高鞏【何潤東/何润东ピーター・ホー】

てこ推しレジェンド枠のほー殿こと【何潤東/何润东ピーター・ホー】だ♡
 
最初は、ランタン作りが唯一の趣味の皇帝弟。
ヒロイン助けたくて、宦官でいでいにお願いして。
お願いの代わりにこれしろよ、とでいでいに言われて
↑おどおど泣いちゃう情けない男子だ。
 
でも棚ぼたで玉座に座って、権力手にしたら人が変わって来て。
矢も最初はヘロヘロだったのに、ずごーんと真ん中的中させて。
でいでい目障りでしょうがなくなって来て。
顔つきも変わっちゃって。
最終的には、アクシデントで杖をつかないと歩けない、という念の入れように恨みさえ募る脚本だ。
この時は、脳みそもどうにかしてしまってる風で、もっすごく狂ってる。
 
ぼーーっ、としたかと思うと突如泣いて、かと思うと鼻血出したり。
もう狂った演技が怖すぎる。
さすがだ。
さすがだけど。
やはり、なんでこんな役を・・・と悲しみは隠せない。
 
例えば、つい最近レビューした「卿卿日常
そのドラマで唯一の反派を演じた張暁晨。
彼も、視聴者の恨みを一人で背負ってて、ファンダムはそれはそれは悲しんだのだが。
それでも、サイテーなゲス男子だろうがルックは普通にイケメンだった。
本作のほー殿の役よりかは、断然に良い役だった、と言いたい。
ほー殿は、今回ルックさえキモいんだぜ?
この悲しみをどこにぶつけたら良いのだろうか。
 
ここんとこのほー殿の活躍は、考えれば考えるほど心配な状況だ。
なぜ、今更ラヴ史劇なぞに出演しなければならなかったのか。
2020以降、映画のお仕事がないのも気になる案件だし。
 
2010「泡沫之夏」のぬらついたぎらついたほー殿と一緒に、ぬらつきぎらついてた黄アニキ(黄暁明)とは、随分と差がついてしまった感がある。
 
前作の「飛狐外伝」でも悲しみはMaxだったが、今回はそれを超える悲しみだ。
今更だが「楚漢伝奇(項羽と劉邦)」をレビューし、今一度ほー殿の布教をした方が良いのではないかと、真面目に思案中だ。
考えてみれば、レジェンド枠なのにもかかわらず今までまともな作品のレビューをしていない事に気付く。
蘭陵王妃」は特別枠で出番ほんのちょっとだし、「剣王朝」はかの者で速攻退場だ。
@呉聘(「那年花開月正円」)でさえ未レビューだ。
痛恨のエラーだ。
今後ほー殿布教の草の根活動を展開する事を今ここに誓おう。
 
1975年9月13日生まれの47歳、186㎝。
安大略省美術学院卒業。

浮図縁てこが見た感想

良いラストだったと思います。
 
今時のドラマは、無理にこじつけて”終わりよければ全て良し”方式採用が多いが。
”成るようにしか成らなかった”という本作のラストは、非常にリアルでありだからこそ納得できる。
真面目に考えたら、この結論しかないよね、ってラストだった。
他の人たちはどうなったの?とか
国はどうなったの?とか
気にする人も居るだろうが、てこはさほど気にならないので問題ない。
 
思った通り、味方は少ないけど近衛兵みたいなポジの男子が立ち回ってくれて。
かわいいお二人の笑い声が・・・
まぁ、お幸せに、としか言えない。
 
しかし、このドラマでのヒロインは実に好ましいキャラだった。
隠れて情事を楽しむ事は、実はいささか不愉快だったのだが、作中で
 
「恥知らずなことしてるのは、自分たちもだから」
 
と親友女子に話すのを見て、自覚してるのか、と思い直した次第である。
実父に対する話も実にスカっとする物言いをしてくれたし。
ほー殿への辛辣な話も、胸を漉く思いだった。
 
「従順?
従順だったケースをこれから話すからよく聞きな。
例えば、うわべは従順のふりをしてこっそりでいでいの子を産んで〜」
 
の件(くだり)は、聞いてて気持ちよかった。
 
でいでいはでいでいの持ち味を十分に発揮できたし。
言うのを忘れてたが。
でいでいの策略もなかなか面白く見れたんだよね、実のところ。
ほー殿だって、(不本意ではあるが)さすがの存在感を示してくれ。
ヒロインにも荒ぶることなく。
ラストも満足。
という、わりと高評価のドラマだったと思う。
 
最後に、ランクインには至らないがpickupしときたい男子を紹介して終わりたい。
でいでいの部下【李東赫/李东赫リ・ドンフゥ】だ♡
斛珠夫人」でも@方諸率いるジフェンパビリオンのできる部下だったが。
今回もまた部下だ。
今度こそ、も少し良い役来るといいな。