中国ドラマ『千古の愛〜天上の詩』(原題・千古玦塵/千古玦尘)ドラマレビュー其の2:28〜ラストまで〜俺がぜってーおまいの運命変えてやるぅ!!【許凱/许凯シュー・カイ】【劉学義/刘学义リウ・シュエイー】【李澤鋒/李泽锋リー・ザーフォン】【頼芸/赖艺/賴藝ライ・イー】【張暁晨/张晓晨チャン・シャオチェン】【黄覚/黄觉ホアン・ジュエ】【黄毅ホアン・イー】キャスト情報・あらすじ・感想※ネタバレあり

2023年10月16日

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今日は、中国ドラマ『千古の愛〜天上の詩』(原題・千古玦尘)ドラマレビュー其の2:28〜ラストまで〜俺がぜってーおまいの運命変えてやるぅ!!
を紹介するよ。
 
基本情報と1〜27集までのレビューは其の1を読むが良い。
このドラマを見たのは我の推し暁晨が出演していたからなのだが、わずか16集で退場しお隠れになってしまった。
しかし、まだ推しは残っているんだ。
覚先輩【黄覚/黄觉ホアン・ジュエ】やらいらい【赖艺/賴藝/頼芸ライ・イー】だ。
今のところ、ふたりとも存在は空気であり、まったく控えめな男子どもよのぉ・・・
 
其の1で紹介しきれなかったのでここで少しだけフォーカスしときたい男子、
それはゲス専のまおれいアニキ【王茂蕾ワン・マオレイ】だ。
今回も安定のゲスで、6万年後ターム始まって早々にザマァ退場となっているのを報告しておこう。
 
それともう一人。
6万年後タームで登場する清池宮の先輩女子の張雅欽だ。
彼女は「少年遊之一寸相思(紅蓮伝)」でヒロインだったのだが。
てこが今まで見た中で”ワンノブザベスト男装”だった輝かしい女子だ。
コレ↓だ。
コレを見て、男装女子は大いに反省するが良い。
これぞ男装、これが男装、だ。
 
本作では、妖族フェニックス族の出身で身寄りもないが善良で漢気あふれる逞しい女子で好ましい。
第二皇子と♡だが、この皇子にはなんだか死亡フラグが立ってる気がしてならない。
この二人は幸せになってもらいたいなぁ・・・
 
ってな感じで始めるよ、最後までよろしく!

千古玦塵ってどんなドラマなん?28〜38集【6万年後ターム(後半)】

火龍妖ブレスで虫の息の触覚許凱。
助けるために新・雨ちゃんは天后にお願いしたが失敗。
なら天帝に頼む、っつうことで天帝がお篭り修行している朝聖殿に行くと。
朝聖殿に主と認識され、殿に漂う霊力を新・雨ちゃんが超吸収。
こうやってアクシデントでちょっとずつ覚醒していく流れは嫌いじゃないが。
そろそろ無双の雨ちゃんが恋しい。
 
天帝は天后と違ってとても善良なので
 
「すごいね、君。
霊力吸収しちゃって。
殿に認められし子なんだね。
いいよ、君のお願い聞いたげる。」
 
と触覚許凱を助けに来たけど・・・!!!???
 
「ぇ、なに?
すっかり治ってるけど?」
 
って、例のあのわがまま公主が恩を着せて治しちゃってるんっすよね。
自分の中にあるドラゴンエリクサーみたいなのを触覚許凱に与えちゃったんで、今度は公主が弱って死にそうになってる。
もういいよ、そのまま居なくなっても、って感じなんだけど。
もう胸糞バッド展開が続いて倍速・倍速・倍速。
とかしてたら、新・雨ちゃんと触覚許凱は二人揃って雷罰を喰らってますよ。
ぉお!
触覚許凱の瞳が赤くメラメラしてなんやら覚醒しそうな気配。
・・・
どうやら神になったようで、と言うことは真神許凱か?といえばやはり違い、触覚許凱のまま神に昇格したようだ。
こちらもアクシデントにより少しずつ強くなっていく流れだ。
 
この時、らいらいも新・雨ちゃんのピンチに気付き旅から帰ってきたし、とりあえず一段楽ついた感じで、またひとしきりぐだぐだ(ラヴ)と妖族とか魔族とかのいざこざとかが続く。
触覚許凱と新・雨ちゃんCPは初々しいし、純粋だし、とても気持ちの良いCPなのだが。
なぜからいらいが反対している。
おそらくそれは、真神許凱との関係が影響しているはずなのだが。
ようやくこの辺り(30集くらい)から、己のアイデンティティに向き合わないといかんなぁ、と気付き始める二人だ。
 
つまり、
 
・触覚許凱が真神許凱になった場合、新・雨ちゃんを大事にしてくれるのか?
・新・雨ちゃんが旧・雨ちゃんになった場合、触覚許凱を愛せるのか?
 
という、どちらもダブルのアイデンティティを持っている事で起きるジレンマである。
しかし、いつものようにその様なシリアスな背景を置いといたストーリー展開だ。
 
ぐだぐだなどの流れが続き、そして、北海の地でとうとう仮面許凱を見つけたのだった。
その時、仮面許凱の意識は触覚許凱に入ったが、仮面許凱の肉体は昏睡したままだ。
仮面許凱も肉体を持つと言うことは、つまり、真神許凱は復活時に二つの肉体に己を分けた、という事だ。
これはどういう意味なのかと言うと・・・後にわかる。
 
新・雨ちゃんと触覚許凱としゅえっちは昏睡してる仮面許凱を保護しお世話することになるのだが。
仮面許凱を覚醒させるには三種の神器が必要だと言う。
で、また新・雨ちゃんが無茶をするのだが。
その詳細は割愛して結果だけ言っちゃうと、罰として100年隔離されることになるのだが。
その前に結婚式を挙げようと言うことになり、結婚するのが36集だ。
そして中華な古装では珍しく床入りも完了する。
・・・
そう床入り。
・・・
もう古参ならお分かりですね?
 
100年の幽閉期間中は、触覚許凱と新・雨ちゃんは文通して互いを労りあい慈しみ合い、愛を深めていた。
そんな時、新・雨ちゃんは懐妊したことに気付くのだ。
ちょうどその頃、触覚許凱は・・・
なんと天后の悪巧みに巻き込まれ、覚醒を余儀なくされていた・・・
そう、とうとう来た、この時が。
触覚許凱を呑み込み、真神許凱降臨である。
 
この最悪のタイミングでの真神許凱降臨。
だって、新・雨ちゃんのお腹の中の子のぱぱは触覚許凱なんだからっ!

千古玦塵ってどんなドラマなん?39〜ラストまで【クライマックスターム】

最悪のタイミングではあるが、やっぱり無双の真神許凱は佳きだ♡
気になるのは、触覚許凱の記憶があるかどうかだが。
・・・
ん?どうやら無いようだ。
ほんとかな?
 
もっすごく冷たくされて、
 
「おまいは旧・雨ちゃんなんかじゃない。
ちっぽけな新・雨ちゃんだ。」
 
なんてイケズな事言って、わがまま公主が喜んでるんだが。
おかげで懐妊の事も言えずに、可哀想で切なく・・・はてこはならんけども。
この理不尽の積み重ねはおそらくアレですね。
雨ちゃんの事を最優先に考え、己と関係を持たないようにわざと冷たく突き放してる可能性が大きい。
・・・
まぁこの辺の詳細は見る者の楽しみとしてネタバレはしないでおこうと思うんだ。
 
で、なんと追い討ちをかけるように、真神許凱はわがまま公主と結婚する流れになる。
中華な古装において結婚式が無事に済む確率はとても低い。
セオリー通りに、この結婚式に一大イヴェントが待ち構えているのだ。
・・・
このシーンを説明してしまうのは見る楽しみを奪うことに他ならないので、ここでは説明を控えたい。
 
結論から言っちゃうと、この結婚式の日に雨ちゃんは卵を出産する。(やっぱ卵なんだよ)
しゅえっちのサポートで無事に孵化し、雨ちゃんは力尽きて昏睡状態へ。
 
目覚めたのは・・・
100年後。
生まれたてのちーこだった赤さんは↓ここまで成長しよった。
ぉお!?彼は「天才基本法」の@傅鉑涵くんですね。
売れっ子ですね。
本作でも上手さが光るかわいい男子だった。
彼もいずれ第三飛流クンになるのかな。
今後の成長を楽しみに待っていよう。
 
で、目覚めた雨ちゃんは、この↑のちーこを自分の子だと知らない。
覚えてない。
まぁそうだわな・・・
記憶を真神許凱に封印されちまってるからな。
 
過保護すぎなんだよ、真神許凱もしゅえっちも。
良かれと思ってしたことだろうが、雨ちゃんの幸せを願ってしたことだろうが、それは間違いなんだ。
どんなに幼く映ろうとも、雨ちゃんはもう歴としたおかあさんなんだ。
母は強し、って言うだろう?
女って男が思うほど弱かないんだぜ?
それなのに、記憶消しちゃうからまたもや面倒な事になっちまうんだ。
 
こっから3集くらいは、記憶がない事で真神許凱のことを誤解しまくる覚醒雨ちゃん。
もうなんだか残り集数もわずかなのに、天后も悪さがヒートアップしてるし、やきもきイライラもMaxだ。
 
クライマックスの肝は、
 
・ラスボス対決
・混沌の神の運命は変えられるか
 
この二点だ。

千古玦塵てこ監修”イケメン備忘録”

三役こなした男子@白玦@清穆@柏玄【許凱/许凯シュー・カイ】

もはやてこブログ古参と言って過言では無い【許凱/许凯シュー・カイ】だ♡
 
ぃやぁ、今回も頑張りました。
三役の演じ分けもきっちり出来ていたと思う。
許凱をルックだけのアイドル枠のような俳優だと思ってる方もいるかもだが、実は実力もあるイケメンだ。
もちろん発展途上だが、だからこそ推し甲斐があると言うもの。
事務所もなにかと噂の絶えない于正Pのところなので、バイアスで評価される風潮も否めない。
しかし、名門で学んだ訳でも無く、仕事をしながらの臥薪嘗胆の日々なのでは無いだろうか。
今後も生暖かい目で見守っていきたいイケメンだ。
 
今回は三役やった訳だが、許凱に一番しっくり来たのは”触覚許凱”だろう。
実直でストレイトで情が厚い。
なんとなく許凱の素顔と重なる気がして、それが魅力を増大させる理由となっている。
 
真神許凱に飲み込まれる時の、
 
「今はまだダメだ。
今この時、このタイミングはダメだ。」
 
から〜の、
 
「新・雨ちゃんを頼む・・・
愛してやってくれ・・・」
 
これはさすがにぐっと来るもんがあった。
 
雨ちゃんとのケミは、正直やはり雨ちゃんに喰われるというか存在感に負ける感は否めなかったが。
それこそが今後の伸び代としてのポテンシャルだ。
 
それにしても、良い加減このジャンルも見飽きてきたので、今後は武侠でむさくるしい無精髭などをはやし、髪の毛もぼさぼさで、なんなら隻腕剣士など。
ガチ歴史もので、そうだな、例えば耶律休哥(白い狼)なんかどうだろうか。
楊家なら断然四郎。
と夢は尽きない。
ひゃっ♡不整脈どきっ♡
こりゃ見せたくなる肌肉よなぁ。
微博:许凯soso
 
1995年3月5日生まれの28歳、185㎝。
 

本当の幸せに気付けなかった男子@天啓@浄淵【劉学義/刘学义リウ・シュエイー】

てこブログ二回目ランクインしゅえっちこと【劉学義/刘学义リウ・シュエイー】だ♡
 
お初ランクインは「清落」だ。
ねっちりしゅえっちの魅力を語っているので読むが良い。
 
皆はしゅえっちの事を「琉璃」(記事は書かないので待たないでね)あたりで認識してるだろうが。
しゅえっちの芸歴は意外と長く、「大玉児傳奇(皇后の記)」2015で草原の民に扮したり、龍珠伝(ラストプリンセス)では辮髪ビューティーを晒してくれたりしてる男子だ。
 
今回は神モノなので鼻っからあまり期待はしていなかったが。
6万年後タームでは妖族を影で束ねる長だったので、ダークコスチュームが流石にお似合いで。
嬉しい誤算に心躍らせたてこである。
 
序盤の真神タームでは、七坊ちゃん【李澤鋒/李泽锋リー・ザーフォン】とのケミが絶妙だった。
 
しゅえっちは、適度に真面目で適度に不真面目で、つかみどころのない飄々とした役柄を上手に演じていたと思う。
器用そうでいて、実は不器用なしゅえっち。
可愛がってた雨ちゃんの事を好きだと思い込んでいた可愛い愛しいおバカさんなのだ。
本当の幸せは、もっと近くにあったのに・・・
 
本作のキャスティングはまぁ悪くはないが、諸手をあげておススメしたいかと言われれば微妙だ。
正統派のイケメンなら「清落」の方が数段かっこぇえし、キャラの魅力で言ったら「少年歌行」(記事は気長に・・・)の方が破格だ。
残念に思うのは、しゅえっちの見せ場が0ゼロZEROなことだ。
許凱は主役なので、麒麟に選ばれ武器を手にしたり、
ずっごーーーーーん、と真神許凱に覚醒したり、
瞳がめらめらっと朱色になったり、と見せ場があった、当たり前だけど。
それがしゅえっちにはない。
0ゼロZEROだ。
 
その点「少年歌行」は見せ場も多いし、愛しいキャラなので皆さんも機会があったら是非とも見てほしい。
微博:Mr_刘学义
 
1990年7月6日生まれの32歳、183㎝、75kg。
中央戯劇学院卒業。
 
「大玉児伝奇」「龍珠伝(ラストプリンセス)」「青雲志・青雲志Ⅱ」「天乩之白蛇伝説」「怒海潜沙」「琉璃」「清落」「雲頂天宮」「天目危机」「夜色暗湧時」「少年歌行」
待播は 「落花時節又逢君」「生活在別処的我」「画眉」「長風渡」

てこを泣かせた男子@古君【頼芸/赖艺/賴藝ライ・イー】

てこがわりと推しているらいらいこと【頼芸/赖艺/賴藝ライ・イー】だ♡
 
らいらいの本来の魅力とは、このようなきらっきらでひらっひらなパステルキャラで発揮できる類のものではない。
来来の本領とは”ダーク&ヒール”だ。
だから玄一こそらいらいの本領だったのだが。
残念ながら本作でもきらっきらのひらっひらのパステルキャラの神様だ。
 
ぃや、悪くはないんですよ。
ふつーにイケメンだし。
ただやはり隠しきれない得体のしれなさ。
そこはかとなく漂う妖気。
その瞳は清流と濁流の表裏一体。
はぁ・・・
 
しかしですね。
今回てこはらいらいの真骨頂を見させて頂いたのだ。
気に入らない役柄ではあるが、このドラマでてこが唯一涙したシーン。
それがらいらいだ。
 
ピンチになった雨ちゃんを救うために。
2万年もの間”混沌の力”を培養していたらしい。
それを雨ちゃんに移植する日がやって来たのだ。
 
出自の卑しい自分を弟子にしてくれた真神雨ちゃん。
師匠、僕は死んでもあなたをお守りします。
師匠のためならこの命ちっとも惜しくありません。
僕は師匠の父になれて幸せでした。
あなたの復活のお手伝いが出来るなんて、こんな幸せが自分に訪れるとは思ってもいませんでした。
師匠、あなたは僕の幸せそのものです。(注・こんなセリフは言っていない、全ててこの妄想だ、念の為)
 
あのシーンにはもっすごい萌えが詰まっていた。
好きだ嫌いだ、などという世界を超越した崇高な無償の愛がそこに確かに存在していた。
そんな一皮剥けたらいらいを見ることが出来ててこは感無量だった。
微博:赖艺Leon
微博を見るとわかるけど、らいらいってスィーツ男子なのだ♡
 
1990年11月29日生まれの32歳、182㎝、63kg。
北京电影学院卒業。
 
三生三世十里桃花(永遠の桃花)」「烈火如歌(如歌)」「扶摇」「且試天下」「九流霸主(万華楼)」「好好説話」「良辰好景知幾何」「請君」

千古玦塵てこが見た感想

ぃやぁ、あの地味な侍女がラスボスになるとは。
実にしつこくてやな女子だった。
 
このドラマはラスボスやっつけてHE、という流れではなく。
あくまで”混沌の神の運命”ってのが肝な訳で。
許凱が二人(触覚&仮面)になってる理由は、ようやく最後に明らかにされる。
全ては6万年前に真神許凱が計画した事だった。
その計画とは・・・
まずは4万年かけて雨ちゃんの散らばった魂を集め卵にする。
混沌チャクラを生成するには仙気と妖気が必要で、一度には出来ないので分身(触覚許凱)を作って別々に強化する。
時が来たら触覚許凱と融合し晴れて混沌チャクラの持ち主となる。
そして雨ちゃんの代わりに試練を受ける、という事だったのだ。
・・・
んーわかるようでわからない。
矛盾も感じる。
でも始祖神はわりと話のわかる神様のようで、それでオッケーだったみたい。
 
とにかく真神許凱の
 
「オレがせってーおまいの運命かえてやるぅ!」
 
っていうスローガンの元、頑張り続けた男子のお話だったのだ。
 
まぁ、独りよがりのところも多く、雨ちゃんも言ってた。
 
「運命なんて自分でなんとかするしっ」
 
ってね。
とにかく、もっと忌憚なく話し合ってればこんなに拗れる事もなかったけど。
それだとドラマティックにならんから、しょうがないと言えばしょうがない。
 
ストーリーとしては、きちんとした原著があるようで、アイディアもありわりと面白く出来上がっていたと思う。
VFXの視覚効果もハイレヴェルで見応えのある映像も高評価だ。
 
真神許凱が試練を受けて、世界は火を失ってしまった。
雪は溶けることがなく、冷たい世界が続いていた。
(地球の歴史として、1万年前は最後の氷河期時代があったので、そのあたりの事なのかもなぁ、などと思ったり)
・・・
結局許凱は雨ちゃんの身代わりになって消えてしまったの?
運命の二人は結局結ばれないの?
・・・
心配要らない。
最後まで見てね。
 
追記として
七坊ちゃん・・・
6万年後タームで唯一復活できなかった真神。
神器だけが復活し、無事に神界の封印を解くことが出来た。
 
したら、そこに居た。
七坊ちゃん・・・
6万年ずーーーーーーーっと、胡座かいて神界守ってたーーーーーーー(涙